2016年12月09日

フレデリカ「いい夫婦ごっこ」


これはモバマスssです





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フレデリカ「ふんふんふふーん、夫婦〜」





杏「あー、今日は11/22だからね」





肇「良い夫婦の日、でしたっけ?」





フレデリカ「誰かフレちゃんと夫婦ごっこしよー?」





肇「壁とやればいいじゃないですか」





杏「ラブフラスでも買えば?」





フレデリカ「わぁお辛辣!文香ちゃん誘おーっと」





ガチャ





文香「…おはようございます…」





フレデリカ「お帰りー文香ちゃん!お風呂にするー?それとも」





文香「ご飯で」





杏「せめて最後まで言わせてあげなよ…」





フレデリカ「フレちゃんを召し上がれ〜?」





文香「…よく、火を通さないといけませんね」













文香「…そう言えば…次回私が出演するドラマの役が、夫婦なのですが…」





杏「やだからね?」





文香「…あまり、結婚した体験がなくて分からないので…協力して頂けますか?」





杏「聞けよ」





肇「また、ですか…」





フレデリカ「じゃーフレちゃん隣に住んで壁ドンやろっかなー」





文香「…普通に、それぞれの夫婦像を演じて下さい…」





肇「杏ちゃんからどうぞ?」





杏「冒頭でやらないって言ってるんだけど」





フレデリカ「夫役やってあげよっか?」





杏「いいよ、一人の方がやりやすいだろーしね」











杏「どんなシチュエーションがいいの?」





文香「…帰宅を出迎える、は王道過ぎますし…休日、お出掛けに誘う、と言ったシチュエーションでお願いします…」





フレデリカ「お風呂にする?ご飯にする?って一回は言ってみたいよねー」





文香「…お鍋がいいですね」





肇「先日やったばかりじゃないですか…」





フレデリカ「胡麻味噌にする?水炊きにする?豚骨醤油にする?」





肇「先日キムチチゲはやりましたし、他なら何でも」





文香「…お洒落に、豆乳鍋など…」





フレデリカ「わぁお、パリジェンヌっぽい!」





杏「演技させる気ないでしょ」







フレデリカ「じゃー杏ちゃんいってみよー!」





杏「なんでこーゆーののトップバッターは私なんだろ…」





肇「一番まともに出来そうだからではないですか?」





杏「確かに」





肇「…言い返して下さいよ…」





杏「…めんどくせぇ…」





文香「…まだですか?」





杏「はぁ…撮影したら靴に飴玉砕いて仕込むからね?」











杏「おーい、起きろー」





杏「まったく、杏が先に起きるなんてなー…」





杏「楽しみにしてた?…まぁ、否定はしないよ」





杏「…なに?杏がお洒落してちゃおかしい?」





杏「なにさー、たまには私だって張り切るよ?適度に」





杏「車で遠くまで連れてってくれるんでしょ?杏は歩かなくていいから楽だしね」





杏「…一緒に新しい景色を見に行こう、なんて誘われちゃ断れないじゃん」





杏「え?起こすなら…?…はぁ」





杏「…しょーがないなぁ…」





杏「こうゆーのは普通逆なんだけど…」





杏「王子様とお姫様が逆でも、まぁいいよね」













文香「…ふふっ」





肇「一体最後、どうやって起こしたんでしょうね、杏ちゃん!」





フレデリカ「わぁお、ロマンチックー」





文香「…今は秋ですからマロン…んふっ」





肇「時折そういう風に真面目にやるからずるいですよね」





フレデリカ「起こすって言ったら定番だよねー」





杏「消えたい…」













肇「では、締めは嫌なので次は私がやります」





フレデリカ「さりげなく押し付けたねー」





文香「…期待、していますよ」





杏「杏と方向性かぶらないよーにね」





肇「大丈夫…だと思いますよ?」





フレデリカ「ところでさっきの恥ずかしがってた杏ちゃんの写真を」





杏「寝てる時に飴玉口に入れてあげよっか?」





