2016年12月16日
翠「美由紀ちゃんと」美由紀「菜帆ちゃんと!」
●
事務所
菜帆「美由紀ちゃん〜」
美由紀「どうしたの菜帆ちゃん?」
菜帆「はい、おまんじゅうをもらったから一緒に食べましょ〜♪」
美由紀「わーい!菜帆ちゃんありがとー!」
ガチャ
翠「おはようございます」
菜帆「おはようございます、翠さん〜」
美由紀「翠ちゃん、おはよー!翠ちゃんも食べる?」
翠「これは...おまんじゅう、ですか?」
菜帆「はい〜。とってもぷにぷにで、おいしいですよ〜♪」
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翠「ありがとうございます。では、一つ...」スッ
翠「...」プニプニ
美由紀「翠ちゃん?」
翠「...」プニプニプニプニ
菜帆「翠さん、だいじょうぶですか〜?」
美由紀「もう、翠ちゃんしっかりしてー!」ユサユサ
翠「...はっ!すいません美由紀ちゃん。ついうっかりと...」プニプニ
菜帆「翠さん、はまっちゃいましたね〜」
翠「はい。このぷにぷに感...初めてです。ずっと触っていたくなるような」プニーン
美由紀「翠ちゃん、おまんじゅうは食べないとだよ!」
翠「...はっ、そうでした」パク
菜帆「どうですか〜?」
翠「...これは...なんという優しい甘さなんでしょうか」プニプニ
菜帆「ぷにあまでしょ〜」
翠「これが...これが、ぷにあま...」ほわぁ
美由紀「ああ、翠ちゃーん!」
菜帆「美由紀ちゃんも、はいどうぞ〜♪」スッ
美由紀「あむっ」パクッ
ちょっと後
ガチャッ
モバP「ただいま戻りましたー」
翠、美由紀「ぷにあま...ぷにうま...」ほわぁ
菜帆「うふふ〜♪」
モバP「あ、おまんじゅうおいしそう」
菜帆「Pさん、おかえりなさい〜」
モバP「二人とも、完全に虜になってんなあ。翠なんてお姉さんなのに膝枕までされちゃって」
菜帆「Pさんも、ぷにぷにします〜?」
モバP「じゃあ、一個いただこうかな。...おっ、これはいいぷにぷに」プニプニ
菜帆「中身もと〜ってもおいしいんですよ〜」
モバP「...うん、甘いな。こりゃあ二人もとろけちゃうわ」
菜帆「うふふ、喜んでもらえてなによりです〜♪」
モバP「...おっと、そろそろレッスンだな。菜帆、二人を起こしてやってくれ」
菜帆「は〜い♪美由紀ちゃん、翠さん、起きてください〜」ユサユサ
美由紀「う〜ん...あれ?あ、Pさんおかえり!」
翠「ぷにあま...」ほわほわ
モバP「うん、ただいま美由紀。...翠が帰ってこないな」
菜帆「翠さん、純真ですからね〜」
美由紀「もう、翠ちゃ〜ん!」ユサユサ
モバP「こういう時はほれ、これを使うといい」
美由紀「ありがと!翠ちゃん、かにぱんだよ〜」スッ
翠「...」ムクッ
翠「かにうま...」フラフラ
モバP「おお、そのまま誘導してやってくれ」
美由紀「はーい!翠ちゃん、こっちだよ〜」
菜帆「じゃあPさん、行ってきます〜」フリフリ
モバP「足元に注意しろよー」フリフリ
レッスン場
翠「先ほどはお恥ずかしい姿を...」
美由紀「えへへ、でもあのおまんじゅうおいしかったね!」
翠「はい、とても美味でした...ですが、完全に心を奪われてしまったのはいけません」
菜帆「でもああなってる翠さん、可愛かったですよ〜」
翠「あ、ありがとうございます...」
菜帆「普段と〜ってもクールですから、私はああいう一面が見れてうれしかったです〜♪」
