2016年06月17日

モバP「もしも飛鳥が、俺のこと好きじゃなかったら」

飛鳥「ボクはキミのことなんか好きじゃない」





飛鳥「突然こんなこと言ってすまないね。驚かせてしまったかな?」





飛鳥「でもだからと言って、キミのことが憎いとかというわけでもないんだ」



飛鳥「ボクをアイドルとしてここまで導いてくれたことには感謝してるし、信頼もしている」





飛鳥「要はキミという存在を恋愛対象として見れないということさ。キミを一人の男として見ることはできない。あくまでも仕事の時だけの関係」



飛鳥「そう。キミはただの担当プロデューサー。それ以上でもそれ以下でもない」



飛鳥「気を悪くしてしまったのなら謝るよ。でも、これはボクの偽りなき想いさ」





飛鳥「こうして包み隠さず話すのは、キミへの信頼の表れだと捉えて欲しいね」





P「………そうか」







P「お前の言いたいことは理解したけど―――飛鳥?」



飛鳥「なんだい?」









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P「そろそろこの手を離してくれないか? ちひろさんと飲む約束してるからさ」





飛鳥「ダメ」ギュウウウゥゥゥ







P「」









P「な、なぜだ飛鳥!? なぜダメなのだ?」



飛鳥「キミこそどういうつもりなんだい? ちひろさんと飲みに行くなんて」





飛鳥「しかも、二人きりで」ギロリ





P「い、いや………そんな変なことじゃないだろう!?」



P「ちひろさんは同じ職場の同僚だし、だからこうして仕事帰りに飲みに行こうってなってもおかしくないだろ!?」



飛鳥「ふ〜ん………そういうものなのかい?」



P「そうだよ。大人ってのはそういうものなんだ」





P「だからほら、手を離して。ちひろさん、もう飲み屋に着いてるだろうし」







飛鳥「ダメ」ギュウウウウウウウッ





P「ええぇ〜〜!?」









P「な、なぜだ飛鳥………どうしてお前は………?」



飛鳥「あらかじめ言っておくけど、ボクは別に、キミのことが好きだからという理由でこんなことをしてるわけじゃない」



飛鳥「そこの所はどうか勘違いしないで欲しい」



P「は、はぁ………」





飛鳥「ボクは別に、キミのことを独占したいとか」



飛鳥「キミが他の女と一緒にいること自体が気に食わないとか」



飛鳥「そういった理由でダメだと言ってるわけじゃない」





飛鳥「そこのところは理解して欲しい。わかったかい?」



P「あっ、うん………」







P「それじゃあ、どうしてダメなんだ?」



飛鳥「フフフッ……そんなこと、キミになら言葉にしなくてもわかるだろう?」



飛鳥「ボクの担当プロデューサーなら、言葉でなく、すでに心で感じているはずさ」



P「いや、そんな風に買い被られても困るんですけど………」









P「できればちゃんと口で説明してくれると助かるのだが」



飛鳥「悪いけど、無理だね」



P「えっ、なんで?」



飛鳥「無理なものは無理だよ。このセカイで不条理がなくならないのと同様に無理だ」



P「いや、だからなんで………」



飛鳥「ともかく無理だ」



P「気のせいか微妙に話をずらしてない?」



飛鳥「そんなことない。無理だ」



P「いや、でも………」







飛鳥「無理なんだ」



P「えぇ………」









