2016年08月15日

五十嵐響子「感謝と誕生日」

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです

誤字脱字あるかもしれませんが、脳内変換でお願いします



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470837720



響子「誕生日プレゼント……ですか?」







モバP「ああ、最近アイドル活動ま頑張ってくれてるし、ちょうどいい機会だと思ってな」





響子「そんな……わざわざ気を使ってくれなくてもいいですよ、こういう風にプロデューサーさんと過ごせるだけで幸せですしっ!」





モバP「嬉しいこと言ってくれるなぁ。まあでもさ、せっかくだし、俺の顔を立てるとでも思って何でも言ってくれよ」



響子「うーん、でも今欲しいものも特にないですし……」





モバP「物じゃなくても、何かしてほしいたかでもいいんだぞ」





響子「……あの、それじゃあひとつお願いしていいですか?」





モバP「おう、俺に出来ることなら何でも言え」





響子「それじゃあ…………」

――――

――





響子「?〜」





モバP「…………」





響子「……よしっ」





モバP「…………」





響子「あっ、味見しますか?プロデューサーさん」



モバP「いや、味見はいいけど……本当にこれでよかったのか?」





響子「もうっ、その質問何度目ですか?」





モバP「だってなぁ、誕生日プレゼントとして夕飯を作らせてくれってどうなんだ」





響子「いいんです、誕生日だからこそ今まで伝えきれなかった感謝の気持ちを伝えたいんですっ!」



モバP「なかなか頑固だよなぁ響子も」





響子「えへへっ……お米も炊けたみたいですし、早速ご飯にしましょうか!」





モバP「そうだな、皿とか準備するの手伝うよ」





響子「あっ、ありがとうございます!」

モバP「さて、それじゃあいただきます」





響子「どうぞっ、召し上がってください!」





モバP「……美味いな、やっぱり自分で作るのとは違うよ」





響子「愛情を込めてますから!」





モバP「愛情か、確かに自分で食べるものに愛情は込めないしな」

響子「そういえば、プロデューサーさんもお料理するんですか?」





モバP「時間があるとき、たまにだけだけど」





響子「あ、やっぱり忙しいんですね」





モバP「まあな、うちの事務所も売れっ子が増えてきてるしこれからももっと忙しくなると思う」





響子「そうですか……それじゃあ私もプロデューサーさんの負担にならないように頑張らないとなぁ」

モバP「別に気を使う必要はないよ、多少手間もかかった方が可愛いげがあるし」





響子「それでプロデューサーさんが倒れたりしたら大変じゃないですか」





モバP「大丈夫大丈夫、響子の料理で回復したから」





響子「そうやってすぐ誤魔化すんですから」





モバP「ははは……でも回復したのは本当だぞ、毎日でも食べたいくらいだよ」

響子「毎日……」





モバP「そうそう、響子はいいお嫁さんになるよ」





響子「お、お嫁さんですかっ!?」





モバP「俺も響子みたいな気が利くお嫁さん欲しいなぁ……」





響子「…………///」





モバP「もういっそ響子がウチに来てくれればいいのに」





響子「え、ええええっ!?」





モバP「なーんて……どうかしたか?」

響子「い、いえ……なんでもないです!それよりほら、早く食べないと冷めちゃいますよ?」





モバP「そうだな、折角の響子の手料理なのに」





響子「そんなにありがたがらなくても、言ってもらったらいつでも作りますよ?」





モバP「そうか、じゃあまた今度頼もうかな」





響子「はいっ、喜んで!」

モバP「ごちそうさまでした」





響子「ふふっ、お粗末様ですっ」





モバP「さて、響子……これを受け取ってくれ」





響子「紙袋……なんですかこれ?」





モバP「ごちそうになったことも含めてのお礼兼プレゼントだ」



響子「そんなっ!私がしたかったからしたんですから、お礼なんていいですよ……」





モバP「今日のことだけじゃない、お前が生まれてきてくれたことに対してもだ」





響子「生まれてきたこと……」





モバP「そう……人として『五十嵐響子』として生まれてきてくれたこととアイドルとして『五十嵐響子』として生まれてくれたことだ」



響子「アイドルとして……ですか」





モバP「ああ、おかげで響子をプロデュースするっていう楽しい毎日を過ごせている……まあ、アイドルとしての誕生日が今日ってわけじゃないけどな」





響子「…………」





モバP「というわけで響子……誕生日おめでとう、そしてありがとう」





響子「アイドルとして……そうですね、だったらプロデューサーさん」





モバP「ん、どうした?」





響子「私を生んでくれてありがとうございますっ!こんな私ですけど、これからもちゃんと見守っていてくださいね!」





モバP「ああ、もちろんだ」



――――

――







響子「あ、これ開けてみてもいいですか?」





モバP「ああ、ぜひ開けてくれ」





響子「……これって、リボンですか?」





モバP「そうだ、いつも髪を結んでるだろ?ちょっとチープだったかも知れないがな……」





響子「そんなことないです、とっても嬉しいですっ!」





モバP「喜んでもらえたならよかった」











響子「嬉しいですけど……実は2つだけ、欲しいものがあったんです」





モバP「なんだ、欲しいものがあったんじゃないか。言ってくれたらプレゼントしたのに」





響子「いいんです……だって、プレゼントされたら意味がないものですから」





モバP「? そうなのか」





響子「だから、いつか絶対にその2つをつかんでみせますから見ていてくださいね!」







響子(トップアイドルの座と、プロデューサーさんのハートを!)





おわり



22:30│五十嵐響子 
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