2016年05月02日

モバP「うちのアイドルは変わり者」


P「もちろん普通の女の子より変わってるのは問題ない、アイドルなんだし個性は大事にしたい」



P「でもな」







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461603651





美世「ブロロン!ブロロロン!!」



芳乃「ほー!ほーほーー!!」



穂乃香「ぴにゃ!ぴにゃぴにゃにゃ!!」



みちる「フゴ!!フゴフゴゴ!!」





P「さすがにここまでとは思ってなかったよ、うん」





P「なんだここは、動物園かな?」



美世「ブロ!ブロロンロン!」



P「おはよう美世」



美世「ブロン!ブロロロン?」



P「ああ、そうそう」



美世「ブロロロ!ブロロンブロン!」



P「いやーそれもいいけどな」



美世「ブロロン…」



P「へーそうなのか。ところで美世」



美世「ブロ?」





P「何言ってるか全然わかんねぇ」



美世「」







美世「ブロ!ブロン!」ゲシゲシ



P「悪かった、悪かったからローキックすんの止めて地味に効く」ビシビシ





P「で、まともには喋れないの?」



美世「ブロ?ブロブロロン」



P「ダメみたいですね」



美世「ブロ…ブロロン?」



P「残念ながらブロロン語は習得してなくてな、筆談でも試してみるか」サッ



美世「ブロブロ…」カキカキ



P「文字は書けるみたいだな、どれどれ…」







『黄金の鉄の塊で出来ているスーパーカーが一般車に遅れを取るはずがない』





P「ちょとsYレならんしょこれは…」





P「あーでもまあ分かった、こういう路線ね」



美世「ブロ?」クビカシゲ



P「だいたいこういうのは黄緑の悪魔か妖怪クンクントワレかアキえもんの仕業って相場は決まってるんだ」



美世「ブロー…」



P「心配すんな、すぐ戻してやるから」



美世「ブロロン…」キュン



P「…いまいち締まらないな、早く元通りにしよう」



美世「ブロ!」





P「で、君達に聞きたいんだけど元凶知らない?」



「「「フゴぴにゃほー!フにゃほゴ!」」」



P「オーケー、一人ずつ話していこうか」





P「芳乃」



芳乃「ほー?ほーほー!」



P「ほーほー言っててふくろうみたいだね、君」



芳乃「ほー…」



P「今度上田しゃんに頼んで着ぐるみで出てみるか?」



芳乃「」ブンブン



P「そうか、そいつは残念」



芳乃「ほー!ほーほー」





P「……嶺上開」



芳乃「ほー!」



P「蓮」



芳乃「ほー!」



P「はい」



芳乃「ほー!!」



P「この路線ちょっと考えてみるか」



芳乃「ほー!?」ガビーン





P「穂乃香」



穂乃香「ぴにゃ!ぴにゃにゃにゃ!」



P「ぴにゃ?ぴにゃぴにゃ」



穂乃香「!?ぴ、ぴにゃぴにゃぴーにゃ!」



P「ぴにゃ。ぴにゃにゃぴーにゃにゃ」



穂乃香「ぴにゃ!!ぴにゃぴにゃぴにゃにゃ!!」



P「ぴにゃあ……」





P「まあ分かんないんですけどね」



穂乃香「」







P「悪い悪いちょっとからかっただけだって。だから足の先で身体をつんつんすんの止めてくれ」



穂乃香「ぴにゃ!ぴにゃぴにゃ」ツンツンツン





P「あーこそばゆかった、つま先綺麗に伸びてるから余計にキツイ」



穂乃香「ぴーにゃー…」



P「それにしてもずいぶんぴにゃ語馴染んでるけどなんでなの?」



穂乃香「ぴにゃ!」ピニャトリダシ



P「あー、日頃からぴにゃこら太とそれで会話してたのね。道理で」



穂乃香「ぴにゃぴにゃにゃ!」



P「まあ楽しいなら良かったよ、うん」





P「みちる」



みちる「フゴ!」



P「いつも通りだな、以上」



みちる「フゴ!?」



P「というか食べながら喋るの止めなさい、どっちかにしなさいどっちかに」



みちる「……」モグモグ



P「そっちなのね」





みちる「ごちそうさまでした!お待たせしました!!」



P「ああ、待ちかねたよ」



みちる「それで聞きたかったことってなんでしたっけ?」



P「まあ聞きたいことはあるんだけどその前にな、まずな」









P「喋れんじゃねえかよ!!!!!」



みちる「喋れないって言ってませんけど」



P「あー言えばこーいう!そんな子に育てた覚えはありません!」



みちる「あたしパンに育てられましたし」



P「ア●パンマンの世界じゃねえんだぞ」



みちる「プロデューサーがパン…案外良いかも…」ジュルリ



P「顔を近づけるな涎を垂らすなその目を止めろこっちに来るな悪かったから!!」





みちる「ふむふむ。この事件の黒幕、ですか」



P「これだけのことを聞くのになんでこんな神経磨り減らさなきゃならないんだ…」ゲッソリ



みちる「申し訳ありませんが分かりません!」



P「知らないのかよ俺の苦労はなんだったんだよ」



みちる「でもパンならたくさんありますよ!おすそ分けにどうぞ!」ドサーッ



P「うーむ、ドラ●もんの世界だったかー」パクー







P「案外いけるなこのぴにゃこらパン」モムモム



ピニャコラター!!





