2016年10月28日

愛海「事務所で過ごす、あたりまえの日々」

* モバマスSSです。

* アニメとは別設定。キャラ崩壊あり。



* 以上が気になる方は他作品を読まれることをオススメします。











卯月「おはようございまーす! ……あれ、愛海ちゃんだけ?」



愛海「おはよ、卯月ちゃん。さっきまで未央ちゃんが居たんだけどロケに行っちゃった」



卯月「そうなんだ。愛海ちゃんは今日のお仕事は何が入ってるの?」スタスタ ストン



愛海「んー? 今日はレッスンだけだよー。ちょっと早く来すぎちゃって……ていうか」



卯月「?」



愛海「なんで化粧台の方に座るのさ。ソファにおいでよー」ポフポフ



卯月「え? えっとその。髪が乱れてないかなーとか、リップ剥がれてないかなー、とか」



愛海「……別にそんな警戒しなくっても。

   私、近づいたら即おさわりするケダモノってわけじゃないから大丈夫だよ?」



卯月「えぇえっ!? 嘘っ!」



愛海「私のことをなんだと思ってるのさ!

   そんな態度とられたら私だってキズつくんだからね」



卯月「あ……ごめんなさい!

   私、あんまり愛海ちゃんと話す機会なかったし、木場さんや早苗さんに色々言われてたからちょっと意識しちゃって……」





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432151234





愛海「……はぁ。私の評価って今どうなってんだろ、そんなに怖がられるなんて……」



卯月「ごめんね愛海ちゃん! 悪気があったわけじゃなくって、私も愛海ちゃんのことをよく知らなかったから」



愛海「知らなかったからって、ロコツに避けることないじゃん……」



卯月「あうあうあう、ゴメンなさい……」



愛海「まぁ、そんなに気にしてないけどね、慣れてるし。ねぇねぇ、卯月ちゃんの予定は?」



卯月「ぁ……」



愛海「あたしはしばらくヒマなんだよねー……って。

   え、何シカトはさすがに堪えるんだけど。……卯月ちゃーん?」



卯月「……」



愛海(……反応がない。ただのお山のようだ)



卯月「……」



愛海(今触っても気付かなかったりしないかなぁ。そういえば未踏破なんだよね)



卯月「うん、決めました! 愛海ちゃん、私もっと愛海ちゃんのこと知りたいです!」



愛海「へ?」



卯月「私、愛海ちゃんにひどい態度とってたのに気付かなくって……しかも、そんな態度とられることに慣れてるなんて言われて。

   反省したんです。愛海ちゃんも仲間なのに、私、そんな状況にも気付けなくって……」



愛海「えっと、卯月ちゃーん?」



卯月「だから私、もっと愛海ちゃんの色んなことが知りたいです!

   そしたら皆にも愛海ちゃんのいいところを教えられるし、皆きっともっと仲良くなれます!」



愛海「お、おぉ。まぶしい……っていうか仕事は?」



卯月「えへへ、私のスケジュール午後からなんです。誰かここに居たらおしゃべりできるかなって思ってて……」



愛海「あれ、そうなんだ? 私もレッスン午後からだし、しばらく時間あるね」



卯月「はい! なんで、お話しましょう!」



愛海(……これは、もしかしなくてもチャンスなのでは?

   最近皆に警戒されててなかなかお山にありつけてないけど、午後まで一緒にいればチャンスのひとつやふたつ……)





愛海「ねぇ、私とおしゃべりってことならさ。そんな遠くにいるのもビミョーな感じだよね?

   ほら、せっかくだしもっとこっちおいでよ」ポフポフ



卯月「……そ、そうですね。じゃ、失礼しますっ」ストン



愛海「いらっしゃいませー! 愛海の部屋へようこそ」



卯月「ここは愛海ちゃんの部屋じゃないですよー」



愛海「雰囲気雰囲気……あれ? 卯月ちゃんってコロンとかつけてるんだ」スンスン



卯月「あ、わかります? えへへ、前にお仕事のときにもらったんです」



愛海「そりゃーわかりますとも。CMか何かやったの?

