2016年06月21日

P「事務所に仮眠室ができた」 美希「やったの!」

美希「それじゃあおやすみなの、あふぅ」



P「こらこら待て」グイッ



美希「むぅ、なんなのハニー。ミキは今からお昼寝するところなの」





P「仮眠室を使っていいのは早朝か仕事から戻ってきたときだけだ」



美希「えぇ〜ミキは今日午後から夜までお仕事だから終わったら直接帰っちゃうの」



P「じゃあ今日は仮眠室使えないな。ドンマイドンマイアーッハッハッハ!」



美希「これは深刻な問題なの!茶化さないで欲しいの!!」



P「たかが昼寝するしないの話じゃないか…」



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P[というか仮眠室ができる以前にも、事務所にいる間はずっとソファで寝ていたじゃないか」



美希「それはしょうがないの。ミキはお仕事でいつも疲れてるからね」



P「仕事休みで事務所に来ないでいい日もわざわざ来て寝てるけどな」



美希「それもしょうがないの。ハニーに会いたくて来てるからね」



P「む、そうか」



美希「あ、ハニー今ドキッとした?やったの」グッ



P「うるさい。とにかく仮眠室を使うならまた今度な」



美希「ぶーハニーのいじわるおにぎり」



P「いじわるおにぎりではありません」

美希「あ、いいこと思いついたの!」



P「なんだ」



美希「お仕事したらあそこで寝てもいいんだよね?」



P「ああ」



美希「じゃあミキ、ハニーのお手伝いするの!」



P「お手伝い?」



美希「うん!お手伝いも立派なお仕事でしょ?」



P「うーん…」

美希「お願いなの…ミキ事務所のお布団で寝てみたいの…」



P「なんでそこまで必死なんだよ…わかったわかった。手伝ってくれたらいいぞ」



美希「ほんと!?わーい、ハニーやっぱり大好きなの」



P「現金なやつめ…それにしても手伝いか。まともな仕事は美希に任せたら心配だしなぁ…」



美希「むっ、ミキを甘く見てもらっては困るの。なんでもお任せなの!」



P「そうだなぁ…」

P「ああ、きもちいい…いい感じだぞー美希」



美希「ミキの手にかかればハニーの疲れなんて一気にふっとんじゃうの」モミモミ



小鳥「あら、肩もみしてもらってるんですか?いいですねプロデューサーさん」



P「はい、美希が仮眠室を使いたいと言って聞かないものですから…。手伝えば使わせてやるってことで揉んでもらってます」



美希「でもこれがお手伝いってミキなんだか子どもみたいなの」モミモミ



P「俺も小さいころを思い出すなぁ…肩たたき券とか親に作ってあげたなぁ…」



小鳥「あ、私も作ったことありますよ。手書きで汚い字でぺらぺらの肩たたき券」クスッ





P「あははは、やっぱり作りますよね一度はいたたたたた」



美希「むー二人だけで盛り上がらないで欲しいの」グリグリ



P「あいててて…なんだ、美希は肩たたき券とか作ったことないのか?」



美希「ないの。友達の間でも聞いたことないの」モミモミ



P「まぁ大体は小さい子が作るもんだからな。美希くらいの年齢になるとさすがにないだろ」



美希「ふーん。でも肩たたき券あげちゃったら、眠い時でもたたかないといけないから嫌なの」



P「いやまぁさすがにわざわざ寝てるところを起こして『肩もんでくれ!』とかいう親は少ないと思うぞ…」

美希「あ、ハニーは欲しい?美希の肩たたき券」モミモミ



P「お、くれるのか?くれるなら嬉しいぞ」



美希「ほんと?じゃあ今度あげるの。…あ!」グリッ



P「いたいっ!どうした!?」



美希「んふふふー、肩たたき券じゃなくて、ミキとデート券あげよっか?」



P「いらん」



美希「えーなんでなの!」



P「ファンに見られたらどうすんだよ。一気に人気落ちちゃうぞ」



美希「むぅ、確かにそれはイヤなの」



P「だろ?ほら手が止まってますよミキミキ」



美希「亜美真美みたいな言い方しないでくださいなの」ブー

美希「……」コツン



P「ん?」



美希「……」スースー



小鳥「美希ちゃん寝ちゃったみたいですね」



P「まったく…おい美希」



美希「…ふぁぁ?」



P「寝るなら仮眠室に行け。仮眠室使いたかったんだろ?」



美希「ん〜ハニーつれてって…」



P「はぁ?」

美希「じゃないとこのままハニーの背中で寝ちゃうの」



P「おい抱き着くな!はぁ、わかったからほら行くぞ」



美希「おんぶ」



P「はいはい」



