2016年12月13日
心「シューコちゃーん！」周子「ん？」
周子「ん？ なーに心さん」
心「今日さーはぁと……ひ・と・り・ぼ・っ・ち☆ なんだー」
周子「ふーん」
心「うわ興味なさそっ☆」
周子「や、別にそんなことないよ？ 話の続きキニナルー」
心「やさしっ☆ それでねー？」
周子「うんうん」
心「明日オフだし、暇だしー？ 飲もうと思ったワケよ☆」
周子「ほう」
心「いつものメンツに声掛けたんだけど全員パスっつってさー！！ 酷いだろアイツら……☆」
周子「あー……よしよし」
心「うぅっ……シューコママぁ……」ｷﾞｭｯ
周子「ぶっとばすよー？」ﾖｼﾖｼ
心「すんません」
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周子「で？」
心「でね、事務所に行ったら誰かいるだろ！ って浅はかな考えで来た訳よ☆」
周子「浅はかだねぇ」
心「だろ☆ そこでシューコちゃん」
周子「うん」
心「寂しいから付き合って☆ てか付き合え☆」
周子「いいけど」
心「えっ」
周子「えっ」
心「断られるかと思ってたから……」
周子「や、別にアタシも暇してたし」
心「ほんと？」
周子「うん」
心「好き……きゅん……」
周子「はいはい」
心「じゃあ早速パーッとやろーぜー☆」
周子「でもアタシ飲まないよ？」
心「えっ」
周子「えっ？」
心「……？？」
周子「シューコちゃん、18歳、未成年。おーけー？」
心「えー、えー！ うそ〜〜〜シューコちゃん大人びてるしーセージンしてるかとオモッテター」
周子「えーやだ照れるわー！ じゃあせっかくやし頂こっかなー！」
心「どうぞ殿！ さっ、さっ☆」ｽｽ
周子「おーくるしゅうなーい♪ ……じゃねーわっ！」
心「わーお……シューコちゃんノリ良くてビックリ」
周子「え、いや、なんか、そんな、感心されても……照れるんやけど……」
心「可愛いなオイ☆」
周子「う、うっさい」ｶｧ
心「つーん！ まっ、さすがに未成年には飲ませないけどな☆」
周子「……」
心「一人寂しく飲も……うっ……ぐす☆」
周子「……」
心「ぐすぐす……☆」
周子「やっぱ飲む」
心「えっ！？ 好き！！」
周子「うそ」
心「うえーん！ 若者怖いよー！」
周子「大人こわいわー」
心「んぐ、ごくごく……ぷはぁ☆」
周子「……」ｼﾞｰ
心「んー？ なになに、やっぱ飲みたい？ ん？ ん〜〜？？」
周子「うわめんどっ」
心「がーん！」
周子「ガーンて。や、ちゃうよ別に」
心「ちゃうの？」
周子「ちゃう。お酒って美味しいんかなーって」
心「んー、まぁ……そこそこ？」
周子「あっ、ふーん……」
心「……」ｺﾞｸｺﾞｸ
周子「……あっ、これ美味しい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
心「でしょ」ｺﾞｸｺﾞｸ
周子「うん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
心「……」
周子「……」
心「……シューコちゃん何か面白い話！！！」
周子「はぁ！？」
心「もぐもぐごくごくじゃなくて〜シューコちゃんの話が〜聞きたい〜……なっ☆」
周子「えー……何も面白い話なんて無いんだけど」
心「えぇ〜」
周子「残念でしたぁー」
心「うーん……あ、そーだっ！」
周子「んー？」
心「シューコちゃん、ユニット組も☆」
周子「は？」
心「う゛っ……真顔はやめろよぉ……☆」
周子「ご、ごめん、唐突過ぎて」
心「はぁと達だったらいい感じになるって！」
周子「んー、んー……なるかなぁ」
心「なる☆ こう、いい感じにはぁとがボケてーシューコちゃんがツッコんでぇー」
周子「お笑いコンビじゃん」
心「そーう、その素早いツッコミ！ それが欲しかったぁー！ かーっ☆ 酒がうめえっ☆」ﾄﾞﾝ
周子「えぇ……」
心「ほらほらもっとツッコんで☆ はぁとにツッコんで☆」
周子「えー……やだ」
心「なんでぇ！？」
周子「何か……何かやだ」
心「ざっくりしてんなオイ☆」
周子「シューコちゃんはツッコミを放棄しまーす」
心「そんなことしていいのー？ はぁと、止まんなくなっちゃうよ？」
周子「いいよーどんどんボケちゃってー」
心「ロマンティック……止まらないよ？」
周子「はいはい」
心「んぐぬぬ……！ くそぉやってやるよぉ！」
周子「アタシそれ見てほくそ笑んでるから」
心「まって」
周子「ん？」
心「ホクソエム？」
周子「うん」
心「……シューコちゃん辛辣じゃない？ はぁとのはぁと傷つきそう……☆」
周子「んふふ……心さん面白いから」
心「お、おおぅ……やめろよぉ！ 軽率に褒めると好きになるぞっ☆」
周子「えっ？ 心さんアタシのこと好きじゃないの……？」
