2016年08月17日

芳乃「水垢離でしてー」 モバP「プールだよ」

芳乃「ほー」プカプカ



芳乃「涼しくー、心地よいのでしてー」プカプカ



芳乃「…ほぉー」プカプカプカ





芳乃「ほほぉー」プカプカプカプカ







モバP(以降P表記。わかるわ)「あれ芳乃?おーい芳乃ー?」



P「あれ、さっきまでここにいたのに…おーい!芳乃ー、芳乃さんやーい!」









芳乃「どこまでいくのでしょうー」プカプカプカ



芳乃「このままー、どこまでも流されていくのでしょうかー」プカプカ



芳乃「…いけませんー。それではかの者に会えなくなるのでー」



芳乃「うんしょ、んっしょ……」



芳乃「駄目ですー、この流れには逆らえませんー」プカプカ



芳乃「うぅ…」



芳乃「そなたぁー…」









P「あ、いた」



芳乃「そなたー」ガシッ



芳乃「危うく、もう二度と会えないかとー」



P「いや、流れるプールなんだから1週すりゃ戻ってきますわ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469718333





アッキー「前日の話だ」





P「プールのタダ券?」



ちひろ「はい、この前取材したリゾート施設からお礼にと。どうせ私は仕事ですし」



P「ええ、そりゃ俺は都合よく明日はオフですし…いいんですか?」



ちひろ「いいから「どうぞ」って言ってるんですよ?」



P「…何モバコインですか?」



ちひろ「どっせい!」ドスッ



P「どっぽ!」ゴフッ



ちひろ「まったくもう…何でもかんでも私が金銭を要求する金の亡者だと思ったら小間違いですよ!」



P「げふっ…そこで大間違いと言わないところが流石ですね」



ちひろ「ペアチケットですし、折角ですから誰か誘ってデートでもしてきたら如何ですか?そんでもって後々修羅場になればいいです」



P「ちひろさんって俺の事嫌いでしょ」



ちひろ「えー?別にそんなこと」



ちひろ「さぁさぁ、だれを誘うんです?明日オフの娘は何人かいますよー?」



P「そんなことあるのか無いのかちょっと気になるんですけど」



ちひろ「細かいこと気にしてると頭皮が爽やかになりますよ?」



P「パッション部門のPじゃあるまいしフサフサですわい」



ちひろ「ふふ、そう言っていられるのも今のうち…日に日に朝起きると枕に落ちた抜け毛の数が…」



P「やめろぉ!年齢関係なくその手の話は男の心に突き刺さる!!」

P「しかしペアチケットか…何かありがちなパターンですね」



ちひろ「またそんなメタい事を…で、誰と一緒にいきます?」



P「いや、2枚ともアイドルにあげちゃえば万事解決では」



ちひろ「施設の方はプロデューサーさんへのお礼にと、それをくれたんですからプロデューサーさんが使わないと」



P「そんな感謝されるような事はしてないんですが…」



ちひろ「空きスペースに半日でプール増設したバケモノが何言ってんだ」



P「うーん、でも確かに俺に下さったものなら俺が使うのが社会人のルールですよね」



P「わかりました。ではありがたく明日のオフは思う存分水に浮かんで沈んで泳いで流されてくるとします」



ちひろ「どうぞ存分に。ではプロデューサーさんと一緒にいける一枠のチケットをかけて明日オフのアイドルの娘達を呼んでオークションを…」



P「おーい」ガラガラ



芳乃「はいなー」ヒョコンッ



ちひろ「わひゃっ!い、今どこから…」



P「え、引き出しからですが」



ちひろ「未来の猫型ロボットですか!」



芳乃「呼びましたかー?」



P「プールのチケット貰った。行くか?」



芳乃「ぷーる?」



P「海みたいなモンだよ」



ちひろ「全然違ぇよ」



P「同じようなモンでしょう。埼玉県民にとって海と言ったら川越水上公園なんですよ!」



ちひろ「どういうことだってばよ」



芳乃「泳ぐのでしてー?」



P「そうだな。行くか?」



芳乃「はいなー」



ちひろ「ちょっと待って。確か芳乃ちゃんって明日は仕事が入ってた筈……ってアレェ!?スケジュールが変わってる!」



P「ちひろさん暑さでボケてたんじゃないですか?」



芳乃「わーい」

P「ではお言葉に甘えて明日は楽しんできますね」



芳乃「まいりますー」



P「あ、お土産買ってきましょうか?塩素でいいかな」



ちひろ「そのお気持ちだけで結構です。楽しんできてください」



P「ありがとうございます。じゃあ今日はこれで上がりますね。帰るぞ芳乃ー」



