2016年06月26日

静香「お注射の時間ですよ♪」

アイドルマスターミリオンライブのssです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466617736



カチッ





静香『疲れたハートに、元気をチクッと注入しちゃいますね!』



P「可愛い」



静香「や、やめてください……」



P「お断りします」







静香「……録音してたんですね」



P「つい」



静香「『つい』じゃないですよ、もうっ」



P「静香が可愛いすぎるのが悪い」



静香「なんですか、それ」



静香「穴があったら入りたいわ……」









P「それにしても、よく似合ってるよナース服」



静香「あまり嬉しくないです」



P「その割には顔がニヤけてるような」



静香「そ、そんなわけ」



P「あー、可愛いっ」



P「可愛すぎるから抱きしめていい?」



静香「プロデューサー……調子に乗りすぎですよ」



P「スマンスマン」









静香「はぁ……なんでこんな人がプロデューサーなんだろう」



P「とは思いつつも、胸のトキメキが止まらない静香であった」



静香「……プロデューサー」



P「調子に乗りすぎました」



P(ジト目の静香も可愛いとか言ったら、火に油を注ぎそうだ)











P「でも、嘘じゃないよ」



P「静香のこと本当に可愛いって思ってるのは俺の本心」



静香「まぁ……あの、ありがとうございます」



P「……うん」



静香「………………」



P「………………」











静香「……そ、それじゃ、私着替えてきますね」



P「いやいや、折角だしそのまま帰ればーー」



静香「着替えてきますね」



P「はいっ、行ってらしゃいませっ!」



静香「あ、あとあの録音消してくださいね」



P「えっ」



静香「消してください」



P「いや、えっと……はい」











……………………



………………



…………







P「今日もお仕事、無事終了しました」



P「小鳥さんお疲れ様です」



小鳥「プロデューサーさんもお疲れ様です」



小鳥「って、プロデューサーさんまだ帰らないんですか?」



P「まぁ、少しだけ書類片付けたら帰ります」



小鳥「私も手伝いましょうか」



P「いえいえ、大丈夫です。すぐ終わりますから」









小鳥「本当ですか?」



P「本当ですって。日付が変わる前には帰りますから」



小鳥「できれば日付が変わる前に就寝して欲しいんですけどね」



P「善処します」



小鳥「はぁ……お疲れ様です」



P「お疲れ様です」



P「さて、もうひと頑張りしますかね」









……………………



………………



…………



静香「はぁはぁ、まさか事務所に明日提出の宿題を忘れるなんて」



静香「まだ事務所開いてるかしら?」



静香「電気点いてる。よかった……」



静香「お疲れ様です」



静香「……って、あら?」



静香「プロデューサー?」



静香「……誰も居ないのかしら」









静香「プロデューサー? いるなら返事をーー」



P「……ぐぅ」



静香「……寝てる」



静香「いつもお疲れ様です、プロデューサー」



静香「ふふふっ、可愛い寝顔」



P「……しずかぁ……」



静香「どんな夢を見てるのかしら」









P「……俺を一生看病してくれ……」



静香「プロデューサー、実は起きてるんじゃないですか?」



P「……ぐー」



静香「プロデューサー」



ユサユサ



P「……すぅすぅ……」



静香「……本当に寝てる」









静香「じゃあ、さっきのは」



静香「…………うぅ」



P「……しずかぁ……俺に元気を注入してくれぇ……」



静香「もうっ、夢の中でも私をからかってるんですかっ」



静香「だいたい、どうやったら元気なんで注入できるんですか」



P「……ナース静香ならできる……すぅすぅ」



静香「……プロデューサー、絶対起きてますよね」



P「……ぐぅ……」



静香「まったく……」











ユサユサ



静香「……プロデューサー起きてください」



P「……う、うん。あれ、ここは?」



P「って、静香っ! どうして事務所に?」



静香「事務所に宿題を忘れて取りに来たんです」



静香「プロデューサー、机で寝るのはよくないですよ」



静香「な、ナース静香が許しません」









P「…………」



静香「何か言ってくださいっ! 恥ずかしいんですよっ!」



P「……いや、なんでナース服着てるのかなーって」



静香「プロデューサーが言ったんじゃないですかっ」



P「え、俺が?」









静香「……やっぱり覚えてない」



P「……もしかして、寝言?」



静香「そうですよ」



静香「元気付けて欲しいって、ナース静香ならできるって」



静香「覚えてないんですかっ」



P「すみません、まったく記憶にないです」



静香「プロデューサーが元気になってくれるなら恥ずかしいけど着てもいいかなって」



静香「いつもプロデューサーが頑張ってくれてるのは知ってますから」



P「静香……」











静香「どうですか、元気出ましたか」



P「うん。元気出た」



静香「……それならよかったです」



P「あのさ、静香」



静香「はい、なんですか?」



P「俺、寝てる間に変な寝言を言ってなかったか?」













静香「………………うぅ」



P「えっ、まさか」



静香「だ、大丈夫ですっ。変な事は何も言ってませんでしたっ」



P「本当か?」



静香「私を信じてくださいっ」



P「凄く顔が赤いけど……」



静香「こ、これはナース服が恥ずかしいからですっ」



静香「もう着替えてきますねっ」



P「あ、ああ」









静香(恥ずかしかったけど、プロデューサー喜んでくれてよかった)



静香(………………)



『……俺を一生看病してくれ……』



静香(あの言葉……きっとプロポーズの言葉よね)



静香(今回は寝言だったけど)



静香(いつか、もう一度聞きたいな)



静香(なんて、ね)









12:30│最上静香 
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