2016年05月26日

モバP「日野茜という少女」


茜「朝です!!おはようございます!!!」





茜「今日もいい天気ですね!絶好の全力日和です!!!」







茜「それでは、ご飯を食べて!!」ドンブリ3バイ!!!!





茜「身だしなみを整えて!!」フクソウチェック!!!!





茜「行ってきます!!!!」ガッコウヘGO!!!!



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通学路 交差点





悩む生徒A「はぁ、どうしよう……」トボトボ…





茜「登校も全力ですよーっ!!!」ドドドドドドドド!!!!!!!!!





悩む生徒A「え? うわっ!」





ドンッ!!!





茜「ぶつかってしまいました!すみません、大丈夫ですか!!?」





悩む生徒A「ああいえ。こちらこそ、前をよく見てなかったので」





茜「むっ、その制服は私と同じ学校の先輩ですね!おはようございます!!!」





悩む生徒A「ああ、誰かと思ったら日野さんか。おはよう」

茜「それにしても先輩、顔色が良くありませんね!朝ごはんはちゃんと3杯食べましたか!!???」





悩む生徒A「えっ。い、いや朝はトースト1枚だけだけど」





茜「それはいけません、朝ごはんは全ての源ですよ!!もっとたくさん食べましょう!!」





悩む生徒A「ああ、うん。はい。…いや、そうじゃない。実は悩み事があってね、寝付けなかったんだ」ハァ…





茜「悩み事ですか!」

悩む生徒A「進学しようと思うんだけど、模試の判定が厳しいんだ」





悩む生徒A「先生からも親からもワンランク下げろと言われててさ。でも、第一志望の大学を諦め切れなくて」ハァ…





茜「勉強の悩みでしたか!私も勉強は得意ではないので、そのお気持ちはよくわかります!!」





茜「ですが、心配することは何もありません!!!!」ボンバー!!!!





悩む生徒A「え?」





茜「今はまだ5月です、これから頑張って勉強すればきっと合格しますとも!!」





悩む生徒A「で、でも。先生たちからはみんな反対されちゃっててさ」

茜「先輩、胸に手を当ててみてください!」





悩む生徒A「こう?」





茜「感じませんか、熱い血潮を!先輩の胸の鼓動は何を求めていますか?!!」





悩む生徒A「僕の胸の鼓動…」





茜「受験はまだ先の話です、だったら心の燃えるままに、全力で突っ走るしかありません!!」





茜「全力で臨んでゆけば、きっと道は開けますとも!!ボンバー!!!」





茜「おっと、のんびりしてると遅刻してしまいます!それでは、お先に失礼します!!」





ドドドドドドドドドドドド……





悩む生徒A「……」





悩む生徒A「そうだな、まだ時間はある。勉強法も見直して、頑張ってみよう!」

学校 昼休み 学食





茜「お昼です!!ご飯が美味しいですね!!!!」





クラスメイトA「茜ちゃんってほんとよく食べるよね」





クラスメイトK「うんうん、見てるこっちも気持ちいいわ」





茜「喜んでもらえたなら嬉しいです!」





クラスメイトA「でも太るほどには食べないでね。余計な心配かもだけどさ」





クラスメイトK「そうそう、茜ちゃんはちっちゃいのがカワイイんだから」





茜「かっ、カワイイだなんて!そそんなことは、その!!」///

クラスメイトK「あ、やば!ちょっと隠れさせて」





茜「どうしたんですか?」





クラスメイトA「ん?あ〜なるほど。ったく…」





クラスメイトA「茜ちゃん、今学食に入ってきたの知ってる?」





茜「学食に入ってきた人ですか?あれは、クラスメイトのNくんですね!」





クラスメイトA「Kってさ、Nのこと好きなんよ」





茜「そうなんですか!?」





クラスメイトK「ちょっ!A!!」

クラスメイトA「意識すると顔も見れないんだって。これだから彼氏いたことないやつは」ヤレヤレ





クラスメイトK「あんただって彼氏いたことないでしょうが!」





クラスメイトA「あたしはアンタほどひどくありませんー。ていうかいい加減さっさと告れば?」





クラスメイトK「それはムリ!絶対ムリ!!」





クラスメイトA「こいつは…。ねぇ茜ちゃん、コレどうしたらいいと思う?」





茜「わっ私ですか!?!!???」

クラスメイトK「ちょっとA、こういうのは茜ちゃんに聞いても…」





クラスメイトA「芸能界でこういう話してるかもしんないじゃん?参考になるのあるかもよ」





クラスメイトK「あ、それはたしかに聞いときたいかも」





茜「いえ、そういうお話をしたことは…わ、私もその、得意分野ではないので!!」///





クラスメイトA(カワイイ)





クラスメイトK(カワイイ)





茜「ですが…」





クラスメイトK「ん?」

茜「じっとしているだけでは、何も解決しないのではないでしょうか?」





クラスメイトK「!」





茜「恋愛のことはよく分かりませんが、ラグビーでは走らなければ得点できません!」





茜「たとえ相手がどんな強豪チームだろうと、全力でぶつかっていってトライを決めることこそが勝利の鍵です!!」





茜「うおおお、青春ですね!!燃えてきました!!!!Kちゃん、一緒に走りましょう!!!!!」





クラスメイトK「いや、それは遠慮しておくわ」





茜「そんな!!?」ガビーン!!

