2016年12月28日

加蓮「もう李衣菜でいいや……」李衣菜「なにが?」

【モバマス・デレステSS】です





――――12月24日、夕方、プロダクション事務室





李衣菜「来てそうそういきなりよくわかんないけど……どうしてクッションでそんなにだらーんとしてるの加蓮ちゃん?」



加蓮「だってみーんなもう予定入っててつまんないんだもん……せっかくのクリスマス・イヴなのに……」ダラーン



李衣菜「ああ、そういえば加蓮ちゃん今日お仕事入ってたんだっけ? もう終わったの?」



加蓮「終わったよー。服のモデル撮影って、時期を考えてやってくれればいいのにねー……寒くって寒くって……」ダラーン



李衣菜「そうだったんだ、お疲れ様。それで、お仕事が終わってからこっちに来たってこと?」ストッ



加蓮「そうそう。イヴだからそのまま帰るのもなんだかなーって思って。誰か暇なら一緒に遊びに行こうと思ったんだけど」グデー



李衣菜「誰もいなかったってわけかぁ」



加蓮「電話しても凛は乃々ちゃんと甘い物食べに行ってるし、奈緒は比奈さんが最後の追い込みで忙しいのを手伝うとかって」



李衣菜「あー、でも他の人なら」



加蓮「奏もありすちゃんと文香さんにどこかに連れてかれたみたいだし、美嘉も莉嘉ちゃんと過ごすって……はぁ」スクッ



加蓮「思いつく限りの相手に予定を聞いたけどみーんなだめ。だからもう今きた李衣菜でいいかなって」



李衣菜「妥協に妥協を重ねた結果が私なんだ……」





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加蓮「だって李衣菜にまで断られたら私……まぁとにかくこの後一緒にどこか行かない? それとも……予定、埋まってる……?」



