2016年07月24日

橘ありす「はやくおとなになりたいな」 瑞樹「え、どうして?」

ありす「はやくおとなになりたいんです」







瑞樹「こどもって楽しいじゃない」









ありす「でも、待っている人のためにはやくなりたいんです」







瑞樹「じゃあこんどは私の夢、言うわね」



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瑞樹「もう一度こどもに戻ってみたいな」







ありす「? なぜですか?」







瑞樹「もう一度こどもにもどってみたいの」







ありす「大人でいいじゃないですか」

瑞樹「一日だけでもなれないかな?」







ありす「なれっこありません」







瑞樹「もう、いじわるぅ」

瑞樹「昔私がまだこどもだったころ、家に帰ればご飯を作ってくれるお母さんがいて、お金を稼いでくれるお父さんがいた」







ありす「……」







瑞樹「そのころはそれが当然だと思っていて、どれだけ自分が恵まれた環境にいるのかは気付かなかった」







瑞樹「だからそれこそ、当時の私はありすちゃんみたいにはやくおとなになりたいなって思っていたわ」

瑞樹「好きなことに好きなだけ時間を使うことのできるこども時代は、一生に一度しかないの」







瑞樹「そして、その大切さに気付くのはたいてい大人になってから。取り戻そうと思っても、決してつかむことのできない黄金の日々」

瑞樹「だから、こどもだということにコンプレックスを抱くのではなくて、こどもだということを楽しんでみなさいな」







瑞樹「なんて、お説教臭かったかしら」







ありす「いえ、有意義なお話が聞けました。ありがとうございます」







瑞樹「どういたしまして。あら、もうこんな時間。ありすちゃん行きましょ、プロデューサー君が待ってるわ」







ありす「はい」タタタ

――

――――



ちひろ「……」







ちひろ「まあ、彼女たちがこれ以上年を取ることはないんですけどね」







ちひろ「それは画面の前の皆さんが一番よく理解しているんじゃないですか?」







ちひろ「うふふ」





おわり



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