2016年07月14日

P「律子! 海に行くぞ、海!」


律子「は? 嫌ですよ」



P「何でだ? 泳げないのを気にしてるのか?」





律子「違いますよ! でも、とにかく嫌なんです!」



P「ははーん、さては食べ過ぎ……ぐはっ!」



律子「本当っっにデリカシーが無いですね、貴方は!」













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───









律子(海かぁ……でもプロデューサーの言う通り、お腹周りが少し……)







貴音「ちゅるちゅる」



律子「貴音! アンタまたラーメンを何杯も食べて!」



貴音「ちゅるる(律子も如何ですか?)」



律子「いらないわよ!」











貴音「ちゅるん(そうですか。それは残念です)」



律子「というか、本当に羨ましいわね、アンタ」



貴音「ちゅる(はて?)」



律子「これだけ食べて、なんで太らないのよ」







律子(う〜ん……一体このカロリーはどこへ消えてるのかしら……)ムニムニ



貴音「ひゃ!」











───









律子「はぁ……」



伊織「何よ、ため息なんてついて。辛気臭いわね」



律子「伊織は良いわよね。スレンダーで」



伊織「アンタ、いきなり喧嘩売ってんの?」



律子「私もこんな寸胴じゃなくて、アンタみたいに細くなりたいわ……」



伊織「どの口が言うか! しかも出るところ出て、文句言ってんじゃないわよ!」モミモミ



律子「ひゃっ!」











伊織「そんなに言うなら、ダイエットすればいいじゃない」



律子「そうねぇ」



伊織「というか、なんで突然痩せたいと思ったのよ」



律子「え!?」



伊織「怪しいわね……」



律子「なな、な、なんでも無いわよ!」



伊織「白状なさい! もう言い逃れは出来ないわよ!」











─────

───









P「ウェミダー」







律子(あれから地獄のレッスンのおかげで、なんとか痩せられたわね……)







P「うーむ……」



律子「な、なんですか? 急にジロジロ見て」



P「いや、水着姿も似合ってるなぁって」



律子「前にも見たじゃないですか」



P「その時は他にも人がいっぱいいただろ?」



律子「今もいるじゃないですか」



P「そういうことじゃなくてな……」











P「まあ、今は俺が独り占めみたいな?」



律子「よくわかりませんが、褒め言葉として受け取っておきます」



P「うーん……」



律子「なんです?」



P「い、いや、なんでもないぞ! それじゃあ、泳ぐとするか!」



律子「そうですね」







律子「ふふっ♪」











律子「うーん、結構気持ちいいですね」



P「だろ?」



律子「プロデューサー、ちゃんと引っ張ってくださいよ」



P「律子は浮き輪で浮いてるから楽でいいけどさぁ。結構重いんだぞ?」



律子「重いとか言わないでください! 失礼ですね!」ゲシゲシ



P「いてっ!」











P「でも、本当に気持ちいいなぁ……って、うわっぷ!」ザブーン



律子「きゃっ」ザブーン







P「す、凄い波だった……って大丈夫か、律子!?」



律子「水着……」



P「え?」



律子「どうしよう! 水着が流れた!」



P「ええ!?」











律子「ど、どど、どうしよう!!」



P「お、落ちつけ!」



律子「落ちつけないですよ!!」







P(おうふ……腕から零れ落ちる律子パイが……)







律子「早く! 早く探してっ!!」



P「ま、任せろ!」











P「うーむ、見つからないぞ……」



律子「うぅ……」



P「大丈夫だ! 俺が見つけてやるからな!」



律子「プ、プロデューサー……」







P「というか、さっきから海藻が足に絡むな……って、これは!」



律子「?」



P「あった! あったぞ、律子!」



律子「ほ、本当ですか!?」



P「ああ! 今行くぞ!」



律子「よ、良かった〜」ヘナヘナ















P「ほら」



律子「あ、ありがとうございます〜!」



P「見られないうちに、早く!」



律子「はい!」







P「…………」



律子「…………」







P「どうした?」



律子「……アンタはいつまで見とるんじゃい!」バシーン



P「いてっ!」







P(眼福眼福。ありがとう神様仏様やよい様)











───









P「ふぅ……なんだかんだで、もう夕方か」



律子「夕陽が綺麗ですね」



P「ああ、そうだな」











P「……海岸で若い二人が〜♪」



律子「何ですか、突然」



P「え? サザンだよ!」



律子「聴いたことはあるような気がしますけど、いかんせん世代じゃないので」



P「くっ……」



律子「ふふっ」











P「……心から好きだよ律子 抱きしめたい」



律子「なに馬鹿なこと言ってるんですか? 帰りますよ」







P「…………」



律子「早くしないと渋滞しますよ〜?」









P「だけども お前はつれなくて……」













終わり











17:30│秋月律子 
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