李衣菜「……うーん、私も予定はないけどさ。なつきちは炎陣メンバーでツーリングに行っちゃったし」ツツ



李衣菜「みくちゃんも寮でクリスマスパーティーするからそれに出るってチャット来たから……」



加蓮「なーんだ、だったら何も問題ないよね♪ 李衣菜も余り物ってことで、余り物どうし仲良くしようよー♪」



李衣菜「いやいや、でもいい機会だからお母さん達に家族サービスでもしようかなとは思ってて」



加蓮「じゃあまさかこのまま家に帰るつもりなの? イヴなのに?」



李衣菜「レッスン帰りに荷物取りに来ただけだからね。このまままっすぐ帰るつもりではあるけど……」



加蓮「若いのにもったいなくない? イヴにそんなんじゃ駄目でしょ」



李衣菜「ええー、でも」



加蓮「李衣菜ぁーいいでしょー? ねぇー」



李衣菜「…………はぁ、もうしょうがないなぁ。加蓮ちゃんの言うことも分かる気がするし、付き合ってあげる!」



加蓮「やったー♪ それでこそ李衣菜!」パチパチ



李衣菜「褒められてる気がしないんだけど……まぁいいや。それより、遊ぶならどこに行くか決めてるの?」



加蓮「ないけど?」





李衣菜「えぇー」



加蓮「とりあえず相手が決まったらそこで適当に考えるつもりだったの! ほらほら、李衣菜も何か考えてってば」



李衣菜「うーん、そう言われてもなぁ。とりあえず加蓮ちゃんの希望は?」



加蓮「希望か……あんまり遅くならない内に帰れるくらいで、それでいて楽しい場所?」



李衣菜「あれ、加蓮ちゃん門限あるの?」



加蓮「門限というか……李衣菜が家族サービスするって言ってたし……だったら私もちょっとは親孝行しようかなって」



李衣菜「ならやっぱり今から帰ったほうが」



加蓮「いやー、でもやっぱりイヴだし、ちょっとは遊んでおきたいの♪」



李衣菜「そういうこと……でもなぁ、今から遊びに出かけてちょうどいい時間に切り上げられそうなのっていったら……」ウーン



李衣菜「……映画、とか?」クビカシゲ



加蓮「映画……そういえば、奏がオススメしてたのが公開中だったっけ……うん、いいかも♪」



李衣菜「それじゃあ決まりだね。それで、その映画のタイトルってなんなの?」



加蓮「ええっと確か……『ファンタスティック・ビースト』だったかな?」





――――十数分後、新宿、映画館



李衣菜「ふぅ……ギリギリ席が取れてよかったー! 丁度加蓮ちゃんと隣同士で座れる最後の場所だったから、焦ったよ」



加蓮「ふふっ、面倒なことやってくれてありがと李衣菜♪」



李衣菜「本当だよもー……でも良かったの? 吹き替えのほうが楽しめると思うけど」



加蓮「もう上映終わってたからしょうがないって」



李衣菜「いや、そうじゃなくて。他の映画館ならまだ吹き替え版の上映に間に合う所もあったと思うけど……」



加蓮「ここがいいんだってば。私にとっては大事なの」



李衣菜「この映画館に思い入れでもあるの?」



加蓮「思い入れというよりは……その、ポテトを売店で売ってる映画館、ここしかまだ知らなくて……」



李衣菜「そ、そんな理由……ああいや、加蓮ちゃんには大事か。なら仕方ないかぁ……」



加蓮「ほんとごめんね? お詫びに見てる間、私のポテト食べてもいいからさ♪」



李衣菜「それはいいよ。どうせなら私も加蓮ちゃんが楽しんでくれるほうが良かったから、お礼なんて」



加蓮「……まったく、相変わらず人が良いんだから……っと、いい加減売店の列に並ばないと。行くよ李衣菜!」タタッ



李衣菜「あっ、うん!」タタッ





李衣菜「――って、うわ、改めて見るとすごい並んでる……上映時間に間に合うかな……」



加蓮「多少開始時間に間に合わなくても大丈夫じゃない? どうせ最初のほうは予告編ばっかりなんだし」



李衣菜「そういうもんだっけ? 詳しいね加蓮ちゃん」



加蓮「まぁこれでも? 奈緒や奏にそれなりに映画に付き合わされてますから」フフン



李衣菜「あー、そういえば奏ちゃん映画鑑賞が趣味なんだっけ……あれ、でも奈緒ちゃんはどうして?」



加蓮「今年は結構アニメ映画が多くて、その中で奈緒が妙にハマった奴があって、何度も連れてかれて……」トオイメ



李衣菜「なんだか分からないけど大変だったみたいだね……」



加蓮「まぁ、それでも結構楽しかったから結果オーライって奴かな。そういう李衣菜は映画とか見に来ないの?」



