2016年08月09日

武内P「魔法の鐘が鳴った後」

※武内Pが各アイドルと結婚した妄想設定。

短いです。





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469625632







case.渋谷凛





武内P「ただいま戻りました」ガチャ



凛「おかえり、P。お疲れ様。今日は早いんだね」



武内P「はい。島村さんと本田さんがたまには早く帰れと」



凛「ふふ、懐かしいな。みんな元気?」



武内P「ええ」



凛「そっか」



凛「……」キョロキョロ



武内P「どうしました?」



凛「え、えっと……おかえりの……きす」



武内P「……ふふ」



凛「わ、笑わないでよ!」///



武内P「すみません。凛が可愛くて、つい」



凛「も、もう……」



凛「んっ……」



p「お母さん、晩ご飯は?」トントントン



p「あっ…………」



凛「っ!?」ビクッ



武内P「!」



p「…………」



p「……夫婦仲良いのはいいよ。俺も嬉しい。けどさ……」



p「せめて節度ってものを持とうよ。俺のいない時にやるとかさ」



凛「ち、違うよp、これは――」



武内P「違いませんよ」



凛「ばっ、ばかぁっ!」///



p「…………」



p(あと一時間は終わらないな……)



p(……外で食おう)ガチャ





case.諸星きらり





武内P「ただいま帰りました」



きらり「おかえりPちゃん!」



武内P「おや……子供たちは?」



きらり「今日は杏ちゃんが見てくれるって!」



きらり「きらりとPちゃんの結婚記念日だからって……えへへ」



武内P「それは……今度、お礼を言わねばなりませんね」



きらり「うんっ」



武内P「では双葉さんのご厚意に甘えて、今日は二人で過ごしましょうか」



きらり「うぇへへ……やったー★」





数時間後、杏ハウス



武内P「こんばんわ」



杏「あ、プロデューサー」



武内P「双葉さん、本日はありがとうございました」



武内P「きらりもとても喜んでいました」



杏「いいよ別に。その代わり休みちょうだい。半年くらい」



武内P「……そればかりは私の権限ではどうにも」



杏「冗談だよ、相変わらずくそまじめだなぁ」



杏「それにしてもプロデューサーさぁ」



武内P「はい、なんでしょう」



杏「ちょっと子供作りすぎじゃない?」



p1「杏おばちゃん、お小遣いくれよー」



杏「誰がおばちゃんだコラ。そんな事言う奴には飴もあげないからな」



p2「杏ちゃーん、ケーキたべよー★」



杏「はいはい。ちゃんとご飯食べてからだぞ」



p3「うぇぇ……わたしピーマンきらい……」



杏「こら、好き嫌いしてると杏みたいに大きくなれないぞー」



p4「杏ちゃんかわいいいい! ぎゅーってするー☆」ギュー



杏「のああああああああ!?」



武内P「……すみません?」



杏「いや、疑問形で謝られても困るけど」



武内P「面倒見がよろしいのですね」



杏「……うるさいな」





case.双葉杏





p「ただいまー……うわっ」ガチャ



杏「…………zzz」クカー



武内P「お帰りなさい、p」



p「……な、何やってんだ親父……」



武内P「杏が家事でお疲れのようなので、膝枕を」



p「お袋なんていつも寝てんじゃん……親父の方が疲れてるだろ」



武内P「いえ、プロデュースに全力を傾けていた全盛期に比べれば、管理職になった今はだいぶ身体的には楽ですよ」



p「そんなもんか……あ、晩飯は?」



武内P「ありますよ。用意しますね」



p「いいよそれくらい、自分でやるから」



p「お袋が起きるしな」



杏「んが……」ボリボリ



p「…………」



p「けど、いくらなんでもぐうたらし過ぎじゃないかお袋……」



p「俺にとってはいい意味で反面教師になってるのかも知れないけど」



武内P「家事やその他諸々はきちんとこなしてくれていますよ」



p「確かに要領はいいと思うけど、それにしたってだらけ過ぎだと思うぜ」



武内P「……杏が全力を出すのは、いざという時。それも大切な人の為だけなんです」



p「……なんだよそれ」



武内P「先ほどpも言ったように、杏はこう見えて何事に対しても柔軟な思考でこつを掴むのが早く、要領よくやってしまいます」



武内P「アイドルをやっていた時もそうでした」



武内P「だから何事に対しても力を抜いて臨むのが杏のスタイルなのですが……」



武内P「私の知る限り、杏が本気を出したのは二回だけ」



武内P「私と共に生涯を歩んでくれると決め、その為にトップアイドルとなると決めた時」



p(あ、さり気にのろけやがった)





