2016年07月12日

未央「女子高生のだべりって生産性なくて好き」


未央「ねぇねぇ、リーナ。さっき何買ったの?見せてよ」



李衣菜「え〜?」





奈緒「さっき?」



みく「何か買ったの?」



未央「見せてよお〜」



李衣菜「えぇ〜、やだよ…絶対バカにするもん」



未央「しないって」



奈緒「なんだよ、気になるじゃんか」



みく「もしかして、エッチなものでも買ったのかにゃ?」ニヤニヤ



李衣菜「違うよ、エッチなものなんか買わないよ」



奈緒「じゃあ見せろよ〜、ほれほれ」ツンツン



みく「ほれほれ〜」ツンツン



未央「ほれほれ〜」ツンツン



李衣菜「やめてよ〜…やっ…やぁめ……やめてよ!」ガシッ



奈緒「えっ」



李衣菜「スゥーーーーーーーーーーーーーーーッ」



奈緒「えっ、えっ、えっ………なんであたしの髪の匂い嗅いでるんだよお〜!」



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奈緒「やめろよー!」



未央「なにそれ、私も嗅ぎたい!」スーッ



みく「みくも!」スーッ



奈緒「やっ…やめぇ……やめてって……やめろお!」ガシッ



みく「えっ」



奈緒「ワシャワシャワシャワシャワシャワシャ」



みく「にゃあああ!?みくの猫耳わしゃわしゃしないでにゃあ!」



李衣菜「私もやる!」ワシャワシャ



未央「私もー!」ワシャワシャ



みく「にゃ…にゃあ……にゃに……にゃああああ!!!」ガシッ



未央「えっ」



みく「タプタプタプタプタプタプタプタプ」



未央「うわあああああああ!??私のおっぱいタプタプしないでよ!」



奈緒「あたしも!」タプタプ



李衣菜「やったー!」タプタプ



未央「おわああああああストーップ!!!」



みく「タプ…」



奈緒「タプ…」



未央「なにこれ。なんでこんなことしてるの?」



みく「確かに」



李衣菜「タプタプタプタプタプタプ」



未央「やめてって言ってるじゃん!…やめて…アッ…んっ…やめて!!!」



李衣菜「タプ…」





奈緒「未央、エッチな声出した」



みく「セクシーぃ!」



未央「出してませーん。今のは気合ですー。大きな声出すために丹田に力を込めたんですー」



みく「ていうか未央チャン、今ブラしてる?触った感じ、着けてないっぽかったけど」



未央「今日してくるの忘れちゃった」



奈緒「なんでだよ」



未央「寝坊しちゃったから慌てて家出てきたんだよ」



李衣菜「おっちょこちょいだなぁ」



未央「あっ、それより、リーナだよ。何買ったのか教えてよ」



李衣菜「イヤだってば」



奈緒「なんでそんなに嫌がるんだよ」



みく「さっき行ったお店って古着屋さんでしょ?服買ったんじゃないのかにゃ」



李衣菜「…………」



みく「お〜?だんまりか〜コラ〜」



奈緒「なあ、だったら推理しないか?」



未央「推理?」



奈緒「李衣菜が買ったものを当てるんだよ」



みく「おもしろそうにゃ」



李衣菜「えぇ〜?」





未央「だったら賞品もつけようよ」



李衣菜「賞品?」



未央「もし30分以内に私たちが当てたら、リーナは私たちにピザを奢る。当てられなかったら、私たちがリーナにピザを奢る。どう?」



李衣菜「いやさっき昼食にピザ食べたばっかりじゃん」



奈緒「お腹一杯だよ」



みく「当分ピザは見たくないにゃ」



未央「じゃあこのルールで決定!」



みく「なんでにゃ!ピザはいらないって言ったでしょ!」



未央「私ピザ食べてないもん!」



奈緒「自分でいらないって言ったんだろ!あんまりお腹空いてないからって!」



未央「今空いた!今空いたの!」



李衣菜「じゃあこれ食べなよ!はい、グミ!」



未央「グミじゃん!」



李衣菜「そうだよ!」



