2016年10月17日

モバP「ロックなお嬢様」

超短いです





事務所









モバP「......」ジー



李衣菜「ふんふんふーん♪」シャカシャカ



モバP「...ふむ」



李衣菜「♪〜」シャカシャカ



モバP「おーい李衣菜ー」



李衣菜「どうしました?Pさん」パッ



モバP「...おお、すごいな。ヘッドフォンつけてても聞こえるんだ」



李衣菜「まあ、Pさんの声ですから」



モバP「お、おう。照れくさいな...」ポリポリ



李衣菜「? なにがですか?」



モバP「...まあ、それはいいんだ。なあ、李衣菜って育ちが良いよな」



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李衣菜「そ、そうでしょうか?」



モバP「面倒見がいいし、家事はできるし、言葉遣いもきれいだし...いや、さすがだと思う」



李衣菜「えへへ、どうも!...でも、それがどうかしたんですか?」



モバP「...李衣菜、ちょっとお嬢様っぽくしてみてくれないか?」



李衣菜「へ?」



モバP「いや、李衣菜ってかなりお嬢様要素強いよなーって思って」



李衣菜「お、お嬢様...それって、星花さんみたいな感じですか?」



モバP「まあ、そんな感じだな。桃華みたいな感じともいう」



李衣菜「うーん、ちょっと待ってくださいね。.........Pさん、このように振る舞えばよろしいでしょうか?」スッ



モバP「おおっ、こりゃすげえや」



李衣菜「へへっ、ありが...んん、お褒めに預かり、光栄です。Pさん♪」



モバP「うーん、普段とのギャップが凄いな...こう、いつもパッションあふれてるから」



李衣菜「まあ、Pさんったら。わたくしのことそんな風に見ていらしたのですか?」シュン



モバP「うお、今のちょっとドキッとした」



李衣菜「わたくしはクールでロックなアイドルなのです。お忘れなきよう、お願いしますわ」ドヤッ



モバP「うん、ブラボーブラボー」パチパチ



李衣菜「ふぁあ、やっぱ柄にもないことすると恥ずかしいですね...」パタパタ



モバP「いやいや、なかなか様になってたぞ。こりゃあ皆に見せたらビックリするだろうなあ」



李衣菜「ほ、他の人にもするんですか!?」



モバP「うん。どんな反応するか見てみたいし」



李衣菜「え〜...ちょっとさすがにそれは...」





ガチャッ



ちひろ「ただいま戻りました♪」



モバP「ああちひろさん、おかえりなさい」



李衣菜「ちひろさん、おかえりなさいませ♪」キャルン



ちひろ「はい、ただい...あら?」



李衣菜「いかがなさいましたか、ちひろさん?」



ちひろ「ん〜?あれ、李衣菜ちゃん?ですよね?」



李衣菜「はい、わたくし、多田李衣菜でございます♪」



ちひろ「最新のお仕事は?」



李衣菜「Masque:radeのみなさんとご一緒に、Love∞Destinyを披露させていただきました」



ちひろ「...李衣菜ちゃん、あの時の衣装とってもセクシーでしたよ」



李衣菜「まあ!そんな、わたくし...照れてしまいますわ」テレテレ



ちひろ「はい、恥じらいボイスありがとうございます」カチッ



李衣菜「ええっ!ちょ、ちょっとちひろさん何録音してるんですか〜!」



ちひろ「ふふ、やっぱり演技だったんですね♪」



李衣菜「あ」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





モバP「ちひろさんはさすがにダメか...」カチカチ



李衣菜「まあ、さすがにちひろさんはね」



モバP「てか李衣菜、割とすんなりやってたじゃないか」カチカチ



李衣菜「つ、ついとっさに...ってかPさん、さっきからなにしてるんですか?」



モバP「ちひろさんからこれ送って貰ってた」カチ



李衣菜『まあ!そんな、わたくし...照れてしまいますわ』



李衣菜「な、なに貰ってるんですか〜!」



モバP「ははは、これは可愛い」



李衣菜「も、もう...扱いがロックじゃないよ〜」



モバP「...よし、じゃあ次はだれか...」



ガチャッ



夏樹「おーっす。...あれ、誰もいないのか」



モバP(夏樹がきた!ほら李衣菜、頼んだぞ)ヒソヒソ



李衣菜(え〜!な、なつきちにそんな、無理ですよ〜!)ヒソヒソ



モバP(いやでも、夏樹のビックリした顔、見たくないか?)ヒソヒソ



李衣菜(...た、たしかに見たいかも)



