2017年01月16日

フレデリカ「机の上から幸せを」

これはモバマスssです



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481638777









P(最近、机の下に潜り込むアイドルが多いらしい)カタカタカタ





P(机の下にいると、いい事があるとかなんとか)カタカタカタ





P(でも実際足元にいたらなんか落ち着かなくない?)カタカタカタ





P(そう思った俺は先手を打った)カタカタカタ





P(そう、俺自身が机の下で仕事をすれば誰にも入られずにすむ!)カタカタカタ





P(…完璧だ…完璧な理論武装だ)カタカタカタ





P「ふぅ、完璧過ぎて自分が恐ろしいぜ」カタカタカタ





フレデリカ「わぁお、プロデューサー完璧だったのー?」





P「あぁ!俺は何時でも完璧さー!」





フレデリカ「じゃー早く仕事終わらせてご飯食べに行こ〜!」





P「おう!…ん?」





P(なんだろう…真上から声が聞こえる気がする)











P「なぁ、フレデリカ。なんか真上から声が聞こえるんだけど」





フレデリカ「それはもちろん!フレちゃんは頂点に立つべきアイドルだからねー」





P「そうか、いい意気込みだ。ところでなんで真上から声が聞こえるんだ?」





フレデリカ「気になるなら見てみたらいーんじゃない?」





P「そう言えばお前今日スカートだよな?」





フレデリカ「そーだよ?」





P「もしフレデリカが机の上に居たとしよう、色々よろしくないよな?」





フレデリカ「そーかなー?」





P「そうなんだよ、多分」











フレデリカ「それにほら、ホントにアタシか机の上に居るか見てみないと分かんないよ」





P「声で大体分かるけどな」





フレデリカ「実際に観測するまで分からない、シュワルツネッガーの猫だよ!」





P「おしい、あと5文字変えれば正解だった」





フレデリカ「シュレーディンガーのアーニャン!」





P「せめてみくにしない?猫アイドルの第一人者だぞ?いやどちらにせよ死ぬからダメだけどさ」





フレデリカ「もー、プロデューサーのワガママ!」





P「ふひひ…すまん…」





フレデリカ「それ輝子ちゃんの気持ち?」





P「いえす、折角机の下に入ったんだからやっとくべきかなって」





フレデリカ「そっかー、似てなさ過ぎて気づかなかった!当てたフレちゃんの事褒めていいよ?」









P「…で、なんで机の上にいるんだ?」





フレデリカ「フレちゃんは机の下に収まる器じゃないからだよ!ビックだからねー」





P「わぁお、ビックリ!ビックだけに!」





フレデリカ「うーん、4万キロ!」





P「何が?」





フレデリカ「えっとねー、規模!」





P「おぉ!世界レベル!」





フレデリカ「仕事おわったー?」





P「話し掛けられてから一文字も進んでません…」









フレデリカ「ふふーん、プロデューサーが机の下に潜るなんてフレちゃんお見通しだからねー」





P「机の下なんて中学の防災訓練以来だけど案外ここ落ち着くな」





フレデリカ「…ねーねーまだー?」





P「あと15分くらいかな」





フレデリカ「ねーねーマーダー?」





P「殺人なんてしてないぞ?」





フレデリカ「だよねー、プロデューサーは殺される側だもん!」





P「マジかよ死にたくないな…」





フレデリカ「フレちゃんに脳死させられちゃうんだよ!」





P「悩殺だろ?なら既に死んでるから」





フレデリカ「…認めちゃったねー?」





P「…仕事するわ」









フレデリカ「進んだー?」





P「フレさんや、さっき始めたばかりじゃないですか」





フレデリカ「おじいさんや、昨日仕事したばかりじゃないかのう」





P「平日は基本毎日夜遅くまで仕事なんじゃよ…」





フレデリカ「ふーん、一緒にディナー行く予定だったのに?」





P「…あっ」





フレデリカ「それなのに約束の時間になっても仕事してるし、机の下にコーヒーメーカーまで持ち込んで」





P「…ほんとすまん、1分で仕事終わらせるから待っててくれ」





フレデリカ「もーいいよ…折角お腹すかせて待ってたのに」











P「ほんとごめん」





フレデリカ「此処で着替えちゃうもーん」





P「ほんとごめん何してるの?なんか服脱ぐ音が聞こえてきてるんだけど」





フレデリカ「…よしっ!完了!早く出ておいでー」





P「俺は此処で脳死するのか…」





フレデリカ「ふざけないで!悩殺でしょ!」





P「お互いふざけてない?いや悪いのは俺なんだけどさ」





フレデリカ「ねー早くー!」





P「ほんとあと30秒で終わるから待って!」











フレデリカ「ふっふっふっ、プロデューサーはあと何秒堪えられるかなー?」ガサゴソ





P「何やってんだ?」





プラーン





P(机の上から、釣り糸で何かが降りてきた)





P(これは…ゲームマネーカード!)





P「いやっほぉぉ!…っ!しまった、机の下から出てしまった!」





フレデリカ「見事に吊られたねー。それさっきプロデューサーがコード入力して使用済みのやつだよー」





P「俺の完敗だ…」





P(負けを認め、振り返ると…)





P「…フレデリカ…なんだその格好は?!」









フレデリカ「ふふーん、フランス風カーニバルドレス!」





P(サンバの衣装を纏ったフレデリカが、机の上に居た)





フレデリカ「ラブリーエンジェルフレちゃんがエスコートしてあ、げ、る!」





P「…寒くないの?」





フレデリカ「チッチッチ、プロデューサーそこは俺が熱くしてやるぜ!だよー」パチンッ!





ズンチャ、ズンチャ!





P「なんだっ?!指パッチンと共に何処からともなく軽快なサンバのリズムが!」





フレデリカ「さっ、おどろ!」





P「かっ、身体が勝手に踊りだす!こうしちゃいられない!」









P(俺は一瞬にしてサンバの衣装に着替えた。おそらくハイスピードカメラでも捉えきれないだろう)





P(それが可能なのは、俺がプロデューサーだからだ)





ズンチャ、ズンチャ!





P「いやっほぉぉ!」





フレデリカ「いぇーい!」





P(ダンスを踊れて良かった、俺は心からそう思った)





ズンチャ、ズンチャ!





P「ダーンシーーン!!」





フレデリカ「ハーンシーーン!!」











ちひろ(また変な事になるかと思って、机の下に隠れていましたが…)





ズンチャ、ズンチャ!





P「サンバサンバサンバー!」





フレデリカ「二人でもー?」





P「三羽ー!」





ちひろ(…こうしちゃいられません!私も着替えなきゃ!)





ちひろ(仕事なんて後でやれば大丈夫ですよね)





ちひろ(コスプレが趣味で良かったです、サンバの衣装持ってきてる!)





ちひろ「サンバー!」





P「サンバー!」





フレデリカ「サンバー!」





三人の幸せは絶好調

夜はまだまだ始まったばかりだ

















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