李衣菜「映画館で見ることはあんまりないかなぁ。家で見れる奴で満足だから」



加蓮「へぇー、李衣菜なら誰かに誘われて来てそうな感じもしたんだけどな」



李衣菜「なつきちとか、普段一緒に遊びに出かけてもこういう所は選ばないからねー」



加蓮「そっかそっか。なら私のお陰で映画館に来れたことをありがたく思ってね李衣菜♪」



李衣菜「はいはいありがとうございます」





加蓮「よろしい♪ って、そんなことを言ってたら列それなりに進んだね」



李衣菜「でもまだ20人くらい前にいるのがなぁ……しかも、全員恋人同士みたいだし」



加蓮「お陰でいちゃついて注文に時間がかかる。でもしょうがないかな、イヴだからみんな自分たちの世界に入っちゃうもん」



李衣菜「……ところで、それで思い出したけど加蓮ちゃん、プロデューサーさんには予定聞いたの?」



加蓮「一応ねー。でもプロデューサーさんもう普通に卯月と予定決まってたみたいでさ」



李衣菜「卯月ちゃんと? へぇー、プロデューサーさんそんなこと言ってたんだ」



加蓮「ううん、プロデューサーさんは言ってなかったよ」



李衣菜「え? じゃあなんで卯月ちゃんとの予定があるって……」



加蓮「電話かけた時プロデューサーさんが車の運転中だったらしくて、プロデューサーさんの電話にかけたのに卯月が出たから」



李衣菜「……あぁそういうこと」



加蓮「多分卯月のことだから普通に親切心で電話を取ったつもりなんだろうけど、ちょっと不用心すぎると思わない?」



李衣菜「確かに」



加蓮「でも電話越しにすごーく慌てる卯月が可愛すぎて、しょうがないから次から気をつけるように言って切っちゃった」





李衣菜「それじゃあ二人は今頃この眼の前にいる人達みたいな空気になってるのかなぁ」



加蓮「どうかなー? プロデューサーさん妙なところでヘタレだし」



李衣菜「いやでも流石に卯月ちゃんが頑張ってるならそこまで……酷くなりそうな予感もするけど」



加蓮「でしょー? ま、結果がどうなったかは今度卯月に質問攻めすればいいし楽しみにしておこうよ♪」



李衣菜「やめてあげなって――っと、やっと食べ物買えそうになってきたね」



加蓮「あ、ほんとだ。うーん、やっぱり誰かと話してたら時間が経つのは早いなぁ……こういう楽しい日だと特に♪」



李衣菜「そういえばもし私も予定あった時って加蓮ちゃんどうするつもりだったの? 諦めて1人で街に出かけてた?」



加蓮「んー……それはないかな。1人でいるクリスマス・イヴなんて、小さいころだけで十分だから」



李衣菜「小さいころって……そういうことか……じゃあやっぱり素直に家に帰ってた?」





加蓮「お母さん達が帰ってくるまでそれもないかな……テレビから流れるクリスマス番組って、1人で静かに見るの結構きついから」



加蓮「李衣菜も今日辺り試してみたら? なかなかの体験になるかもねー」ニコニコ



李衣菜「え、遠慮しておきます……こうして加蓮ちゃんと楽しく出かけた日の最後の思い出がそれっていうのもちょっと……」



加蓮「……それもそっか。ごめんね、変なこと言って。でもありがと李衣菜」



李衣菜「え、なにが?」



加蓮「んーん、なんでもなーい! ほらそれより、店員さん呼んでるよ!」



店員「先頭の方どうぞー!」



李衣菜「あっ、ほんとだ! ……ええっと、私なんにしようかなぁ……加蓮ちゃんは」



加蓮「当然フライドポテトセット!!」



李衣菜「だよねー。じゃあ私もそれでお願いします」





――――映画上映後、新宿駅



加蓮「んー、面白かったしおいしかったー♪ ごめんね、李衣菜の分のポテトまでちょっと食べちゃって」



李衣菜「予想はしてたから気にしてないよ。ホントに頂戴って言ってくるとは思わなかったけど……」



加蓮「ほら、他の人の食べてるものってすごく美味しそうに見えるじゃない?」



李衣菜「いや、食べてた物一緒だからね?」



加蓮「細かいことはいいの! ふふっ、それにしても今日はほんと李衣菜がいてくれて良かった」ニコニコ



李衣菜「もー、大げさだって」テレテレ



加蓮「ううん。いてくれて良かったって思った時はこれまで何度かあったけど、今日は特にそう感じちゃうな♪」



加蓮「やっぱり李衣菜はそういう運命なのかも……うん、そんな気がする」