翠「うう...あまりそこを褒められるのは、慣れていません」テレテレ
ルキトレ「はーい、そろそろレッスン始めますよー!」
翠「はい。...二人とも、今回のレッスンで私はあのおまんじゅうを乗り越えるだけの力を身に着けます」キリッ
菜帆「うふふ、翠さん頑張って〜♪」
美由紀「うーん、何かがまちがっているような...?」
翠「慶さん、今回は厳しいご指導をお願いします!」
ルキトレ「は、はい...?まあ、やる気があるのはいいことです!」
レッスン後
翠「ふう、はあ、はあ...」ハァハァ
美由紀「ふう、お疲れさま!」
菜帆「お疲れ様です〜」
ルキトレ「みなさん、お疲れ様でした!しっかり汗を拭いておいてくださいね!」
翠「は、はい...」ハァハァ
美由紀「翠ちゃん、だいじょうぶ?」
翠「え、ええ...なんとか、大丈夫です」ハアハア
翠「...ふう、ですが、このレッスンで非常に強い精神力を...」
菜帆「はい、あ〜ん♪」スッ
翠「あむっ」パクッ
ガチャッ
モバP「おーい、レッスン終わっ...」
翠「ぷにあま...」ほわほわ
美由紀「翠ちゃーん!」
菜帆「まあ、疲れていたから仕方ありませんね〜」
モバP「ははは、またとろけちゃったか」
美由紀「もう、Pさんもてつだって〜!」
●
スーパー
菜帆「美由紀ちゃん、これとこれでよかったかしら〜」
美由紀「うん!それだけあれば大丈夫!」
菜帆「うふふ♪美由紀コックの料理、楽しみですね〜」
美由紀「うん、まかせて!とーってもおいしいカレー、作ってみせるからね!」
菜帆「じゃあ、お会計に行きましょうか〜よいしょっ」
美由紀「あ、菜帆ちゃん、かごもってあげる!」
菜帆「いえ〜、美由紀ちゃんが頑張るんですから、ここは私が〜」
美由紀「いやいや、ここはみゆきが!」
菜帆「う〜ん...なら、半分だけお願いしますね〜」
美由紀「はーい!...よいしょっと。すいませーん!これ、お願いしまーす!」
店員「はい、いらっしゃいませ」
菜帆「これも、お願いしますね〜」
店員「はい、お預かりします。...ふふ、よくできた娘さんですね」
菜帆「娘、ですか〜?」
店員「そちらのお嬢さん、娘さんではないのですか?」
美由紀「菜帆ちゃんはお母さんじゃないよ?」
菜帆「私、まだ17歳なんですよ〜」
店員「あ、そ、それは失礼しました」
美由紀「美由紀は14歳だよ!」
店員「ええっ、さ、三歳差!?...あ、も、申し訳ありません!失礼を...」
菜帆「うふふ、よく言われるんで大丈夫ですよ〜」
美由紀「美由紀もよく言われるよー!」
店員「そ、そうなんですか...あ、2401円になります」
菜帆「はい、これでお願いします〜」
店員「はい、600円のお返しになります...あの、本当に申し訳ありませんでした」
美由紀「えへへ、でも褒められたのはうれしいな!」
菜帆「私たちは大丈夫ですから、お気になさらず〜。じゃあ美由紀ちゃん、行きましょうか〜」
美由紀「うん!」
店員(...申し訳ないとは思ったけど...仲もいいし、やっぱり親子に見えるなあ)
店員(いや!でも年齢を間違えるなんてダメだ、次のお客さんは間違えないようにしないとな...)
きらり「杏ちゃん、他にほしいものってあったりすゆ?」
杏「えー、そうだなー...うん、飴のストック買っといてー」
きらり「りょうかーい☆」
店員(よし、あの二人は仲の良い姉妹だな!)