武内P「そして、pを懐妊した時です」



p「…………」



武内P「今だからこそ話しますが、この小さな身体ですから、当時はかなり辛そうだったんですよ」



武内P「本当に無事に産んであげられるのかどうか、そんなことを毎日のように懊悩していました」



武内P「……代わってあげたいと思う程に」



p「まあ……想像はつくけど」



p「……そっか」



p「ま、やる事やってくれりゃ俺はいいんだけどな」ポリポリ



p「しかし……」



p「……寝てると本当に小学生かそこらに見えるな」



武内P「そうですね」ナデナデ



杏「うへへ……」ニヘ



p「お袋から産まれてきたのが実の息子ながら信じられない……」



武内P「実は私も妊婦姿が思い出せません」



p「お袋ってこの年でこの外見だろ……?」



p「妊婦姿って絵面的に犯罪だと思うぞ……」



武内P「はい、一緒に歩いているとよく職務質問されました」



p「されたのかよ!」





杏「ふわぁ……あぁ?」パチ



p「あ、悪い。起こしちまった」



杏「あぁ、おかえりp……」ムク



杏「ごはん食べるでしょ?」クシクシ



p「ん、あぁ……食うけど、ちょっとその前に頭冷やしてくる」



杏「……?」



杏「おとーさんとなんかあったの?」



武内P「男同士の話ですので、杏には秘密です」



杏「なにそれこわい」



杏「まぁいいや、じゃあ帰ってくるまでもうひと寝入りしよう」ゴロン



p「まだ寝る気かよ……」



p「……行ってくる」



杏「あ、そうだ」



p「なんだよ」



杏「ついでにコンビニでコーラ買ってきてー」ニヒ



p「…………」



杏「缶のやつねー」フリフリ



p「……わかったよ」



武内P「夜道は心配です。ついて行きましょう」スッ



p「いいって、そんな年じゃねーから!」



武内P「しかし」



p「それにお袋ならともかく、親父に似てでかくなったこんな野郎を誰が襲うんだよ」



杏「なんだとー、せっかく美形に産んでやったのにー」



p「それ結構、学校でネタにされるんだからな……巨体なのに童顔だって」



杏「男の子でおかーさんに似て背が低いよりはいいじゃん」



p(そういう問題なのか?)



武内P「では、行きましょうか」



p「いや、だからついてこなくていいって……」





case.三村かな子





かな子「よっし、食器のお片づけ終わりっ」



かな子「あとはPさんの分を用意して……と」



かな子「はぁぁ……やっと終わったー」モゾモゾ



p「おふはれさまー」バリボリ



かな子「ふう……冬のおこたは最高だね……」



p「そうだね。お母さんもおせんべい食べる?」モグモグ



かな子「食べるー」パリ



かな子「あ、そう言えば昨日法子ちゃんからドーナツもらってたんだ」ムシャムシャ



かな子「確かここに……」ゴソゴソ



かな子「あったぁ♪」



p「さっきご飯食べたのにドーナツ食べるの……?」



かな子「甘いものは別腹だからね」



p「言いたいことはわかるけど……食後にそんな高カロリーなもの食べて太らない?」



かな子「おいしいから大丈夫だよ」



p(何が大丈夫なのか全然わからない)