未央「ピザじゃないじゃん!」



李衣菜「お腹空いたって言うからグミを恵んでるんでしょ!」



未央「ピザじゃないもん!」



李衣菜「いいから食べなよ!ほらほらほら!」グイーッ



未央「ヤだって!」



李衣菜「ほらほらほら!」



未央「やめ……嫌だって……グミ!!!」



李衣菜「えっ」



未央「グミ!!!グミ!!!」モグモグモグ



未央「グミ美味しい!」



奈緒「お、おう……」



みく「なんなのにゃ…」





未央「グミって自分じゃ絶対に買わないよね」



奈緒「それな」



李衣菜「あれ?みんなあんまりグミ食べない?グミ食べない族?」



みく「みくはよく買うよ」



李衣菜「じゃあみくちゃんはグミ食べ族だ。イエーイ、仲間〜!」



みく「イエーイ!」



未央「なにそれ…じゃあ私たちもグミ食べない族で村作ろ?」



奈緒「よっしゃ……いや、よっしゃじゃないよ。話逸れてるって」



みく「え?」



奈緒「李衣菜が何買ってきたかを推理しようって話だったじゃん」



みく「ああ」



李衣菜「そういえばそんな話してたね」



未央「そうだっけ?ピザの話じゃなかった?」



みく「推理の賞品をピザにするかしないかで話が逸れたのにゃ」



未央「あー、そっか。で、何味にする?クワトロ?」



李衣菜「だからピザの話じゃないんだって!」



奈緒「どんだけお腹空いてるんだよ」



未央「もう個人的に頼んじゃっていいかな?」



みく「勝手にしにゃ」



未央「あ、もしもし?ピザの注文したいんですけど…」



奈緒「よし、じゃあ推理しよう。さっきあたし達は古着屋に行った。その店は個人店ではなく、チェーン店だ」



みく「あそこ安くていいよね」



奈緒「な〜」



李衣菜「結構セールやってるし、ポイントカードがあるのも嬉しいよね。お得」



奈緒「な〜」



みく「みくも夏用にワンピース買っちゃったにゃ」



奈緒「いくらだった?」



みく「千円」



奈緒「やっす〜」



李衣菜「私なんてワンコインだったよ」



奈緒「おっ、お得じゃーん」



みく「買い物上手にゃあ」



未央「みんな、どうしよう!今ならアイス半額だって!何味!?」



李衣菜「バニラ!」



みく「みくも!」



奈緒「チョコ!……やっぱイチゴ!」



未央「イチゴ無い!」



奈緒「じゃあチョコ!」



未央「もしもし?じゃあ、バニラ2つと、チョコ1つと、ミックス1つで…はい…お願いしまーす」



李衣菜「やった、アイスだ〜♪」



みく「なんだかんだ言ってバニラだよね」



李衣菜「バニラはロックだからね!」



奈緒「いやぁ、チョコも捨てたもんじゃ……って、いやいや違うよ」



未央「えっ?チョコじゃなかったっけ?でももう注文しちゃったよ?」



奈緒「いやいや、李衣菜の買ったものを推理している最中だっただろ!」



李衣菜「あっ」





奈緒「えぇと…チェーン店の古着屋に行ったんだ。そういえば、李衣菜が何かヒントになりそうなことを言ってたような……」



みく「あっ!ワンコインで買ったって言ってたにゃ!」



奈緒「それだ!」



未央「ワンコイン?」



李衣菜「うっ…そうだよ。ワンコインだった。500円」



奈緒「あそこの店では確か、ワゴンセールをやっていたな」



李衣菜「そういえば、ワゴンセールって、あんまりワゴン感ないよね」



未央「えっ、どういうこと?」



李衣菜「ほら、、あの、商品を乗せてるやつ」



奈緒「ああ、確かにワゴンっぽくないな」



みく「じゃあ、あれはなんなの?台車?」



未央「台車セール…」



李衣菜「語感が弱いなあ」



奈緒「ゲージセールとかは?」



未央「いや、ゲージは違うでしょ」



李衣菜「ゲージって?」



みく「猫チャンを入れておくようなやつがゲージでしょ」



