2016年10月31日

みく「李衣菜ちゃんが浮気してるにゃ!」

※キャラ崩壊注意。













みく「李衣菜ちゃんが……李衣菜ちゃんが……」





凛「李衣菜がどうしたの先を言ってよ」





みく「李衣菜ちゃんが……浮気してるにゃ」





凛「はいはい。どうせロック・ザ・ビートの話でしょ。いつものことじゃん」





みく「ちがうにゃ! 確かに夏樹ちゃんも脅威だけど、それだけじゃないにゃ!」





凛「ってことは、ほかにも誰かいるの?」





みく「驚くがいいにゃ。なんとあの佐久間まゆちゃんにゃ!」





凛「えっ……!?(嬉)」





凛「いやいやいや! 一瞬喜んじゃったけど、そんなのないよ。ありえない」





みく「それがありえるかも知れないにゃ!」





凛「まゆがP以外の人になびく訳がないよ。私にはわかる」





凛「冗談なら未央にでも言ってよね。私は今度のライブで初披露する新曲のことで頭がいっぱいなんだから」



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みく「この前、Love∞Destinyでユニット組んでたでしょ。あのときに色々あったにゃ」





凛「色々って?」





みく「李衣菜ちゃんがまゆちゃんに壁ドンしてた……」





凛「壁ドンってあの、『隣うるせぇぞ! 昼間っから盛ってんじゃねぇ! ドン!』ってやつ?」





みく「そっちじゃなくて、男子が女子に詰め寄っていい雰囲気になるやつ!」





凛「ああ、そっちか」





凛「――って、それ李衣菜からやったの?」





みく「そう!」





みく「でもそこは問題じゃないにゃ」





凛「いや問題だよ」





みく「どうやら壁ドンは、ごっこ遊びみたいなもので、本気ではなかったみたいにゃ」





凛「ごっこでもやらないよ普通」





みく「でも、どうやらまゆちゃんは、その壁ドンごっこでキュンキュンしちゃったみたいで――」





凛「あれ、私の言葉スルーされてる?」

みく「それ以降、李衣菜ちゃんとまゆちゃんの仲が一層深まったみたいにゃ……」





凛「そりゃ深まるでしょ。同じユニットで活動したんだから」





みく「そして、ある意味ここからが本題にゃ」





凛「聞いてよ私の話」





みく「その壁ドン現場に、智絵里ちゃんが偶然通りかかったんだけど――」





みく「なんと李衣菜ちゃんが『ち、違うんだこれは!』って、まるで浮気がバレた彼氏みたいな反応しててん!」





凛「落ち着いて。喋り方が変わってるよ」





みく「みくや夏樹ちゃんだけじゃなく、智絵里ちゃんにも手を出していたなんて……」





凛「手は出してないでしょ。多分」





みく「そしてまゆちゃんにも……」





凛「仮に李衣菜にその気があったとしても、まゆは揺れさえしないよ」





凛「壁ドンでキュンキュンしたのだって、プロデューサーにされたところを想像してたんじゃないの?」





みく「随分まゆちゃんを買ってるね」





凛「彼女のPへの愛は本物だからね」





みく「さすが同族だにゃあ」

みく「とにかく! 李衣菜ちゃんはいろんな女の子に手を出しすぎにゃ!」





みく「この前なんて、765プロのジュリアちゃんと歩いてるところも目撃したにゃ!」





凛「良いことじゃない。ほかの事務所の人とも仲良いのって」





みく「んもーっ! 凛ちゃんはなんにもわかってない!」





凛「そんなこと言われても。わかって欲しいなら川島さんにでも相談しなよ。あの人ならなんでもわかってくれるよ」





凛「だいたい、なんで相談相手に私を選んだの? いくらでも居るでしょ。私以上の適任者」





みく「凛ちゃんには、浮気の証拠を押さえるために、李衣菜ちゃんを盗聴して欲しいにゃ!」





凛「心外だよ! なんで私がそんなことすると思うの!?」





みく「いつも平気でやってることでしょ! 今更ごたくを並べるにゃ!」





みく「やるんだ」





凛「してないし、やらないよ!」

