2016年06月18日

杏「杏と結婚するとしたらさ」


杏「それはとっても幸せな事だと思わない?」



P「え、そりゃあまあ…うーん?」





杏「何さその微妙な反応は」



P「一口には感想を言い難いというか何というか」



杏「今をときめくアイドルの杏だよ?何が不満なのさ〜」



P「どっちかというと不満というか不安」



杏「マリッジブルーってやつ?プロデューサーの臆病者っ!」



P「気が早いなオイ」



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杏「じゃあ不安って?」



P「まずハードルが多いと思うんだ」



杏「そんなの結婚するなら誰もがそうでしょ」



P「ああ、でも俺たちだと特にあるんだ、具体的に言うと」



杏「ちょっと待って」



P「ん?」



杏「───どんな障害だってさ、私とプロデューサー…二人ならきっと乗り越えられるよ!」



P「トゥンク…」



杏「どやぁ…」



P「っは、いかんいかん、こんな簡単に落されんぞ俺は」



杏「あんまり即落ちしちゃったら杏も楽しくないしね」



P「この小悪魔め!」



杏「またあの衣装着ちゃう?あ、でも衣装が無いかー」



P「今度こっそり衣裳部屋から持ってきてしまおう」



杏「杏から言っておいてアレだけどプロデューサーとしてそれでいいの?」



P「こういう時に職権を駆使しないでどうするのだ!」



杏「駄目な大人だよねプロデューサーって」

P「職権乱用、いい言葉だ」



杏「それじゃ二人に障害は無いしこのままえんだー」



P「いやー…とはいかんぞ?それはそれだ、話を続けよう」



杏「ぶーぶーそんな事言うと衣装着てあげないぞ〜」



P「ぐうっ…!お、惜しいが、非常に惜しいがそれでも惑わされる訳にもいかんのだ!」



杏「むう、そんなに大事な話なの?」



P「そりゃな、ハードルを乗り越えられるとしてもちゃんとした話し合いは必要だと思うんだ」



杏「そーいうのめんどいしプロデューサーにお任せします、まる」



P「二人で乗り越えるんじゃないんかい」



杏「杏はプロデューサーのやる事なら安心して全部任せられちゃうよ…?」



P「人はそれを丸投げと言う」



杏「ちっバレたかっ」



P「ともかく、まず俺たちはアイドルとプロデューサーだ、そこを解決しないと始まらない」



杏「そうなの?」



P「そうなの、立場的に完全アウトだからな、結婚どころか付き合う事すら難しい」



P「だが俺たちの立場が変わる事は無い、そうなるとこの問題が以下に解決しがたいかが解るだろ?」



杏「別に何時でもアイドル引退するからいいよー印税無くてもプロデューサーが養ってくれるなら大丈夫だし」



P「ヘイ杏ちゃんよ、ちょっとでいいから建前でもいいから私もアイドル辞めれない的な意思表示くれ、泣くぞ」

杏「アイドルのお仕事も楽しいよ…?でもさ、杏それよりプロデューサーのお嫁さんがいいんだもん…」



P「うーん胡散臭い」



杏「自分から言わせておいて何をー!」



P「すまんな、でももうちょい本音を交えてテイク2頼むよ」



杏「アイドルも結構楽しいけど仕事は仕事だし面倒だよねー専業主婦と言う名のニートになっちゃいたいなー」



P「それでこそだ」



杏「えへへ」



P「ま、何にせよ引退は早すぎる、これからもお仕事をジャンジャンバリバリやって欲しいし」



杏「そだね、最近は結構楽しいのはホントだし………でもさ」



P「うん?」



杏「早いにしても遅いにしてもさ、何時かは引退するでしょ?」



P「あ、ああ、それは…そうだな、しょうがないけどそういうものだ」



杏「でもさ、…プロデューサーと結婚したならさ、プロデューサーだけのアイドルならずっと出来ちゃうよ?」



P「トゥンク」



杏「ニヤリ」

P「ふ、やるな杏、またやられてしまった」



杏「ふっふっふ、もっともっとときめかせちゃうよ?」



P「不整脈に何て絶対負けない!…では次だが、オーソドックスに俺たちの年齢差だ、これは結構な問題だろ?」



杏「杏は気にしないけど?」



P「そうか、じゃあ解決だな」



杏「だね」



P「それじゃ次に…………えっ?」



杏「?」

P「えっ…ええ?本当に?」



杏「ホントに、むしろそんな事気にしてたの?」



P「そ、そりゃ気にするだろ!どれだけ離れてると思ってるんだ」



杏「数年くらいでしょ?」



P「…………?」



杏「だって杏結婚できる年齢だよ?」



P「……そうだったな、そういえば、見た目が見た目で忘れてたけど」



杏「も後2,3年したらどこにでもいるカップルだよ」



P「そう、だな」



杏「問題ある?」



P「無い、な」



杏「論破どやぁ…」



P「橘ァ……」

>>10



杏「も後2,3年したらどこにでもいるカップルだよ」



訂正

杏「もう後2,3年したらどこにでもいるカップルだよ」







杏「ふふふさあ次は何かな?」



P「ふっ…やるな杏よ、だが次こそは難しいぞ…?結婚という事は一緒に暮らす訳だ」



杏「お、話が進んだねよしよし」