   あたしはそういう仕事のオファーないから未知の世界だなぁ」



卯月「そうそう、○○○○のスチール撮ったときにもらったんです。

   撮影のときに使ったマニキュアとリップにイメージを合わせてあるみたいで、セットでもらったんですよ!」



愛海「サンプルもらえたりするのってなんだかいいよね」



卯月「そうそう! しかも新作でまだお店に並んでないんだって!」



愛海「羨ましいなぁ……。あれ、でも今日はマニキュアしてないよ?」



卯月「えへへ、実はマニキュア塗るの苦手で……

   ズレたりムラになったりするからメイクさんに今まで全部やってもらってて」



愛海「そなんだ。まぁ自分で塗るのって難しいって言うよね。利き手に塗るのとか特に」



卯月「そうなんですよ。慣れたほうがいいかなって思うんですけどね」



愛海「あたしが塗ろっか?」



卯月「え? そんな、悪いです!」



愛海「いいっていいって、どうせヒマなんだしさ」



卯月「うーん……でも」



愛海「……あー、私が怖いとかだったらやめとくよ。ごめん」



卯月「!! あ、違っ……!」



愛海「……ゴメン。仲良くしようって言ってもらえて舞い上がっちゃっ」



卯月「お願いします! してもらっていいですか!」



愛海(チョロい。

   ……もとい、いい子だなぁ卯月ちゃん)



卯月「……愛海ちゃん?」



愛海「あ、ゴメン。えっと……いいの?」



卯月「……はい。えっと……して、ください」



愛海(――して、くださいっていうのは。そういう? そういうコト? いいのですか?)





愛海「……」ジュル



卯月「愛海ちゃん?」



愛海「……はっ! いかん、闇に呑まれそうになってた!」



卯月「? 蘭子ちゃんです?」



愛海「ううん、なんでもない。ちょっと自制というか理性というかが焼き切れかけてたけど、大丈夫だから。

   マニキュア塗る。アツミ、ツメ、ヌル、OK」



卯月「あの、本当に大丈夫なんですか?」



愛海「うん、ぜんぜんダイジョブ! 私器用だからこういうの得意なんだよ」



卯月「そういう意味じゃ……えっと、じゃあ今お願いしていいですかね?

   実は、時間が余ったら塗ろうと思って持ってきてはいたんですよ」



愛海「うん。じゃあちょっと借りるね。

   ピンク……でもちょっとだけ黄色がかってるのかな。キレイだね」



卯月「今年の新色らしいんです。これもまだ市販されてないみたいですよ」



愛海「へぇ……じゃあちょっと、お手を拝借」



卯月「ふふっ。お願いしますね」パー



愛海「それでは早速……」ヌリヌリ



卯月「キレイですよね、この色。

   実は今日はこのマニキュアに合わせて服を選んじゃってたんで仕事の前に塗っておきたかったんですよ」



愛海「あ、やっぱりそうなんだ。なんか今日は卯月ちゃんにしては原色よりの服だもんね」ヌリヌリ



卯月「そうなんですよ。リップとマニキュアでバランスとるコーディネート……らしいですよ?」



愛海「あはは、受け売りっぽい。撮影のときの服装なの?」ヌリヌリ



卯月「自分なりのアレンジはしてますけどね。撮影のときはメイクが濃かったんでそのままだとちょっと」



愛海「あー、わかる。撮影のときってメイクだいぶ濃くなるもんね……っと、できた」ヌリヌリ





卯月「――わぁ! すっごくキレイな仕上がりです、プロ顔負けですよ!」



愛海「どういたしまして。そんな立派なもんでもないけどね」



卯月「そんなことないですよ! 私がやるとどうしても泡立ったりしちゃいますし、ホコリを巻き込んじゃったりもするんで」



愛海「コツさえつかめば簡単だよ? そうだ。あとは、ついでに右手もやっちゃおうか」



卯月「わ、助かります! 利き手だからむしろ右のほうが苦手なんですよね」



愛海「あ、そうだったんだ。じゃ、手出してー」



卯月「はい、お願いしますね」トサッ



愛海「ふぇ?」



愛海(――――私の肩に、卯月ちゃんが もたれかかって きて)



愛海「……ふぉおぉう!? あ、あのこのカッコはもしかしてオッケーだったり」



愛海(やばいよコレ胸元がガラ空きだようひひひひ。

   ……手、突っ込んでもいいのかな。いや最初はやっぱ服の上からじっくり楽し



卯月「へ? この前スタイリストさんたちが手の向きをなるべく合わせるために近くに寄ってくれたほうがやりやすいって言ってたんですけど、やりにくかったですか?

