2016年07月06日

P「沖縄の人って、海に入る時に水着を着ないらしいぞ」春香「!?」

春香「え、そ、それって本当なんですか?」



P「ああ。響もそう言ってたからな」



春香「そんな、響ちゃんが海で……。ポッ」





P「ん? なに考えてるんだ?」



春香「えっ? べ、別に響ちゃんの裸なんて想像してないですよ?」



P「……正直でよろしい。はい、春香はムッツリでしたー! や〜らしいんだ、やらしいんだ〜」



春香「えっ? ムッツリ? えっ?」



P「沖縄だと、服のまま海に入るんだよ。暑いし、どうせすぐ乾くからな」



春香「……あう〜(///)」



P「裸で入るとかいう発想が先に来るのはムッツリだよな〜」



春香「うう〜プロデューサーさんひどいですよぉ。あの言い方だと、誰に訊いても裸だと思いますって」



P「誰に訊いても? 大きく出たな」



春香「……は、半分以上の人は思うと思います!」



P「……まあいいだろ。なら、事務所のみんなに訊いてみるか! 負けたほうは相手の言うことをなんでも聞く。いいな?」



春香「言うことを、なんでも……。えへへ……」



P(やっぱムッツリじゃねーか)



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P「音無さん、ちょっといいですか」



小鳥「あら、プロデューサーさんに、春香ちゃん。どうかしましたか?」



春香「突然なんですけど、沖縄の人って、水着を着ないで海に入るって知ってましたか?」



小鳥「本当ですか!? と、いうことはみんなで沖縄に行けば郷にいりては郷に従えで……ふひひ☆」



春香「やりました! まずは私が1ポイント先取です!」



P「これはわかってたよ。でも、アイドルたちは心がピュアだから、こんな風にはいかないさ」



春香「うう、私にも小鳥さんにも酷いです……」



P「本当のことだからな。さあ、次行くぞ」



小鳥「ああっ! でも、私の体は……私の体はっ!! アイドルのみんなに混ざるなんて拷問よぉ〜!! あと10年若ければ……ブツブツ」



春香「あの、誤解を解かなくていいんでしょうか?」



P「楽しそうじゃないか。しばらくそっとしておこう」

春香「雪歩、真、ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど、いいかな?」



雪歩「あ、春香ちゃん」



真「改まって、なに?」



春香「あのね……沖縄の人ってね、海に入るときに水着を着ないんだって!」



真「へぇ」



雪歩「ええっ!?」



真「うわっ! びっくりしたなあ、もう。雪歩ってば、そんなに大きな声ださなくたって……」



雪歩「だ、だって! 水着を着ないなんて……!」



真「そんなにおかしいかな? 気持ちはよくわかるよ。ボクも、あんまりにも暑いと、思わずそうしたくなっちゃうからね! へへっ」



雪歩「ええっ!? ダメ! 真ちゃん、ダメだからね!? 人生が終わっちゃうよ!?」



真「人生って……大げさだなぁ。まあ、さすがに東京じゃしないよ。沖縄に行ったらやってみたいけどね」



雪歩「そ、そんなのダメーーーーーっ!」



真「え? だってみんな服で海に入ってるんでしょ?」



雪歩「……え?」



真「え?」

春香「プロデューサーさん、1ポイントずつゲットで、2対1ですね」



P「春香、雪歩を止めなくていいのか」



雪歩「はう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!! 私なんて! 私なんてぇ!!」



真「ちょ、落ち着いて雪歩! 春香も手伝って……って、いない!? うお〜、誰か〜!!」



雪歩「こんなはれんちんちくりんな私は、穴掘って埋まってますぅ〜〜〜〜〜〜〜!!」



春香「えっと……私じゃ戦力になりませんから、真に任せます。えへっ☆」



P「(鬼や……)」