小鳥「……」ニコニコ



P「音無さん、よだれ出てますよ?」

P「よっこいしょっと…」



美希「……ん」



P「仕事の時間になったら起こしに来るからな」



美希「あふぅ……ハニー……?」



P「おん?」



美希「ハニーもいっしょに……ねる?」ニコッ



P「え……」ドキッ



美希「……」スースー



P「…寝たか」



P「眠いからって、他のやつの背中で寝たりしてくれるなよな…」



P「……さて、仕事仕事」

P「はぁ、まったく……」



小鳥「お疲れ様ですプロデューサーさん」



P「美希には困ったもんですよほんと」



小鳥「ほんとですか?」



P「はい」



小鳥「そのわりに楽しそうな顔してますね」ニヤニヤ



P「だまらっしゃい」

-後日-



美希「ただいまーなのー!」バァンッ



P「ただいま帰りました」



小鳥「あら、お帰りなさい美希ちゃん、プロデューサーさん」



美希「じゃあおやすみなの!」



P「さっそくかよ…おやすみ」



美希「あ、そうだ!ねぇねぇハニーハニー」



P「はいはい」



美希「これ、あ・げ・る」ペラッ



P「なんだこの紙……『おにぎりたべてあげます券』?」



美希「えっへん。なの」



P「いや意味が解らないんですが」



美希「まったくハニーはしょうがない子なの」

美希「それを使うとね、ハニーが作ったおにぎりをミキがおいしそうに食べてるところをみられるの」



P「ほう、それで?」



美希「うれしいでしょ?」



P「いや、あのな…う……」



美希「んー?」キラキラ



P「あー…………ありがとな」



美希「どういたしましてなの♪じゃあ今度おにぎり作ってきてねハニー」



P「へいへい。一回だけな」



美希「はーい!」

P「おーい次の仕事の時間だ。起きろー」



美希「……」スースー



P「おーいー!!」



美希「んー……」ゴロン



P「わああああああああああ」



美希「うーん……ハニー…?」



P「ほら、起きろ」



美希「ハニー……どうしてミキのおうちにいるの……?」



P「え?」



美希「あ、そっかぁ……」



P「……?」



美希「ミキね…ハニーなら、いいよ…?」



P「」ズキューン

P「寝ぼけてないで起きろ!ここは美希の家じゃなくて、仮眠室だぞ!」



美希「んー…?あ、そっか…。ハニーおはよーなの…あふぅ」



P「急いで準備しろよ」



美希「はーい。あれ、ハニー顔真っ赤なの。お熱でもあるの?」



P「ついさっきフルマラソンしてきただけだ」



美希「ミキが寝てる間になにしてるの!?」



-後日-



P「ただいま帰りました」



美希「おかえりー!ハニーお疲れさま」



小鳥「お帰りなさいプロデューサーさん」



P「お疲れさまでーす」



小鳥「プロデューサーさん、お茶入れましょうか?」



P「あ、すいませんお願いします」



美希「あ、ミキが入れてあげるの!」



小鳥「そう?じゃあお願いするわね美希ちゃん」



美希「おまかせあれなの」

P「……」ズズッ



美希「おいしい?」



P「ああ、うまいぞ。ありがとな」



美希「どういたしまして」



P「あ、そうだ美希」ガサゴソ



美希「なぁに?」



P「ほら、これ」



美希「あ、おにぎり!」

美希「もぐもぐ……うん!おいしいの!」



P「そりゃよかった。おにぎりなんて誰でも作れるけどな」



美希「ハニーがつくったおにぎりだから他のよりもずっとおいしいって思うな」



P「そうか」



美希「そうなの♪」



小鳥「ふふふ…」ニコニコ

美希「あ、ねぇねぇハニー」



P「うん?」



美希「これあげるの」ピラッ



P「なんだ?おにぎり食ってあげる券なら一回だけって言ったろ?」



美希「今日はちがうやつなの」



P「えーと…『ミキが一緒に寝てあげる券』?」



美希「どう?」キラキラ



P「いやこれはまずいだろ」

美希「なんで?」



P「いやほら…まずいじゃん?」



美希「だからなんでなの?」



P「まずいですよね音無さん」



音無「……」スースー



P「狸寝入り!?」



音無「……」グッ



P「なぜOKサイン!?」



美希「なにごちゃごちゃ言ってるの」

美希「もしかして…ハニーうれしくない?」



P「え………あー、ありがとな…美希」



美希「あはっ、やったの!」



P(はぁ…さすがに美希に甘すぎるよな最近…)