   もっと寄ったほうがいいですかね。よいしょ」ギュム



愛海(そんな、身体を押し付けるような! 卯月ちゃん過激! ていうかもうもたれるどころかあたしが抱きかかえてるような体勢なんですけど! 肩に手ぇまわしちゃうよ?

   てゆーかあたってる! ジーザス! これはもうオッケーなんじゃないですかー!?)



卯月「これでもやりにくいですかね? あ! そういえばさっきの反対側に回り込めばいいですね。うっかりしてまし」



愛海「ぜひこのままでおねがいします!」



卯月「? はい」キョト



愛海「ツメ、塗る、ツメ、塗る、ツメ……」フゥフゥ



卯月「えっと……大丈夫ですか?」



愛海「はぁぁあぁん! かわいいよ無防備だよ最高だよ指がうづうづしちゃうよ!」



愛海(心配してくれてありがとう、大丈夫だよ!)



卯月「あの、むぼ



愛海「うぉっとなんでもないでっす! えっと、手をもすこし広げてもらっていいですかねーッ!」



卯月「あ、はい」パー







愛海「……いよし、やりましょーか」ヌリヌリ



卯月「……あの、愛海ちゃんさっきのは」



愛海「ソラミミカナニカデスヨ」ヌリヌリ



卯月「え、でもはっきり無防び」



愛海「ハハハハナンノコトヤラ」ヌリヌリ



卯月「……でも本当に器用ですねぇ。私、けっこう不器用なほうなんで羨ましいです」



愛海「そうかな? 自分ではあんまりわからないけど……できたっ」



卯月「わぁ、ありがとうございます!」



愛海「……ふぅ。あとは乾くまで動かないようにしててくれれば――」



卯月「わー、私がやったのとぜんぜん違います。何が違うんですかねぇ……もっと器用になりたいなぁ」シゲシゲ



愛海「練習すれば誰でもこのくらいは出来るんじゃないかと思うよー。

   あ、でもやりすぎるとツメ痛むからあんまり練習とかはしないほうがいいのかな」



卯月「うーん、オフの日とかに自分で塗るようにするしかないですかねぇ」



愛海「そんな感じがいいと思うよ。

   あとは他人のツメのが塗りやすかったりもするから誰かで練習させてもらうとか」



卯月「えへへ。本当にありがとうございます。愛海ちゃん」



愛海「あ、うん! いいっていいって! お互い様です!」



愛海(なんたって卯月ちゃんのお山が私にあたっているのですから!)



卯月「……ああっ!」



愛海「え、なに?」



卯月「わたし、愛海ちゃんと仲良くなりたいって言ったのにマニキュア塗ってもらってるだけじゃないですか!」



愛海「あぁ、そういえばそうだったような……」





卯月「せっかくの機会なんですしたくさんお話しましょう! そういえば番号って交換してましたっけ」



愛海「ん? たぶん社内アイドルのグループラインにお互いの番号があるんじゃないかな。あたしも登録させられてるし」



卯月「それは全員分登録したはずですけど、あれって事務所からもらった仕事用の電話じゃないですか。プライベート用のは別ですよね?」



愛海「それもそっか。じゃあせっかくの機会だし番号交換する?」



卯月「はい! えーっと、ケータイは……」



愛海(……ふと気付いたけど。塗り終わったのに卯月ちゃん私の腕の中から抜け出さないのはどういうことなんだろう。いや、やわらかな感触が幸せなんだけども)



卯月「あっ。出そうにも、この指じゃ……」



愛海(――まさか、試されてる!? 私の目の前に無防備なお山を晒して、手を出した瞬間に早苗さんや清良さんに報告がいくとか――)



卯月「あの、ゴメンなさい愛海ちゃん。ケータイ取り出したいんですけど、この手じゃちょっと」



愛海「じゃああたしが取ろうか?」



卯月「すいません、お願いします。

   ポケットの中にあるんで取ってもらっていいですか?」



愛海「いいってことよー。で、どこにしまってるの?」



卯月「ここの、胸ポケットに」



愛海「!!?」



愛海(……これは、完全に、試されている――ッ!? あぁでもでも!

   あっれぇ〜? 電話が見つからないなぁ〜とかってまさぐってやりたい!