P「なぁ、頼むから行かしてくれない? 飲み会楽しみにしてたからさ、俺………」



飛鳥「飲み会のどこが楽しいというのだい?」



飛鳥「あんなの、ただ酒を飲んで騒ぐだけ。実に非生産的で意味のない行為だ」



P「そんな言い方せんでも………」



飛鳥「事実だろう? そんなことに時間を使うぐらいなら、もっと他の有意義なことに時間を使うべきだよ」



P「お前の気持ちがわからんでもないが………でも、ちひろさんと飲むの楽しいんだぜ?」





P「ちひろさんは聞き上手だし、話の引き出しも多いし。本当、他愛のない話するだけでも楽しいってかさ」



P「何よりあんな美人さんなんだぜ? それとサシで飲める時点でさぁ………」



P「もう役得って感じじゃん? うわへへwww」





飛鳥「………」イラッ









飛鳥「そうだね。確かにちひろさんは美人だよね」



飛鳥「でも、ヴィジュアルならばボクだって引けをとってるとは思わないけど?」



P「えっ?」



飛鳥「だってボクはアイドルだしね。キミに見初められ、このセカイに入ったぐらいなんだ。ヴィジュアルには自信があるつもりだよ」



P「あっ、うん………そうだな」





飛鳥「でもキミはちひろさんがいいんだね。今目の前にもアイドルに選ばれたほどのシンデレラがいるというのにね」



P「いえ、あの、別にそういう意味じゃ………」





飛鳥「まぁ、ボクは愛想悪いし、言動は痛いし、話しても楽しいどころか苦痛しか感じないだろう………自覚はしているさ」



P「い、いや! 俺はそんなつもりじゃ………」



飛鳥「まぁ、いいけど。これはボクのアイデンティティだ。今更変える気もないしね」



飛鳥「それにボクはキミのことなんて好きじゃない。所詮は他人事。どうでもいいことさ」





P「え、えっと………飛鳥?」



飛鳥「フン………」プイ









P「えっと、もしかしてお前………」





P「ちひろさんに妬いてる?」







飛鳥「………なんだって?」ギロリ



P「あっ、いや、やっぱりなんでもないです!」









飛鳥「なぜボクが妬いてると思うんだい? このボクにそんな要素がどこにあったというんだ?」



P「い、いやあのその――」





飛鳥「そもそも、なぜボクが嫉妬なんてする必要がある? まるで意味がわからないよ」



飛鳥「嫉妬なんて感情は、ボクにとって無縁のものさ」



飛鳥「第一そんなこと、キミが好きでもなきゃ沸かない感情じゃないか」







飛鳥「ボクはキミのことなんて好きじゃない」



飛鳥「そう、全然、まったく、これぽっちも、好きじゃないんだ」



飛鳥「それなのになぜちひろさんに嫉妬するのさ。まるで道理に合わないよ」





飛鳥「ボクは間違ったこと言ってるかい?」





P「そ、そうですね………」











飛鳥「その目………疑ってるのではないかい? 本当はボクがキミのこと好きなんじゃないかって」



P「い、いえ………そのようなことあろうはずがございません!」





飛鳥「自意識過剰というものだね。まるでボクらと同年代の、蒼い春を過ごしてる未熟な子供みたいだ」



飛鳥「確かにボクはキミのことを嫌いではないよ。でも、人生を伴に歩む伴侶として見るとしたら話は別だ」



飛鳥「キミではダメなんだよ。悪いけど、そう見れないんだ。どうしてもね」





飛鳥「きっとそう決まっているんだよ………このセカイでのボク達の立ち位置は」