李衣菜「なんだか壮大な話に……ちなみに私はどういう運命なの?」



加蓮「私が困ってたらすごく良いタイミングで現れてくれる運命!」



李衣菜「……えぇー」





加蓮「そんな微妙に嫌そうな表情しないで、冗談だってば! ……流石にちょっと傷つくけど」



李衣菜「ご、ごめんっ。でも、そういうことは奈緒ちゃんやプロデューサーさんに言ってあげたほうがいいんじゃないの?」



加蓮「いやー、あの二人には最近あんまり困ってる姿見せたくないし……」



李衣菜「なんで? 奈緒ちゃんとか、多分すごく喜びそうだけど……」キョトン



加蓮「なんかあの二人最近私のこと過保護気味でさー、奈緒は私がなにもない所で転んだだけで救急車呼ぼうとするし」



李衣菜「きゅ、救急車を……?」



加蓮「そうそう。それでプロデューサーさんは私がくしゃみするだけで、ストーブの前に連れて行ってぬくぬくにしてくるし」



李衣菜「それはまた……でも、大事にされてるって感じだから、嬉しくはあるんだよね?」



加蓮「そりゃ……嬉しくないと言えば嘘になるけど、でも物事には限度ってものもあるの!」



加蓮「最近は二人に影響されて凛までなんだか私に過保護だし……どうなってるんだか」



李衣菜「ふふっ、でも加蓮ちゃん、口ではそう言ってるけど表情がすごく嬉しそうだよ!」



加蓮「うっ」カァァ///



李衣菜「加蓮ちゃんにこんな顔させるなんて過保護なのもロックかも……?」



加蓮「それはない」





李衣菜「そんなばっさり言わなくても……っていうか、さっきの映画の主人公もすごい過保護っぷりだったよね」



加蓮「あ、やっぱり李衣菜もそう思った? 私、男の人があんな風に母性出せるんだなーってちょっと驚いちゃった」



李衣菜「魔法動物に『ママだよ』って何回言ってるんだろうって。でも、それだけあの子達が大事なんだろうなぁ」



加蓮「……あ、李衣菜ちょっとまって、今の『ママだよ』面白かったからもう一回」ゴソゴソ



李衣菜「えぇ!?」



加蓮「いやー、いきなり主人公の真似とかやめてよ。動画撮る準備もあるんだし♪」トントン



加蓮「カメラ起動して……はい李衣菜もう一回!」



李衣菜「や、やらないってば!!」///



加蓮「なんでー?」



李衣菜「いやだって、さっきはさらっと言ったけどそんな動画に撮られるとか、は、恥ずかしいし……」



加蓮「大丈夫大丈夫。動画は今後会話の話題に使うくらいだから!」





李衣菜「なら尚更出来ないってば!? それにこれだけ人がいる中でやると目立つような……」



加蓮「アイドルなんだから今更でしょ? そもそも、イヴですごい賑やかなんだから多少のことなら問題ないってば♪」



李衣菜「だからやっても注目を浴びないって言いたいの? その手には乗らないからねっ」



加蓮「……李衣菜がいじわるする」ションボリ



李衣菜「うっ……」



加蓮「悲しいなあ……せっかく楽しいイヴだったのに、こんな気持ちで最後は帰ることになっちゃうんだ……はぁ」ションボリ



李衣菜「むうぅ……わ、分かったよ! やる、やります!!」カァァ///



加蓮「そうこなくっちゃ! ねっ!」ニコニコ



李衣菜「もぉホントに……とにかく、カメラに向かって『ママだよ』って言うだけでいいんだよね?」



加蓮「んー……せっかく動画に残すんだし、どうせならもうちょっとサービスしてほしいかな♪」



李衣菜「えっ……うー……余計なこと言わなきゃ良かった」ガックリ





加蓮「まぁまぁ。李衣菜は映画の主人公みたいに名前を呼びながら優しく『ママだよ』って言ってくれればいいから♪」



李衣菜「な、名前も〜!? ……って、誰のを?」



加蓮「うーん、この場だとしょうがないから私の名前でいいよ。まぁ、李衣菜が他に呼びたい名前があるなら……」



李衣菜「早く済ませたいからもうそれでいいよ……」



加蓮「そう? ならほら、早くしちゃおうよ? あんまりここに留まってると余計目立つかもしれないし?」



李衣菜「そ、そうやって急かすのやめてってば……はぁ、とりあえず今からやるからね?」



加蓮「いつでもいいよ♪」



李衣菜(ええと、さっきの映画だと主人公の人は、すごく優しい感じで魔法動物を見てたから……この場合は――)スッ



加蓮(えっ? なんか李衣菜の雰囲気が……ちが)