P「あー…美希」



美希「ん?」



P「これ以降こういう券は作ってくるの禁止だ」



美希「えー、なんで?」



P「それは……こういうのは特別な時にあげるものだろ?あげすぎたらありがたみがなくなってしまう」



美希「むーたしかにそうかもなの」



P「わかったならよろしい」

美希「じゃあさっそくその券を使うといいと思うの」



P「いや、これは……」



美希「今日は使わないの?」



P「うーむ、人が少ないときに使った方がいいか…今日は美希と音無さん以外しばらく来ないし…」ブツブツ



P「今日使うか…」



美希「わかったの!じゃあ一名様ご案内なのー!」



P「その言い方意味深だからやめなさい」

美希「じゃあ、ここにどうぞ、ハニー」ポンポン



P「へ?」



美希「変な声出さないで早くここにくるの」ポンポン



P「美希の…膝にか?」



美希「そうなの」



P「いや、一緒に寝るんじゃないのか?」



美希「そう思ったけどこっちがいい気分なの」



P「美希の…膝枕…?」ドキ

P「うーむたしかにそっちの方が添い寝よりは健全かもしれんしな」ブツブツ



P「あ、ああ、わかった」



美希「さぁどうぞ」



P「はいよ」ゴロン



美希「あはっ、ハニーの髪少しちくちくするの」



P「猫っ毛だからな俺は」



美希「ふーん。ハニーは猫さんなんだね」ナデナデ



P「ひゃぁっ」



美希「えっ?どうかしたのハニー?」



P「いやぁ、頭を撫でられるなんて久しぶり過ぎてな…びっくりしてしまった」



美希「あはっ、ハニーかわいいの」



P「うるさい」



美希「ハニーは照れたらすぐうるさいって言うの」



P「うるさい」



美希「ぷっ、また言ったの」



P「……ははは」



美希「……あふぅ」



P「美希?眠かったら膝枕やめて、寝ていいぞ」



美希「ううん、いいの。今日はハニーの疲れをとる日なの」



P「俺は別に大丈夫だぞ」



美希「うんうん、ミキ、ハニーの顔見ればわかるもん。今日は疲れてるでしょ?」



P「……まぁな」



P「最近、家にも仕事持って帰ってるし、昨日は確かにあまり寝られなかった」



美希「やっぱりなの」



P「はは…美希に見透かされちゃうとはな。明日は雨かな」



美希「一言多いと思うの」

P「……」スヤスヤ



美希「ふふ、ハニーゆっくりやすんでね」ナデナデ



美希「いつもミキのワガママ聞いてくれてありがと…なの」



美希「あふぅ……」



美希「……」スースー

ベトォ



P「ん……?」



美希「……」タラー



P「おいいいいいいいい!これ美希のよだれじゃねーか!!」



美希「ふわぁ……おはようハニー…」



P「うわぁ顔がよだれまみれじゃないか…まったく」



美希「ハニーは寝起きから元気なの…あふぅ」



P「はぁ…少し早いけど準備するにはいい時間だな、起きろ」



美希「はーい」

P「よし、準備OKだな。もう少し時間あるけど寝るなよ」



美希「だいじょうぶ…ねぇねぇハニーハニー」クイクイ



P「ん?なんだ」



美希「ハニーは美希に何か券くれないの?」



P「券?あー…欲しいのか?」



美希「うん」



P「そうだな…じゃあ、即席ので悪いけど…」カイカキ



美希「え、今くれるの?」ワクワク



P「よし、できた…はい」ピラッ

美希「ありがとなの!なんの券かなー?」



P「ちゃんとした出来の方が良かったらまた作ってくるよ」



美希「ううん、ありがと。これでいいの」



P「そっか」



美希「ハニー、これからもずっと一緒にがんばろうね」



P「ああ、これからもよろしく」



小鳥「美希ちゃん、なんの券をもらったの?」



美希「えへへ、これ」ピラッ



小鳥「『絶対にトップアイドルにする券』?」



小鳥「うふふ…よかったわね、美希ちゃん」



美希「うん!」





おわり



08:30│星井美希 
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