2016年12月02日

未央「みほちーとさっちー」


※過度な期待はしないでください





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ーーー事務所



未央(レッスンがあると思って事務所に来たけれど、まさか日付を勘違いしてたなんてなー。とは言えせっかく来たんだからそのまま帰るのももったいない)



美穂「それでね幸子ちゃん、私は卯月ちゃんにこう言ったの、それはワカメじゃなくてカツオだよって」



幸子「へえ、そうなんですか。それにしてもお味噌汁にカツオですか。削り部さならわかりますがカツオの身が入ってるなんて変わってますねぇ」



美穂「そうだね。やっぱりお味噌汁と言えば辛子明太子だよね」



幸子「今のギャグはいいですね。かなり大爆笑です」



美穂「ギャグじゃないよ!?」





未央(おや、あれは……みほちーとさっちーだね。あの二人が一緒にいるのは珍しいね。みほちーはしまむーと一緒にいるイメージだし、さっちーは小梅ちゃんやキノコちゃんといるイメージだけど)



美穂「あ、未央ちゃん。お疲れ様です。ソファーで寝転がっていると洋服が皺になっちゃいますよ?」



未央「おつかれ! いやー、これは皺になってもいい服だから大丈夫だよ」



幸子「珍しいですね、お一人ですか?」



未央「そうなの! レッスンの日付を間違えちゃってさ、どうしようかなーって一人寂しくたそがれていたわけなのだよさっちーくん」



幸子「何キャラですか……」





美穂「私たち、レッスンも終わってこれから街に行くつもりなんだけど、よかったら未央ちゃんも一緒に行きますか?」



未央「うーん、二人のデートのお邪魔虫になっちゃうのはな〜」



美穂「ふぁっ……!? デートなんかじゃないよ! お買い物に行くだけです!」



未央「あははは、冗談だよ、冗談。真っ赤になっちゃって、みほちーは可愛いなぁ」



美穂「か、可愛いって……もうっ、からかわないでよ〜」



幸子「まったく、未央さん。美穂さんに悪い冗談はやめてください。美穂さんは純粋な人なので真に受けてしまうんです。確かに、そこがカワイイんですけどね。美穂さんがカワイイということには同意します。このボクと同じくらいにカワイイですからね、美穂さんは!」



未央「お、おう」



未央(なんか、ふみふみに対するありすちゃん、らんらんに対するみなみんとアーニャと同じ雰囲気を感じる……)



ーーーショッピング中



美穂「あ、このシャツ可愛い……ど、どうかな、幸子ちゃん。可愛いと思うんだけど、幸子ちゃんはどう思う?」



幸子「…………ふむ、いいですね美穂さん! 気に入りました!」



美穂「本当っ!?」



幸子「あっ……ヤバイ、スゴくいいです! 激ヤバかもしれません! 目にこびりつくんですよねぇ、このヒグマらしきワンポイントが。傑作って言うんですかね、ヨーロッパあたりで大流行してそうです」



美穂「そ、そうだよね! 私もひそかにくまさんがいいなって思ったんだ!」





幸子「未央さんはどう思いますか?」



未央(正直ダサい。とは口が裂けても言えない……さっちー、キラーパス過ぎるよ!)



美穂「どうしましたか、未央ちゃん?」



未央「あ、うん。可愛いと思うよ。ヨーロッパで流行しているかは未央ちゃんにはわからないけど、少なくともみほちーのイメージに合ってると思うな」



未央(嘘は言っていない。実際、ダサいかどうかは無視してみほちーが着た姿を想像したら凄く可愛かった)





美穂「よかったぁ……それじゃ部屋着としてこれを買うとして、次は外出用かな」



未央(部屋着なんだ。……まあ、そういえば最近のみほちー、オシャレになったし、あのくまさんシャツを外で着てるの見ないしね。あれも部屋着になったのかも)



幸子「外出用はカワイイボクが選んであげますね、いつものように」



美穂「うん、ありがとう幸子ちゃん。いつもありがたいですっ」



幸子「フフーン、カワイイボクのカワイイセンスはボクのためだけに埋もれさせるのはもったいないですからね!」



未央(いつも選んであげてるんだ。さっちーが。……なるほど、みほちーのセンスも配慮しつつ自分色に染めようとしているわけか。さっちー、恐ろしい子……っ!)





未央(ともあれさっちーのセンスは確かなものだと普段着を見てるとわかるから私も選んでもらおうかな。普段あまり着ないような服ではあるけど、冒険だよね?)