P「亜美、真美、ちょっと聞いてくれ」



亜美「なになにー?」



真美「おもろい話ー?」



P「そうだ、覚悟して聞けよ? ……沖縄の人は、海に入るとき水着を着ないらしい」



亜美真美「「な、なんだってー!!」」



P「驚いたか?」



亜美「乗ってはみたけど、正直まあまあ……」



真美「そ、それはさすがにウソっしょー。いくらひびきんでもマイルドすぎるよー。ね、亜美?」



亜美「……? あ、なるほろ」



P「亜美、どうした?」



亜美「いやー、ひびきんならありえると思いましてね! 前に温泉入ったとき、日焼けのあとなかったし!」



真美「そういえば、そうだったかも!!」



亜美「これはいけませんなぁ」



真美「うあうあ〜、これってアイドル的にアウトだよねえ!? どうしよう、兄ちゃん!」



P「……俺に名案がある。真美、ついてこい」

真美「それで、名案ってなんなの? 兄ちゃん」



P「真美……水着を着ないってのは、服のまま入るって意味なんだ」



真美「……え゛っ」



P「亜美は服のまま入るってわかってたみたいだけど、真美が驚いたからそういうネタだと思って乗っかったみたいだな」



真美「……」



P「だから、そういうネタだったってことにしとけ。そうすれば、亜美にからかわれなくてすむだろ?」



真美「……うあーーーーーーーーーーーーーーーーっ!! 兄ちゃんにこんなこと言われるほうが250倍恥ずかしいよぉ! バカぁ!!」



P「……走り去ってしまった。子どもの考えることはよくわからんな」



春香「いやいや、今の真美、超女の子でしたよ! 萌えポイントですよ、萌えポイント!」



P「どこが?」



春香「……もういいです。プロデューサーさんにわかってもらおうと思った私がバカでした」



P「とにかく、また1ポイントずつで、俺の2−3だ。よし、次」

P「美希、ちょっといいか?」



美希「あっ、ハニー☆ ちょっとじゃなくて、ずっとでもいいよー。あはっ☆」



春香「美希? すぐ済むから。ちょっとでいいんだよ、ちょっとで」



美希「なーんだ……春香もいたの」



春香「いるよ! さっきからずーっとプロデューサーさんと一緒にいるよ!」



美希「ムッ」



春香「ムムッ」



P「(よくわからんが、空気が重いな)美希、ちょっと話を聞いてくれるか?」



美希「……今度、ミキともずっと一緒にいてくれる?」



P「えっ? そりゃ、別に構わないけど」



美希「なら聞くのー☆ ハニー、なになに?」



P「沖縄の人って、水着を着ないで海に入るんだってさ」



美希「へーっ。確かに暑かったらいちいち着替えるのめんどくさいの。そのまま飛び込んじゃえばいいよね」



P「だよな。……春香、これで同点だぞ……って、どうした?」



春香「もーっ! 美希は、どうして見た目派手なのにピュアなの!? ずるい!」



美希「意味わかんないの。それと、人を見た目で判断するのはやめなさいって律子、さんが言ってたよ?」



春香「真面目か!」



美希「コントなら他の子とやってほしいの。……あふぅ。なんだか眠くなってきたの……。おやすみなさい……Zzz」



春香「のび太か!」



美希「スヤスヤ」

P「これで3−3の同点だ。後、事務所に来る予定があるのは……千早か。これはもらったな」



春香「うう……お願い、千早ちゃん! 私は千早ちゃんがムッツリだって信じてるからね!」



P「嫌すぎる友情だな……」



ガチャッ



千早「ただいま戻りました」



春香「千早ちゃん! ちょっと聞いてほしい話があるんだけど、いいかな? いいよね?」



千早「は、春香? いったいどうしたの?」



春香「あのね……沖縄の人って、海に入るときに水着を着ないんだって!」



千早「……。まったく、何を言うかと思えば、そんなわけないでしょう。我那覇さんに失礼よ」



春香「え? 失礼?」