飛鳥「決して惹かれ合うことはない………そういう運命になってるのさ」





飛鳥「もし、キミがボクのことを好きだというのなら、それは諦めて欲しい。悪いけど、キミの想いを受け入れることはできないんだ」



飛鳥「他の女性を探すことを勧めるよ。なあに、大丈夫さ。キミならきっと運命の相手が見つかるはずだよ」





P「そ、そうか………(別に俺は、飛鳥のことが好きだなんて一言も言ってないのだが)」









P「わ、わかったよ飛鳥………お前の言いたいことはよーくわかった!」



飛鳥「そうか………ならいいんだよ」





P「―――だから俺はちひろさんのとこに行ってもrt」



飛鳥「ダメだよ」ガシッ



P「あーう(^p^)」









P「あ、飛鳥ぁ〜!」



飛鳥「ダメな物はダメだよ」



P「でも、ちひろさんと約束したわけだし―――」



飛鳥「約束なんて破るためにあるものだろう?」



P「なにその詐欺師みたいな理屈!?」









P「なぁ、飛鳥頼むよぉ〜! 浮気とかそういうの絶対しないから!」



飛鳥「浮気って何だよ。別にボク達は恋人同士でもないだろう?」



飛鳥「それにボクはキミなんて好きじゃないんだ。あたかもボクがキミに惹かれてるかのように言うのはやめてくれないか?」



P「そ、そうだな! その通りだったな! お前は俺のこと好きじゃないんだよな!?」



飛鳥「イグザクトリー」



P「だったら飲み屋に行っても―――」



飛鳥「ダメだよ」







P「ああんもう! どないせーっちゅうんじゃ――ッ!!??」



飛鳥「とにかく行ってはダメなんだ!」





ギャー! ワー! ギャー!







ガチャリ







美城「一体何を騒いでいるのだ?」



P「ファッ!? 専務!?」











P「ど、どうしてこちらに………?」



美城「ここは私の土地だ!!」



P「!?」





美城「――とまぁ、冗談は置いといて。何やら言い争う声が聞こえたので様子を見に来たのよ」



P「そ、そうだったのですか………お騒がせして申し訳ございません!」



美城「それで? 一体二人で何を言い争っていたのだ?」



P「いえ、あの、その………」アセアセ











飛鳥「キミには関係ない事だよ。引っ込んでいてくれないか?」



美城「なにぃ………」ギロッ



P「ちょ、飛鳥!? お前専務に対しなんて口の利き方を!?」





飛鳥「ボクは権力者相手に屈したりはしないのさ」



P「ううぅ、こういう時だけは自分を曲げてくれよぉ〜!」









美城「なに、別に構わないさ」



P「えっ、でも………」





美城「それこそ若さの特権だ。自分の信じた道をただ真っ直ぐに突き進む」



美城「それが例え、愚かな過ちだとしても………止まることはできやしない」



美城「それが若さだ。子供だけに与えられた絶対特権というものよ」ニヤリ



飛鳥「過ちを認めて次の糧にするのが、大人の特権………だったかな?」



美城「フッ………その通りだとも」











美城「自らの信念を貫くといい。それができる若さという名の期間は余りにも儚いものなのだから」



美城「そう、まるで一瞬で輝いては消える、閃光のように………」





飛鳥「ボクらは儚き閃光か………詩人だね。フフッ、嫌いじゃないよ」





飛鳥「フフフッ………」ニヤリ



美城「フフフフッ………」ニヤリ





P(あっ、そうか………この二人、同類だったんだ)