李衣菜『……まったく、しょうがない子だな加蓮は。ほら、おいで。ママだよ』ニッコリ



加蓮「……ぇ……」キュン



李衣菜「――ぅ〜〜〜! や、やっぱりこれ超恥ずかしい! ね、ねえもういいでしょ加蓮ちゃん!? 加蓮ちゃ」ボフッ



李衣菜「あれ?」



加蓮「……ママぁ……」ギュー





李衣菜「わあああ!? ストップストーップ!? 加蓮ちゃん、正気に戻って! おーい!?」ユサユサ



加蓮「――……はっ!? わ、私なにして……」バッ



李衣菜「良かった元に戻った……いや、ちょっといくらなんでも今の冗談はやめてよ加蓮ちゃん。心臓止まるかと思ったよ!」



加蓮「なるほど……アンニュイな顔するだけで地球ヤバイ李衣菜が母性発揮したら宇宙ヤバイ……だから私もおかしく」ブツブツ



李衣菜「何言ってるの……?」



加蓮「あー、李衣菜。今後さっきみたいな母性ある発言は禁止だからね?」



李衣菜「ええーっ!? 加蓮ちゃんがやれって言ったからやったのに……」



加蓮「だからってあれはやり過ぎ。良い? 今後は絶対にやっちゃ駄目だからね?」



李衣菜「それを言うなら加蓮ちゃんの発言も結構やり過ぎだったんだと思うけど……」



加蓮「あ、あれはその……李衣菜のせいで」



李衣菜「あ、あれが? うーん、それならごめん……いや、待って。今撮ってた動画はどうするの?」



加蓮「これ? ああこれは……すごくもったいないけど消さないと」





李衣菜「だよね。残されたら私恥ずかしいし……」



加蓮「いや、李衣菜はいいんだけど私の恥ずかしい姿も残っちゃうのは困るし」



李衣菜「私って一体……」



加蓮「まぁまぁそこは置いといて……これでよし。さっきの動画は私の携帯から完全に消えました」



李衣菜「とりあえず一安心かぁ……それにしても、今日は人通りが多くて良かったかも」



加蓮「まぁ、これだけの人が行き交ってたら、知り合いでもない限り私達のことなんて見てな――」ビクッ



李衣菜「……? どうしたの加蓮ちゃん。私の後ろになにかあるの?」クルッ



凛「……」ジーッ



乃々「……あわわ」ジーッ



李衣菜「」



加蓮「…………いつから?」



凛「二人を見つけたのは少し前かな」





加蓮「……どこから聞いてた?」



凛「加蓮が、優しく『ママだよ』って言ってくれればいいから、って言ってた辺りから……だったかな乃々?」



乃々「あ、えと、はい、そうだと思いますけど……」



加蓮・李衣菜「「早く言ってよ!?」」



乃々「だ、だってお二人ともすごく楽しそうで……」



李衣菜「そもそも凛ちゃん達はどうしてこんなところに!?」



凛「私と乃々はクリスマスデザートフェアに行った帰りだよ。二人を見つけたのは本当に偶然」



乃々「さ、最初はそのまま声をかけようかと思ってたんですけど……お二人が面白いことをしてるから見守ろうって凛さんが」



加蓮「りーんー……!」キッ



凛「だってまさか、加蓮が李衣菜にあんなこと言うなんて思ってもみないから……」



加蓮「っ〜〜!」カァァ///



李衣菜「そ、それで、二人は見てただけなんだよね? そうだよね!? だったら今日のことは」



乃々「あ、えと、それなんですけど……」



凛「びっくりするくらい面白い光景だったから、思わず動画を撮影して皆と共有しちゃった」





加蓮「え」



李衣菜「へ?」



凛「ええとつまり、多分みんなへのクリスマスプレゼントになったはずだから……」



〜〜〜♪



李衣菜「……加蓮ちゃん、この音楽はなにかな?」



加蓮「……奈緒から連絡来てる」



〜〜〜♪



加蓮「李衣菜、そっちは?」



李衣菜「みくちゃんからの……」



加蓮「……」



李衣菜「……」



加蓮・李衣菜「「どうしようっ!?」」



――その後、加蓮と李衣菜のやったことに関する誤解が解けるのには2日を要し、

誤解がなくなったあとはそれぞれの口にしていた言葉を求められる日々が、

年が変わるまで続くのであった。



〈終〉





08:30│北条加蓮 
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