奈緒「あ〜……いや、待て待て、また逸れてるって!」



未央「あっ…」





奈緒「いい加減、話を進めよう。今度話を脱線させたやつには厳しい罰を下すからな」



みく「は〜い」



未央「じゃあ、話を戻そう。リーナはワゴンセールで…」



奈緒「あっ、そういえば、どういう罰にする?」



李衣菜「早速話を脱線させるんじゃないよ!」



未央「はい厳しい罰ぅー!」



奈緒「いやいやいや!これはノーカンだろ!だって罰を決めないまま話進めちゃったじゃん!どんな罰が待ってるか解らないまま進んで行くのって怖いじゃん!シュレディンガーの罰じゃん!」



みく「そういえば、シュレディンガーの猫って…」



未央「はいみくにゃん厳しい罰ぅー!!!」



奈緒「だからまだ罰の内容決まってないうちに進めんなって!!!」



みく「はいはい、話戻そ?李衣菜チャンは古着屋のワゴンセールで500円の商品を買った。ここまではあってる?」



李衣菜「うん」



みく「で、ここからにゃ」



未央「えぇ〜、わからないよ……」



奈緒「ヒントくれよ、ヒント」



李衣菜「ヒントなし!」



未央「えぇ〜……じゃあ、テレフォン使っていい?」



李衣菜「いいけど…誰に聞くの?」



未央「あっ、もしもし?ピザ―ラさん?」



奈緒「ピザ屋じゃねーか!」



未央「ちょっと質問なんですけど、500円で買えるものってなにがあります?……パスタ?……はいはい…じゃあ、ペペロンチーノをお願いします」ピッ



未央「ふっふっふ…リーナの買ったものの答えはあと10分くらいでここに来るから!」



李衣菜「ペペロンチーノなわけないじゃん!」



みく「どんだけお腹空いてるのにゃ!」



未央「育ち盛りなの!お腹空くよ、そりゃあ!」



李衣菜「だからグミあるからそれで我慢しなって!」



未央「グミ!!!!!!!」ムッシャムッシャムッシャ



ガラッ



P「さっきからうっせーんだよ!!!」



李衣菜「わっ!?」





みく「なに、Pチャン、ピリピリして…」



P「こっちは仕事の書類作ってんだよ!静かにしてろ!」



未央「あれ?プロデューサーの手に持ってる箱って…」



P「え、ピザだけど」



奈緒「もう届いたのか」



未央「私のピザ!」



P「お前か、勝手にピザ注文したのは。こんなものはなぁ…」



P「こうだ」ムッシャムッシャムッシャ



未央「うわああああああああああ!!!!???」



未央「なに食べてるのさ!!!」



P「腹減ったからさ」



未央「私のピザじゃん!!!」



P「もう俺のピザだよ」



未央「私が食べたくて注文したピザでしょ!!!」



P「なんだよ、ピザぐらいで…アイスやるから機嫌直せよ」スッ



奈緒「それあたしのチョコアイスだろ!!!」



李衣菜「プロデューサー、お腹空いてるんだったらグミあるよ」



P「グミ嫌いなんだよ」



みく「グミ嫌い族にゃ!!!」



李衣菜「追放しろー!!!」



P「さてはお前らグミ食べ族だな?おい、グミ食べない族!俺と同盟を組んでこいつらを倒そう!!!」



未央「おーっ……って、あれ?また話が逸れてきてる?」



奈緒「なにぃ!?誰だ、話を逸らしたヤツは!」



みく「Pチャンにゃ」



未央「はい、プロデューサー罰ぅー!」



奈緒「罰の内容は?」



李衣菜「じゃあ、私がさっき古着屋で500円で買ったこの首輪をつけて事務所内を走ってきてよ」



P「チッ!しゃーねーな!」タッタッタッタ



奈緒「執行完了!」



みく「一件落着にゃ」



未央「じゃあ、話を戻そう。結局なに買ったの?」



李衣菜「おしえなーい」



奈緒「待ってろよ〜、絶対に当ててやるから…」











終劇



21:30│本田未央 
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