芳乃「はいー。ではではー、失礼致しますー」ペコリ



ちひろ「…」



ちひろ「……プロデューサーさんとのプールデートチケット、どれだけの値がつくかと思ってたのに…」



ちひろ「ふーんだ、海なし県民なんか念入りに準備体操したのに足吊ればいいんですよーだ」



ちひろ「…」



ちひろ「……」



ちひろ「…ビニールプール、確か物置にありましたよね…」イソイソ









P「そういや芳乃って水着持ってたっけ?」



芳乃「ご心配なくー、この前美嘉殿からわたくしに似合うというものを頂戴しましてー」



P「そっか、それなら問題ないな」



P「…うん?」



アッキー「そして翌日だ」





芳乃「そなたをお待ちしていましたらー、いつの間にやらどんぶらこーどんぶらこー、とー」



P「うん、だってここ流れるプールだし」



芳乃「流されましたー」



P「気を付けろよ?芳乃泳げないんだろ」



芳乃「ほー」



P「ここ浅いけど芳乃は小っちゃいんだから浮き輪から落ちたらアウトだろ」



芳乃「大丈夫ですー」



芳乃「万一の場合にはー水を割りー、道を切り開きー」



P「他のお客さんに迷惑だからモーゼはやめなさい」



芳乃「ほー?」



P「ほら、その浮き輪じゃ不安定だからコッチにしなさい、こっちに」



芳乃「おおー、大きなシャチなのでしてー」ヨジヨジ



P「こういうボート浮き輪ってプールならではの醍醐味だよなぁ」



芳乃「そなたーそなたー」クイクイ



P「ん、どうした?そんな引っ張られるとこれ1枚しか着てないから大惨事になりかねんぞ」



芳乃「そなたも泳ぎましょうー」



P「もちろんそのつもりだよ。でもまずは準備体操をだね…」



芳乃「ほほー」



P「歳を取るとね、油断すると、痛い目にあうから、ねっ!」ゴキゴキベキゴキ



芳乃「関節という関節からー、凄まじき音がー」



P「よし、準備完了。入水するでごぜーますよ!」ボチャン



P「っあだだだだ!なんでっ!?何で体操したのに足つるんだよ誰かの呪いか!?」

芳乃「ほぉー…」プカプカ



P「うあー…」プカプカ



芳乃「心地良いですー…」



P「んー…この適度な振動と水温…ボーッと浮いてると眠くなるな…」



芳乃「はいー…ねむねむにー…」



P「…っていかん、何でわざわざプールに来てウトウトしてるんだ。寝たきゃ家で寝てるわい」



P「よーし芳乃ー!折角だし色んなプール巡ってくぞー!」ヒョイッ



芳乃「わひゃっ」



P「ところで芳乃ー、美嘉から貰った水着ってそれか?」トテトテ



芳乃(スク水)「はいー」



P「そっかぁ…」トテトテ









杏「んあー……」プカプカ



きらり「んもぅ杏ちゃん、ちゃんと泳ごうよぉ。折角来たのに勿体ないよぉ」



杏「いいよ…杏は夏の間ずっとこうして漂ってるよ…」プカプカ



きらり「杏ちゃんふやけちゃうにぃ」



杏(…ああ、シャチとシャチに乗った女の子抱え上げてるプロデューサーの幻が見える…)プカプカ



きらり「杏ちゃーん遊ぼうよぉ、きらりつまんないよぉー!」グイグイ



杏「あ、ちょっ、きらりパワー強っ!バランスが…あばガボゴボガボゴボ!」

芳乃「でしてぇー」ザバァー



P「おぉー」



芳乃「でしでしてぇー」ザババァー



P「うおぉー」



芳乃「そなたーそなたー、波がー、波がー」



P「波のプールだからなぁ。てか芳乃軽くてちっちゃいから面白いぐらい波に飲まれるのな」



芳乃「うあー」ザバァー



P「あんまり奥に行くなよー?波強くなるからひっくり返るぞー」



芳乃「あにゃ」ボチャン



P「言った傍から!」



芳乃「あぶばばばばばば」



P「落ち着け、落ち着け芳乃!冷静になって力を抜けば浮けるから!」



芳乃「ほわー」



芳乃「…本当ですー。助かりましたー」フヨフヨ



P「浮きすぎ。水面突破しとるがな」



芳乃「これは失敗ー」ボチャン



芳乃「あぶばばばばばば」



P「だからって落ちなくても!」









蘭子「ゴボガボゴボコボ!」



アナスタシア「ああっ、ランコがミナミに飲まれました!」



美波「アーニャちゃん、美波じゃなくて波ね。それだと凄い意味になっちゃうから」



蘭子「ゴホゴホッ!うぅ…ビックリしたぁ…プロデューサーと芳乃ちゃんがイチャついてる幻が見えたよ…」



美波「えっ?…そう言えば何となくプロデューサーさんの気配が…」



アナスタシア「ミナミはニュータイプですか」

