2016年10月12日

渋谷凛「膝枕……してあげようか?」

フリーダム



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P「結構!」





凛「膝枕されたいからってそんなに力強く……え? 今なんて?」



P「結構と言ったんだ」



凛「え? え、何で?」



P「逆に何で膝枕されなきゃならない」



凛「だって、アイドルだよ。アイドルにされるってファンからしたら垂涎ものだよ」



P「担当アイドルにしてもらいたいなんて思いやしない。それにな。俺は膝枕してもらいたいんじゃない。どうせなら膝枕をしたい派だ」



凛「したい派?」



P「そうだ。女の子の膝を枕にして寝るより女の子に膝で寝てもらいたい。なんかこう、頼られているというか甘えられてる感じがしていい気分になれる」



凛「……」



P「膝枕……してやろうか」



凛「……うん!」



P「よーし。ソファーに行くぞ。ほら、膝に寝るんだ」



凛「お、お邪魔します。ん、膝枕されるのって結構いいかも」



P「にしてもお前何でいきなり膝枕してあげるなんて言ってきたんだよ」



凛「まあ、卯月と未央で話してたそんな話になって」



P「ふーん」



凛「なんか……眠くなってきた。スゥ」



P「ん? え? オイ凛? しぶりーん? えぇ寝たよこの子」

P「レッスンあったからたたき起こした。にしても膝枕いいもんだったな。凛の髪の毛綺麗だし寝てる間に指絡めときゃよかった。ん?」



仁奈「……」



P「仁奈? どうしたんだよそんな端っこからこっち見て。こっち来いよ」



仁奈「凛おねーさん。Pの膝で寝てました」



P「寝てたな。あいつもまだ子供で甘えん坊ってことだよ」



仁奈「……」



P「ん? ああ、仁奈も膝枕してほしいか?」



仁奈「いいんでごぜーますか?」



P「ああもちろんだ。ほら、おいで」



仁奈「それじゃあ失礼します! ふわぁ、Pからパパの匂いがするでごぜーます」



P「パパの匂いだと!? バカな。そんなに歳いってないはず。ん?」



仁奈「スゥ、スゥ」



P「また寝た。ふっ。可愛い寝顔しやがって」



美嘉『写真撮らなきゃ』



P「ん!? 幻聴か? あ、メール」



美嘉『撮った写真また送ってね★』



P「あいつ、エスパーかよ」



裕子「エスパーと言えばこの私! 堀裕子です!」



P「ゆっこ。しー」



裕子「む、仁奈ちゃんお昼寝中ですか。わかりました。サイキックサイレントー」



P「本当にわかってんのかこいつ」 

P「にしても仁奈も凛も俺の膝の上で寝て。催眠作用でもあるのか俺の膝は」



美穂「おはようございますPさん。どうしました? 悩み事ですか?」



P「おう美穂。おはよう。悩み事ってわけじゃないんだけど、そうだ。膝枕してやろうか?」



美穂「え、えぇ!? ど、どうしたんですかいきなり?」



P「ちょっと気になることがあってかくかくしかじか」



美穂「膝枕に催眠効果があるかですか。ちょっと何を言っているのかわからないです」



P「凛も仁奈も速攻で寝てな。ちょっとだけ俺の膝で横になってくれないかなーって」



美穂「その、わたし結構寝つきがいい方であんまり意味ない気もするんですけど」



P「いいのいいの。まあ、嫌なら無理強いはしないけど」



美穂「いやではないです! じゃ、じゃあ失礼します……スゥ」



P「寝たー! やっぱり寝た。にしても美穂が寝るって言うと夏樹が美穂はロックだって言ってたのを思い出すな。ん?」



美穂「ん、ん」