P「それは共同生活だ、お互い支え合う生活だ」



杏「うんうん」



P「つまりは家事をお互い助け合ってやる訳だ」



杏「…………げっ」



P「…俺にはな、杏が家事をしてくれる未来が見えないんだが…そこんとこどうだ?」



杏「…………」



P「…………」



杏「…………」



P「…………」



杏「杏の負けだよ、ガクッ」



P「否定してくれ!」



杏「ここで否定したら杏は杏じゃなくなっちゃうし〜」



P「杏らしいなあチクショウめ、でもこればっかりは譲れんぞ」



杏「えぇーどうしても?」



P「どうしても!そもそもさっき言ってたが専業主婦は家事をやるものでニートじゃないぞ!しっかりと頑張ってるんだ!」



杏「専業主婦は3食昼寝付きって揶揄されるものだし…」



P「揶揄されたいんかいお前は」



杏「そういう風評被害を杏が解決しようかなーって」



P「解決方法が後ろ向きすぎる」





P「しかし今まで順調だったのに家事で躓くのか…」



杏「うーんしょうがないなー…それじゃ分担を決めない?」



P「お?それはいいな、建設的じゃないか」



杏「ここまで問題が解決したんだからちょっとはやる気出さないとね」



P「杏…!俺は感動してるぞ…!」



杏「プロデューサーがまず料理をする」



P「うむ」



杏「そして杏は料理を食べる」



P「…うん?」



杏「杏がぐーたらして散らかる、そしてプロデューサーが掃除をする」



P「………」



杏「最後にプロデューサーはお仕事をする、その代わりに杏が休んで」



P「てい」

ドス



杏「ぐえー」



P「それくらいにな」



杏「家庭内暴力はんたーい!」

P「面倒くさがりなのは今更言うまでもないが、もうちょい頑張ってくれよ」



杏「うぅ…杏に安息の地は無いのかぁ…」



P「やれやれ、なあ杏よ、アイドルだって印税のためだったけど今は楽しくなったじゃないか」



杏「んーそうだけどさー」



P「だったらさ、結婚生活のためと思ってやってみたら楽しくなるかもだろ?」



杏「どうかな〜家事が楽しくなるのは幾ら何でも想像つかないよ私?」



P「…………じゃあ、その、だ………ゴホン」



杏「?どしたの?言いにくい事?」



P「…………ああ、かなりな」



杏「ん〜?これだけ話したのに今更言えない事とかあったの?」



P「言えないというか言いにくいというか言いたくないと言うか…だが、ここまできたら言うしかないか」



杏「…う、何?ひょっとしてお説教?それなら杏は逃げ───」



P「杏、結婚生活のため、つまり…俺のために家事をやってくれないか?杏がそうしてくれたなら俺は凄く嬉しい」



杏「…はぅ?」



P「…………」

杏「…………」



P「…………」



杏「…………」



P「…………ぐ、あああああ!!!恥ずかしいなァ!チクショウ!」



杏「…………」



P「言ってて痒いわ!やっぱ今の無し!俺様みたいなのは俺には合わな」



杏「杏が家事する度に褒めてくれる?」



P「え?」

杏「どうなの?」



P「あ、ああ、勿論」



杏「ちゃんとプロデューサーも手伝ってくれる?」



P「それは当然、お互い助け合うもんだし」



杏「……そっかー」



P「お、おうともよ」



杏「…………」



P「…………」



杏「んふ」



P「ん?」

杏「しょーがないなーここまで言われちゃったらなー」



P「わ、解ってくれたようで何よりだ」



P「(普段のダラケ顔に戻ったか…が、さっきの真顔からのギャップで逆に怖い)」



杏「プロデューサーにもあんな事言えるんだね、驚いたよ」



P「慣れない事した甲斐があったよハハハ」



杏「これからもたまにしてね」



P「え、いや、それはちょっと」



杏「……………………」



P「OKするから、言うから、真顔になるな心臓に悪い」



杏「うふふー」



P「(俺は開いてはいけない扉を開いてしまったのかもしれない…)」



杏「ふんふんふ〜ん♪」



P「(こうなったら)じゃ、じゃあそろそろお仕事行くか!もう時間だしな!」



杏「電池切れです、ばたんきゅー」



P「ああ、良かった、いつもの杏だ」



杏「浮かれてても楽しくても仕事は仕事だからね」



P「嬉しくないけど今ばかりは安心だ!」

杏「ぐぬぬぬぬ…」



P「唸っても駄目、あ、でもな、家事が共同作業って言ったが」



P「普段の仕事だって共同作業だろ?だから…それも俺のためやる気を……やっぱ無し、これは無いわ」



杏「プロデューサーの意気地なし!」



P「無くていいわ!どんだけ恥ずかしいと思ってんだコレ!」



杏「だがそれがいい」



P「やだ…男らしい…トゥンク」

トゥンク



杏「さあ杏のために言うのだー!」



P「お、俺のために毎朝味噌汁を作って…」













ちひろ「…イチャついてないでさっさとお仕事行って、どうぞ」



おしまい



12:30│双葉杏 
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