みく「隠したって無駄にゃ。みくは知ってるんだから」





凛「かまかけようとしても、してないものはしてないから」





みく「ほんまに?」





凛「ほんまに」





みく「そっかー。この前Pちゃんのツナサンドに仕掛けられてた、この盗聴マイクは凛ちゃんの物じゃないのかー」スッ





凛「待って」





みく「待つにゃ」





凛「なんでそれを……?」





みく「凛ちゃんが仕掛けるところを見てたにゃ」





凛「」





みく「にっこり^^」





凛「はぁ……わかったよ」





みく「さすが! それでこそ凛ちゃんにゃ!」





凛「この状況で『それでこそ』なんて言われても心外でしかないんだけど」

◆数日後◆





凛「はい、盗聴記録の紙。これで満足?」





みく「どうだった!? なにもなかった!?」





凛「……ないよ」





みく「どれどれ……」





ペラ…





ペラ…





みく「……」





凛「なにもないでしょ」





みく「出すにゃ」





凛「なんの話?」





みく「ページが9から11に跳んでる。10ページはどこにゃ」





凛「あれ、タイプミスかなぁ?」





みく「抜き取ったページをよこせぇ!!」パリィン!!





凛「ちょ!? なに車の窓殴って割ってるの!?」





みく「痛い」





凛「早く逃げるよ!」





凛(誰の車か知らないけど、ごめんなさい!)





タタタ…





美城「」

……





凛「はい、10ページ」





みく「ん」





凛「はぁ……」





みく「なになに……『○月×日△時にカフェ集合ね! みくちゃんには内緒だよ!』って、やっぱり浮気にゃ!」





凛「これって、みくにサプライズしようとしてるオチなんじゃ……」





みく「みくの誕生日はまだ先なのに、なにをサプライズするって言うのにゃ」





凛「こっそりギター弾けるようになって驚かそうとしてる……とか。大方そんなとこでしょ」





みく「ああっ!!」





凛「!? ――急にどうしたの?」





みく「この○月×日って今日にゃ!」





凛「あ、そう言えばそうだね。しかもそろそろ時間」





みく「行くにゃ!」ガシッ





凛「ちょっ、引っ張らないで――!」

……





李衣菜「智絵里ちゃん、なに飲む?」





智絵里「うーんと……」





みく『待ち合わせの相手は智絵里ちゃんか』コソ





凛『なんで私まで』コソ





李衣菜「ごめんね忙しいのに」





智絵里「大丈夫……です。李衣菜ちゃんの力になれるなら」///





みく『あ〜、あれは落ちてますな〜』





凛『ほ、ほら、智絵里ってみんなに優しいから』





李衣菜「今度のライブで新曲のSparkling Girlを歌うんだけどさ。トワスカよりも激しい動きをしたいんだ」





李衣菜「毎日弾いてるんだけど、やっぱり誰かに見てもらったほうが良いかなって思って」





凛『まじめな話っぽいね。弾くってギターのことだよね。そうか、ついに李衣菜がギターを……』





李衣菜「じゃあ、見てて――私の渾身のエアギター!」





凛『エアギターかよ!』





みく『エアギターは李衣菜ちゃんにとって大事なパフォーマンスなのにゃ』

……





李衣菜「はぁ……はぁ……どう?」





智絵里「格好いい……」///





李衣菜「やった♪」





智絵里「李衣菜ちゃんも忙しいのに、普段のレッスンに加えてエアギターの練習まで……凄いなぁ」





智絵里「ライブ、頑張ろうね♪」手ギュ





みく『!?』ガタッ





李衣菜「う、うん!」





李衣菜(手が……)///





智絵里「ふふっ。李衣菜ちゃんの手、あったかい」///





みく『は? は?』ジタバタ





凛『みく! 今は落ち着いて!』

智絵里「そう言えば、どうしてみくちゃんに隠れて練習してるの?」





李衣菜「いやー、本物のギター練習しなよって突っ込まれそうで」





凛(しなよ)