飛鳥「そうだ! いいことを思いついたよ………美城専務、キミは今、暇を弄ばせているかい?」



美城「うん? 確かに今日の業務は終了した。弄んでいるかと言われれば弄んでいるが?」



飛鳥「それは都合がいい。実は今、ちひろさんが一人寂しく居酒屋で飲んでいるそうなんだよ」





飛鳥「だからキミさえよければ、ちひろさんの相手をしてくれないかい?」



P「あ、飛鳥!? な、何言ってんだお前!?」











美城「なぜ私がそんなことをしてはならないのだ?」ギロリ



P「そ、そうですよね! こ、こら、飛鳥! お前専務に対し何を言って――」



飛鳥「申し訳ないが、訳は聞かないで欲しい。これには複雑怪奇な事情があるのでね」





飛鳥「でも、キミにならわかるはずだ」



飛鳥「言葉ではなく………心で感じて欲しい」



P「ま、またそれか………だからわかるわけないだろ!?」







美城「なるほど、そういうことか」



P「――ってわかったんですか!?」







美城「いいだろう。君の言う通り、私は千川さんの元へ向かうとしよう」



P「えっちょ、本当に行くんですか専務!?」



美城「なに、上司と部下のコミュニケーションも大事だ。これはある意味ちょうどいい機会とも言える」



P「し、しかし………」





美城「それにこうしろと囁いてくるのよ………私の中のゲンガーがね」ニヤリ



P「ゴーストじゃないんですか!?」









美城「ともかく、千川さんの件は私に任せておけ。では、失礼する」



P「あっ、ちょ、専務!?」



タッタタタタ



P「本当に行っちゃった………」







飛鳥「フフフフッ、これでもうキミが行く理由はなくなったね」ニヤリ



P「お、お前なぁ〜………」









P「美城専務まで利用して………お前、そこまでして俺を飲みに行かせたくないのか」



飛鳥「利用だなどと人聞きが悪いね。ボクは彼女に選択肢を与えただけさ」



P「あのなぁ飛鳥………こんなことする必要ないんだって!」





P「俺は本当にちひろさんとは何でもないし、何も起こりやしないんだから!」



飛鳥「だから! ボクはそれを心配なんかしてないと何回も言ってるだろ!」









飛鳥「だって、ボクはキミが好きなんだから!!」



P「えっ、好き………?」







飛鳥「あっ、間違えた! 違う!! 好きじゃない! 好きじゃないから!!///」



P「お、おう………」













飛鳥「ほ、本当に違うから! ボクはキミに心など奪われてないから!」



飛鳥「本当の本当だって!!」



P「わ、わかったって飛鳥! ほら、一旦深呼吸でもして」



飛鳥「そ、そうだね………スー………ハ――………」



飛鳥「ふぅ………」



P「落ち着いたか?」





飛鳥「………何を言ってるんだい? ボクは元から冷静さ。取り乱してなんかいるはずないだろう?」



P「そ、そうか」







飛鳥「そもそも、今の会話でボクが冷静さを失うような部分があったかい?」



飛鳥「何回も何回も言ってる通り、ボクはキミのことが好きなんかじゃない。つまり誰と恋愛しても構わないと思ってるのだから」





飛鳥「そもそも、ボク達の関係が恋愛に発展するなんてことあり得るのかい?」



飛鳥「ボク達の関係はアイドルとプロデューサー………近いようでとても離れた存在同士さ」



飛鳥「ボクらはいわば、光と闇、正義と悪、月と太陽、それらと同じ関係さ。つまりこのセカイでは決して混ざり合うことはない」





飛鳥「立場が違う、歳も離れてる、価値観も違う、そんなボク達が恋に落ちることなんてないだろう?」



P「そこまで大層に否定しなくてもいいと思うが………」









飛鳥「キミだって同じ考えなはずだ。ボクのことを恋愛対象になんて見れないだろう?」



P「そりゃそうだけどさ………」







飛鳥「………えっ!?」ビクッ



P「えっ?」





飛鳥「ええっ!?」





P「えっ、いや………な、何? えっ!?」









飛鳥「き、キミは………ボクのことを………そういう対象に見てないの………?」



P「そりゃ俺はプロデューサーだし………お前とも歳離れてるし………」



P「俺にとって飛鳥は………強いて言うなら妹みたいな存在?」





飛鳥「ッ!!」ガーン!





P「な、なんだ? どうしたんだ飛鳥? そんな驚いたような顔して?」



飛鳥「………なんでもない」



P「いや、でも………」



飛鳥「なんでもないって言っただろ!!」



P「あ、飛鳥………?」









飛鳥「くっ………うっ………」グスン



P「………もしかして泣いてるのか?」



飛鳥「泣いてないさ! 泣いてるわけないだろ! なんでボクが泣く必要あるのさ!」



P「いや、その………だって………」





飛鳥「うるさい! 近づくなッ!!」



P「!?」ビクッ







飛鳥「ボクだってキミのことなんか好きじゃないさ!!」





飛鳥「むしろ嫌いだ………キミなんて今すぐボクのセカイから消したいほどに………」





飛鳥「嫌いだ………大嫌いだ………」





飛鳥「うっ………えぐっ………」ポロポロポロ







P「いや、えっと、その………」





P(あれだけ散々俺のこと好きじゃないって言いまくってたくせにぃぃぃぃぃッッッッ!!??)