千早「ええ。大体、公共の場で裸になんてなったら逮捕されてしまうわ」



春香「千早ちゃん、愛してる!!(ガバー)」



千早「ええっ!? どういうことなの?」

P「千早、水着を着ないっていうのは、服のまま海に入るって意味なんだ」



千早「プロデューサー……そうだったんですか。私はてっきり、いつものおかしな冗談かと」



春香「いつものおかしな冗談ってなに!?」



千早「言葉通りの意味よ。とても私には上手く反応できないような悪ふざけばかりしてくるじゃない」



春香「ひどいっ!」



P「……そういうことか。春香、これはノーカウントだな」



春香「ええっ!? どうしてですか!!」



P「いつもおかしな冗談ばかり言う春香が言ったから、千早も変に解釈しちゃったってことだろ? これは、ムッツリではないだろう」



春香「そんな後出しはズルいです! 裸だと思ったんですから、千早ちゃんはムッツリで決定なんです〜!!」



千早「ちょ、ちょっと春香! 聞き捨てならないわよ!? どういうことか、ちゃんと説明して!」



春香「プロデューサーさんが、海に入るときに水着を着ないっていう話をして、裸だって思う人はムッツリだって言ったの! だから千早ちゃんはムッツリなの〜!!」



千早「なっ……プロデューサー、誤解です! 私はそんな……」



P「いや、わかってるって。だからノーカンだって言ったじゃないか」



千早「あっ……そうでした。流石はプロデューサー。私のことをよくわかってくれていますね」



春香「うう……こうなったら! 千早ちゃん、ちょっと耳貸して。ひそひそひそ」



千早「何よ……えっ? 言うことを、なんでも? でも……嘘は……」



春香「微妙なところをつけば……ゴニョゴニョ」

P「何をコソコソしてるんだ?」



春香「えっと、千早ちゃんがプロデューサーさんに物申したい事があるそうです!」



P「ん? なんだ?」



千早「そ、その……実は……私は、ひょっとすると、ムッツリかもしれません」



P「なんだって!?」



千早「いえ、その、特別そうだというわけではないのですが、私のような人間が人並み程度に性的な関心を持っていたら、それはムッツリにあたるのではないかと」



P「確かに、そう言われればそんな気もするが……」



春香「だよね、だよね! というわけで、プロデューサーさん? 私の勝ちです!」



ガチャッ

響「はいさーい! あっプロデューサー! 実家から、ちんすこうがたくさん送られてきたから、おすそ分けにきたぞ!」



P「響、ちょうど良かった。今、沖縄の人は海に入る時水着を着ないって話をしてたんだ」



響「なんだ、春香と千早も知らなかったのか? 沖縄は暑いし、空気もカラっとしてるから、濡れた服もすぐ乾くんだぞ! だから、服のまま泳いでもなんくるないさー!」



P「よし。これで4−4の引き分けだな」



春香「えっ!? 響ちゃんも数に入れるんですか!?」



P「当然だ。事務所のみんなに訊いてみるか、って言っただろ? じゃ、お疲れ」スタスタスタ



千早「……はっ! このままだと私はムッツリだということになってしまう……! 待って下さい! 誤解です、プロデューサー!」



春香「だ、ダメーっ! 誤解を解いたら、私の負けになっちゃう〜!」



千早「春香、離して! プロデューサーにそんな風に思われたままだなんて絶対に嫌!」



春香「大丈夫! 男の人は、ちょっとくらいエッチな女の子のほうが好きだから!」



千早「そういう問題じゃないわ!」



響「二人とも、なんの話なんだ? 自分にも教えてよ」



春香「響ちゃんは黙ってて!!」

千早「我那覇さんは黙ってて!!」



響「ううっ……ひ、酷いぞ。みんなのためにちんすこう持ってきたのに……うわーん!」





おわり 



21:30│天海春香 
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