2016年10月23日

モバP「何ィ!俺とフレデリカのキス写真が流出しただと!?」

ちひろ「なんてことをしてくれてるんですか!事務所にもひっきりなしに電話がかかってきてます!」



“人気アイドルと担当プロデューサー、楽屋裏で濃厚キス”



モバP(以下P)「あー、あの時のかー……しかもこれまたゴシップ記事で有名な雑誌じゃないですか。参ったな」





ちひろ「いったいどう落とし前をつけるつもりですか」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429955184



フレデリカ「なになに〜、どったの〜?」



ちひろ「フレデリカちゃん、この写真……プロデューサーさんと何があったの?」



フレデリカ「えー、別に何もないんだけどな〜」



P「そうですよちひろさん」



ちひろ「こんな写真撮られておいて何もないってことはないでしょう!」



フレデリカ「フランスならよくあることだって。たぶん」

ちひろ「ともかく事実はさておき現実問題としてこの写真が週刊誌に載ってしまった以上どうにかして火消しをしないと死活問題ですよ!これはプロデューサーさんがスタドリを1コンテナ買って終わりとかそういう問題じゃありませんから」



P「怖いこと言わないでください。俺に良いアイデアがあります」ゴニョゴニョ



ちひろ「はぁ!?そんな方法で!?」



P「俺にこの一件、任せて下さい」キリッ

事務所





P「泰葉。ちょっと来てくれ。次回の衣装のコンセプトなんだが……」



泰葉「わかりました。えっと、その……それより噂で聞いたんですが……フレデリカさんの一件……」



P「ああうん、その嫌疑を晴らすために泰葉にも協力して貰おうと思ってな」パチン



泰葉「どういう意味……きゃっ!」



フレデリカ「ヤスハちゃん、捕まえたー!いっただっきまーす」チュッ



泰葉「〜〜〜〜〜〜〜!?」ジタバタジタバタ



ちひろ(パシャパシャパシャ)



フレデリカ「ぷぁっ!ごちそーさま。前のバレンタインイベントの時から食べちゃいたかったんだー☆」ペロリ



泰葉(ポケー)



P「ああ、一応衣装の話は本当なんでここに資料置いとくぞ。さ、次は誰にするか」



フレデリカ「じゃあ次はキヨミにしよー!さ、しゅっぱーつ」



ちひろ「ごめんね泰葉ちゃん。事務所のためなの」



泰葉(コクコク)

フレデリカ「キヨミちゃん、こっち向いてー。ちゅっ♪」



清美「は、破廉恥なっ!ん、んんっ……」



ちひろ(パシャパシャ)





フレデリカ「シューコシューコ、ちょっとちょっと」チュッ



周子「ん……うう、もうお嫁に行かれへんかも……なーんて。何してんの?」



フレデリカ「これも事務所とプロデューサーのためなんだー☆」



周子「じゃあ仕方ないねー」



ちひろ(パシャパシャ)





愛海「フレデリカさん、そのお山ゲットー!」モミッ



フレデリカ「やんっ、じゃあお返しに唇ゲット☆」チュッ



愛海「んぅっ……うへへ……お山も唇もやわらかい……」トローン



ちひろ(パシャパシャ)





奏「あら……面白いことしてるじゃない」



フレデリカ「カナデも一緒にキスをして事務所を救おうよ」



奏「事務所のためなら仕方ないわね。じゃあこっちから……」チュッ



フレデリカ「ん……んむっ……」



ちひろ(パシャパシャ)

ちひろ「どんどんスキャンダラスな写真が増えてきてるだけなんですけど」



P「これだけあれば大丈夫でしょう。実は俺の大学の同期に雑誌の編集がいましてね」ポピプペパ



P「久しぶり。おう、一躍有名人だわー。でさ、実はあれ誤解なんだわ。あいつ事務所で仲良いアイドルとかに親愛の気持ちでキスしててさ。その写真送るから記事に使ってくれないかな?ゴシップカストリ雑誌とは違う真実を見抜く記事になるだろ?おう、悪いな。今度奢るわ、んじゃ」ピッ



P「フレデリカはハーフですから日本人とは少し感性が、って方向で記事にしてくれそうです。いやー、持つべきものは友ですねえ」



ちひろ「……まぁ、今後は気をつけてくださいね。瓜田李下ともいいますから」



P「わかってますよ」



フレデリカ「わかんないけどわかったよー」

ライブ会場



フレデリカ「でさー、こないだ事務所の皆との禁断のカンケイがばれちゃってー。折角だから次の握手会は代わりにキス会に……え?駄目?ごっめーん、事務所の許可下りなかったー☆」









ちひろ「うまいこと沈静化してくれましたね。しかも最初に掲載した雑誌が叩かれてますよ。なんでもグローバリゼーションに乗ってないとか何とかで。ネットの方では賛否両論ですが」



P「いやー、そういう方向に誘導するよう頼みましたからね。友達って大事ですよ」



ちひろ「謎の人脈ですね……まぁ、今後は気をつけて下さいよ」



P「はいはい」















数週間後



“有名アイドルとプロデューサー、深夜にホテルで密会!?”



ちひろ「……で?これはどういうことですかね?」



P「俺にいい考えがある。次はフレデリカが泰葉をホテルに連れ込んで……」



フレデリカ「わお!あったまいー!」



ちひろ「いいわけあるかー!!!」









おわり





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