●
スタジオ
翠「皆さま、こんばんは。『水野翠のグルメジャッジメント』、本日の料理はオムライスです」
菜帆「まずはチキンライスから作りますね〜」
翠「まず、鶏肉と玉ねぎを細かく刻みます」トントン
菜帆「1.5センチが目安ですね〜」トントン
翠「次に、フライパンの上にバターを溶かしましょう」ジュー
菜帆「火力は弱い中火ぐらいですね〜」
翠「溶け終わったら、ここに鶏肉と玉ねぎを入れましょう」ジュー
菜帆「う〜ん、いい匂いがしてきました〜」グー
翠「いい色になってきたら、塩、こしょうをふって混ぜます。そしてそこにご飯を入れましょう」パラパラ
菜帆「」グー
翠「切るようにして炒め、ごはんがぱらっとしたらそこにトマトケチャップを入れましょう。全体になじんだら、素早く混ぜて火を止めます」サッ
菜帆「これでチキンライス完成ですね〜」グー
翠「では少し、味見をしてみましょうか。...はい、菜帆ちゃん。どうぞ」スッ
菜帆「では...ん〜おいしいですね〜♪」パク
翠「よかった...そう言われただけで、安心です」
菜帆「翠さんも一口、いかがですか〜?」
翠「では、私も...うん、これはよくできていますね」パク
菜帆「ついついお箸が進んじゃいますね〜」パク
翠「これは、なかなかどうして...」パク
翠「......完成しました!」
菜帆「わあ、とってもおいしそうな目玉焼きですね〜」
翠「本日もお疲れさまでした。メインシェフの水野翠と」
菜帆「アシスタントの海老原菜帆でした〜♪」
美由紀「どうしてとめなかったの?」ジトー
モバP「いや、すっごくおいしそうに食べるからつい...」
●
事務所
美由紀「じゃーん!妖精みゆきだよ〜!」
翠「美由紀ちゃん、妖精役とっても似合ってますよ♪」
美由紀「えへへ、ありがとう翠ちゃん!」
翠「ふふっ、こんな可愛い妖精さんにいたずらされるなら悪い気もしませんね」
美由紀「じゃあ...トリックオアトリート!お菓子くれなきゃいたずらしちゃうよー!」
翠「困りましたね、今日はお菓子を持っていません...どんないたずらをされてしまうのでしょう?」クスッ
美由紀「えーと...えーと...あ!じゃあこれ、くまさん持って!」スッ
翠「? これで、いいですか?」
美由紀「えへへ、これで翠ちゃんも妖精さんになってね!」
翠「...ふふ、これはいたずらになるんでしょうか」
美由紀「あ!そうだったね、うーん...まあいいや!翠ちゃんもこれで仲間だよー!」
翠「妖精ミドリです。...な、なんて」カアア
美由紀「翠ちゃん、かわいい!」
ガチャ
モバP「ただいま戻りましたー」
美由紀「あ、Pさんおかえり!」
翠「おかえりなさい、Pさん。...あの、Pさん」
モバP「おう、どしたー」
翠「ふふっ、トリックオアトリート!お菓子をくれないと、いたずらしますよ?」
モバP「おう?ああ、ごめんな。今お菓子もってないや」
翠「ではいたずらさせていただぎます。よろしいですか?」
モバP「ああ、お手柔らかにな」
翠「えーと...では、どうしましょうか...美由紀ちゃん、何がいいでしょうか?」
美由紀「うーん、何かびっくりさせるものとか?」
翠「では...Pさん、そこを動かないでくださいね」スッ
モバP「うおっ、翠!?おもちゃでも弓はやめて!」
翠「大丈夫です、一瞬で終わりますから...3、2、1」
モバP「うわー!」
翠「ふふっ、冗談ですよ」スッ
モバP「び、びっくりした...」
翠「ビックリさせられたならよかったです♪」
モバP「まったく、ビックリしたじゃないか。...まあでも、翠がいたずらってのはなかなか可愛いな」ハハハ
翠「え?そ、そんな可愛いだなんて...」カアア
美由紀「翠ちゃん、かわいいね!」
モバP「おう、翠はかわいい!」
翠「そんな、て、照れますからやめてください〜!」
●
事務所
菜帆「秋、ですね〜」
モバP「うん、秋だなー」
菜帆「食欲の秋、ともいいますね〜」
モバP「うん、言うよなー」
菜帆「だからついつい、買いすぎちゃって〜」ドッサリ
モバP「でもこの量はだめだなー」ドッサリ
菜帆「だめでしたか〜」
美由紀「まだこーんなにあるもんね!」
モバP「ははは、まあでもおいしそうだったのなら仕方ないな。でもあんまりやりすぎちゃあダメだぞ」
菜帆「うふふ、ごめんなさい♪」
美由紀「うーん、でもこれどうするの?」
