2017年01月21日

的場梨沙「お正月ね」 二宮飛鳥「あぁ」 佐藤心「祝え祝え☆」

12月31日 とあるコンビニ





心「よーし、おつまみのお菓子やらなんやらの調達完了♪ 飛鳥ちゃんは買い忘れない?」





飛鳥「こっちも大丈夫だよ」



心「オッケー☆ じゃあ会計いこっか」



飛鳥「あぁ………」チラ



心「ん? なにをチラチラ……あ、おでん! おでんか〜、うん、買ってこ☆」



飛鳥「いや、別に目に入っただけでそこまで欲しいわけじゃ」



心「いいからいいから♪ どっちみち、はぁとも食べたいと思ってるんだし♪」



飛鳥「なら、いいけど」



心「さて、じゃあどれにしよっか? はぁとはちくわとはんぺんにしようかな」



飛鳥「ボクは………」ジッ



心(割と真剣に悩んでる)



飛鳥「……うん。大根にするよ」



心「え、いいの? 大根って苦いよ?」



飛鳥「ボクが苦いものすべてを食べられないとは思わないでほしいね」



飛鳥「確かに、幼い頃は大根ピーマンナスといったラインナップすべてが苦手だったさ。けれど、親に無理やり食べさせられていくうちに克服した」



心「へえ。好き嫌いには厳しいご両親だったんだ」



飛鳥「かもしれないね。まあ、おかげで大根には大根なりの味わいがあることを識れたのはプラスだったんじゃないかな」



心「セカイが広がったってやつ?」



飛鳥「そこまで大仰かは置いておいて……似たようなものじゃないかな」



心「そっかー。ま、なんでも食べるのはいいことだよ♪ 好き嫌いせずにいっぱい食べてれば、大きく成長できるし♪」



心「はぁとも基本好き嫌いはないぞ☆」



飛鳥「好き嫌いしなければ、大きくなれる……なるほど、確かに」



心「ガン見してるところ悪いけど、バストとヒップの成長に関しては保証しないよ?」



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コンビニ店員「ありがとうございましたー」





心「よし、じゃあ帰ろっか♪」



飛鳥「その前に、あっちの自動販売機に寄らせてくれ」



心「自販機? ジュース買うならコンビニで買えばよかったのに」



飛鳥「店内にはなかったんだ。そこの自販機にはあったはずだから……ほら」



心「どれどれ……あ、なるほど。マックスコーヒーかぁ」



飛鳥「コーヒーはこれが一番好きなんだ」



心「甘いもんね♪ はぁとも好き☆」



心「でも、売られてる場所が限られてるのが問題だよねー」



飛鳥「まったくだ。地域限定にするにはもったいない」



心「推すねえ♪ でも、そればっかり飲んでたら苦いコーヒーをいつまで経っても飲めないかもだよ?」



飛鳥「………」ホワンホワン







梨沙『あれ? 飛鳥ってまだブラック飲めないの? コドモね〜、アタシはもう余裕よ!』



ありす『私も平気です。慣れました』ドヤ







飛鳥「………なんて言われるのは、少し困るな」



飛鳥「執着は時として停滞を産むもの。かつてヒトが神の手から巣立ったように、ボクもいつかはマックスコーヒーから卒業しよう」



心「たとえのスケールでかいなオイ☆」



飛鳥「気概は勇ましく。それでいいだろう?」



心「ちょっとかっこいいのがムカつく☆」







女子寮 飛鳥の部屋





心「飛鳥ちゃんの部屋でテレビ見てたら、いつの間にかもうすぐ年越しの時間になっちゃったね♪」



飛鳥「ものすごく自然に年越しそばを台所で作って食べていたしね」



心「まあまあ。飛鳥ちゃんのぶんも作ったんだし、いいじゃん♪」



飛鳥「まあね。それより、除夜の鐘が鳴り始めたようだ」



心「あ、ほんとだ。テレビで中継してる」



心「除夜の鐘って108回鳴らすらしいけど、これって人間の煩悩の数なんだよね?」



飛鳥「あぁ。ちなみに、107回は年内に鳴らして、最後の一回は年を越えてから鳴らすのが慣習らしいよ」



心「ふーん、そうなんだ♪ この鐘を聞いていたら、はぁとの煩悩もあらいざらい消えていくのかなぁ」



飛鳥「ボクは、そもそも煩悩が悪だとは思わないけどね。そういったものを抱えてこそ、人間は人間らしくあれるとも考えられるから」



心「じゃあ、飛鳥ちゃんにスウィーティーな服着てほしいっていうこの思いも残しておいていい?」



飛鳥「それは鐘の音とともに虚空へ消し飛ばしてくれ」

ゴイーン ゴイーン





心「なんて言ってる間に年が変わっちゃったね」



飛鳥「本当だ……どうにも締まらないけど」



心「これもはぁと達らしいってことで☆ とりあえず、あけましておめでとう♪ 今年もよろしく☆」



飛鳥「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」



心「おおっと、まさかの敬語」



飛鳥「年のはじめの挨拶くらいは、丁寧にいこうと思ってね。ボクなりの敬意というやつさ」



心「敬意持っててくれたんだ……うれしいぞ☆ そんな飛鳥ちゃんにはお年玉あげちゃう☆」



飛鳥「いいのかい?」



心「もっちろん♪ 年上の好意は受け取っとけ☆」



飛鳥「……ありがとう」



心「はぁとも後でプロデューサーからもらうし☆」



飛鳥「新年早々敬意が消えてなくなりそうだ」



心「あー待って待って! 後半は冗談だから!」









1月1日 朝 的場家





梨沙「おはよう……ふわぁ」



梨沙パパ「おはよう、梨沙。眠そうだね」



梨沙「んー……そうかも……昨日、夜更かししちゃったからかな」



梨沙パパ「日付が変わるまで起きていたからね。今日はもう少し寝ていなさい」



梨沙「うん……そうするー」ウトウト









数時間後





梨沙「すぅ……すぅ……」



梨沙「ん……」パチッ



梨沙「ふわあ〜……ちょっと寝すぎたかも。もうお昼前か」



梨沙「寝正月なんてだらしないわよね。もう起きないと」ノソノソ









梨沙「おはよう、パパ」ガチャリ



梨沙パパ「ああ、梨沙。おはよう」



心「あけおめ☆」



飛鳥「ぐっすり寝ていたようだね。あけましておめでとう」



梨沙「あ、うん。あけましておめでとう………」





梨沙「って、なによこの状況はーー!!?」



心「新年のご挨拶に来ちゃった☆」



梨沙「なんでよ!?」



梨沙ママ「お二人にはいつもうちの娘がお世話になって」



梨沙パパ「二宮さん。これ、少ないけどお年玉です」



飛鳥「あ、どうも」



梨沙「しかもアタシより先にお年玉もらってるし!!」



梨沙「ええと、ええと……と、とりあえず着替えて髪直してくる!」



梨沙「まったく! 人が寝てた間にパパに変なことしてないでしょうね!」



心「してないしてない♪」



飛鳥「何度か顔を合わせたことはあるけれど、相変わらず物腰の柔らかいお父さんだったね」



梨沙「なら、いいけど……」



心「寝起きの梨沙ちゃん、かわいらしかったぁ☆」



飛鳥「無防備であどけない姿を見せてくれたね」



梨沙「わーっ! 忘れなさい、忘れろー!」





バーガーショップ店員「お次でお待ちのお客様、どうぞー」





飛鳥「っと。ボクたちのオーダーの番が回ってきたようだ」



心「正月からハンバーガーっていうのも、たまにはいいよね♪」



梨沙「ていうか、どこも混んでてここしか入れなさそうだったし」



店員「店内でお召し上がりでしょうか」



飛鳥「はい。えっと……照り焼きバーガーのセットをひとつ」



店員「サイドメニューはいかがいたしましょうか?」



飛鳥「チキンナゲット。バーベキューソースで」



心「共食い?」



飛鳥「そのネタは生まれてこのかた56回ほど聞いた」



梨沙「また回数増えてる」







飛鳥梨沙心「いただきます」



心「もぐもぐ……んー♪ やっぱりジャンクフードって癖になっちゃう☆」



飛鳥「理解るよ、その気持ち」



梨沙「たまにはこういう塩のきいたポテトが食べたくなるのよね」



心「それ! でも、はぁとぐらいの年になると塩分の採りすぎにも注意しないと……」



飛鳥「今年でいくつになるんだっけ」



心「にじゅう……うう、この先は言いたくない! はぁとはまだまだ若い! 心(こころ)はヤングなんだから☆」



梨沙「心が若くても、身体は」



心「黙っとけ☆」



心「つーことで、今度遊園地いくぞ☆」



梨沙「え? なんでよ」



心「若者といえば遊園地みたいなところあるし」



梨沙「ある?」



飛鳥「あるかな」



心「あるのぉ! この前福引で遊園地のチケット3枚当ててるし、ちょうどいいでしょ♪」



飛鳥「どちらかというと、そのチケットを消費したいからボクらを巻き込んでいるように思えるけど」



心「細かいことは気にしなーい♪ ふたりとも、遊園地行きたいでしょ?」



梨沙「まあ、行きたいかって聞かれたら行きたいわね」



飛鳥「右に同じ」



心「むう、テンション低いなあ。はぁとの子供のころなんて、遊園地って聞いただけで血沸き肉踊ってアホ毛がビンビンだったのに」



飛鳥「感情と連動しているんだ、それ」







翌日 事務所





ちひろ「いただいたおせちが余っているんです。よかったら食べます?」





飛鳥「と、言われたはいいものの」



梨沙「おせちって、結構好き嫌い別れるわよね」



飛鳥「独特の味のものが多いからね……とりあえず、食べられるものから食べていこうか」



梨沙「残りはハートさんに食べてもらえば大丈夫よね。好き嫌いなさそうだし」



飛鳥「あぁ。ではボクは、この」



梨沙「じゃあアタシ、この」



飛鳥・梨沙「栗きんとんを」



飛鳥「………」



梨沙「………」





飛鳥・梨沙「じゃーんけん――」









心「おっはよー☆ お餅持ってきたけど食べる?」



梨沙「食べる!」



飛鳥「ボクもいただこうか。栗きんとんの傷を癒したい」



心「? よくわかんないけど、まあいっか♪」



心「ちなみに、どんなお餅が食べたいとかある?」



飛鳥「ふむ。これといって指定はないけれど」



梨沙「アタシも」



心「ふうん。じゃあこっちから聞いてみようか♪」





心「つぶあんが好きな人ー!」



飛鳥「はい」



梨沙「はい」





心「こしあんが好きな人ー!」



飛鳥「はい」



梨沙「はい」





心「砂糖醤油につけたお餅が好きな人ー!」



飛鳥「はい」



梨沙「はい」



心「あーわかったわかった。要は甘いものならなんでもいいってことだな☆」







P「おはよう……っと。なんだか甘い匂いが」



飛鳥「おはよう、P」



梨沙「お餅食べてたのよ」



P「餅か、なるほど」



心「プロデューサーも食べる?」



P「あ、お願いできます?」



心「りょーかい☆ あ、でもその前に」



P「?」



心「年が明けてから、直接会うのは初めてだし。ほら、飛鳥ちゃんも梨沙ちゃんも」



飛鳥「……あぁ、そうだね。一応メールは送ったけど」



梨沙「ちゃんと顔を合わせて言うのも大事だって、パパ言ってたし」





梨沙・飛鳥・心「あけましておめでとうございます、プロデューサー」



飛鳥「今年もよろしく頼むよ。ボクらを生かすも殺すも、キミ次第だ」



P「……みんな」



P「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」





心「せっかくだし、レッスンとか終わったらみんなで初詣に行く?」



飛鳥「悪くないね。2日なら、ある程度人が少ない場所もあるだろうし」



梨沙「じゃあ早速、よさそうな神社探して――」







おしまい









12:30│佐藤心 
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