心「えっ？ えっ、あっ……うっ…………あ、すっ、好き、だよ……？ 好き……うぁ」ｶｧ
周子「ひゃーかわいー♪」
心「はっ……はあっ！？ う、うっせ……うっせっ！！ この……塩見ぃ！！」
周子「へへー！ さっきのお返し〜♪」
心「く、くそぉ……」
周子「ふふん。年下だからって侮らない方がいいよー？」
心「うぅ……むかつくぅ〜〜！！」
周子「まぁまぁ姐さん、とりあえず飲んで飲んでー」
心「言われんでも！ んぐんぐ……ぷはぁ☆ 幸せ〜♪」
周子「幸せかーいいなー」
心「はぁととユニット組めば幸せになれるぞ☆」
周子「うげっ」
心「うげっ！？ うげって何だよぉ！」
周子「その話覚えてたんかーって」
心「忘れないよぉ！ はぁとの本心だもん……シューコちゃんとユニット組みたいもん」
周子「ふぅん……」
心「……だめかな？」
周子「んー……」
心「……」
周子「……ユニット名、どうしよっか？」
心「……！ ぶえぇ〜〜！！ しゅーこちゃんすきぃ〜〜！！」ｷﾞｭｯ
周子「うわぁっ！？」
心「ユニット名かー、ユニット名かー！ どうしよっかな〜〜……どうしよう……どうしよう！？ どうしようあはは！！」
周子「めっちゃ嬉しそうじゃん」
心「めちゃんこ嬉しいよ！！ はぁとの愛、やっとシューコちゃんに届いたんだなぁって……☆ うっ、ぐすっ☆」
周子「ウソ泣きへたっぴやなー」
心「あーん？ そういう塩見はどうなんだよー！」
周子「んー得意得意」
心「やってみろよぉ！」
周子「任せてー。…………っ……」
心「お？」
周子「……っ……ｸﾞｽ」
心「……お？」
周子「ｸﾞｽ……っ、っ……」
心「……」
周子「っ……ｸﾞｽ……う、うぅ」
心「……」
周子「っ、っ……！ ………………うぇええええええ」
心「待ってごめんごめんね周子ちゃん私が悪かったから周子ちゃんねぇ」
周子「っし。まぁこんなもんかな」
心「……」
周子「どうよー？」
心「くそがき」
周子「くそがき！？」
心「すごく心が痛い……」
周子「あはは！ しゅーこちゃん舐めたらあかんよー？」
心「ごめんなさい……」
周子「もー、元気だしーや」
心「うぅ……★」
周子「星黒くなってるし。ほら、ユニット名考えよ？」
心「あ、それなんだけどねー☆」
周子「うわっいきなり元気でた」
心「塩見と佐藤でー、そるとしゅがーってのどうかな！？」
周子「塩見の塩と、佐藤が砂糖？ あー……あれ？ 意外といいじゃん。……あれ！？ ちゃんとしてるじゃん！！」
心「だろー！ だっろぉー！！☆」
周子「正直度胆抜かれたわー……じゃあそれ採用で！」
心「やったー！ プロデューサーに連絡したろ☆」ﾒﾙﾒﾙ
周子「えっマジ」
心「した☆」
周子「えっマジ」
心「はー結構飲んだ〜☆」
周子「そろそろ日付も変わるねー」
心「ねー。……そういえばシューコちゃん、何で事務所居たの？」
周子「んー？ んー、えっとねー」
心「うんうん☆」
ｶﾞﾁｬ
心「ん？」
周子「あっ来たね」
奏「おまたせ」
周子「やほー」
心「奏ちゅわん！」
奏「あら、心さん。こんばんは」
心「はぁとだぞぉ☆ 何しにきーたのっ☆」
奏「周子を迎えにね。……もしかして酔ってる？」
心「ほどほどぉ☆」
周子「奏待ってたら心さん来てさー、付き合ってたってわけ」
心「優しいでしょ？ このこうちのこ」
周子「何が？」
心「うちのこ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
周子「やーめー！」
奏「あら……ふぅん、随分仲良くなったのね」
心「そるとしゅがーだからな☆」
奏「そるとしゅがー？」
周子「後で話したげる」
奏「……？ えぇ」
周子「ん。じゃ、そーいうことで心さん」
心「え？ そゆこと？ どゆこと？」
周子「アタシ達行くわー、楽しかったよー♪」
心「えっ……えぇ〜〜〜！！！！」
奏「日付、変わるでしょう？」
心「ひづけ？ んー……ほあぁっ！ シューコちゃん誕生日じゃん！？ あっ日付変わったー！！ シューコちゃん！！ おめでと！！」
周子「ふふ、忙しないなー。ありがと！」
心「成程なぁ〜奏ちゃんと誕生日を過ごすってワケね〜なるほど〜そゆこと〜」
奏「そういうこと」
周子「ごめんねー、前々から決めてたことだからさ」
心「なら仕方ないよねー……シューコちゃんシューコちゃん☆」
周子「なーに？」
心「……また、一緒に遊んでくれる？」
周子「当然じゃん。そるとしゅがー、でしょ？」
心「……シューコちゃん……！ うんっ！！☆」
周子「それじゃ、またねー♪」
心「またね！ んー……っちゅ！」
周子「はいはーいちゅっちゅー」
奏「さよなら。……あ、心さん」
心「はぁと☆ なぁに？」
奏「この子、うちの子だから……ね」
心「……っ！！」
ﾊﾞﾀﾝ
心「……」
心「…………」
心「？」ﾎﾟｶﾝ
おしり