p「まあいっか、私も今からここで勉強するから夜食用にもらおうかな」



かな子「何がいいかなぁ……」



p「ポンデリングとクリームブリュレのアップルシナモンはもらってくよ」



かな子「それはダメ! クリームブリュレはお母さんが食べたいの!」



p「私とお母さんとお父さん用に三つずつあるじゃない……」



かな子「あ、本当だ……ごめん」



かな子「…………」ゴクッ



p「…………」



p「……お父さんの分、食べたらダメだよ」



かな子「たっ、食べないよ!」





p「それにしてもドーナツとなるとお茶が欲しいね」



かな子「そうだね……」



p「…………」



かな子「…………」



p「…………やろうか」



かな子「…………そうだね、負けないよ」



p「アップルパイ」



かな子「イチジクのタルト」



p「カブト虫……じゃなくて、トッポ」



かな子「ポテロング」



p「グリコ」



かな子「コアラのマーチ」



p「チュッパチャプス」



かな子「す……す……」



p「あれおいしいよね、スタバのあっためて食べるやつ」



かな子「うん、おいしいよね、スコーン!」



かな子「……あっ」ハッ



p「はいお母さんの負けー」



p「お茶淹れてきてね。私シナモンティーがいいな」



かな子「ず、ずるいよp!」



p「負けは負けだよ」ニヒ



かな子「う、うう……わかったよ」



かな子「うーん」モゾ



かな子「んんんん……」モゾモゾ



p「……何やってるの?」



かな子「おこたの魔力の前では自分からじゃ出られないの……引っ張って……」グダー



p「…………」ハァ



p「はいはい……あんまり食っちゃ寝して横着しすぎるとまた太るよ、お母さん」ゴソゴソ



かな子「ま、またって言わないでよ! まだ大丈夫だもん!」





p「じゃあ足持って……と、引っ張るよー」ガシッ



かな子「え、そっちから引っ張るの?」



p「だって私もこたつから出たくないもん」



p「いくよー」



かな子「よろしくー」



p「ん、っと」グイ



かな子「あぁ〜」ズルズル



p「よいしょ、んしょ、っと」グイグイ



かな子「っ!?」ビクッ



p「あれ、進まない……」グイグイ



かな子「ち、ちょっと待ってp」



かな子「お、おなかが……」



p「お腹?」



かな子「おなかが……ヒーターにつっかえて……」エヘ



p「どんだけお腹出てるの!? 私の弟か妹がいるの!?」



かな子「そ、そんなに出てないもん!」



かな子「そ、それに二人目なんて……お父さんさえ良ければ……だけど」///



p「はいはい、ごちそーさま」



かな子「あっ」ピクッ



p「?」



かな子「ひ、ヒーターが直に当たって……あっ、あつっ、あああ熱い熱い熱い!」



p「えっ、あっ、ちょっ、暴れたら危ないよ!」オロオロ



かな子「おっぱいとおなかが熱いよおおおおお!」ジタバタ



p「えっと……そうだ、逆から引っ張れば――」ガッシ







武内P「ただいま帰りました」ガチャ



武内P「…………っ」ビクッ



かな子「  」チーン



p「はあ……はあ……」



かな子「  」



p「危なかった……もう少し遅かったらお母さんは脂肪が燃焼して消滅しちゃうところだった……」



武内P「……な、何をしているのでしょうか?」





case.星輝子





武内P「…………」



p「ヴォオオオオオオオイ」ガクンガクン



輝子「フフ……いい子よp、その小刻みに震えながらの悪魔のようなガテラルはまるで京さんかダン・スヴァノみたいだ……フヒ」



武内P「…………」



武内P(小学生にしてグロウルはおろかガテラルまで嗜むのはどうなんでしょうか……)