クラスメイトK「でも、ありがとね茜ちゃん」





クラスメイトK「Aにも言われてたし、自分でもほんとは分かってた。それでも勇気がなくてさ」





クラスメイトK「けど、それじゃ一歩も進まないよね。あたしもそんなのは嫌だから、もうちょっと頑張ってみるよ」





クラスメイトA「K…」





茜「その意気です、Kちゃん!!私も全力で応援しますよ!!!それでも足りなければ智香ちゃんを呼んできます!!!」





クラスメイトK「うん、それはいらないかな」





茜「ごめんなさい!!!」

茜「おっと、そろそろ午後の授業が始まりますね!準備があるのでお先に失礼します!!」ダッシュ!!





クラスメイトK「また後でねー」





クラスメイトA「それにしても、覚悟決めるの遅すぎない?」ヤレヤレ





クラスメイトK「うるさいな、これでも頑張ってる方だって」





クラスメイトA「分かってるよ。ま、あたしも応援してるからさ。頑張んなさいな」





クラスメイトK「ん、ありがと。茜ちゃんみたいにはいかないけど、一歩ずつ進んでくよ」





クラスメイトN「お、Kじゃん。まだメシ食ってんのか?もうすぐ授業始まるぞー」





クラスメイトK「キャーーーーー!!??!」





クラスメイトN「うぉっ!?」





クラスメイトA「はぁ…」

放課後 公園





茜「お仕事の前に、身体を暖めておきましょう!!全力ウォームアップです!!!」





茜「声だしランニング、いきますよーっ!楽しくなくーちゃ、ダメよ!!」





ファンH「ヘイヘーイ!」





ファンN「ヘイヘーイ!!」





茜「グッタリはまーだ、早い!!」





ファンH・N「ヘイヘーイ!!」





茜「微熱じゃ、まだまーだイケる!!」





ファンH「ヘイヘーイ!」





ファンN「ヘイヘーイ!!」

公園 ベンチ





疲れた人「あぁ…もう無理だ。上司も取引先も無茶いいやがって。これ以上どうしろっつーんだ…」





<オテンバナノーガ、トリエ!!



       ヘイヘーイ!ヘイヘーイ!!>





疲れた人「ッチ。なんだ、あの子。うるさいな」





疲れた人「学生か?いかにも悩みがなさそうで、羨ましいよ…」





<ゼンシン、ゼンレイ、ゼンゼンオッケー!!



<ゲンキガ、アレバナンデモーデーキルッ!!



           デーキルッ!!>





疲れた人「元気があれば何でもできる、か。いかにも子供っぽい発言だな」

疲れた人「でも、そうだな。学生のころは俺だってそんな風に考えてた」





疲れた人「みんなとバカやって、なんでも挑戦して、怖いものなんてなかったな…」





<タイケン、チョーセン、ナンデモオッケー!!



<ホラマタ、ムネガタカナル、ドキドキシテルヨー!!





疲れた人「いつから俺はこんな風になったんだろう」





<ユーキャン、ドゥーイット!!ミンナモキット、ドーイッ!!



              イェーア!!!>



<オモイキーッテ、アタラシイコトハジメヨーオー!!

疲れた人「毎日辛いだけ。俺の人生、これでいいのか?いや、良くないよな」





疲れた人「辛く苦しいことがあるのは仕方ない。でも、楽しいこと、格好いいことだってやりたい…!」





<ゼンリョク、ゼーンシン、ゼーンゼンオッケー!!



<キアイヲ、イレテナントカシーマショッ!!



          シーマショウッ!!!>





疲れた人「そうだ、気合だ!もう一丁、頑張ってみるか!!」





ファンH「あなたも目覚めましたか」





ファンN「ようこそ」





疲れた人「な、なんだ君たちは!?」

ファンH「我々はこの公園に生息する日野茜ファンクラブです」





疲れた人「日野茜ファンクラブ?」





ファンH「あなたもあの少女から元気をもらったのでしょう?」





ファンN「毎日辛い、その気持ちよくわかります。でもそんなの嫌ですよね」





ファンH「彼女はそんな辛さ、苦しさを持ち前の元気で吹き飛ばしてくれます」





ファンN「あなたもファンクラブに入って、一緒に疲れを吹き飛ばしませんか?」





疲れた人「疲れを、吹き飛ばす…」

ファンH「さあ、まずは顔を上げて」





ファンN「背筋を伸ばして」





ファンH「恥ずかしがってはいけません」





ファンN「腹の底から、そして心の底から」





ファンH「力いっぱい、声を出しましょう!」





<ジャスト、ドゥーイット!!スークラムクンデ、ドゥーイット!!





ファンN「さぁ、タイミングを合わせますよ!!」





ファンH「さぁ!!!」





<キョウモアーツクイキテドンマイ!!



<アスモアーツクススメドンストップ!!



<イツモアーツキオトメドントコイーッ!!





疲れた人「れ、…」





ファンE「レッツゴー!!!!!!」





ファンH・N「YEEEEEEEEEEEAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!」

茜「ふぅっ、いい汗をかきましたね!これでウォームアップ終了です!!!」





茜「さあ、事務所に向かいますよーっ、ボンバァァァァァァアアア!!!!」





ドドドドドドドドドドドド…







CGプロ 事務所







茜「おっはようございまーすっ!!日野茜、ただいま参りました!!!」





P「おはよう茜!喜べ、またファン数が増えてるぞ!」





茜「本当ですか!!やりましたね、プロデューサー!!!」











おわり



08:30│日野茜 
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