2016年07月25日

幸子「もう、身体を張るお仕事はイヤです!」

・輿水幸子のSSです

・書き溜めをバンバン投下していきます

・誤字脱字がありましたら申し訳ございません

・勢いで書いたので、結構短めです





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467971078



幸子P(以下、P)「そんなこと突然言われてもだな・・・もう結構仕事も入っちゃってるし」



幸子「・・・どんなお仕事ですか?」



P「えーっと・・・【海外の遊園地でバンジージャンプ】、【幸子VSアナコンダ】、【火口の上からバンジージャンプ】、【ワニと一日同居生活】それから・・・」



幸子「も、もういいですっ!」



P「あ、【心霊スポットで逆バンジー】もあった」



幸子「バンジー多すぎません!?」



P「ファンが求めてるんだよ」



幸子「そこです!」



P「え?」



幸子「プロデューサーさんは毎回そう言いますけど、本当のボクのファンはそんな仕事望まないはずなんです!」



P「いや、ファンも喜んでるぞ?」



幸子「そんなの嘘ですね!」



P「まぁまぁそう言わずにさ・・・な?」



幸子「ボクはアイドルなんです! 芸人さんじゃないんです!」



P「あ、芸人と言えば・・・この前の収録、大好評だったみたいだぞ」



幸子「え、ホントですか!?」



P「あぁ、幸子とリアクション芸人の対決の時なんて視聴率がうなぎ登りだったってディレクターさん喜んでたよ」



幸子「まぁ、ボクにかかればこんなもんですよ!」フフーン



P「また呼んでくれるってさ」



幸子「やった!」



P「幸子ちゃん、世界の果てまで!」



幸子「イッテ〜・・・って話をそらさないで下さい!」



P「なんだよ、ノリノリだったくせに」



幸子「そのお仕事も断ります!」



P「えぇ!? この仕事貰うのかなり大変だったんだぞ・・・」



幸子「そんなこと知りません! どうせまた二人で危ないことをさせるつもりでしょう!?」



P「・・・まぁ、あのリアクション芸人さんが認めたくらいだからな」



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芸人D『ぜぇ、ぜぇ・・・幸子ちゃん、なかなかやるじゃない』



幸子『も、もう動けません・・・』ハァ、ハァ



芸人D『アイドルだからって甘く見ていたよ・・・ごめんね幸子ちゅん』



幸子『ちゅん・・・?』



芸人D『君は・・・俺のライバルになりうえる娘だ・・・』



幸子『なりう・・・え、なんですか?』



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幸子「なおさらイヤです! このまま仕事を受け続けたら、真っ当なアイドルに戻ってこれなさそうじゃないですか!」



P「別にいいじゃん」



幸子「良くないですよ!? さっきも言いましたが、ボクは芸人さんじゃないんです!」



P「・・・でも、その時の収録でさ」



幸子「え?」



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AD『ザリガニの準備できましたー』



D『おう、そこ置いといて』



AD『はい』ドサッ



幸子『す、すみません!』



AD『?』



幸子『あの・・・ザリガニさんはもう少し丁寧に扱っていただけませんか?』



AD『は、はぁ・・・』



芸人D『その通りだよ! ザリガニは俺達の大事な商売仲間なんだから丁寧に扱ってくれなきゃ困るよ君!』



AD『す、すみません!』



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P「そこの気遣いができるところも芸人と言うか・・・」



幸子「ち、ちがいます! それは・・・」



P「その後の撮影でもさ・・・」



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AD『バンジージャンプの準備できましたー!』



幸子『はい!・・・あれ?』



D『どうしたの?』



幸子『このカメラ・・・ちゃんと固定されてませんね・・・飛んだ時にずれてしまうかもしれません』



D『どれ・・・壊れてるじゃねぇか! AD! 事前に確認しとけ!』



AD『す、すみません!』



D『いいから新しいの持ってこい!』



AD『実は・・・それしかなくて』



D『なんだと!?』



幸子『大丈夫です! ボクがカメラを持って撮りますので!』



D『え・・・大丈夫?』



幸子『ボクに不可能はありませんので!』フフーン



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P「・・・まぁ、結局失敗してたけど」



幸子「ボクなりに頑張ったんです!」



P「結果はどうであれ、バラエティ番組のプロ意識が高いというか・・・」



幸子「違います! ボクは全てにおいて完璧を目指しているだけです!」



幸子「そもそも、プロデューサーさんがバラエティの仕事しか持ってこないから勘違いするんですよ!」



P「じゃあなにか? 俺がバラエティしか取ってこれない無能だとでも言うのか!?」



幸子「そ、そんなこと言ってません!」



P「誰が無能プロデューサー・・・だっ!」ドンッ!



幸子「・・・」ピョーン



P「ほらな?」



幸子「か、身体が勝手に・・・」



P「どうやら身体は正直のようだな」ヘッヘッヘ・・・



幸子「そんなのボクは認めません!」



P「もう認めてラクになろうぜ?」ウヘヘヘ



幸子「いやだ!・・・芸人さんなんかになりたくない!」



P「・・・さっきから言わせておけば」



幸子「え?」



P「芸人を馬鹿にするような発言ばかりして!」



幸子「い、いえ・・・そういうつもりじゃ」



P「いいや! さっきから『芸人は嫌だ』とか言って、否定ばかりしているだろ!」ズイッ



幸子「そ、それは・・・」



P「芸人だって立派じゃないか!」ズイッ



幸子「それはもちろん!・・・ボクだって芸人さんを否定をしているわけでは・・・ん?」



幸子(あれ・・・?)



P「じゃあ一体どういうつもりなんだ!?」ズイッ



幸子(や、やっぱ近づいてきてる!?)



幸子(こ、この流れは・・・もしかして!)



P「幸子、聞いているのか!?」ズイッ



幸子(ち、ちかいっ!・・・やっぱ・・・アレだよね!?///)



P「・・・」ソーッ・・・



幸子(か、顔が近づいて・・・わー!///・・・あっ)



チュッ



幸子「・・・」



幸子「あれ・・・?」



幸子「・・・おでこ?」



幸子「・・・」



幸子「おでこ・・・」



P「どうした? もしかして、口の方が良かったのか?」ニヤニヤ



幸子「ち、ちがっ・・・///」



P「口はまだ早いかなぁ〜」



幸子「別にそんなこと言ってませんっ!///」



幸子「そうやって毎回ボクをからかって、プロデューサーさんは本当に酷い人です!」



P「ごめんごめん、幸子が可愛くてつい・・・」



幸子「そんなことは理由になりません! 第一プロデューサーさんはボクの事を雑に扱いすぎです!」



幸子「この前のロケの時なんt・・・P「」ドンッ!



幸子「」ピョーン



P「やっぱ幸子は可愛いなぁ」アハハ



終り





20:30│輿水幸子 
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