2016年12月27日

麗奈「アタシがサンタの手伝い?」

イヴ「え〜いっ!」



麗奈「きゃっ!?」



麗奈「えっ、何、ここどこ……?」





イヴ「うふ、こんにちは、麗奈ちゃん」



麗奈「……イヴ?」



麗奈「どこよ、ここ」



イヴ「サンタの部屋ですぅ〜」



麗奈「……何それ」



イヴ「サンタだけが入れる特別な部屋ですよ〜?」



麗奈「アタシ入ってるんだけど」



イヴ「私が呼びましたから、特別に入れるんですぅ〜♪」



麗奈「……なんでアタシを呼んだの?」



イヴ「うふふっ、麗奈ちゃんにサンタのお手伝いして欲しくって〜」



麗奈「はぁ?」



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イヴ「えっとですね〜、サンタのお仕事って結構大変なんですぅ〜」



麗奈「……まあそりゃそうよね」



麗奈「一夜のうちにいろんな人にプレゼント配りにいかなきゃいけないんでしょ?」



イヴ「ん〜、それもなんですけど……」



イヴ「プレゼントの準備も結構大変なんですぅ〜」



麗奈「準備?」



イヴ「はい〜」



イヴ「私たちに手紙を出して届けてくれる人はいいんですけどぉ〜」



イヴ「でも、ほとんどの人は手紙を出してくれないじゃないですかぁ〜」



麗奈「……そうね」



麗奈「あたしもサンタに手紙を出したことないわ」



イヴ「そうですよねぇ〜」



イヴ「ですから、ほとんどの人のお願いは思念で受け取ることになるんですぅ〜」



麗奈「……何? アンタもサイキック使えるの?」



イヴ「私のはサイキックじゃないですよぉ〜」



イヴ「サンタの能力です〜♪」



麗奈「ふーん……」

麗奈「で、アンタが忙しいこととアタシが手伝うことの何の関係があるのよ」



イヴ「それなんですけどぉ〜」



イヴ「サンタのお仕事って本当に忙しいので〜。子供たちの中から手伝う人を1人選ぼうってことになったんですぅ〜」



麗奈「……それでアタシが選ばれたってわけ?」



イヴ「はい〜♪」



麗奈「……忙しいんだったら、もっと人呼びなさいよ」



麗奈「うちの事務所だったら手伝ってくれる人いっぱいいるわよ。アタシじゃなくたって」



イヴ「ん〜……でも〜、サンタ協会の決まりなのでぇ〜」



イヴ「私も、も〜っといろんな人が手伝ってくれたらも〜っと楽だと思うんですけどぉ〜」



イヴ「いっぱい呼んじゃうと逆に作業が進まなくなるから〜って」



麗奈「……サンタも大変なのね」



イヴ「はい〜♪」



イヴ「この後麗奈ちゃんの記憶も消さなきゃいけないですし〜」



麗奈「ふーん……」



麗奈「……」



麗奈「……はぁ!?」

麗奈「アタシ記憶消されるの!?」



イヴ「そうですよぉ〜♪」



麗奈「さも当然みたいな顔してんじゃないわよ!」



イヴ「でもぉ〜、サンタ協会の決まりですからぁ〜」



麗奈「人の頭をいじくる決まり作ってるんじゃないわよ!」



イヴ「ん〜、そうは言っても〜……」



イヴ「記憶を残しておくと麗奈ちゃんみたいなお手伝いしてくれる子供たちのためにはならないのでぇ〜」



麗奈「はぁ、なんでよ?」



麗奈「サンタと一緒に仕事ができるなんて、周りのヤツに自慢しまくるくらいには幸せだと思うけど」



イヴ「ん〜……でも〜、きっと信じてもらえないんですよねぇ〜」



麗奈「……サンタ自身がそれを言っちゃうのね」



イヴ「こればっかりは事実ですからぁ〜」



イヴ「それに、お仕事の内容も内容ですし〜」



麗奈「……あ、そういえば聞いてなかったわ」