P「なにー!? 横になりながらヘドバンだとぉ!? このヘドバンへの執着。間違いない。連絡しなきゃ」



李衣菜『はい何ですかプロデューサー。もしかしてロックな仕事ですか?』



P「李衣菜。夏樹の言った通りやっぱりお前よりロックだったよ」



李衣菜『は?』

P「催眠作用のある膝枕……まあ枕だし寝れるに越したことはないのか」



ありす「おはようございますPさん。ちょっと聞きたいことがあるんですけど」



P「なんだよありす。会った早々に」



ありす「聞いた話によるとPさん。色んな人に膝枕をしているそうじゃないですか」



P「誰から聞いたんだよ。まあ事実だけど」



ありす「そして膝枕された人たちは皆眠りにつくとか。そんな非常識なことあり得ません」



P「あり得ないって言われても実際にそうだったし」



ありす「きっと何かの偶然です。そんなのあり得ないことを私が証明してみせます。それでは膝枕をしてもらいます」



P「ちょ、強引だな。お前もしかして膝枕されたいだけちゃうんか?」



ありす「そんなことありません。決めつけは良くありませんよ。それでは失礼します。グゥ」



P「うわ寝たぁ。頭下ろした瞬間寝たよ。びっくりした。チョロすぎて驚いた。イチゴパスタ初めて見た時ぐらい驚いた」



ありす「イチゴパスタ!?」ガバッ



P「あ、起きた。おはよう」



ありす「……寝てません! 寝てないですよ。眼を閉じていただけです。もう一度横になるので今度こそ証明してみせます。グゥ」



P「やっぱり寝た……タブレット」



ありす「ん、んん」



P「文香」



ありす「ニヘェ」



P「友紀」



ありす「ぐ、グぅ……」



P「イチゴパスタ」



ありす「イチゴパスタ!?」ガバッ



P「アッハッハ。やっぱ面白いはお前」

P「やっぱありすは見てて飽きないな。ん?」



きらり「Pちゃん。おはーしゃー☆」



P「きらりぃ♡ おはよう。そういやきらりって事務所のアイドルたちに膝枕とかしてる?」



きらり「むむむ? どしたのいきなり? やってるよぉ☆ 特にー杏ちゃんに☆」



P「だよなー。でもお前自身膝枕するばっかりでされるってことは少ないんじゃないか」



きらり「んー。一回だけぇ杏ちゃんにしてもらったことがあるけど、あんまりないかな」



P「膝枕してあげようか?」



きらり「え、えー! どしちゃったのPちゃんそんないきなり……」



P「いや、今何か流れでいろんな子たちに膝枕してんだよ。きらりもどうかなって」



きらり「で、でも……はずかすぃにぃ」



P「無理にとは言わないさ。ただいつもしてる側ならされる側になるのもいいんじゃないかって思っただけだよ」



きらり「じゃ、じゃあお願いします」



P「なんか緊張してるな。何でそんなに固くなってんだよ」



きらり「失礼します。こんなハピハピ……いいのかなぁ」



P「いいんじゃないか。幸せを感じられるなら」

P「そろそろみくにゃんかな。お」



みく「ゲッ! うわっ回り込まれた」



P「みくにゃん。俺の膝で寝ろ」



みく「何企んでんの。嫌にゃ」



P「なんでだよぉ! みくはネコだろぉ! 猫は膝の上で寝るもんだろ!」



みく「そ、そうにゃ。みくは、とってもチャーミングな猫ちゃんにゃ」



P「そうだろぉ! ぎゃんかわでプリティズム満載のキューティストだろぉ!」



みく「……今なんて!? というか強引だからヤダ」



P「チッ! 何だよ。だったら見てろよ! あそこに菜々さんがいるだろ! ぎゃんかわでプリティズム満載のキューティスト代表である菜々さんのナウなヤングにバカ受けの今ーいリアクションをよく見ておくんだな! 菜々さーん!」