夏樹「おっ、Pさんにだりー。いるなら返事し...」



李衣菜「夏樹さん、ごきげんよう♪」キャルン



夏樹「て...え?」





モバP「おう、すまんな夏樹。おはようさん」



夏樹「あ、ああ...Pさんおはよう。だりーも...」



李衣菜「いかが致しましたか?夏樹さん?」



夏樹「えっと...どうした、だりー?」



李衣菜「どうした、だなんて...わたくしはいつも通り、ですわ♪」



夏樹「...なあPさん」



モバP「どうした?李衣菜ならいつも通りじゃないか」ソワソワ



夏樹(......はあ、成程な)



夏樹「お、おいだりー、大丈夫か?」



李衣菜「もう、夏樹さんったらおかしいんですから」フフッ



夏樹「う、うーん疲れてるのかな...ちょっと外に行ってくる」ガチャ



李衣菜「行ってらっしゃいませ♪」フリフリ



モバP「ははは、うまくいったな」



李衣菜「うう...なつきちに悪いですよ〜」



モバP「まあ、夏樹には後でちゃんと説明しとくから大丈夫だって」ハハハ



李衣菜「はあ...さすがに次で最後にしましょう!」



モバP「うむ、まあそろそろレッスンもあるからなあ。...あ」



李衣菜「どうしました?Pさん」



モバP「いや、次帰ってくるの多分加蓮だぞ」



李衣菜「ちょっ、ええっ!?」



モバP「うん、今日レッスン入ってるの加蓮だからな」



李衣菜「いやいやいや、無理です!加蓮ちゃんはさすがにダメですってば!」



モバP「うーん、まあ...大丈夫だろ。たぶん」



李衣菜「ダメですって!後で散々いじられますから!」



モバP「でも、次で最後って言ったのは李衣菜だぞ?」



李衣菜「う、ぐぐ...た、たしかにそう言いましたが」



モバP「ほら、中途半端だと加蓮に余計弄られることになるかもだぞ」



李衣菜「...ええい、わかりました!バシッと驚かせてやりますよ!」グッ



モバP「よし、その意気だ!」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ガチャ



加蓮「おはようございまーす」



李衣菜「あら、加蓮さん。おはようございます♪」



加蓮「...へ?」



李衣菜(いける!)「うふふ、どうなさいました?わたくしの顔に、何かついておりまして?」



加蓮「.........えーと、李衣菜。何か悪い物でも食べたの?」



李衣菜「まあ、加蓮さんったら。わたくし、そんな変な物は食べませんわ!」



加蓮「......フ......り、李衣菜。今日ちょっとなんだか変じゃない?」



李衣菜「いえ。いつも通りクールでロックなわたくしですわ!」ドヤァ



加蓮「......フフフ...」



李衣菜「? いかがなさいました?」



加蓮「あーっはっはっはっは!もう限界!限界!」バタバタ



李衣菜「え、え?」





加蓮「ひー...おなかいたい...」



李衣菜「ちょ、ちょっとどういうこと?」



加蓮「ここ来る途中に、夏樹さんが李衣菜がまた変な事してるって聞いてたから...ふー」



李衣菜「なっ、なつきち気づいてたの!?」



加蓮「それにしても、李衣菜が『わたくし』だなんて...あはははは!」



李衣菜「ちょ、ちょっと笑わないでよ〜!」



加蓮「あはははは!もう、ほんとおかしい...涙がでちゃ...あははははは!」



李衣菜「も、もう!そんなに笑わないで〜!」



モバP「むう、さすがにダメだったか...」



李衣菜「ちょ、ちょっとPさん!見てないでどうにかしてくださいよ〜!」









17:30│多田李衣菜 
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