P「………ふぅ」ポンポン



P「全員に当たったけど収穫無し。仕方ないか、最終兵器だ」





P「あースタドリ買いたいなー誰かダースで売ってくれないカナー(棒)」



ちひろ「お呼びですか!お呼びですね!!いつもニコニコあなたの元気に愛情一本!千川印のスタエナ販売でございます!」



P「どこにいたんですか。今一瞬で出てきましたよね」



ちひろ「私はどこにでもいてどこにもいないんですよ、そういうことにしておいてください」



P「ともかく、やっぱりあなたはまともでしたか」



ちひろ「この千川ちひろを染めようなどと甘い甘い、あと3倍は持って来いって感じですよ」





P「さては黒幕も分かってますね?」



ちひろ「あー分かってるような分かってないような〜?」



P「…いくらですか?」



ちひろ「2ダースほどでいかがです?」



P「いいでしょう。全く、商売が上手いというかなんというか」チャリンチャリン



ちひろ「まいどあり〜!」





ちひろ「結論から言いますと今回の黒幕はお察しの通り志希ちゃんですよ」



P「あの妖怪ハスハスそのうちいんぐりもんぐりしてやる」



ちひろ「まあそれはそれとして…居場所ですけど実は結構近くにいるんですよ」



P「アイツが行きそうなとこと言えば仮眠室、ラボ、ランドリー、更衣室くらいですかね」



ちひろ「さぁ?ヒントはここまでにしておきましょう、ではおさらば」ドロン





チーヒッヒッヒチーッヒッヒッヒッヒ







P(あれ人間じゃないよな、今更だけど)



(あの仕事量一人でこなしてるあなたこそ人間じゃないと思いますが)



P(コイツ、脳内に直接ッ!?)





P「まあ近くにいると分かればあぶりだすのは簡単だ」



P「アイドル達に許可(と思われるもの)を貰って使用済ジャージを拝借した」



P「後はこれを山にして罠を張るだけ」



P(とは言っても単に籠が落ちるだけの罠だからまともな人間が引っかかるもんじゃ)







ヒュースポーン ハスッ!?







P「………うちのアイドルは皆どうしてこうも…」





P「よお、籠の中に入った気分はどうだ?」



志希「ふっふっふ、やるねぇ〜このあたしの趣味嗜好を理解したうえで完璧な罠を張るなんて!」クンカクンカ



P「いやガバガバの罠だしそもそもお前誰の匂いでも見境無く嗅ぐだろ?」



志希「いやー誰のでもってわけじゃないよ?ただこの事務所はみんなグッドなスメェルだからねぇ〜」ハスハスフガフガ



P「ちょっとは自重して欲しいんだけどな」



志希「そりゃ出来ないねっ!!」キリッ



P「言うと思ったよこんちくしょう」





P「で、お前が犯人なんだろ?」



志希「バレてしまっては仕方ない、何を隠そうこの志希にゃんが全ての元凶なのさ!にゃはははー!」



P「戻して、今すぐ」



志希「うん!それ無理!」にぱっ



P「なあ志希。シュールストレミングは好きか?」



志希「申し訳ありません今すぐ解毒剤の開発に取り掛かります」ドゲザー



P「是非そうしてくれ」



志希「といっても自然消滅する系の薬品ちょびっと撒いただけだからすぐ治ると思うよ?」トテトテ



P「可及的速やかに除去したいんだ、さもないととんでもないことになりかねん」スタスタ



志希「とんでもないことって」





「ブロほー!」「ぴゴフ!!」「ゴロン!!」「ほーにゃ!!!」





志希「これ以上に?」



P「まあこれ以上混沌然とするのはなかなか無いけどさ」



志希「んじゃあいったいどんなのが――――――」







ガチャ





時子「ご主人様が来たわよ、咽び泣いて迎えなさい。豚」











P「こんなの」



志希「」





時子「何をこそこそしているの早く椅子になりなさ…………」ウッ



P「あーあ、かかっちまったか」



志希「そういやあたし用事思い出しちゃった〜!後は全部お任せした!!」トテテ



P「逃がすか」ガシッ



志希「逃がして〜!!」ジタバタ



P「ダメ」ガッシリ





時子「アァン!!アァン!!アアアアァン!?」





P「こんな状況になると不思議と笑えてくるな」ハハハ



志希「というか時子サンのが面白すぎるのもあると思う〜」ニャハハ









時子「………」スッパシンッ





P「いつもより強そうな鞭が出てきたな」



志希「心なしかいつもよりしなりも上々?」





時子「アアァァァン!!!!!」





  パッシィィィン!!





 アヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイ



 ハスゥウウウウウウウウウウウウウウウウウ







美世「どうにか治った…」



芳乃「ほー、ふくろうの気持ちになるのでしてー」



穂乃香「ぴにゃぴにゃぴ〜にゃ♪」



みちる「いやー災難でしたね!でもパンが無事で何よりです!」



ちひろ「みんな大変だったわね、お疲れ様」





美世「あ、ちひろさんそういえば一つだけ気になってたことがあったんだけど」



ちひろ「何かしら?美世ちゃん?」



美世「志希ちゃんはともかくなんでPさんも同じ空気吸ってたのに症状出なかったんだろ?」







ちひろ「…………さぁて、何故かしらね?」







おわり



12:30│モバマス 
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