未央「それならさっちーにこの未央ちゃんのも選んでもらおうかな〜?」



幸子「……え?」



未央「そんな、なんですかこの人図々しいですね、みたいな反応をしなくてもよくないかな!?」



幸子「いや、そんなこと思ってないですよ。やめてください変な印象つけようとするの。正確には、美穂さんの服を選ぶという大事を前に余計な些事が入ってしまいましたね、しかしここは仕方ないですがボクはカワイイですから選んであげましょうかね、ですよ」



未央「ご、ごめん……?」



幸子「いいでしょう、ボクの心はあの空よりも広いですからね、寛大な気持ちで許してあげますよ」



未央(腑に落ちない)





美穂「あ、そうだ。それなら、どうせだから幸子ちゃんに代わって未央ちゃんに私のお洋服を選んでもらうのはどうかな?」



幸子「なっ!? そ、そんなこと……そんなことは許されない……」



未央(物凄くショック受けてる)



美穂「それで私が幸子ちゃんのを選んでみるね。それぞれでお互いのお洋服を選ぶって、なんだか楽しそうだよね」



幸子「はい、かなり賛成です。ボクはどんな服を着てもカワイイですが、美穂さんに見立ててもらうならさらにカワイくなれるはずですからね!」



未央「あっさり立ち直ったねさっちー」



美穂「ふふ、楽しみだなぁ」



未央(うーん。可愛い)





幸子「美穂さんに選んでいただいたこの服をボクは生涯大切にしますね」



美穂「ふふ、幸子ちゃんは大げさだね」



幸子「大げさではないんですけどね。大げさといえば大げさな反応で高名な未央さん、ボクが選んだ服はどうでしたか?」



未央「うん、自覚はあるけどそれで高名になった気はしないかな!」



幸子「ではヘタレの未央さん。未だに藍子さんと手も繋げないでいる未央さん」



未央「やかましいよ!!」



未央(いや、あーちゃんってなんかこう、ふわふわで柔らかくて、そのうえ聖母みたいだから私が触ると浄化されて消えてしまいそう。未央ちゃん消えてしまいます)





未央「いや、うん。さっちーの選んでくれた服はやっぱり可愛い系だったね。あまり自分だと選ばないようなのだったから新鮮だったよ。ありがとね」



幸子「未央さんとボクでは趣味が違いますからね。なるべく未央さんのセンスには近づけたつもりでしたが」



未央「わかってるわかってる。さっちーありがと、愛してるさっちー!」



幸子「あ、そういうのいいんで」



未央「さっちーは連れないなぁ!」





未央「ところで二人はよく一緒に買い物したりするの?」



美穂「うん、結構行くよ。やっぱりユニットもあるし、卯月ちゃんや響子ちゃんと一緒にいることが多いと思うかもしれませんけれど、私、幸子ちゃんとはあんさんぶる以来ずっと仲良しだから」



未央「あんさんぶる」



幸子「アニメの次回予告も一緒にしましたからね!」



未央「アニメ」





未央(注釈をするとあんさんぶるっていうのは私たちがモデルになった作品、アイドルマスターシンデレラガールズのメディアミックス展開のひとつ、ヤングガンガンやガンガンオンラインで掲載されていたコミックのことだよ)



未央(デフォルメ絵の可愛らしさは、あの熊なんとか先生が描くシンデレラガールズ劇場にもまったく負けていない。ぜひ読んでみよう、全三巻絶賛発売中!)



未央(アニメもこれまた私たちがモデルになって展開されたテレビアニメシリーズのこと。なんとこの未央ちゃんも大活躍しているぞ! ……しているぞ!?)





未央(ステマじゃないからね?)





未央「今日は誘ってくれてありがとね、おかげで楽しかったよ」



美穂「ふふ、どういたしまして、なのかな?」



幸子「当然ですね、未央さんはもっと感謝してもいいんですよ」



未央「はいはい、そうだね。ありがとうねさっちー」



幸子「いえボクでなく美穂さんに。別にボクは感謝されるようなことしていませんし。ああ、ひょっとしてボクのカワイさにですかね? 構いませんよ、ボクのカワイさにいちいち感謝していたら一日中感謝し続けないといけませんから。なんせボクはカワイイですからね!」



未央「うーんこの」





未央(まあ、今日は珍しい二人と遊べて楽しかったなー。明日、しまむーとしぶりんに自慢しよう)





ーーー翌日



凛「昨日、私と卯月で藍子と遊んだんだよね」



未央「なんで私を呼ばないの!?」



卯月「たまにはニュージェネのPaを変えてみようかーって……ノリですね!」



未央「ちくしょうーーー!!!」



凛(藍子に未央が手を繋いでくれない、という相談を受けていただけなんだけどね。まあ未央もう行っちゃったしいいかな)





おわり



23:30│本田未央 
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