麗奈「アタシ、何手伝わされるの?」



イヴ「プレゼントの仕分けですぅ〜♪」

麗奈「……仕分け?」



イヴ「そうですぅ〜♪」



麗奈「一緒に配るとかそういうのじゃないの?」



麗奈「ソリに乗って空を飛んで〜、とか」



イヴ「それはサンタだけができるお仕事なのでぇ〜」



麗奈「ああ、そう……」



イヴ「私が子供たちの思いを受け取ってプレゼントの内容を紙に書いていくので〜」



イブ「それを、ジャンル別に分けて欲しいんですぅ〜」



麗奈「……」



麗奈「……確かにこんなこと自慢しても誰も信じないわね」



麗奈「サンタと一緒にプレゼントの仕分けをした……なんて、作り話とも真実とも思えない中途半端な話」



イヴ「ですよねぇ〜」



イヴ「あんまり言って嘘つき呼ばわりされても可哀想ですし……」



イヴ「だったら、全部忘れてもらった方がいいんじゃないかな〜って〜」



麗奈「……ああそう」



イヴ「そんな感じなんですけどぉ〜」



イヴ「手伝ってくれますかぁ〜?」



麗奈「……報酬は?」



イヴ「サンタ特製のお菓子がありますよぉ〜♪」



麗奈「ふーん……」



イヴ「クリスマスの日にプレゼントと一緒に1ヶ月分のお菓子もついてきます〜♪」



麗奈「……仕事したことは忘れるのに」



イヴ「サンタ協会の決まりですからぁ〜」



麗奈「……」



麗奈「……これって拒否してもいいの?」



イヴ「大丈夫ですよぉ〜」



イヴ「麗奈ちゃんの記憶を消して、次の子供を選ぶだけですからぁ〜」



麗奈「結局アタシは記憶を消されるのね」



イヴ「サンタ協会の決まりですからぁ〜♪」



麗奈「サンタ協会の決まりって言ったらなんでも許されると思ってない?」

麗奈「……ま、いいわ。手伝ってあげるわよ」



イヴ「わぁ、本当ですかぁ〜!」



麗奈「ちょうど次のイタズラのネタ出しもしたかったし、片手間にやってあげるわ」



イヴ「ありがとうございますぅ〜♪」



イヴ「ふふっ、麗奈ちゃんが手伝ってくれたら百人力ですぅ〜♪」



麗奈「……あ、ひとつだけ聞いてもいい?」



イヴ「なんですか〜?」



麗奈「なんでアタシを手伝いに選んだの?」



イヴ「抽選ですぅ〜」



麗奈「……抽選?」



イヴ「はい〜♪」



イヴ「それぞれのサンタの担当区域の子供たちのうちの一人からランダムで選ばれることになってるんです〜」



麗奈「……ああ、そう」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





イヴ「ん〜、来てます来てます〜♪」



イヴ「〜♪」カキカキ



麗奈「……ほんとに届いてるの?」



イヴ「届いてますよ〜♪」



イヴ「ちゃんと分けてくださいねぇ〜」



麗奈「はいはい」



麗奈「これがこっちで……これはこっちで……みんないろんなプレゼントを願ってるのね」



イヴ「人の数だけプレゼントはありますからねぇ〜」



イヴ「……それだけこっちも用意するの大変なんですけどねぇ」



麗奈「……なんか魔法とか使ってパパッてできないの?」



イヴ「ん〜、できるんですけどぉ〜」



イヴ「ちょっと疲れちゃうので、基本的には買ってますね〜」



麗奈「買ってるって……その辺のお店で?」



イヴ「その辺のお店で売ってたらその辺のお店で〜」



イヴ「ちょっと特殊なものだったらサンタ協会の方に発注して作ってもらってますぅ〜♪」



麗奈「ふーん……」



麗奈「……なんか、サンタの存在が一気に夢の世界から現実に近づいたわ」



