2016年08月05日

「どうも! リポーターの本田未央です!」

目で見るのではありません。

心で見るのです



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未央「皆さん始めまして。このコーナーでは今話題のアイドルに取材をするコーナーです」





未央「本日は、とあるアイドルのお家に来ています」



未央「いやー、さすが名家のお嬢様だけあってお家も大きいですねぇ……」



未央「それでは早速お邪魔したいと思います」



ピンポーン





使用人「お待ちしておりました。それでは御案内いたします」



未央「すごい! 爺やだ! 爺やだよ!」



未央「見て下さい! あちらに綺麗な薔薇と噴水が」



スタッフ「そういうのいいんで先に行きましょう。尺勿体ないんで」



未央「あ、はい」



使用人「こちらにお嬢様がお待ちでございます」



未央「それでは入りたいと思います」



コンコン



「どうぞ」



未央「失礼しまーす」



千秋「皆さん初めまして。佐城学准教授の黒川千秋と申します」



未央「」



千秋「今日は佐城学について聞きに来たのよね? いいわよ、何でも聞いてちょうだい」



未央「待て待て待て待て、待ていっ!」



千秋「何かしら?」





未央「今日は、千秋さんにインタビューしに来たんです」



千秋「知ってるわ。佐城学についてでしょう?」



未央「アイドル活動について聞きに来たんです! 佐城学について聞きに来たわけじゃありません!」



千秋「そうなの? 私は、佐城学について取材に来ると聞いていたのだけど……」



未央「え? そうなんですか?」



千秋「ええ、そこのスタッフから」



未央「スタッフ、ちょっとしっかりしてよ!」



スタッフ「サーセン、間違えちゃったっス」



未央「それじゃ、考える時間もいりますし、少し時間を……」



千秋「その必要はないわ!」



スタッフ「流石黒川さんだ……」



千秋「だったら番組の内容を変更すればいいのよ! 今更知ってること聞いたって視聴者はつまらないわ!」



スタッフ「おぉ……流石……」



未央「何でだよ!!」



千秋「ちょっと資料を持ってくるわ」



スタッフ「あ、手伝います」



未央「止めてよ!」



千秋「持ってきたわ」



未央「多いよ! 広辞苑何冊分!? もうこれだけで、ドラマワンクール分くらいあるよ!」



千秋「まだあるわよ!」



未央「もういらない! そんなにあったら尺がどれだけあっても足りないじゃん!」



スタッフ「あ、尺余裕あるんで全然大丈夫です!」



未央「冒頭では尺勿体ないとか言ってったじゃん!」



スタッフ「言った?」



千秋「言ってなかったわ」



スタッフ「ほらね、言ってないでしょ?」



未央「そもそも千秋さんいなかったでしょ!」



スタッフ「すいません、そろそろ始めてもらっていいですか」



未央「分かりました! やります、やりますよーっだく」



千秋「全く……。とんだアクシデントの連続ね」



未央(アクシデントの張本人が何を言ってるんだよ……)



未央「はい! というわけで今から、インタビューをするのはこの人!」



千秋「佐城学准教授の黒川千秋です。よろしく」



未央(結局、そっちかぁ……)



未央「あのー、佐城学って何なんですか?」







千秋「………」



未央「………」



千秋「………」



未央「………」



千秋「………」



未央「何か言ってよ!」



千秋「ちょっと! まだ説明の途中よ!」



未央「何も聞こえませんでしたけど!?」



千秋「それは耳で聞いているから聞こえないのよ」



スタッフ「そうだぞー!」



千秋「佐城学とは、心で聞くものよ」



未央(もうツッコミ入れるのも疲れてきた……)



未央「それじゃ番組が成立しないの!」



千秋「注文が多いわね……」



未央「誰のせいだ! 誰の!」



千秋「なら、これでいいでしょう」ピッ



未央(千秋さんだから、まともな番組なると思ったのに……)



未央(それがまさか……、ゆきみん大好き星人だったなんて……!)





ミスグリーン「レッスン1!」



ペロ「ニャッ!」



えみ「おはようございます」ピッ



千秋「今のが佐城学の言語分野に当たるもので、通称ペロ会話と呼ばれているわ」



未央「どっちかって言うとペロ学じゃない!?」



千秋「そうとも言うわね」



未央「もう帰っていいですか……?」



それから8時間にわたり佐城学について話す千秋さんと、死んだ魚の目をした未央の様子がテレビで放映され、その番組の視聴率は胸囲の72%を超えたという……。







―おまけ―



未央「あーもう疲れた……」



ガチャッ



藍子「未央ちゃん、おかえりなさいっ!」



未央「あーちゃん! あー癒されるなぁ……」



藍子「今日の撮影は大変だったらしいですね」



未央「そうなんだよ……。千秋さんが延々とゆきみんについて語るからさ……」



藍子「というわけでっ、お疲れと思って今日は特別なものを準備したんですっ!」



未央「それは楽しみだなぁ」



その時未央に刺客が現れる。



こずえ「……みお……おかえりぃ……」



未央「くっ! 何だこのゆるふわ空間っ……!」



未央「こんなのに私は屈しなっ……」



こずえ「……いっしょにねよー……」



未央「ふわぁぁぁぁぁっ……」



未央(やっぱりゆるふわには勝てなかったよ……)



こずえと藍子二人によって作られた、超ゆるふわ空間。



それに囚われた人間は、どんなまじめ人間でも駄目にしてしまう恐ろしい空間なのだっ!



未央「佐城学? 冗談じゃない!」



未央「やっぱり今の時代は遊佐学だよね!」



終り









22:30│本田未央 
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