フレデリカ「…デリート!」





肇「はぁ…やります」











肇「おはようございます。もう朝ですよ?」





肇「まだ目が完全には覚めきって無いみたいですね…お茶を飲んでゆっくりしてて下さい」





肇「…湯飲みですか?そうですよ、私の手作りです」





肇「どうせなら、私が居ない時でも私を側に感じて欲しくて…」





肇「こうやって、二人だけの物が増えていくって、素敵じゃないですか?」





肇「もっともっと、増やしていきたいんです」





肇「二人で選んだ家具や食器や」





肇「これから何処へ連れて行ってくれるんでしょう?みたいなワクワクや」





肇「素敵な景色を見て、思い出や」





肇「いずれは…貴方と私の、大切なモノを…」





肇「…ふふっ、目は覚めましたか?」





肇「それでは…出かける前にまた一つ。私の唇に、思い出を増やして下さい」









杏「うごごごごごご」





フレデリカ「わぁお、肇ちゃん攻めるねー」





文香「…成る程…出かける前にはキス、ですか…」





肇「お約束だと思いまして」





杏「うごごごごごご」





フレデリカ「ところで肇ちゃんはこの後どこに出掛ける設定だったの?」





肇「普通のスーパーでガッカリするけれどそんな休日もいいかな?なんて思ってしまうつもりでした」





文香「…細かいですね…」





杏「うごごごごごご」





肇「杏ちゃん大丈夫ですか?」





フレデリカ「ななめ四十五度から叩くと直るかもよ?」













杏「んあー…心がしんどい」





フレデリカ「休日はブックオン?」





文香「…許されません」





肇「それではフレデリカさんの番ですよ?」





フレデリカ「えー、どーしよっかなー」





杏「やれ」





肇「斜め四十五度でいいんでしたっけ?」





フレデリカ「戦闘要員の肇ちゃんにやられたらフレちゃん再起不能になっちゃうかなー」





肇「なんですか戦闘要員って…」





杏「ほらほら、フレデリカちゃんはやくはやく」





フレデリカ「しょーがないなぁ」





杏「地味に杏の真似にてるね」











フレデリカ「おハロー…ありゃまだ寝てるねー」





フレデリカ「そんな寝坊助さんのコーヒーにはレモン汁!」





フレデリカ「ほらほら早く!一緒にフランスの喫茶店巡りするんだよねー?」





フレデリカ「ふふーん、気分だよー気分。此処がフランスだって思えばフランスだしアタシ達はパリジェンヌなんだよー」





フレデリカ「お化粧は終わってるよ?アタシはもうフレデリカだもん」





フレデリカ「昔言ったよね?お化粧する前のアタシはただの宮本なんだーって」





フレデリカ「ふふーん、今はもう宮本じゃないけどねー」





フレデリカ「お化粧してないのにアタシを変身させちゃうなんて凄い事だよ!誇っていいよ?」





フレデリカ「…おふざけは終わり。ほらほら、早く出掛けよ?」





フレデリカ「普段の疲れなんて、フレちゃんと一緒に吹っ飛ばそー!」





フレデリカ「フレちゃんには癒し効果とマイナスイオン効果があるんだよー?」





フレデリカ「…アタシも貴方といると、幸せ以外感じられなくなるもん」





フレデリカ「もっともっーと、他の事なんて考えられなくなるくらい」





フレデリカ「アタシを幸せにしてくれるんでしょ?」







杏「んがー!」





肇「杏ちゃんうるさいです」





文香「…苗字の変化を持ってきましたね…これは高得点です」





フレデリカ「点数はどのくらい?」





肇「10点くらいですね」





フレデリカ・肇「10thだけに」





杏「下らなさで目が覚めたよ」





文香「…皆さん、なかなか悪くない演技でしたが…」





杏「何様のつもりさ」





肇「文香さんはやらないんですか?」







文香「…演じるの、妻とは言ってないのですが…」





杏「…肇ちゃん」





肇「…斜め四十五度から、ですよね?」







お付き合い、ありがとうございました



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