イヴ「どうせ忘れるのでまた夢に戻りますよ〜?」



麗奈「元も子もないこと言うんじゃないわよッ!」

イヴ「麗奈ちゃんもサンタさんは信じてるんですかぁ〜?」



麗奈「信じてるわよ。それに憧れてもいるわ」



イヴ「憧れ?」



麗奈「そ、憧れ」



麗奈「だって、サンタってすっごいワルいヤツじゃない」



イヴ「ん〜、そうでしょうかぁ〜?」



麗奈「そうでしょ」



麗奈「人の家に勝手に侵入して、誰にも気づかれずに歩き回るじゃない」



イヴ「……まあ、そうですねぇ」



麗奈「これってワルいコトでしょ?」



イヴ「ん〜……でもそれがサンタですから〜」



麗奈「だから、サンタはワルいヤツなのよ」



麗奈「それに、目的の為なら他人を身代わりにするくらいワルいヤツじゃない、サンタって」



イヴ「……えっとぉ〜」



イヴ「それは私には思い当たることがありませんけど〜……」



麗奈「あれ、そうなの……?」

イヴ「……何かあったんですか〜?」



麗奈「3年前くらいだったと思うけど……サンタ捕まえようと思って、部屋にたくさん罠をしかけてたのよ」



イヴ「捕まえようと……」



麗奈「どんな奴か一目見たかったし」



麗奈「で、寝たふりをして……もし寝ちゃってもいいようにどのトラップにも引っかかったら大きな音がなるようにして……」



イヴ「わっ、用意周到ですぅ〜」



麗奈「4年前はそれで失敗したのよ……引っかかった跡はあったのに、アタシが寝てたから見れなくて」



麗奈「だから、今年はリベンジ。失敗を活かして成功させるのがレイナサマよ!……って意気込んでたわ」



イヴ「わぁ〜」パチパチ



麗奈「で、準備もばっちりできて、後はサンタを待つだけ……ってなったから寝たふりして待ってたのよ」



麗奈「……しばらくたったら大きな音がアタシを起こしたわ」



イヴ「寝てたんですねぇ〜」



麗奈「……仕方ないじゃない」



麗奈「ってそれはどうでもいいのよ!」



麗奈「ともかく、目を覚ましたアタシは跳ね起きて部屋を見渡したわ」



麗奈「……そしたらお父さんがトラップに引っかかってたのよ」



イヴ「お父さんが?」



麗奈「そう。で、こういうの」



麗奈「『サンタに身代わりにさせられた』……って」



イヴ「あら〜……」

麗奈「……ね、サンタってワルいヤツでしょ?」



イヴ「ん〜、そうですねぇ〜」



イヴ「でも〜、そこのサンタがちょっと悪い人だっただけで、みんながみんな悪い人じゃないと思いますよぉ〜?」



麗奈「でも、ほかのサンタもみんな不法侵入するじゃない」



イヴ「それは、まぁ〜」



麗奈「ほら、ワルいヤツ」



イヴ「……ん〜」



イヴ「サンタって悪い人だったんでしょうかぁ〜……?」



麗奈「アタシもサンタみたいなスニーキングスキルがあったらな、って結構憧れてるのよ」



麗奈「それがあったらイタズラの幅がもっと増えるし……」



麗奈「後ろから脅かすことも……部屋で安心しきってるやつを脅かすことも簡単にできるし……」



麗奈「ううん、それ以外にも……」



麗奈「……」



麗奈「ねぇ、どうやったらそういうのできるか教えてくれる?」



イヴ「麗奈ちゃんの野望を聞いてしまうとちょっとためらっちゃいます〜……」

麗奈「いいじゃない、教えてよ?」



イヴ「ん〜……」



イヴ「……でも〜、簡単にできるものじゃないんですよねぇ〜」



イヴ「たくさん練習してできるものですからぁ〜」



麗奈「ふーん」



麗奈「……そういえば、梨沙たちもハードな練習したって聞いたわね」



イヴ「そこまでする必要は無いって言われたので、あまりできませんでしたけど〜」