みく「Pチャンテンションおかしくない? 目的変わってる」



P『ダッダーン! ボヨヨンボヨヨン!』



菜々『それ知ってます! 懐かしいですねぇ』



P『17歳が何でこのフレーズを懐かしがるんですかねぇ』



菜々『あ』



みく「何やってんだろあの人。ん? あ、李衣菜ちゃんおはよー」



李衣菜「おはよーみくちゃん。さっきプロデューサーから変な電話があってさー」



みく「Pチャンがおかしいのはいつものことにゃ。さっきもいきなり膝に寝ろって言って来てさ」



李衣菜「それって膝枕? 前になつきちにしてもらったことあるんだー。耳掃除してやるって話になってね。結構いいもんだよ膝枕って」



みく「ふ、ふーん。夏樹チャンにしてもらったんだ」



李衣菜「そうだ。みくちゃんにもしてあげようか、膝枕」



みく「え、何で?」



李衣菜「なつきちにしてもらって気持ちよかったって言ったじゃん。みくちゃんにもその時の気分を知ってもらおうかなって。ちょうどソファーもあるし」



みく「ん、そこまでいうなら、されてあげないこともないにゃ」



李衣菜「じゃあハイ。横になっていいよ」



みく「横になるにゃ。お、確かにこれはいい気持ちになれるにゃ」



李衣菜「でしょー」



みく「心なしか。結ったりした気持ちになって……ん?」



P「みく。お前は俺じゃなくて李衣菜を選んだんだな」



みく「ゲッ。Pチャン」



李衣菜「プロデューサーおはようございます」



みく「別に選んだとかそういうんじゃないよ」



P「いいんだ。俺は用事を思い出したから行くな。じゃあな」



みく「ちょ、Pチャン! めんどくさい人だな」



李衣菜「どうしたのあの人」



みく「ごめん李衣菜ちゃん。Pチャン慰めに行くにゃ。Pチャーン」



李衣菜「慰めにって、仲いいなあの二人」

P「……」ペラ



比奈「面白いっスねキン肉マン」ペラ



P「菜々さんが全巻実家から持ってきてくれたんだ。復刻版じゃない昔のデザインのとは思わなかったけど」



比奈「復刻版だといろいろ修正入ってるっスモンねぇ。うすのろ発言の削除とか」



P「銀のマスクウォーズマン助けるためにテリーに[ピーーー]とかほんと鬼畜だな」



比奈「ジャンクマンはいつ見ても日常生活に支障をきたすデザインっスよねぇ。御茶碗モテないじゃないスか」



P「にしても、なかなか横着した姿勢で読んでるんだな比奈。膝枕されながら漫画を読むなんて」



比奈「プロデューサーがしてやるって言ったんじゃないっスか。最初は抵抗あったっスけど、なかなかどうして漫画のシーンのキャラクターになった気がして悪い気がしないっス」



P「漫画の世界の住人になったねぇ。にしても比奈。お前膝枕されてるのに眠くならないのか?」



比奈「何がっスか?」



P「今まで膝枕してきたやつら全員もれなく寝てたからさ。眠くならないのかって思ってな」



比奈「そりゃ眠たいっスよ。何故か膝枕された時からうとうとと眠気が襲って来てるっス」



P「でも寝てないじゃん」



比奈「こんな眠気、締め切り前の地獄に比べたら屁でもないっすから。ワハハハ」



P「お、おう」

P「次は誰に膝枕しよう、ん?」



時子「アァン?」



P「時子! 膝枕してやろうか!?」



時子「身の程を知りなさい豚」



P「じゃあ膝枕して!」



時子「……」



P「何も言わずに去ってった……もうやめよう。こんなこと」

P「よく考えなくてもこれセクハラ事案だよな。もうやめよう。ん?」



まゆ「Pさぁん。おはようございます」



P「おうまゆ。おはよう」



まゆ「Pさぁん。一つ聞きたいんですけど、アイドルの子たちに膝枕をしているとか」



P「話が広まってるな。ああまあな。でももうやめた。あんまり膝枕してやるとか言ってるとセクハラ扱いされるからな」



まゆ「……膝枕するのをセクハラと言うならまゆが膝枕をしてあげます」



P「……いやその理屈はおかしい。別にするがされるになったって何も変わらないぞ」



まゆ「Pさんはまゆに膝枕をされるのが嫌ですか?」



P「別に嫌ってわけじゃないけど」



まゆ「なら膝枕をさせてください。お願いです」



P「させてください? お願い? どうしたんだよまゆ。そこまでいうなら、うん。お願いするけど」



まゆ「ではどうぞ」



P「ああ。膝枕、してばっかりだったけど。されるとどうにも、むずがゆいな」



まゆ「膝枕はするのもされるのも、大切な人にしかできない親愛の証なんです」



P「親愛の証?」



まゆ「Pさんの膝枕に応じてくれた人たちは嫌な思いをしていることはないと思います」



P「みくには逃げられたし時子には無視されたけどな」



まゆ「……とにかく! 皆さんはPさんを悪くは思っていないはずです。けど誰にでも簡単にしていいわけではないと思います。異性には特に」



P「そうだよな」



まゆ「だけどまゆは決して貴方を拒みません。膝枕をしたくなったり、されたくなったらいつでも行ってください」



P「あぁ……ありがとうなまゆ」

P「膝枕は誰にでもしていいわけじゃないか。まあその通りなんだよな」



幸子「どうも! カワイイボクがレッスンから帰ってきましたよ!」



P「おうお疲れ。そうだ。幸子。膝枕ってさ。される方とする方どっちがかカワイイと思う?」



幸子「何ですかその意味の分からない質問!? でもカワイイボクが答えてあげますよ。ムムム」



P「正直な意見。膝枕をしてくれる女性はその時点で包容力を持ったお姉さんって感じでカワイイとはなんか違う気がするんだよな。半面される側になると甘えん坊なイメージがついてカワイイ気がするな」



幸子「答え出てるんじゃないですか! でもそうですね。その意見も一理あると思いますよ!」



P「そうか。なら膝枕されるのがカワイイなら幸子も膝枕されなくちゃな」



幸子「そ、そうですね! それならカワイイマスターであるボクがされない手はないですよ! Pさんがしてくれるんですか?」



P「いや、先生がいる。先生。お願いします」



幸子「先生?」



愛海「どうも。先生です」



幸子「ヒッ!」



P「じゃあ幸子。さらにカワイくなってこい」



愛海「根ながらもみもみしてあげるねぇ」



幸子「いや、あのボクは結構ギャー!」



幸子オチ!



20:30│渋谷凛 
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