   すっごくやりたい! 探索したい!)



卯月「愛海ちゃん? ここですよ?」



愛海(そんな胸を強調するようなポーズでこっちを見ないで!

   誘ってるの? それは誘ってるんですかね?

   私、その二つのお山に誘われちゃうよ? 遭難しちゃうよ? うひ、うひひひ)





卯月「あ、そうだ! 登録した後でこのマニキュア塗ってもらったって写真撮りましょう!

   ね、いいですよね? 善は急げです!」



愛海「うんごめんね待たせてそれじゃあさっそくいただきま――!」グワッ





卯月「――愛海ちゃんを怖がる人たちにも愛海ちゃんがかわいくっていい子なんだって、知ってもらわないと」





愛海「……っ!!」ギギギ



卯月「?」



愛海「ツ、メ……!!」



卯月「つめ?」



愛海「つめ、ぬる……つめ、つめ、ぬる……」



卯月「あの、愛海ちゃん? それはもうしてもらったけど……」



愛海「……はい、ケータイ……」



卯月「ありがとう……?」



愛海(私は! してはいけないことをするところでした! しかし思い直しました!

   おお天よ照覧あれ! これが愛海だ! 色欲に私は打ち克ったのだ!)



卯月「それじゃ、愛海ちゃん番号教えてくれますか?」



愛海「へ? ……あぁ、そうだった。えっとね0X0-XXXX……」



愛海(それにしてもヤバかった……でも、耐え切った。見え透いたワナにひっかかる私ではないのさ!)



卯月「……はい! 登録できました! 試しにかけますね?」ピピピ



――ゴーインゴーインコノーオモーイー♪



愛海「あ、私化粧台にカバン置いてたんだった。ごめん卯月ちゃん、カバンの中に入れてたから取ってくるね」



卯月「後にしましょう。かかることは確認できましたし」ピ!



愛海「え、あれ? ん? うん」



卯月「? 乾くまで動かないようにするんですよね?」



愛海(天然か! いやそりゃ動かさないほうがキレイに仕上がるけどそこまでじゃないっていうか)



卯月「……ふっふっふ、これで愛海ちゃんと電話できるようになりました!」



愛海(かわいい! 天使か! ……もう襲っちゃっても不可抗力なのではないでしょうか神よ!

   ってゆーかこの子私をワナにかけたりするはずないよ! 私の心の中にこそ悪魔はいたんだ! 疑心暗鬼! 友を疑うなどあってはならないことだ!)



愛海「ところで卯月ちゃん! 最近忙しくなってきてない? 事務所からも推されてるし」ワキワキ



愛海(というかこの感じだとあたしがお山を堪能したってうまいこと誤魔化しきれるのでは?

   私、余計な警戒心を抱きすぎていたのでは? 一人相撲だったのでは?)



卯月「うん。結構仕事も増えてるかな。でも大丈夫だよ、私が期待されてるってことですし。

   その期待に応えるためにも、島村卯月頑張ります!」



愛海「そっかー。やっぱ卯月ちゃんはすごいなー年上だけあるなーでも疲れたりしてない?」ワキワキワキ



愛海(イケるんじゃない? イケるっしょ?)



卯月「……ちょっとだけ、忙しいなって思うこともありますけど。でも」



愛海「だよね疲れるよねやっぱりねだったら私マッサージしようかバリで勉強したしううんぜんぜん下心なんてあるわけ」ワキワキワキワキ



愛海(そうこれはあくまでもマッサージ! ねぎらいのこころ! ヤサシサ!)



卯月「えへへ、でも人のうわさなんてアテにならないですよね。

   聞いていたのと実際に話すのとでぜんぜん違いました」



愛海「うんうんそうだよーだから安心して身を任せてくれていいからねうひひひひ」ジュルル



愛海(神よ! ――もう、いただいちゃっていいですよね!?)



  (汝の為したいように為すがよいのでしてー)



愛海(ありがとう神! 据え膳食わぬは女の恥! いただきます!)





卯月「――きっと、愛海ちゃんのことを悪い先入観をもって見ちゃってるんです。

   こんなに優しいのに、みんな誤解してるんです。きっと」グイッ



愛海「うひひひ……ヒョ?」グラリ



愛海(私の手 卯月ちゃんに引っ張られて)



卯月「……ん、どうですか?」



愛海(卯月ちゃんのお山に、押し当てられて?)



