2017年01月24日

ミリP「部屋のベッドの中に誰かいる…」

アイドルマスターミリオンライブのssです。





キャラ崩壊注意なのです。





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484590551



(とあるリゾート地のホテルにて)







ミリP(以下P)「今日も一日疲れたなあ…」







P「担当アイドルの仕事の付き添いではるばるリゾート地まで来たわけだが、それにしても仕事しかやってない。まあ一応仕事だし遊ぶわけにはいかないんだけどさ」





P「俺も羽目を外してぱあっと遊びたいなーなんて」





P「明日帰京予定だからそれも叶わない話よ。…俺のリゾートでの思い出が仕事だけかー…トホホ」





P「まあいいや。明日に備えてさっさと寝よう」

P「俺の部屋はっと…ここか。カードキーを通して…」





P「おお部屋が広い。さすが小鳥さん、気がきいてる!」





P「ベッドはっと…うーん良い! シャワー浴びるのも面倒だし、このままベッドへルパンダイブしてもよさげだな……ってあれ??」





P(なぜかベッドの端で不自然に膨らんでる掛布団が見受けられるぞ? しかもたまにもぞもぞと動いてるし)





P(あれここ俺の部屋だったよな? 違う人の部屋とかじゃなかったよな…。いや、一応俺の部屋で合ってるみたいだ)





P(ではこの中にはいったいなにが…?)





布団:ガサガサッ!





P(ん、布団の隙間から髪の毛が出てる…しかも黒色の…)





P(もしやこれは…嫌な予感がする)





P「…まあいいや。とりあえず今からシャワーを浴びることにしよう」





布団:ガサッ





P(おっ、反応ありか)





P(俺の推測が間違ってなきゃ、中にいるのはあいつしかいない…)





布団:///





(ミリPのシャワータイム)





P「ふーさっぱりした」





P(依然として布団は不自然に膨らんだままだ)





P(こうなったら…布団を思いっきりめくり上げる!)







P「よし! 我今から布団にピットインす! そりゃあ(バサッ」







??「あっ」







P「やっぱりお前か…」

P「なにか釈明することはあるか、静香?」





静香「えっと…プロデューサー、初めてなので優しくしてほしいです…///」





P「静香やめて!? 俺がこれから間違いを犯す前提で話を進めるのは良くないって思うな!」





静香「でもプロデューサーはさっき大声でシャワーを浴びる宣言をしてたじゃないですか」





静香「それってもう…///」





静香「だ、大丈夫です! 私の方はもうすでにシャワーを浴びてきていますから!」





P「うん、もうその時点で大丈夫じゃないぞ静香よ」





静香「え。プロデューサーは、その…しないんですか?」





P「うん」





静香「そんな…。プロデューサー、待ってください。私には時間が無いんです!」





P「なんの時間が無いんだ?」





静香「なにってそりゃ…早くしなきゃ朝が来ちゃうってことですよ! い、言わせないでください!///」





P「Oh…もうやだ俺のアイドル…」



P(このあと、静香をちゃんと椅子に座らせて、はだけていた格好も正し、ちゃんとお話し合いをした)





P(俺は静香の正面に座り、ふとその表情を覗き込んだ。…静香の顔色はうっすら赤らんでいて、なんだか煽情的に感じた)