p「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛イ」ブンブン



輝子「フヒ……な、ナイスシャウトアンドヘドバン……」



武内P「あの、輝子」



輝子「な、なにかなダーリン」



武内P「輝子の影響とは言え……まだ声変わりも終わっていない小学生のうちからシャウトやスクリームは喉に悪い気が……」



輝子「た、たしかに……p」



p「?」



輝子「pは低迷気味のじ、ジャパニーズメタル最後の希望……」



p「……」



輝子「パパも言うように……む、無理なシャウトはしちゃいけないよ」



p「……」コクリ



武内P(これで少しは普通になるでしょうか……)ホッ



輝子「の、喉を傷めないシャウトの仕方を……お、教える」



武内P「輝子」





※グロウル、ガテラル、スクリーム、共にメタルのシャウトの種類です。





case.城ヶ崎美嘉





莉嘉「おはよー」



p「莉嘉ちゃん!」タタタ



莉嘉「おはようpちゃん、今日もかわいいねー」ナデナデ



p「えへへ……ありがとう!」



莉嘉「あれ、pちゃんだけ?」



莉嘉「おかーさんは?」キョロキョロ



p「お買い物だよ。すぐ戻ってくるって」



莉嘉「なーんだ、ケーキ買って来たのに……」



p「莉嘉ちゃん、お話しようよ」



莉嘉「いいよー、何のお話にしようか」



莉嘉「そうだ」ピコン



莉嘉「ねえpちゃん、おかーさんとおとーさん、どうやって付き合い始めたのか教えてあげよっか?」



p「えっ、莉嘉ちゃん知ってるの?」



莉嘉「うん、その場にいたからねー」



莉嘉「実は私が恋のキューピッドやったんだよ?」



p「ほんと!?」キラキラ



莉嘉「はたからみてもお互い好き合ってるのに、いつになってもくっつかないから子供心にやきもきしたよー」



莉嘉「それで、もう無理やりくっつけちゃおう!って思ったんだ」



p「へえー」





……

…………

………………



莉嘉『ねー、Pくーん』



武内P『はい、なんでしょう』



莉嘉『Pくんって恋人とかいるの?』



美嘉『…………!』ピクッ



武内P『……いえ。いい年をして恥ずかしながら、いません』



美嘉『へ、へえ、そうなんだ……ちょっと意外かな』



武内P『そうでしょうか……』



武内P『家庭を持った方が社会人として信頼を得るのもわかるのですが……』



武内P『妻とは生涯のパートナーです。こればかりは、軽々に決められるものではないと思いますし』



美嘉『ふーん、そうなんだ……』ソワソワ



莉嘉『…………』ハァ



莉嘉『じゃあさ、お姉ちゃんもずっとフリーなんだからPくんと付き合っちゃえばいいじゃん!』



武内P『えっ……と』



莉嘉『だってお姉ちゃん、Pくんのこと好きだもんね?』



美嘉『ちょっ、ちょっと莉嘉、何言ってんのよ!』カァァ



武内P『…………』



美嘉『あっ、いやっ、プロデューサーが嫌いとかそういうことじゃないからね?』アセアセ



莉嘉『Pくんだってお姉ちゃんのこと、好きでしょー?』



武内P『……はい』



美嘉『え゛っ、あっ、な、うえあぁっ!?』///



莉嘉『?』



美嘉(落ち着け……落ち着けカリスマギャルあたし……!)



美嘉(プロデューサーのは友達としての『好き』だよね……うん)



美嘉(こういう時こそ、余裕のある返しを……!)



美嘉『え……えっと……』///



美嘉『それじゃ、あっ、あたしがプロデューサーの……こ、恋人になってあげよっか?』



美嘉『な、なんちゃって――』



武内P『……お願いします』ズイ



美嘉『へっ?』キョト



莉嘉『!』



武内P『私と美嘉さんはアイドルとプロデューサー……』



武内P『このような機会が無ければもう一生言える気がしません』



美嘉『ぷ、プロデューサー……?』ドキドキ



武内P『貴女のことが好きです』



武内P『一人の、女性として』



莉嘉『わぁぁ……!』キラキラ



美嘉『…………!』パクパク



武内P『アイドルではない道でも、私と一緒に歩んでもらえますか』





莉嘉「……なんてことがあってね」



p「ロマンチックだねー!」パァァ



莉嘉「お姉ちゃんはその後嬉しさのあまり大泣きしちゃって大変だったよ」



莉嘉「付き合い始めてからもなかなか進展しなくってねー」



莉嘉「ほら、お姉ちゃんってカリスマギャルだったけど、すっっっごいピュアだから」



p「あっ」



莉嘉「ん?」クルッ



美嘉「…………」



莉嘉「…………」タラー



莉嘉「お、お姉ちゃんおはよ!」



莉嘉「……け、ケーキ買って来たけどたべる?」



美嘉「…………」



莉嘉「……おいしいよ?」



美嘉「莉ぃぃぃぃぃぃ嘉ぁぁぁぁぁぁぁ!」







武内P「……あの」



美嘉「なに?」パクパク



武内P「莉嘉さんの分のケーキは……」チラ



莉嘉「あっ、いや、私は――」



美嘉「いいのよ、莉嘉ダイエット中だから」ゴクン



美嘉「ねっ?」ニッコリ



莉嘉「う、うん……」



武内P「は、はぁ……そうですか」



莉嘉(お姉ちゃんのマジギレ何年ぶりだろ……)ガタガタ



p「莉嘉ちゃん、あたしのぶんたべる?」





08:30│モバマス 
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