飛鳥「うっ………ひっく………」ポロポロ



P「あ、飛鳥………な、泣き止んで………」



飛鳥「うるさい! ボクは泣いてなんかいない!」





P「飛鳥………」





P「………」







P「飛鳥、さっき言ったことなんだけど………実は俺――」







P「ツンデレをこじらせていてな」



飛鳥「えっ?」







P「この歳にもなって恥ずかしいんだけど、実は俺、酷いツンデレにかかっちまってだな」



P「だ、だからその………思ったことを真逆に言ってしまうことがあるんだよなぁ〜〜……」



P「だ、だから、つまり………さっきのも………ね?」





飛鳥「………つまり、さっきキミが言った事は真実ではない………と?」





P「そ、そうかもなぁ〜………あははははっ………」







飛鳥「ではキミは………ボクのことが好きなの?」



P「そ、そう………かも?」



飛鳥「一人の女性として、意識してる?」



P「し、してるかも………?」



飛鳥「年が離れてるのに………?」



P「俺はCoP(変態)だから………多少はね?」







飛鳥「つまりキミは………ボクに恋をしてるの?」



P「え、えっと………それは………」



飛鳥「………」ジーッ





P「し、してるかも!」



飛鳥「!!」パァァァッ















P「そ、そういうわけだから………ね?」



飛鳥「………」



P「あ、飛鳥………?」



飛鳥「………………」







飛鳥「クククク………そうか、そういうことか………クククク♪」





P「え、えっと………?」







飛鳥「やれやれ、キミはイケないオトナだなぁ♪ ボクにそんな感情を持ち合わしてしまうなんて♪」



飛鳥「プロデューサー失格だね。いや、それ以前にこのセカイに生きるオトナとして失格だよ。フフフッ、アハハハハハハッ♪」



P(わぁ、すげぇ嬉しそう………)





飛鳥「でもボクは嫌いじゃないよ。キミのその反骨精神は」



飛鳥「キミなりの、このセカイへのささやかな反抗というやつなんだろう?」



飛鳥「周りはキミを変態だと罵るだろうけど、ボクは評価するよ。流石はボクの担当プロデューサーだね♪」





P「そ、そうか………あ、ありがとう?」







飛鳥「でも生憎と、ボクはキミの想いには応えられないんだ………すまないね」



飛鳥「ほら、今日何回も言ってる通り、ボクはキミをそういう対象には見れないから」





飛鳥「でも、もしかしたらこの先………その気持ちに変化がないとは言い切れない」



飛鳥「未来には無限の可能性があるのだから。何事もあり得ないなんてことはないのさ」



飛鳥「だからボクがまた歳をとった時、また同じように告白してみてくれないか?」



飛鳥「そしたら今度は―――受け入れてる可能性もゼロではないかもしれないだろう? フフッ♪」





P「そ、そうか………は、はははっ………」









P(何はともあれ、飛鳥の機嫌が治ってよかった………)



飛鳥「そうだ。これは個人的見解だけど、キミに恋愛とか結婚なんてものはまだ早いと思うんだ」





P「えっ、そ、そうかぁ!?」



飛鳥「そうだよ。時期尚早だよ」



P「いや、でも………俺の年齢的にそろそろした方が――」



飛鳥「早い、早いよ、早過ぎるよ!」



P「お、おう………」







飛鳥「すくなくとも、あと二年は恋人なんて必要ないだろう」



P「二年? なんで二年なんだ?」



飛鳥「二年経てばキミの前に理想の女性が表れるかもしれないからさ」



P「な、なんだそりゃ?」



飛鳥「ちょっとした予言というやつだよ。ボクのシックスセンスは結構鋭いと自負しているのでね」



飛鳥「どうせキミには今、気になる女性はいないのだろう? だったらボクを信じて二年待ってもいいじゃないか」



P「いや、それは………」





飛鳥「………まさかやっぱり今現在気にかけてる女性がいるの? いないよね? いるというのかい? まさかちひろさんがry」



P「い、いません! いないから落ち着いて!!」





飛鳥「だったらボクを信じて二年待って欲しい。そんなに長い時間じゃないだろう?」



P「まぁ、うん……そう……だな」









飛鳥「では約束だ。キミは少なくとも二年間は彼女も作らず、結婚もしない」



飛鳥「それでいいね?」





P「えっ、いやそんな勝手に――」



飛鳥「約束してくれるよね?」



P「でも………」





飛鳥「約 束 し て く れ る よ ね(威圧)」



P「アッハイ」





飛鳥「うん。わかってくれたのならそれでいいよ。フフッ………♪」











P(二年? なんで二年なんだ?)