芳乃「あややややややややや」



芳乃「ほわーーっ」ザブーン



P「お、出てきた出てきた」



芳乃「…ぷはっ」



芳乃「そなたーそなたー!もう1回やりますーもう1回やりますー!」



P「ウォータースライダー気に入ったの?何つーか意外だな」



芳乃「今度はそなたもー、そなたもご一緒にー」グイグイ



P「はいはい、行くからだから水着引っ張るなっつの」





芳乃「あやややややややや」



P「意外と早ぇぇぇぇええええ!!」



芳乃「ほわあーーっ」ザブーン



P「助けてライダー!!」ザザブーン



ヘレン「ヘーイ!」バッシャァーン



芳乃「ぷはっ」



芳乃「そなたっそなたっ、もう1回、もう1回いきましょうー」グイグイ



P「ちょ…割りとスピード感あるのね…」



芳乃「早く行きますのーでー」グイグイ



P「だから何でそう頑なに水着を引っ張るの!」









ありす「文香さん…折角来たんですから泳ぎましょうよ…」



文香「ごめんなさい…もう少し、今ジャックと本部が良いところなので…」ペラッ

P「お腹空いてきたな…何か買ってくるか」



芳乃「はいー」



P「やっぱプールと言えばたらしょっぱいポテトか着色料が凄まじいかき氷だろ」



芳乃「粉っぽいカレーや伸びた焼きそばではー?」



P「それ海な。海とプールは全然違うんだぞ?みくと前川さんぐらい違う」



芳乃「同一人物ですー」



P「店の中で食べるのも手だろうけど、やはりここは売店で買って食べるのが粋というものだろ」



芳乃「色々な売店がありましてー、目移りしてしまいますー」



P「お、たこ焼きだってさ芳乃。アレにするか?」



芳乃「歌舞伎揚げがありませんー」



P「お家にあるでしょ」











時子「…」



ほたる「あ、あの……時子さん、ここで何を…?」



時子「見て分からないのならその目玉はガラス玉か何かなのかしら」



ほたる「ご、ごめんなさいごめんなさい…あ、あの…」



時子「アァン?言いたい事はハッキリ言いなさい」



ほたる「え、えっと……」



ほたる「フランクフルト、ください…」



時子「250円よ」



雫「ソフトクリームもいかがですかー?」

店員「冷めないうちに食べろ。それがたこ焼きのルールだろう」



P「おー熱々だわ。悪い芳乃、飲み物持ってて」



芳乃「お任せくださいー」



店員「気を付けていけ」



P「ありがとうアッキーぽい店員さん」



店員「逆だ」



P「さてと…どっかベンチとか空いてないかな。ビニールシートでも持って来りゃよかったかな」



芳乃「そなたーそなたー、向こうがもうすぐ空きますー」



P「そっか、じゃあ行くか」



芳乃「はいー」



P「…って、さりげなく未来を視なかった?」



芳乃「さてさてー?」









みく「…」



まゆ「…」



翠「はふはふ……お2人とも、食べないのですか?」



みく「うんにゃ…たこ焼きにはちょっとトラウマがあるのにゃ…」



まゆ「大丈夫これは大丈夫大きくない変な色してない動いてない鳴き声も聞こえない…」ブツブツ



千枝「それにしてもプロデューサーさん見つかりませんね。会えると思って同じプールに来たのに…はふふっ」

P「腹ごしらえも済んだし遊び続けるぞー、付いてこいスク水芳乃ー」



芳乃「はいなー」トテトテ



P「ここは滝のプールだってよ。折角だし打たれてみるか?」



芳乃「おー、久方ぶりなのですー」



P「おぉう、近くで見ると結構な勢いで落ちてくるんだな…どれどれ」ザバババ



P「痛っ!勢い強っ!こんなん頭から浴びたらハゲるんじゃね?」



芳乃「大袈裟ですー、ほら、このようにー、全然平気なのでしてー」ザババババ



P「気のせいか水が芳乃の頭上で左右に割れてる気がするんですけど」



芳乃「修行の成果ですー」



P「よしのんパワー手に入るなら頑張ってみようかな…念動力ならちょっとあるんだけど…むむむーん…」



芳乃「そなたは日に日に人の枠を超えていきますー」











珠美「あばばばばばばばばば」



あやめ「あばばばばばばばばばば」



レナ「あの娘達は何をやってるの?」



早苗「滝行ごっこだって。ほら珠ちゃーん、あんまり打たれてるとますます縮んじゃうわよー?」



裕子「むむむーん…!この修行を乗り越えればきっと新たなサイキックパワーが……ひゃっ!い、いきなり水着の紐が…!?」

P「…あ゛〜…」



芳乃「ふにゃぁ…」



P「……うあ〜……」



芳乃「でしてぇ…」