モバP「まあ、ゆっくり食べていけばいいさ。今日はまあ人もいるし大丈夫でしょ...ねえちひろさん?」
ちひろ「どうして私をそこで呼ぶんですか...」
菜帆「ちひろさ〜ん、いかがですか〜?」
ちひろ「うー...食べたいとは思うんですが、体型が...」
菜帆「体型ですか〜」プニーン
ちひろ「二人はまだ若いですし、どんどん食べて成長できると思いますけど...私は、食べた分だけおなかに...」
美由紀「ちひろさん、いっしょに食べられないの?」シュン
ちひろ「うっ!」グサッ
菜帆「残念ですけど、仕方ありませんね〜」シュン
ちひろ「うぐぅっ!」グササッ
モバP「まあ仕方ありませんよね、そういう時もありますから」
ちひろ「ふ、ふふふ...アイドルに悲しい思いをさせちゃあ、アシスタントの名が廃るってもんですよ」
モバP(反応もらえなかった)シュン
ちひろ「よーし、今日はお菓子パーティーですよ!」
菜帆「わ〜♪」
美由紀「わーい!」
モバP「そういえばちひろさん、先週ものあさんが買ってきた大量のお肉を...」
ちひろ「あーあー!きこえませーん!」
モバP「その先週も...」
ちひろ「えいっ!」ズイッ
モバP「もごっ」
ちひろ「ごめんなさい、プロデューサーさん...私はこの衝動を抑えられないのです」
モバP「もごぐ」モグモグ
ちひろ「さあ、どんどん食べますよー!」
美由紀「はーい!」
菜帆「は〜い♪」
モバP「もごごー」モグモグ
翌日
ジム
モバP「...で、いつもの流れと」
ちひろ「うう...いつも付き合ってもらってありがとうございます」
モバP「ははは、でもこうやって一緒になって汗を流すのも悪くないですね」
ちひろ「...Pさん、ちょっとセクハラっぽいかもせれませんよ?」
モバP「え、そ、そんなつもりは...」アセアセ
ちひろ「ふふっ、冗談です♪」
●
事務所
ガチャ
美由紀「おはようござ...」
翠「ちょ、ちょりーっす☆」
美由紀「!?」
翠「美由紀ちゃん、おっつー☆あれ、どしたん?体調ヤバめ?」
美由紀「...翠ちゃん、顔真っ赤だよ」
翠「はっ!?そ、そんな!」
美由紀「もう、翠ちゃん急にどうしたの?」
翠「ギャル、というものを教わりまして...実践してみたのですが、なかなか難しいですね」
美由紀「うーん...まあでも、ビックリはしたよ!」
翠「なるほど...ギャップもえ、というものですね」
美由紀「うーん、たぶんそういうもの...かな?」
翠「とりあえず、今日来た人全員に試してみます。これも一つの鍛錬と思って」キリッ
ガチャ
モバP「戻りましたよー」
翠「Pちゃん、おっはにゃーん☆」
モバP「おう、ただいま翠」
翠「今日もマジおつかれちゃんだね〜!」
モバP「うん、今日も歩き回って疲れたなあ」
翠「...PちゃんPちゃん、今日なんか変わったことあった系?」
モバP「いや、特にないけど...まあしいて言うなら、うちのアイドルが変わったことやってんなってぐらいか」ハハハ
翠「...さすがです、Pさん。気づいたうえでいつもの反応とは」
美由紀「Pさんおかえり!翠ちゃんはどうだった?」
モバP「演技はよかったよ。でもやっぱまだ恥ずかしさが残ってるなあ」
翠「...やはり、そうですね。ここはひとつ、心を無にして努めてみるべきですね」
モバP「まあたしかにそうだな、こう自分は元からパーフェクトなギャルだったという気持ちで...」
美由紀(そもそも、どこでギャルを教わったのかなあ)
ガチャ
ちひろ「ふう、ただいまもどりました」
翠「ちひにゃん、おっつー☆」
ちひろ「」
翠「ねえちひにゃん、聞いて聞いて!今日もマジヤバ系だったの!」
ちひろ「ハヒッ」
翠「もう、ちゃんと聞いてってば〜!聞いてくれないとマジおこだからね!」
ちひろ「ハヘッ」バタッ
翠「...ちひろさん?ソファーに倒れ込んでしまいましたね」
モバP「翠、今のはなかなか良かったぞ。おもわずドキッとした」グッ
翠「ありがとうございます。これからも精進しましょう」グッ
美由紀「ちひろさん、だいじょうぶ?」
ちひろ「非常に良かったですよ、翠ちゃん。...危うく持っていかれそうでした」ムクッ
美由紀「わわっ、ビックリした!」
ちひろ「普段の翠ちゃんとのギャップ...非常に良い物でした」
翠「ありがとうございます。演技の幅はもっと大きくしていきたいですね」
モバP(...なあ、美由紀。ちょっといいか)ゴニョゴニョ
美由紀(? ...ふんふん...わかった!)
美由紀「ちひろさん!」
ちひろ「そもそも、ギャルというのは...ん?どうしましたか、美由紀ちゃん?」
美由紀「ちひにゃん、みゆきにもかまちょかまちょ〜☆」ダキッ
ちひろ「カハッ」バタッ
翠「なんと...さすがです。美由紀ちゃん」
●
コンビニ
翠「...」ジー
翠(コンビニには、おでんもあるのですね...)
翠(匂いもとてもよく、つい食欲がそそられてしまいますね。...せっかくですし、いくつか貰っていきましょうか)
翠(...これは、自分で取って持っていけばよいのですね。まずは...そうですね、定番どころの大根から)スッ
翠(あとは、そうですね...おや、かにかまがありますね。持っていけば美由紀ちゃんが喜ぶでしょうか。ふふっ)スッ
翠(ウインナーもありますね。これは菜帆ちゃんのために買っていきましょうか)スッ
翠(焼き豆腐...これはのあさんのために)スッ
翠(...ふふっ、おでんと皆さんが適応していて面白いですね)クスッ
翠(このはんぺんは...雪のように白いから、雪美ちゃん)スッ
翠(昆布巻は、この紐が帯の様にも見えますから有香ちゃんですね)スッ
翠(このふんわり揚げ...ゆかりちゃんはふんわりしてますね)スッ
翠(後は...おや?)
翠「あの、すいません」
店員「はい、いかがしましたか?」
翠「黒川さんが入っていないのですが...」
店員「はい?」
翠「」ハッ
●外伝ゆきみゆき
事務所
美由紀「えへへ、雪美ちゃんの髪、さらさらだね!」スッ スッ
雪美「.........ありがと............ふふ......」
美由紀「さらさらで長いから、どんな髪型にもできて面白ーい♪」スッ スッ
雪美「......美由紀.........いたずら......?」
美由紀「ううん、いたずらじゃないよ〜!...よし、できた!」
雪美「......翠の.........にあってる......?」
美由紀「うん!と〜っても似合ってるよ!」
雪美「.........ふふ......美由紀ちゃん......かにですよ......」
美由紀「翠ちゃんのまねだー!」キャッキャッ
雪美「......私......天然じゃない.........よ......」キリッ
美由紀「よし、じゃあ次は...これ!」
雪美「.........おだんご......菜帆の......」
美由紀「雪美ちゃん、すっごく印象変わるね!」
雪美「......私......ぷにょふわ.........ない......」
美由紀「雪美ちゃんはほっぺがぷにょふわだって言ってたよ?」
雪美「.........ほっぺ......ぷにょふわ......いかが......?」
美由紀「わーい♪ぷにょふわぷにょふわ〜♪」プニプニ
雪美「......ふふ.........ひふひ......はいはん......へ......?」プニョフワ
美由紀「ぷにぷに〜♪」プニプニ
雪美「」プニーン
モバP「いやあ、あの空間だけすさまじい癒し空間ですね、ちひろさん。...ちひろさん?」
ちひろ「なんですか?」●REC
モバP「ああ、成程...まあ、頑張ってください」
●
事務所
美由紀「うーん...」
モバP「どうした?美由紀」
美由紀「最近、翠ちゃん事務所で見ないなーって」
モバP「...ああ、そういえばそうだな。たしかに見ないかもしれん」
美由紀「Pさん、何かしらない?」
モバP「うーん...えーと、そうだな...うん、やっぱわかんないや」
美由紀「そうなんだ...はあ、なんだかさびしいなあ」
モバP「...まあ、翠だって何か大事な用事があるんじゃないかな。それであんまり来れないとか」
美由紀「うーん...やっぱりそうなのかな?寮でも起きたらもういないことが多いし...」
モバP「まあ、今度会ったときに美由紀が寂しそうだったと伝えとくさ」
美由紀「うん、ありがと!」
寮
ありす「...なるほど、そんなことが」
美由紀「うん...ああは言ったけど、やっぱりみゆきも気になるから...ありすちゃんは、何かしらない?」
ありす「...そういえば、翠さんを最近見た覚えが」
美由紀「ほんと!?」
ありす「はい。この前...その、本屋に行ったときに見ました。何の本を探しているかまではわかりませんでしたが...」
美由紀「本、かあ...うーん、何をしようとしてるんだろう?」
ありす「うーん、そこまではわかりませんね...これだけでは翠さんが何をしようとしているか、判断できません」
美由紀「もっといろいろ聞かなきゃだめ、ってこと?」
ありす「はい。翠さんが何かをしようとしているのは間違いありませんから、まずはもっと情報を集めることが大事かと」
美由紀「そっかあ...うん、わかった!いろいろ聞いてみるね!」
菜帆「あら?ありすちゃんに美由紀ちゃん、こんにちは〜」
美由紀「あ、菜帆ちゃん!こんにちは!」
ありす「菜帆さん、こんにちは」
美由紀「ねえねえ菜帆ちゃん!最近、翠ちゃんで何かかわった事ってなかった?」
菜帆「翠さんで、ですか〜。う〜ん...あ、そういえば〜」
ありす「なにか、あったんですか?」
菜帆「はい〜、この前、鈴帆ちゃんと一緒にいるところを見ましたね〜。なんだか新鮮な組み合わせだな〜って」
美由紀「鈴帆ちゃんと?うーん...翠ちゃん...やっぱりきになるなあ」
ありす「いよいよわからなくなってきましたね...」
菜帆「そういえば、ありすちゃん〜」
ありす「は、はい?」
菜帆「うふふ♪ありすって呼んでも、怒らなくなりましたね〜♪」
ありす「そ、それは...皆さんが、勝手に呼ぶから、慣れたというか...」
菜帆「私、と〜ってもうれしいですよ〜♪」ナデナデ
ありす「わっ、こ、子供扱いは...」
美由紀「二人とも、みゆき、ちょっと行ってくるね!」タタタ
菜帆「は〜い♪」
ありす「あ、い、行ってらっしゃい、美由紀さん」
事務所
美由紀「PさんPさん!」
モバP「おう、どうした美由紀?」
美由紀「翠ちゃん、今どこにいるか知らない?」
モバP「いや、さっき事務所に来て...たぶん、休憩室にいるんじゃないかな」
美由紀「そっか、ありがと!Pさん!」
モバP「...あー、そうだ、美由紀」
美由紀「? なあに?」
モバP「いや、えーと...そうだ、お菓子あるぞ。食べていかないか?」
美由紀「ううん、今はいいよ!」
モバP「あー、そうか...えーと、じゃあ...」
美由紀「ごめんなさい、Pさん!みゆき、ちょっと急ぐから!」タタタ
モバP「あ、おーい...うん、まあもうすぐできそうだし、大丈夫か」
休憩室
翠「ふう...目が疲れてきましたが、もう少し...」
翠「ふふ、これなら今日中には完成しそうで...いたっ!」
翠「針が...くっ、しかしここでめげるわけにはいきませんね」
ガチャ
美由紀「あ、いた!翠ちゃーん!」
翠「み、美由紀ちゃん!?どうかしましたか?」サッ
美由紀「翠ちゃん、最近どうしたの?なんだかいろいろやってるみたいだけど...」
翠「い、いえ。私はいつも通り、ですよ?」
美由紀「むー...翠ちゃん、ホントになにもないの?」
翠「え、ええ。何もありません。何も」
美由紀「じゃあ、今隠したのはなに?」
翠「こ、これはですね、その...そうですね、ここまで来たからにはもう隠しきれないでしょう」スッ
美由紀「これって...くまさんのぬいぐるみだ!」
翠「はい。...以前、美由紀ちゃんから小物入れをもらったので...そのお返しとして、くまのぬいぐるみを作ろうと思いまして」
美由紀「翠ちゃん...!」
翠「い、いかがでしょうか...?不慣れなもので、うまくはできていないと思うのですが」
美由紀「翠ちゃん、とってもうれしいよ!みゆきのために、こんなに可愛いくまさん作ってくれるなんて...」
翠「よかった...気に入っていただけたようで、何よりです♪...ですが、まだ完成しておりませんので、もう少し待っててもらえますか?」
美由紀「うん!じゃあみゆき、翠ちゃんのためにお茶いれてくるね!」テテテ
翠「あ...ふふ、ありがとうございます♪」
美由紀「えへへ...翠ちゃん、だーいすき♪」
●
事務所
菜帆「うふふ〜♪」スッ スッ
のあ「...どういう風の吹き回しかしら、菜帆」
菜帆「え〜とですね〜、美由紀ちゃんが雪美ちゃんの髪を弄ってあげてるのを見たら、私もしたくなって〜」スッ スッ
のあ「......そう」
菜帆「でも、喜んでるみたいでよかったです〜♪」スッ スッ
のあ「新しい可能性を求めるのは、悪いことではないわ...私自身の未だ見ぬ領域にたどり着ける、その足掛かりになるから」
菜帆「うふふ、そうですね〜♪」スッ スッ
のあ「...」
菜帆「...はい、できました〜」
のあ「ツインテール...これは、私に適しているのかしら」
菜帆「ええ、とってもかわいいですよ〜♪」
のあ「...可愛いと言われるのは、あまり慣れていないわ」
菜帆「いつものミステリアスなのあさんも素敵ですけど、今ののあさんも可愛くて素敵ですよ〜」
のあ「......」クルッ クルッ
菜帆「のあさん、どうですか〜?」
のあ「...多くの人からの意見をもらわないと、判断は難しい...」
菜帆「じゃなくて、のあさん自身はこの髪型どう思いますか〜?」
のあ「...それは、必要なことかしら」
菜帆「ええ、必要です♪」
のあ「...」
のあ「新しい試みで、驚いている...とだけ、言っておく」プイッ
菜帆「うふふ、うれしかったってことですね〜♪」
のあ「そうとは、言って...」
モバP「うーん、俺は普通に可愛いと思うぞ」
のあ「...」
菜帆「Pさんもそう思いますか〜?」
モバP「うん、のあさんのいつものイメージと違うから、これはこれでギャップってやつだなあ」
菜帆「うふふ、よかったですねのあさん〜♪」
のあ「...評価されたことは、素直に受け取っておくわ...」
菜帆「もう、素直にうれしい〜って言えばいいんですよ〜♪」
のあ「...」
ガチャ
美由紀「おはようございまーす!...あー!のあちゃんかわいい!」
翠「おはようございます。...あら、のあさん、とても可愛らしい髪型ですね」
モバP「ほら、皆可愛いって褒めてくれてますよ」
のあ「......」
菜帆「のあさん、とっても嬉しそうですね〜♪」
美由紀「のあちゃん、どうしたの!すっごく可愛いよー!」キャッキャッ
翠「普段と違う、このような髪型も非常によくにあっていますね。ふふ♪」
のあ「............P、レッスンに行くわよ」グイッ
モバP「わわっ、ちょっとちょっと、引っ張らないで〜!」
菜帆「うふふ、照れるのあさんも可愛いですね〜♪」
終
20:30│柳瀬美由紀