P(二年というと、飛鳥は14歳から16歳に………)





P(―――まさか、そういうことなの!?)





飛鳥「フフッ………///」











P「あ〜〜何かもうドッと疲れた………ちひろさんに来れないメール送って帰ろう」



飛鳥「おや、ようやく諦めてくれたようだね」



P「そりゃ、あんだけ反対されればなぁ………美城専務が代わりに行っちゃったこともあるし」



飛鳥「賢明だね」



P「やれやれ………まったく他人事みたいに言いやがって………」





P「………」







P「そうだ飛鳥、折角だし俺と一緒に夕食でもいかがかな?」



飛鳥「へぇ、それは………ボクを誘ってるのかい?」



P「まぁ、そんなとこだな。もちろん俺の奢りさ」



飛鳥「フフッ、いいのかい? ボクはアイドルなんだよ? 二人きりで食事だなんて、許されることなのかい?」



P「なーに、346プロ内のレストランならパパラッチは来ないし、それに食事ぐらいなら平気だよ」



飛鳥「そうか………でも、まだボクは暇だとは言ってないけど?」



P「あっ、予定があるなら別に―――」





飛鳥「いや行く。絶対に行く!」



P「そ、そうか………」













飛鳥「それじゃ行こうかP。 間に合わなくなっても知らないよ」



P「ああっ、ちょ、飛鳥待って! まだ支度が――」



飛鳥「モタモタしてる時間はないよ。なにせ、ボクは儚き閃光だからね」



飛鳥「キミも同じだろう? フフッ………ほら、早く♪」



P「はぁ〜……ったく、急にはしゃぎだすんだから」







P「やれやれ………本当もう………」





P「しょうがない奴だな………ははははっ♪」









―――――――――――――――



――――――――――



――――――



☆とある居酒屋★





美城「――ということで彼の代わりに私が来た」



ちひろ「そ、そうですか………」





美城「今夜は上司部下関係なしで楽しもう。たくさん飲んで騒ごうではないか」



ちひろ「そ、そうですね………あはははっ(上司相手とじゃ、気を遣って楽しめないんだけどなぁ)」











美城「それにしても彼らには困ったものだ………アイドルとプロデューサーの関係だというのに………」



ちひろ「ふふっ、そうですね………でも微笑ましいじゃないですか♪」



美城「どこが微笑ましいというのだ。まったく………!」





美城「しかし意外なものだな。まさか二宮さんが―――」













美城「プロデューサーのことを、あんなに嫌ってるとはな………」







ちひろ「………は?」













ちひろ「な、何言ってるんですか専務?」



美城「なにって、嫌ってるからこそ、あんなに好きじゃないとアピールをしていたのだろう?」



ちひろ「ほ、本気で言ってるのですか?」



美城「何がだ?」



ちひろ「わからなかったんですか?」



美城「だ、だから何をだ………?」







ちひろ「はぁ〜………朴念仁ですねぇ」



美城「???」









おわり









    お・ま・け





※さっきまでのPとは別人でお願いします







晴「オレはPのことなんか好きじゃねぇよ」



梨沙「そうなの? アタシから見たら凄く仲良さそうに見えるけど?」



晴「そんなわけないだろ! むしろ嫌いだよ、あんな変態!」





晴「あの野郎、仕事だからとかこつけて、オレにいつもエロい衣装着せてくるような変態だぞ!」



晴「だいたい、アイドルにだって半ばあいつにハメられてなったようなもんだし」



晴「本当オレにとってあいつは最悪以外の何者でもねぇよ! できることなら、あんな変態ロリコンプロデューサーから担当を変えて欲しいぜ………」





梨沙「ふーん………そう」









梨沙「そんなに嫌なら、アタシからちひろさんや部長に言ったげようか? 晴のプロデューサーを替えてあげてって」





晴「えっ!?」ビクッ



梨沙「えっ………?」









