2016年04月27日

P「バレンタインかぁ〜」

・モバマスSSです

・かなり短いです





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〜事務所〜



P「あ〜、今日はせっかくのバレンタインだって言うのに・・・」



ちひろ「どうしたんですか?」



P「彼女はおろか、チョコをくれる女友達もいないから今年も寂しいバレンタインデーになりそうだな・・・」



ちひろ「アイドルの娘達から貰えるんじゃないんですか?」



P「こんな冴えない男にくれるわけないじゃないですか・・・」



ちひろ「・・・そうですかね?」



ガチャ



凛・加蓮・奈緒「「「おはようございまーす」」」



ちひろ「おはようございます」



P「おはよう、さっそく仕事行くぞー」



「「「はーい」」」



〜夕方〜



P「よし、仕事終わり!」



ちひろ「お疲れ様です」



P「じゃあ先に上がりますね、お疲れ様です」



ちひろ「はい、お疲れ様です」



ガチャン・・・



・・・・・・



・・・・・タッタッタッタッ



ガチャン!



P「うぉい!!」



ちひろ「うわ!?」ビクッ!



ちひろ「ど、どうしたんですか!?」



P「なんで本当に何もないんだ!?」



ちひろ「は、はい・・・?」



P「ここは普通、『チョコ貰えないんですよ〜』からの『アイドルから沢山貰っちゃった〜』・・・」



P「・・・の流れだろ!?」



ちひろ「知りませんよ・・・」



P「なのに、普通に仕事して普通に帰りかけちゃったよ!?」



ちひろ「誰からも貰ってないんですか?今日はトライアドと一緒でしたよね?」



モバP(以下、P)「貰いましたよ?チロルチョコを3個」



ちひろ「貰えてるじゃないですか・・・」



P「こんなのは貰えたとは言わない!」バンッ!



ちひろ「うるさっ」



ちひろ「・・・じゃあ、プロデューサーさんは何が理想だったんですか?」



P「まず、『俺になんかチョコくれるわけないじゃないですか〜』って自虐するんですが、その後にアイドルの皆から持ちきれないほどの本命チョコを貰って、『トホホ・・・モテる男はつらいぜ』」



P「・・・ってやれるはずだったんです!」



ちひろ「」カキカキ



P「聞けよ!!」



ちひろ「はぁ・・・プロデューサーさんはそんなにたくさんチョコを貰える人間なんですか?」



P「え?」



ちひろ「バレンタインにチョコを貰える人っていうのは、男として魅力的だってことなんですよ?」



P「み、魅力ならたくさんありますよ!」



ちひろ「・・・例えば?」



P「例えば・・・顔!顔だって良い・・・ちひろ「・・・ほうではないですよね?」



P「・・・はい」



P「貯金とか! お金は結構貯め・・・ちひろ「・・・ませんよね?」



P「・・・そうですけど?」



ちひろ「開き直らないでください」



P「あ、仕事! 仕事ですよ!! プロデューサーとしての実力は・・・ちひろ「普通です」



P「・・・」



ちひろ「普通です」



P「二回も言わなくてもいいです」



ちひろ「そうでしたか」



P「・・・」



P「もしかして男として魅力ないの?」



ちひろ「ありませんよ?」



P「そんなハッキリ言わなくても・・・」ズーン・・・



ちひろ「・・・はぁ」



ちひろ「仕方ありませんね・・・」ガサゴソ



ちひろ「・・・どうぞ」



P「こ、これは・・・」



ちひろ「ポケットに入ってた黒飴です」



P「いるか!」カーン!



ちひろ「捨てるのは構いませんが、黒飴あげたんで仕事手伝ってくださいね?」



P「くそぉっ!黒飴どこいった!?」



〜数時間後〜



凛「事務所に携帯忘れちゃった・・・みんな帰っちゃったかな?」



凛「良かった、明かりがついてる」



ガチャ



P「どうせ俺は誰からも必要とされてないんだ・・・」カタカタ



ちひろ「コーヒー入れてあげますから頑張ってください」



P「甘いのでお願いします、ミルクは・・・」



ちひろ「たっぷりで、砂糖は5個ですよね?」



P「はい・・・あと、」



ちひろ「甘いコーヒーを飲んだ後の熱い緑茶も用意してありますよ」



P「ありがとうございます・・・」カタカタ



ちひろ「いえいえ♪」



凛「・・・」



凛(早く付き合えばいいのに・・・)



終り





23:30│千川ちひろ 
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