2016年10月28日

本田未央「にゅーじぇね」

きらら系4コマ風NGSS



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本田未央「おはよー……」





渋谷凛「おはよ」



島村卯月「おはようございます」



未央「うー……あー……」



凛「? どうしたの?」



未央「いやぁ、今日、暑いじゃん?」



凛「そうだね」



未央「だから、私は今とけているのです」



凛「ん?」



凛「とけているって……どういうこと?」



未央「ほら、あの……とけて、とけているのです」



凛「は?」



未央「だから、ね……なんか、うだーってなっているのですよ」



凛「うん……ん?」



未央「……どうやら頭もとけちゃっているみたいだね」



卯月「おおっ、うまいです!」



凛「うまいかな?」



未央「……そこはうまいって言ってよ、しぶりーん」



凛「えー……」



未央「私、傷付いちゃったなー。しぶりんなら絶対にうまいって言ってくれると思ったのになー」



凛(うっとうしい……)



凛「ああ、もう――うまかったよ。これでいい?」



未央「ま、いいですけど?」



凛「」イラッ



未央「うー……叩かなくてもいいじゃん」



凛「未央が変なこと言うからでしょ」



未央「またまたー、本当は未央ちゃんと話せてうれしいくせにー」



凛「また叩かれたいの?」グッ



未央「叩かれたくありませんごめんなさい!」



卯月「……」じー



凛「? どうしたの、卯月」



卯月「あっ……その、凛ちゃん」



凛「何?」



卯月「私のこと、叩いてくれませんか?」



凛「は?」



凛「どうしたの、卯月? 頭でも打った?」



未央「保健室――じゃなかった。医務室でも行く?」



卯月「あ、いえ、そういう意味じゃなくてですね」アセアセ



凛「じゃあ、どういう意味?」



卯月「その……なんか、いいなって思って」



凛「何が」



卯月「二人の関係が。とっても仲良しって感じで……だから、叩いてほしいな、って」



凛「どうしてその結論にいっちゃうの……というか、私も好きで叩いているわけじゃないんだけど」



卯月「じゃあ、どうやったら叩いてくれるんですか!?」



凛「なんか目的変わってない!?」



未央「ふっふっふ、しまむー。ここは私に任せるのだよ」



卯月「未央ちゃん……任せる、って、どういうことですか?」



未央「しぶりんに叩かれる方法を、私なら伝授することができるということだよ」



卯月「ほ、本当ですか?」



未央「もちろん! なんたって、私は一日に少なくとも一回はしぶりんに叩かれているからね!」



卯月「わぁ! 頼もしいです!」



凛(なんか始まった……)



未央「しまむー。しぶりんは基本的にアホなことを言うとツッコミをくれる……愛のツッコミをね! つまり、アホなことを言えばいいんだよ!」



卯月「なるほど!」



未央「さあ、言うんだしまむー。君の信じる『アホなこと』を!」



卯月「はい!」



凛(なんか面倒くさいノリだなぁ……)



卯月「凛ちゃん!」



凛「う、うん」



卯月「ふとんが、ふっとんだ!」



凛「え、あ、うん」



卯月「」フンス



凛「……」



卯月「……?」



凛「……」



卯月「……ど、どうして叩いてくれないんですか!?」



凛「えっ。いや、だって……べつに、むかつかなかったし」



卯月「う、うぅっ、覚えておいて下さい! 次は必ず叩かせてみせますからね!」



凛「え、あ、はい。がんばってください」



卯月「ううっ、何がダメだったんでしょうか……」



未央「そうだね……じゃあ、まずはお手本を見せようか。しぶりんしぶりーん」



凛「何」



未央「ふとんが……ふっとばなかった!」



凛「うん」



未央「ふとんが……ふっとばなかった!」



凛「……うん」



未央「ふとんが……ふとんが……ふとんがふっとんだ!」



凛「…………うん」





未央「ふとんが……おふとんが……おふ……おふ……オフオフオフ」



凛「……?」



未央「オフトゥントゥントゥトゥン♪ トゥントゥトゥン♪ オフトゥンが♪ フットゥンダァ♪ ヘイ!」



凛「……」



未央「……」



凛「……」



未央「……」



凛「……」



未央「……オフトゥンフットゥバナカッタ」



凛「」プッ



未央「あー! 笑ったー! 今しぶりん笑った―! これは私の勝ちだねもうしぶりんたら本当に私のことが好きなんだからー照れちゃうなーもー」



凛「」イラッ



――



未央「……つ、つまりですね、しまむー。しぶりんに叩かれるには、ああいう鬱陶しめなキャラクターになればいいんですよ」



卯月「なるほど!」



凛「なるほどじゃないよ……もうやめない? 私に叩かれるとかどうでもいいじゃん」



未央・卯月「「よくない」です!」



凛「そ、そう」



未央「それじゃあ、しまむー。今からしぶりんに鬱陶しめなキャラクターで接してみようか」



卯月「はい!」



未央「じゃあいくよー? 5、4、3……カット!」



凛(始まっちゃったよ)



卯月「凛ちゃん凛ちゃん!」ググッ



凛「あ、はい」



卯月「あのですね、凛ちゃん……私、凛ちゃんに抱きつきたいです!」



凛「えっ」



卯月「私、凛ちゃんのことが大好きです。だから、凛ちゃんをギューッとしたいんです!」



凛「え、いや、でも、それは」



卯月「お願いです! 私、凛ちゃんをギューッとしたいんです! ギューッとさせてください!」



凛「いや、だから」



卯月「凛ちゃん!」



凛「う……」



卯月「お願いだから、ギューッとさせて下さい!」



凛「……わ、わかったよ、すれば、いいじゃん」



卯月「わーい! ありがとうございます、凛ちゃん!」



凛「……もうっ」



イチャイチャイチャイチャ



未央「……」



未央「……」



未央「……」



未央(なんだこれ!)