晴「い、いいよ! そんなこと!! しなくていいから!」



梨沙「いや、でも………」



晴「だからいいんだよ! あんな変態、オレぐらいしか相手にできなんだし、だからこのままでいいんだよ!」



梨沙「晴………あんたまさか―――」





晴「ち、違うぞ!! オレあいつ嫌いだから! Pのことなんか好きじゃねぇから!!」



梨沙「………晴?」



晴「うっ………」





晴「………」







晴「………ああ、そうだよ。本当はあいつのこと………好きだよ///」カァァァァッ!!



梨沙「フフッ、やっぱりね」







晴「あーあー、なんで梨沙にバレちまったかなぁ〜………」



梨沙「まぁ、そう気を落とさないでよ。応援してあげるからさ♪」



晴「いいよ、そんなことしなくて………」



梨沙「ねぇねぇ、ちなみにきっかけは何だったわけ? プロデューサーを好きになったきっかけはさ?」



晴「うーん………なんだったけな………いつの間にか好きになってた気もするし」











晴「あいつ、結構優しいんだぜ」



晴「仕事で忙しいにも関わらず、オレとサッカーに付き合ってくれたり、レッスンを見てくれたりしてさ」



梨沙「へぇ〜………」ニヤニヤ





晴「いつもオレの仕事を見守ってくれるし、最近じゃカッコイイ衣装を着せてくれたりもするしさ」



梨沙「ほうほう」ニヤニヤ





晴「あと――ー」





晴「オレに気持ちいいことをしてくれるし………///」ポッ





梨沙「ん?」









梨沙「えっ、気持ちいいこと? なにそれ?」



晴「え〜と、なんていうかなぁ………」



梨沙「マッサージでもしてくれるわけ?」



晴「マッサージか………う〜ん、それに近いような………いや、全然違うか?」



梨沙「どっちなのよ!?」



晴「いや、何て言うかさ………」







晴「口で説明するのは、ちょっと恥ずかしくて………///」





梨沙「!?」







梨沙「は、恥ずかしいって………ど、どういうことよ!?」



晴「恥ずかしいというか………恥ずかしい行為をされて………かな?///」



梨沙「えっ、ちょ、まさかそれって………」



晴「最初それが凄く嫌だったんだけどさ。でもPのやつが――」





P『大丈夫! 最初は痛いかもだけど、絶対気持ちよくなると思うから!』



P『それに優しくするから! ハードなプレイなんて絶対にしないから!!』



P『だからお願いします!! なんでもしますから!』







晴「――って土下座して頼んでくるからさ。それでつい………///」





梨沙「」













晴「Pの言ったと通り、最初すげぇ痛かったんだけどさ」



晴「でも、回数重ねるごとに、どんどん気持ちよくなってきて………///」



梨沙「」





晴「今じゃ毎日してくれないと、身体が疼くようになっちまってさ………///」



梨沙「」







梨沙「ま、待って………その気持ちいいことって、どこでやられてるわけ!?」





晴「どこってそりゃ――」







晴「ラ●ホとかいう、お城みたいな建物の中でだよ」





梨沙「」







晴「あっ、そろそろレッスンの時間だ! 急いで行かねぇと!」



梨沙「そ、そうね………」



晴「なぁ、梨沙………今話したことだけど………他の奴には内緒にしててくれないか?」



梨沙「………」





梨沙「ええ、もちろんよ。アタシ達親友じゃない。絶対に漏らしやしないわよ」



晴「そっか………サンキューな。へへっ♪」







晴「じゃ、早くレッスン場に向かおうぜ!」



梨沙「あっ、アタシちょっとパパに電話することあるから、先行ってて」



晴「わかった。じゃあ、また後でな」





タッタタタタタタタタッ









梨沙「………」





梨沙「さて、早苗さんに通報っと」









おわり









20:30│二宮飛鳥 
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