2017年01月12日

岡崎泰葉「ハイライトが消せなくなりました…」


――――





泰葉『そう、なんだ……またそうやって』





泰葉『またそうやって……逃げるんだ……』









泰葉「……」ググ・・・



泰葉「…………」



泰葉「……」ググ



泰葉「……」ググググ・・・



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「カァ――ット!!」





泰葉「あれ?」



「どうした、泰葉ちゃん? いつもなら1発なのに」



泰葉「えっと、すいません……おかしいな」



「まあいいやいいや、余裕あるし。よォーしそれじゃTake6!」



泰葉「すいません、次こそ……」







カァーット!!



アレー?



――CGプロ





モバP「――で、結局押しちゃったと?」



泰葉「はい……」シュン・・・



P「珍しいこともあるもんだな。我が事務所きってのシリアス要員、演技派の泰葉がねえ」



泰葉「結局、目元を撮らないという形に収まりましたが……うう、情けない……」ショボーン・・・



P「涙は流せるんだよな?」



泰葉「はい、それはいつでも。ただ……」



P「瞳のハイライトを消せなくなった、と……」



泰葉「いつの間にか……。最近ライブの仕事が多かったので気付きませんでした」



P「キラキラしっぱなしか」



泰葉「そう、みたいですね……」







比奈「なんちゅう会話してんスか」

P「よう、やっと起きたかオタク要員」



比奈「人が寝てる間に妙な肩書き付けないでほしいんスけどね。ってか何なんスか、ハイライトがどうのこうのって」



P「だから、泰葉がハイライト消せなくなったんだってさ」



泰葉「数少ない特技の一つだったんですけど……」



比奈「特技にカウントしていいんスかねそれ」



泰葉「緊張しちゃってたんでしょうか。久しぶりのドラマで」



P「さあ、言っても一年ぶりくらいだろ? その後ずっとライブばかりだったからか?」



泰葉「うーん…。正直、仕事のせいにはしたくないですね」

比奈「じゃあ…アレっスね。ためしに今ここでやってみたらどうでス?」



P「そうだな。感覚鈍ってるだけなら、ちょいと練習したら戻るだろ」



泰葉「今ここで、ですか?」



P「おう。リラックスしてやってみな」



泰葉「は、はあ……」



P「はい3、2、1、キュー」







泰葉「……」ググ・・・



泰葉「……すー、はー」



泰葉「むっ……」グググ



泰葉「むぐぐ……」ググググ



泰葉「ふゃーっ……!」ググググ







P「ダメだかわいい。こっちきなさい」ナデナデ



泰葉「あっ、ダメです、今なでられたら…………えへ」フニャ



比奈「イチャつかない」

比奈「全然できないみたいっスね、このリア充めが」



泰葉「やっぱり出来てませんでしたか?」



P「あー、キラッキラしてたわな」



泰葉「そうですか……」シュン



P「お手本でも見てみりゃ違うかもなあ。比奈、ちょっくらハイライト消してくれるか」



比奈「普通に生きてたらそんな会話せずに済んだと思うんスよアタシ」



P「あれ、お前ちょくちょく消してなかったっけ?」



比奈「……そりゃまあ、〆切近付くと勝手に……」



P「おい現役アイドル」



比奈「げ、ゲスト寄稿だけっスよ……ホントッスヨー」

P「……まあいい、その辺はあとでゆっくり聞くとして。それなら軽くハイライト消せるだろ?」



比奈「ええ……? アタシ演技とかそういうのってあんまり……」



P「ウッソだあ。デレステで軽々エっロい顔してんのに」



比奈「今の発言然るべき所に持って行ったら有罪判決だと思うんスよね」



P「よし、先ほどの追求は無しとしてやる」



比奈「それだけ?」



P「今夏のビッグサイトでの目撃情報も不問としてやろうじゃないか」



比奈「あー、やっぱり見つかってたスか。へへ」



P「へへ、じゃねえ」



泰葉「ビッグサイト?」キョトン

P「ああいやいや、泰葉は気にしなくていいんだぞ。お前はピュアであってくれ」



泰葉「はあ……」



比奈「ピュア…? あー……」



P「なんだ、どった」



比奈「それっスよ。泰葉ちゃん」



泰葉「?」



比奈「なんか、泰葉ちゃんってそこまでピュアなイメージが……あー、その」



P「あー……最初はそんなんじゃなかった。ってか」



比奈「っス」

比奈「だから、分かりやすくいうとね?」





『大丈夫、一人で出来ますから』





比奈「これがハイライトを消せた頃の泰葉ちゃんで」





『今日の服、カワイイですか? Pさん、チェックお願いします♪』





P「これが今の泰葉、と」



比奈「ハハッ、即墜ち2コマみたいな」



P「うるせえ」

泰葉「い、いやっそのっ、黒歴史を掘り返されると……」アワアワ



P「よっしゃかわいい。こっちきなさい」



泰葉「あ、ダメですっ、なでると前髪まで……えへ」



比奈「帰ってきなさいリア充ども」



比奈「あー、コホン。つまり、幸せ満開でハイライト消えなくなっちゃってんスね。単純に」



P「ワシが育てた」



比奈「はいはいアタシもっスよー。で、結局問題は解決してないスけど原因分かったんで」



P「もう諦めた方がいいんじゃね? ってことか」



泰葉「そ、それはダメですよ! お仕事なんだから!」

P「そうは言うがねえ。せっかくアイドルに転向したんだし、仕事の種類だってそりゃあ色々変わるさ。できないことはできないって割り切った方がだな」



泰葉「でも、今の仕事は……!」



P「頑固な泰葉かわいい。あとで向こうの防音部屋に」



比奈「ちひろさーん」



P「やめろ、せめて早苗さんにしなさい。減給されんだろが」



泰葉(ちひろさんって……)



P「あー、話戻すぞ。ハイライトが消せないだけで演技は十分なんだろ?」



泰葉「は、はい…他のシーンは一応全部一発で……」



比奈「マジスか」



P「なら、影響無し! 今後役柄の種類が変わってくるだろうがな」



泰葉「はい。……うーん、それでいいのかな?」



比奈「まあまあ、プロデューサーならなんやかんやで話通しておいてくれまスって」



――――





乃々(所変わって森久保です……)





乃々(ソロCDを出すと回される仕事が変わるというのは、本当だったんですね……)





乃々(凛さんがグイグイ来ます……思ったよりこわい人じゃなかったですけど……)





乃々(でもニュージェネレーションがスポットライトの塊であることには変わりありません……)





乃々(闇属性のもりくぼはもっと闇の似合う人のところへ……たとえば……)





乃々(岡崎さん……こういう時は頼りになって、それでいて闇の似合ってる岡崎さんのところへ……)





ガチャッ





乃々「岡崎さーん……? なるべくゆっくり返事してもらえるとー……」ソローッ









P「ユニットも固まってきたところだし、これからはライブ中心になるだろうなあ」ナデナデ



泰葉「もう、だからってお芝居の仕事をないがしろにしちゃ……! でも……えへ、そっか」パタパタ



比奈「ん、どうしたんスか乃々ちゃん」









乃々「ど、どちらさまですか!?!?!?」



P「!?」



泰葉「? えっと…岡崎泰葉です?」









21:30│岡崎泰葉 
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