麗奈「……もっとこう、魔法かなんかですぐにできたりしないの?」



イヴ「魔法もちょっとは使ってますけどぉ〜」



イヴ「……でも、麗奈さん魔法使えませんよねぇ」



麗奈「……そうだったわ」



イヴ「なので、やっぱり練習あるのみですぅ〜♪」



麗奈「サンタって結構体育会系なのね……知らなかったわ」



イヴ「ふふっ」



イヴ「でも、たっくさん練習すれば人の家に簡単に侵入できるのはもちろん〜」



イヴ「音を立てないように走ったり〜、気配を殺して走ったり〜」



イヴ「あ、後は走るのと同じくらいの速さで匍匐前進ができるようになりますぅ〜♪」



麗奈「もはや忍者じゃない、それ」



イヴ「サンタですよぉ〜♪」



麗奈「はぁ……今日だけでアタシのサンタの価値観が一気に変わってくわ」



イヴ「全部忘れちゃいますから大丈夫ですぅ〜」



麗奈「……」



麗奈「……やっぱサンタってワルいヤツよ」



イヴ「そうですかぁ〜?」



イヴ「でも、麗奈ちゃんがサンタを信じてくれてうれしいですぅ〜♪」



イヴ「最近、サンタを信じてる子が少なくなって、プレゼントのお願いも少なくなってきてるんですよねぇ〜」



麗奈「……これって全部サンタを信じてる子のものなの?」



イヴ「そうですよぉ〜?」



イヴ「サンタを心から信じてる子の願いだけがサンタの下に届くんです」



イヴ「願いを届けてくれた子のところへ、サンタはプレゼントを届けに行くんですぅ〜」



麗奈「ふーん」



麗奈「じゃあ、他の子は?」



イヴ「サンタ役の人からプレゼントをもらいます〜」



麗奈「誰よ、それ」



イヴ「ん〜。人それぞれですから〜、なんともいえませんねぇ



イヴ「だから、結局みんなプレゼントをもらえてハッピーですよぉ〜♪」



麗奈「……そう」



イヴ「……ただ、サンタとしてはみんなにプレゼントを届けられないのは少し寂しいですけどねぇ〜」



麗奈「届けてあげればいいじゃない」



イヴ「でも、サンタ協会の決まりですからぁ〜」



麗奈「……」



麗奈「……サンタ協会の決まり決まり言わないで、自分の好きなようにやりなさいよ」



イヴ「麗奈ちゃん……?」



麗奈「……別に、ちょっと思っただけ」



イヴ「……」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



イヴ「これでおしまいですぅ〜♪」



麗奈「これはこっちで……よっし!」



麗奈「あ〜……疲れたわ……」



イヴ「ありがとうございましたぁ〜♪」



イヴ「はい、これお菓子です〜」



麗奈「ん」



麗奈「……うわっ、美味しい」



イヴ「うふっ、サンタ特製ですからぁ〜」



麗奈「……だからかしらないけど、すっごい不思議な味するわね、これ」



麗奈「これがクリスマスにもらえるのよね?」



イヴ「はい、1か月分あげますぅ〜♪」



麗奈「ふーん……」

麗奈「……で、アタシはいつ記憶を消されるの?」



イヴ「麗奈さんが帰るときに〜」



麗奈「……じゃあ、アタシが帰りたいって言わなければ?」



イヴ「時間制限が来たら強制的に帰しちゃいますねぇ〜」



麗奈「結局記憶は消されるのね」



イヴ「サンタ協会の決まりですからぁ〜♪」



麗奈「それはもういいわよ」



イヴ「……」



麗奈「……」



麗奈「……ね、イヴ。紙ちょうだい」



イヴ「紙ですかぁ〜?」



イヴ「はい、どうぞ〜♪」



麗奈「ん、ありがと」

麗奈「……よし」



イヴ「何書いたんですかぁ?」