愛海「あの、これはどういう」



卯月「聞いたのはこっちが先ですよ。愛海ちゃん」



愛海「あ、う。……やわらかいです」



愛海(何これいったいどういうヤツなんですかやっぱワナいやこれは冤罪ですよさすがに



卯月「そうですか。

   気になるのはわかりますけど……ちょっと、見すぎです」



愛海「あ、あはははは」



卯月「私、一応これでもアイドルですから。人の目線には敏感なんですよ?

   ……その、ずっと胸に意識が向けられてるのはちょっと、恥ずかしいです」



愛海「あ、あわわわ。ゴメンなさい! 早苗さんたちには言わないでもらえたら、その……」



卯月「いえいえ。そこはしっかりと報告しちゃいます」



愛海「ひぃぃ! せめて、せめて清良さんにだけは黙っててくださいなんでもしますから!」



卯月「ダ・メ・です」



愛海(……あぁ もう 駄目だ。おとうさんおかあさん、先立つ不幸をお許しください)



卯月「愛海ちゃんが必死にガマンしてくれてたこと。しっかり報告しちゃいますからね」



愛海「……へ?」



卯月「愛海ちゃん、私を怖がらせないようにガマンしてくれてたんですよね?」



愛海「う、うん! そうなんだよ!」



愛海(そういうことにしてもらおう!)



卯月「実際に近くで、二人で話してて。

   ちょっとだけ、その、誘惑、とかもしてみたんですけど」



愛海「あ、やっぱりそういう」



卯月「うぅ……恥ずかしい。で、思ったんですけど。

   たぶん愛海ちゃんって女の子に逃げられるから追いかけちゃうんですよね。

   やめてーって逃げちゃう子にイタズラしたくなるみたいな」



愛海「そんな男子小学生みたいな! あたしはそんなんじゃ――」



愛海(……あんまり否定できないような)



卯月「えへへ。なんだかそういう風に考えたらちょっとかわいく思えちゃってどこまでガマンできるのかなって試すようなこと、しちゃいました」



愛海「うぐぐ。ひどいよ卯月ちゃん……」



卯月「ごめんね。お詫びにカフェおごるから」



愛海「うー……あたしは甘いものでごまかされるほどコドモじゃないもん!」



卯月「私たち、まだ年齢的に子供でいいと思うんだけど……」



愛海「……うがー!」ガシッ



卯月「え、愛海ちゃん? ちょっと?」





愛海「なんか卯月ちゃんにいいようにあしらわれてるみたいで悔しい!

   くっそー、コドモにこの指遣いが出来るかー!」モミモミモミモミ



卯月「やっ、あっ、愛海ちゃん! ダメ、やめて!」



愛海「あぁ……いいよぉ卯月ちゃん!

   卯月ちゃんのお山そのものもそうだけどガマンし続けた分のカタルシス! 充足感!

   大きすぎず小さすぎず! 服の上からでも伝わる柔らかなふくらみを蹂躙するこの快感!

   ほらほら、さっきまでの態度はどこにいったのかなぁ〜? マーベラス! エクセレント! 幸せ!」モミモミモミモミ



卯月「……っ! ふぅっ! あ、つみちゃ……! 早苗さんたちに、言うよ!」



愛海「知らないね! 別に今すぐ現れるってわけでもないんだし堪能させてもらうのみ!

   うひひひひ! グッドだー!」モミモミモミ



卯月「やっ! あつみ、ちゃ……! だ…めぇ!」



ガチャ



清良「こんにちは、プロデューサーは来ているかし――」



愛海「あ」



清良「あら、愛海ちゃん。楽しそうね」ニコリ



愛海「さようならっ!」ダダダッ



清良「あっ、待ちなさい!」タタタッ



バタバタバタ コラーロウカヲハシラナイ フウキガミダレマス バタバタバタ



卯月「……」ポツン



卯月「あ。……撮り忘れちゃった、写真。」



……

…………





pi!

『もしもーし、卯月です。

 戻ってきそうになかったから、ライン送るね』



『写真一緒に撮ろうって言ってたのに撮れなかったでしょ?

 だから今度は私が愛海ちゃんのツメ塗って、おそろいで撮ろうよ!』



『PS。えっちなのはいけないと思いますよ?』





20:30│棟方愛海 
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