李衣菜「それに、みくちゃんを驚かせたくってさ」





凛(もう十分驚いてるよ)





李衣菜「私とみくちゃんってパートナーだから、お互いのことよく見てるんだ」





李衣菜「だからこそ、普段見られてないところでも努力して、『いつの間にそんなに努力を!?』って、お互いの刺激になればと思って」





智絵里「凄いです。私も見習わないと」目キラキラ





李衣菜「なーんて……実は、最近みくちゃんが隠れて早口言葉の練習してるみたいだから、感化されただけなんだけどね」





凛『だってさ。良かったね』





みく『李衣菜ちゃん……惚れ直したにゃ』





夏樹『ああ、ロックだぜ』

みく『!? 夏樹ちゃん!?』





まゆ『まゆも居ますよぉ』





凛『いつの間に……』





夏樹『だりーが「ごめんね忙しいのに」って言ってた頃から』





みく『それほぼ最初にゃ!』





凛『なんでここに?』





まゆ『「だりーの浮気調査したいから盗聴してくれ」と夏樹さんが』





夏樹『あっおいバラすなよ!』





凛『あんたもか』

まゆ『え、そちらも?』





凛『私もみくに脅されて……』





まゆ『お互い大変ですね』





凛『ホントだよ。盗聴なんて、なに考えてんだか』





まゆ『まったくです』





みく&夏樹「お前が言うな!」





ガサッ





李衣菜「なにやってるの、みんな」





凛「あ」

……





李衣菜「なーんだ。たまたま通りかかっただけか。珍しい面子だったからなにかと思ったよ」





夏樹「はは……。わりーな。盗み聞きするつもりはなかったんだけど」





李衣菜「あー……なんか恥ずかしいな」





まゆ「凄いですね。あんなにしっかり考えていて」





みく「流石、みくのパートナーにゃ!」

夏樹「流石、アタシの相棒だぜ!」





凛(息ぴったりだなぁ)





李衣菜「よ、よしてよー! みんなだって、しっかり考えてるのは同じでしょ」///





凛「でも本当に凄いよ。私も新曲もっと練習しないとな」





李衣菜「『AnemoneStar』だっけ? ロックで格好いいよね! 凛ちゃんにぴったりだよ」





凛「……ありがと」///





みく「みくも頑張るにゃ! ニャ〜にがニャんでもニャきごと言わニャいニャんびとたりとも変えられニャい……」ブツブツ





李衣菜「よーし! みんな、ライブ頑張ろー!」





みんな「おー!」

……





◆ライブ当日◆





未央「立ち止まらず」ハイ!





未央「どんどん進んでGO!」イェイ!





……





凛「そろそろ私の番だ」





凛「どうしようP! 私、緊張しちゃって――!」





P「李衣菜のことを考えるんだ」





凛「え、李衣菜の――?」





P「李衣菜はさっき、新曲で最高のステージを披露した。属性も凛と同じクールだ」





P「大丈夫。凛は一人じゃない」





凛「うん……そうだね! ありがとうP!」

凛(李衣菜か……)





凛(李衣菜ならこんなとき、なんて考えるだろう?)





凛(李衣菜はさっき、どんな思いで歌ってたんだろう?)





凛(李衣菜……李衣菜……心に……)





凛(心に李衣菜――!)カッ!





凛「いつか見つけられるよね――」





凛「AnemoneStar――!」





ワァァアアアア!!





……





こうして、アイドルたちの頑張りにより、4thライブは大成功で幕を閉じた。





めでたし、めでたし。

◆後日◆





凛「ね……ねぇ、李衣菜。今度のオフ、一緒に出かけない?」





加蓮「……」





加蓮「凛が浮気してる!」





おわり



08:30│多田李衣菜 
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