P「…あかん……温水プールはあかん…出られなくなる…」



芳乃「ほあー…」



P「もう、ただの温泉やん……脱出するぞ芳乃ー…このままでは一生抜け出せなくなる…」



芳乃「もう、ここに住みますー…」



P「そだな…もう、そうしよっか…」



芳乃「永住しますのでふぶぇぶくぶくぶくぶく…」ゴボボボボ



P「おー…沈んでるぞぉ…」











卯月「はぁ〜…気持ちいいですねぇ」プカプカ



未央「そうだねぇ…それにしてもプロデューサー全然見つけられないね。まぁこれだけ広いプールだもんね」



凛「うん、さっきから匂いを探ってるんだけど途中で途切れちゃうんだ」



卯月「凛ちゃんも未央ちゃんも折角来たんだから遊びましょうよ」



凛「…卯月って水に浸かるとまともになる習性でもあるの?」



未央「いやいや、普段のデストロイヤー成分が水溶性という説も…」



卯月「?」キョトン

P「そして再び流れるプールでごぜーますよ」プカプカ



芳乃「ほー」プカプカ



P「しかしプールなんて学生時代以来だよ…仕事上プールに行く機会はあるけど入る機会は無いからなぁ」



芳乃「わたくしもー、初めて参りましたー」



P「芳乃はグラビアとかまだやってないもんなぁ。…需要あるかな。あったらあったで複雑だけど」



芳乃「ほー?」



芳乃「よくわかりませぬがー、わたくしはプール楽しいのですー」プカプカ



P「…そっか、楽しんでくれてたなら何よりだ。今度はちゃんとした水着用意しような」



芳乃(紺色スク水名札に「よしの」)「これでは駄目でしたかー」



P「駄目じゃないから駄目と言うか…」



芳乃「むむー?」











乃々「な、何を探してるんですか…?泳がないんですか…?もりくぼも泳ぎませんけど」



智絵里「えっと…四葉のクローバー、あるかなぁって…」



乃々「ここプールなんですけど」



智絵里「そ、そうだよね…やっぱり無理だよね…」



乃々「……後でお手伝いしますから今は泳ぎましょう。もりくぼは泳げませんけど…」



智絵里「うん。…108本までは見つけられたんだけどなぁ」



乃々「意外とボーボーに生えてましたねですけど!」

P「忘れ物無いかー?」



芳乃「ばっちりですー」



P「目もちゃんと洗ってきたかー?」



芳乃「うあー」ゴシゴシ



P「はいはい目薬さしたるから擦らない擦らない」テンガン メガウルオウド



芳乃「治りましたー」シパシパ



P「よし、んじゃ帰るか。明日からまた家畜の如き強制労働の日々だしな」



P「芳乃、水着着て来てたけど下着忘れたってありがちなオチは無いよな?」



芳乃「ご心配なくー」









芳乃「帰り用の水着も持ってきてますのでー」ペラッ



P「俺上着の下スク水の女の子連れて帰るのかよ…」



芳乃(白スク水)「ほー?」



P「…職質されませんように」





アー、ソコノサイタマケンミン、チョットイイカナ? チョットヨクナイデス

ウサ子「そして翌日ウサッ!」







P「はい、お土産」



凛「うん、ありがとう。まぁ私達も昨日同じプールに行ってたんだけどね」



卯月「不思議と泳いでいた記憶がありません!」



未央「しまむー乾いたらすっかり元に戻っちゃったねぇ」



P「あれ、3人もあそこにいたのか?」



凛「私達どころかオフだった人も仕事が終わった人達も、行ける人は全員行ってたよ」



P「ああ、だからお土産渡しに事務所寄ったら千川と常務しかいなかったのか…」



P(良い歳してビニールプールで遊んでた2人の姿は俺の心の中に留めておこう…)



常務(賢明な判断だ)



P(人の脳内に割り込まないでください)



凛「この事務所のアイドルが結構な人数行ってたのに、プロデューサー誰にも会わなかったの?」



未央「プール側にはすぐにバレて大騒ぎになっちゃったよね。ついゲリラライブとかやっちゃったよ」



卯月「アイドルだらけの水泳大会でしたね!ポロリは残念ながらありませんでしたけど!」



未央「うーん、しまむーのサイコ発言はポロリどころかドバドバ零れ出ててたけどね」



P「そういや誰とも会わなかったな…普段事務所の中でもエンカウント率凄まじいのに」



凛「ふーん、不思議だね」



P「そうだな、何でだろうなぁ」





















芳乃「どうしてでしょうー?」



23:30│依田芳乃 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: