2016年12月19日

早坂美玲 「プロデューサー!天井に誰かいるぞー!」

デレマスP 「どうしたそんなに騒いで」







美玲 「言っただろッ!『天井に誰かいる』って!」









P 「つってもなー・・・マキノもあやめも今日は来てなかったはずだぞ」







美玲 「いや最初にアイドルを疑うのはおかしいぞ」







P 「しょうがねぇだろ!うちには実際そういうことしそうなアイドルがいるんだから!」







美玲 「普通最初に疑うのは男だろッ!」



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P 「え?俺315プロにはあんまり詳しくないんだけど、天井に忍び込みそうなやつとかいんの?」







美玲 「男のアイドルじゃない!その・・・ヘンな奴だ!」







P 「ヘンな奴ならうちにもいっぱいいるだろ」







美玲 「ヘンの意味が違うッ!そうじゃなくてたまにニュースとかで見るだろ?店とかに勝手に住み着いてる奴とか」







P 「なるほど、だとしたら・・・杏がついに部屋に帰るのもめんどくさくなったとか?」







美玲 「アイドルから離れろッ!というかもういいから来てくれ!」

美玲 「ここだここ!ここで物音がしたんだ!」







P 「おーい、屋根裏に隠れてる奴ー、出てこーい!もう逃げられないぞー!」







 「・・・こうなったら仕方ないな・・・よいしょっ」







P 「降りてきたか」







美玲 「誰なんだオマエは!」

男 「あの・・・大変申し上げにくいのですが」







P 「そりゃそうだろうな、天井裏に隠れるくらいだし」







男 「私、蘭子ちゃんの同時通訳です」







美玲 「・・・え?」







男 「ですから、蘭子ちゃんの同時通訳です」

P 「ちょっと待って、同時通訳ってどういうことだ?」







男 「ですから、蘭子ちゃんの言葉をその場で訳すんですよ」







男 「そしてそれをプロデューサーに伝えるのが私の役目です」







P 「通訳して俺に伝える・・・・・・なるほど分かった!」







美玲 「どうしたんだ?」

P 「蘭子の言葉の後に出てくる訳、あれあんたがやってたのか!」







美玲 「勝手に自分だけで納得するな!ウチにも説明しろッ!」







P 「あのな、俺、蘭子の言葉の訳が聞こえるんだ」







美玲 「・・・え?」







P 「『闇に飲まれよ!』(お疲れ様です) みたいな感じでさ。てっきり俺の能力かと思ってたんだけど・・・」







美玲 「いや待て待て待てッ!なんでそれで納得できるんだ!まずそういうのが聞こえる時点で原因を探せ!」

P 「なんか『そういうもの』なのかなーって感じだったからさ」







美玲 「オマエはどうなってるんだ!なんならウチは天井裏に見たことないヤツがいたのもまだ受け止めきれてないぞッ!」







P 「・・・だとしたらアレもそういうわけだったのか」







男 「アレとは?」







P 「たまにどう考えても訳が合ってないときがあったんだよ」

男 「・・・たとえば?」







P 「その・・・『男子更衣室に乱入したい』とか」







美玲 「最悪そこで気付け!『なんかおかしい』って!」







男 「あれは・・・ちょっとふざけてしまいました」







P 「何やってんだよ、あれマジでビックリしたんだからな!」

男 「申し訳ございません」







男 「さすがにあれは上からこっぴどく怒られてしまいました・・・」







美玲 「上司がいるのか!誰が給料出してるんだ」







P 「まぁともかく、物音の正体もわかったわけだしよかったよかった」







美玲 「良くないッ!ウチはやっと知らないヤツが天井裏にいたのを受け止めたとこなんだぞッ!」







P 「とりあえず危険はなさそうだからいいだろ、俺は部屋に戻るぞ」

美玲 「プロデューサーっ!ちょっと来てくれ!」







P 「今度はなんだよ、亜子が事務所の金に手でもつけたか」







美玲 「違うッ!事務所に変なおっさんがいるんだッ!」







P 「あれ、うちにおっさんアイドルとかいたっけ」







美玲 「だからアイドルじゃないッ!」

P  「まあとりあえず面白そうだし見にいってみるわ」







美玲 「まず不審者がいることの心配をしろッ!」

P 「・・・で、ここの扉を開けたらその面白いおっさんがいたと」







美玲 「だから面白がるなッ!」







P 「そんじゃ失礼しまーす・・・ってか」 ガチャリ







男 「・・・・・・」







P 「・・・・・・なんだ、杏じゃねーか」







美玲 「どこがだッ!確かに服装は杏と同じだけど、ヒゲの生えたごついおっさんじゃないか!」

男 「・・・あの」







P 「はい?」







男 「私、杏ちゃんではないんですよ・・・」







美玲 「それは見りゃわかる!むしろなんでプロデューサーは見てわからないんだッ!」







男 「実は私・・・杏ちゃんの影武者をやっています」







美玲 「杏と区別がつかないヤツそんなに多いのかッ!だいたい杏とは何回か仕事してるけどこんなヤツ見たことないぞ」

男 「私は1ヵ月に1回だけなので。それに本人には知らせていないのでまず私のことが話題に出ることもありませんし」







P 「なるほど、だからたまに杏の見た目が大きく変わってたのか」







美玲 「見た目変わったの気付いてるのになんでそれを杏だって判断できるんだッ!」







P 「いや『そういうもの』なのかなって」







美玲 「それで済ませられるレベルじゃないだろッ!さっきのも込みで!」

美玲 「だいたいそういう格好をしてて恥ずかしくないのか?」







男 「本当はもっと別の仕事をする予定だったんですけどね・・・上の方針変更でこの仕事が回ってきたんですよ」







美玲 「この仕事にも上司がいるんだな・・・」







P 「その別の仕事というのは?」







男 「『裕子ちゃんが超能力使えるように見せかける仕事』ですね」

P 「というのは?」







男 「スプーンをこっそり曲げたり、ESPカードを正解のとすり替えたり・・・」







男 「あとはテレパシーを再現するためにPの耳元でささやいたり」







美玲 「さっきのヤツと微妙に仕事内容被ってる!」



男 「でも上のほうから『堀裕子はサイキックがそんな成功とかしないほうが面白い』ってお達しがあったらしくて、それで今の仕事になりました」







美玲 「『上』の権限すごいな!アイドルの方向性まで動かせるのかッ!影武者を選ぶ目は節穴だけどな!」







P 「つまり今の仕事は不本意だったと」







男 「まあそうですね。でもこの仕事結構給料いいんですよ」

P 「ほう、どのくらい?」







男 「・・・・・・1回で50万ほどですね」







美玲 「高いなッ!・・・というか月1回でそれなら割と杏の理想に近い待遇じゃないか?」







P 「皮肉なもんだな、杏の知らないところで影武者が本人の希望をほぼ叶えてるって」







美玲 「ウチはアレを影武者って呼びたくないけどな」

P 「この事務所って多くの人に支えられてるんだな・・・改めて実感したわ」







美玲 「あの2人が事務所の役に立ってるかは微妙だけどな」







P 「きっとまだまだいるんだろうな、事務所の目立たないところで活動してる人は」







P 「・・・そうだ、あそこにもいるに違いない!」







美玲 「えっ、プロデューサーどこ行くんだ?」







P 「ゲームセンター!アイドルと組んでイカサマ花札してる奴を探してくるわ!」







美玲 「・・・・・・多分そんなヤツはいないぞ」



17:30│早坂美玲 
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