――



未央「もー! まさか私を放っておいていちゃいちゃし始めるとは思わなかったよ!」



凛「ごめんって」



卯月「ごめんなさい」



未央「ふーんだ、謝ってももう遅いんだから! 今の未央ちゃんはぷんぷんだよ! ぷんぷん!」



凛(面倒くさい……)



卯月「……」



凛「卯月?」



卯月「……未央ちゃーん!」ギュッ



未央「わっ!」



凛「!?」



未央「し、しまむー? いきなり何を……」



卯月「えへへ、こうすれば一緒ですよね?」



未央「え、いや……えへへ、なんか、照れますなあ」



卯月「えへへ……実は私も」



未央「……しぶりん、入らない?」



凛「え? 入らないけど……」



卯月「入ってくれないんですか?」



凛「う……」



卯月「」じー……



未央「」じー……



凛「……もうっ! 入るよ! 入ればいいんでしょ!」



卯月「凛ちゃん!」パァッ



未央「しぶりん!」パァッ



凛「もう……」



卯月「えへへ」



未央「えへへー」



凛「……」



卯月「なんだか、幸せですね」



未央「うん。なんかこうやってると恥ずかしいけど、幸せだよ」



凛「……」



卯月「凛ちゃんは?」



凛「私は……その、べつに」



未央「えー……幸せじゃないの?」



凛「……幸せだけど」



未央「……ふっふっふ、しぶりんの貴重な本音だー」



卯月「感動ものですね」



凛「そんなに?」



卯月「こんな風にNGのメンバーで仲良くしている……これが幸せって言うんでしょうね」



未央「もしくは百合営業……」



凛「」ブッ



卯月「百合営業?」



凛「卯月は知らなくていいよ」



卯月「えー! 私、気になりますー!」



未央「あはは。まあ、私たちが仲良くしているとみんなが幸せになるってことだよ」



凛「そういう……ことかな。まあ、一応」



卯月「そういうことですか……」



未央「でも、百合とかそういうの抜きで、しまむーがお嫁さんにいっちゃうのはちょっと心配だなー」



凛「ん、それわかるかも」



卯月「そうですか?」



未央「だってほら、しまむーって天使じゃん? 悪い人に騙されないか心配……」



凛「うん、心配だね」



卯月「それなら大丈夫ですよ」



未央「? なんで?」



卯月「だって、結婚する前に、ぜーったい、未央ちゃんと凛ちゃんに紹介しますから!」



未央「……し、しまむー!」ガバッ



卯月「わ。どうしたんですか?」



未央「良い子だから抱きしめたの!」



卯月「そ、そうですか……?」



未央「しまむーが結婚する時、私、泣いちゃいそうだなぁ……」



卯月「それを言うなら、私も未央ちゃんや凛ちゃんの結婚式で泣いちゃうと思います」



凛「あー……卯月は泣きそうだよね」



未央「泣きそう泣きそう」



卯月「えっ……た、確かに泣いちゃうと思いますけど、その反応は心外です!」



凛(じゃあどうしろって言うの……)



未央「だけど泣くでしょ? ほら、しまむーって結構涙もろいところあるから。感動モノとかで絶対泣くタイプだよね」



卯月「た、確かに泣いちゃいますけど……」



未央「でしょ?」



卯月「で、でも、私にもドライなところくらいあるんですよ?」



未央「例えば?」



卯月「……眼、とか?」



未央「」ブッ



凛「フッ……それただのドライアイじゃん」



卯月「うー……なんか負けた気分です」



凛「何に負けたの……?」



未央「……でも、さ」



卯月・凛「?」



未央「私、そういうのって素敵なことだと思うよ。何にでも感動できるって、それってつまり、めちゃくちゃ楽しんでるってことじゃん。なんでも楽しめるってことじゃん。だから、しまむーのそれは長所だよ」



卯月「未央ちゃん……」



凛「未央……」



未央「――っていうのを今即興で考えたんだけどどう?」



卯月「未央ちゃん!」プンスカ



凛「未央……」ハァ



――



未央「はー……なんか元気出た!」



凛「そういえば、未央、元気ないんだったっけ」



卯月「全然そうは見えませんでしたけどね」



未央「いやいや、さっきまで私はヤバかったんですよ? なんたってとけそうだったからね!」



卯月「? とけそうじゃなくてとけていたんじゃ……?」



未央「……」



卯月「……?」



未央「……もー! 締まらないじゃん! しまむーのバカ!」



卯月「えぇ……ご、ごめんなさい……?」



未央「もう! いいよ! しまむー、愛してる!」



卯月「へ? え、あの、その、わ、私も未央ちゃんのこと好きですよ?」



未央「そうなの!? ありがとう!」



卯月「ど、どういたしまして……」



凛(……何これ)





――



凛「……ん、もうそろそろ時間だよ」



未央「そう? じゃあ、行こっか」



卯月「なんだか、始まる前から疲れているような気がします」



未央「今日はしまむーが割りとツッコミ気味だったからねー……しぶりん、もっと働かなきゃ!」



凛「私の仕事はツッコミじゃないし……」



未央「えー。それじゃあ何が仕事なのー?」



凛「アイドル」



未央「……」



卯月「……」



未央「えへへ」



卯月「えへへ」



未央・卯月「「えへへへへー」」



凛「も、もうっ! 何なの!? 早く行くよ!」



未央・卯月「「はーい♪」」





おわりん





17:30│本田未央 
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