麗奈「まあいろいろと」



麗奈「ここに置いておくから、アタシが帰った後に読んで」



イヴ「よくわからないけど……わかりましたぁ〜」



麗奈「よし……じゃ、帰るわ。イヴ」



イヴ「もういいんですかぁ〜?」



麗奈「お菓子も食べたし、もういいわよ」



麗奈「お仕事中にイタズラのネタも浮かんだから、早くそっちに取り掛かりたいし」



麗奈「……ねぇ、この記憶は消えないわよね?」



イヴ「消えるのはサンタの記憶だけですから大丈夫ですよぉ〜♪」



イヴ「この時間は……きっと、お昼寝してたってことになりますから〜」



イヴ「夢の中で思いついた〜ってことになると思いますぅ〜」



麗奈「ふーん……」

イヴ「ん〜……よいしょっ!」



イヴ「この穴を通れば帰れますよぉ〜♪」



麗奈「ん、わかった」



麗奈「じゃあね、イヴ」



イヴ「はい、また事務所で〜♪」



麗奈「……ああ、ひとつだけ」



イヴ「何ですかぁ〜?」



麗奈「アタシがお菓子がもらえるだけの手伝いなんてイイコな真似するわけないでしょ」



イヴ「!」



麗奈「手伝いにアタシが選ばれた時点でアンタの負けよ!」



麗奈「恨むなら抽選でアタシが選ばれた不幸をうらみなさい!」



イヴ「ど、どういう……?」



麗奈「アーッハッハ……ゲホゴホッ」



麗奈「とっ、とにかく、これでアタシはおさらばよ!」



麗奈「アンタの悔しがる顔が見れないのが残念だけどねッ!」ダッ



イヴ「あ、麗奈ちゃん!」



イヴ「……行っちゃいましたぁ」



イヴ「どういうことだったんでしょう……?」



イヴ「……あ、そうだ、あの紙」



イヴ「えーっと……なになに……」



『記憶も消されるってのに、まじめに仕事するわけないでしょ』



『アタシはジャンル別になんか分けてないわ、適当に紙を分けてただけ』



『だから、これ全部ばらばらのままよ』



『記憶を消すなんて悪どい真似するんだから、アタシからも仕返しよ、べーっ!』



イヴ「えっ……」



イヴ「……わっ! 本当です〜、全部ばらばら〜……!」



イヴ「……麗奈ちゃんの高笑いが聞こえる気がしますぅ〜……うぅ〜……!」

イヴ「うぅ……!」



イヴ「……」



イヴ「……えーいっ!」



麗奈「きゃっ!」



イヴ「うふっ、お帰りなさ〜い、麗奈ちゃん♪」



麗奈「えっ、ここは……イヴ……?」



イヴ「さらに記憶も……えーいっ!」



麗奈「……あっ!」



麗奈「ちょっとアンタ、なんでアタシをもっかいここにつれてきてるのよッ! 記憶まで戻して!」



麗奈「サンタ協会の決まりでできないんじゃなかったの!?」



イヴ「ふふっ、さっき麗奈ちゃんが自分の好きなようにやったらいいって行ったので〜」



イヴ「私の好きなようにやっちゃいましたぁ〜♪」



麗奈「……確かに言ったけど」



麗奈「だからって今しなくても……せっかく上手い感じに握れたと思ったのに……」ボソッ



イヴ「さて……麗奈ちゃん」



麗奈「……何よ」



イヴ「まだぜんぜん分けられてないこれ……分けるの手伝ってくれませんか〜?」



麗奈「……ああ、もうっ、変なこと言うんじゃなかったわ」



イヴ「それが終わったら今度は願いが届かなかった子たちの願い事を聞きにいって〜……そのプレゼントもジャンル分けして〜……みんなに幸せを届けられるように〜……うふふっ」



麗奈「アタシはそこまで手伝わないわよ!」











おしまい



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