静香「えっと…話を総合すると、さっきプロデューサーは、私を退室させる猶予を与える為に大声でシャワーを浴びるぞって言ってたんですね」





P「そりゃあたりまえよ。だって俺が部屋の中でシャワーを浴びるって独り言を言うわけないでしょ」





静香「そ、そんな…てっきり私はプロデューサーが覚悟を決めたと思って…」





P「ショックを受けるところがおかしい。あれ、もしかしてこれって俺が悪いの?」





静香「だってそりゃ…据え膳食わぬは男の恥って言いますし」



P「オーケーオーケー。もうこの話はキリがないしやめようか」





静香「…なんか私の扱いが雑じゃないですか」





P「この件は深入りするなってプロデューサーとしての本能が働いてるものでな」





静香「…だってこうでもしないと、他の娘にとられると思って(ボソッ」





P「ん、なんか言ったか?」





静香「な、なんでもないですっ!」





P「そ、そうか。…まあとにかく」





P「静香、俺もお前の気持ちは嬉しいけど、俺たちはそういう関係になっちゃだめなんだ」

静香「…私じゃだめってことですか? 私には魅力がないということ…たしかに私は他の人みたいにナイスバディーじゃないし…」





P「そういうことじゃなくてさ。…実は俺年上好きなんだ」





静香「ダウト。…あからさまな嘘は私には通じませんよ、プロデューサー」





P「うっ」



静香「私、見てましたよ? 私の水着姿を何度もチラ見してたプロデューサーやさらしをまいた私の胸元をガン見してたプロデューサーを…」





P「わーわーわー! やめてー!」





静香「このことを小鳥さんに言いつけてもいいんですよ。別に私は嫌な思いをしませんし」





P「そ。それだけはご勘弁を…!」





静香「…まあ私がチクるような真似なんてしませんけど。だって、プロデューサーがクビになったら嫌ですし」





P「お、おう…なんか愛情が重いぜ…」





静香「まあそれくらい、プロデューサーへの愛が本物だってことです」





静香「実際のところ、プロデューサーはどうなんですか。私のこと、嫌いですか?」



静香「確かに出会ったばかりのころはたくさん生意気なこと言っちゃったけど、それでも最近はできるだけ素直になろうって努めてるんですよ?」





P「静香…」





静香「プロデューサー…」



P「…ってこの流れで俺とキスしようだなんて、そうは問屋が卸さないぞ」





静香「…バレてましたか」





P「そりゃ俺は静香のプロデューサーだからな。すべてのことがお見通しよ」





静香「…やっぱり、プロデューサーにとって私は一アイドルにすぎませんか? 私はプロデューサーにとって大切なパートナーにはなれないのでしょうか…」





P「…それは違うぞ、静香」





P「ぶっちゃけたことを言うと、初めて顔を合わせたときに『あっこの娘タイプだわ』って思ったもん。俺の好みのストライクゾーンのど真ん中だったよ」





静香「なら今ここで私の気持ちを受け入れて…」





P「それはできない」





P「だって俺は静香と約束したから。お前をトップアイドルにしてみせるって」





P「まだまだトップアイドルまで道半ばにすぎない。俺はその責務から逃れることはできないし、したくない」





静香「プロデューサー…私のことをそこまで…」





P「融通がきかなくてごめんな。でもトップアイドルは俺の目標でもあるし、そのために親御さんから了承を得て静香を預かっているんだ」





P「あと…そもそも中学生に手を出すのは犯罪だ。俺は若くして前科者になってしまう」





静香「でも私は諦められません。だって…プロデューサーが好きな気持ちは本当だから」





P「…ありがとう。ここまで可愛い女の子に想われていて、俺は幸せ者だよ」



P「よし、じゃあこうしようか。もしこれから先に静香がトップアイドルになって、その時も同じ気持ちを持ち続けていたら…その時はお前と結婚するよ。約束しよう」





静香「…でも、プロデューサーが途中で他の女の子になびく可能性だってありますよね?」





P「それは無いな。だって…俺も静香のことが大好きだから」





静香「…それを聞いて安心しました。あ、今のちゃんと録音しましたからね?」





P「あっ、いつの間にスマホを」





静香「まあ当初の計画とは大幅に変わったけれど、まあ結果オーライということにしておきます。本当は既成事実なんて思っていたけど、今日のところはこの言葉で大満足です」





P「俺の知らない裏でそんな過激な計画が動いていたとは…! まあなんにせよ、そう言ってもらえると助かるよ」





静香「あ。話は変わりますけど、今プロデューサーの髪に糸くずがついてますよ」





P「マジ? あとで取りのぞいておくよ」





静香「いえ、今私が取りのぞいてあげます。…じっとしていてくださいね」





P「え、ちょい待ち」



静香「ちょっと静かにしていてください…(チュッ」





P「…………静香さん? えっなに今の」





静香「今日のところはこれで勘弁してあげます。でも…」





静香「私以外の女の子に移り気なんてしたら、絶対に許しませんからねっ!」









(エピローグ的なやつ)





P(あのあと、静香は俺の部屋のベッドでそのまま寝てしまった)





P(すうすうと寝息を立てる静香の姿を見ていると、なんだか背徳感を感じてしまう)





P(それにしても…静香は寝顔も可愛いなあ)





静香「…いま、私のことを見てましたね」





P「うお!? 起きてたのか?」





静香「今なら無防備ですよ。何でもし放題…すぅ…」





P「……びっくりした。ただの寝言だったか」



P(それにしても…寝言でもここまで言われてるのに手を出さない俺ってどうなんだ?)





P(もういっそのこと手を出してしまったほうが…なんて、なに馬鹿なことを考えてるんだ俺は)





P(深夜のテンションは本当に良くないな。時刻は…もう1時すぎか。そろそろ寝よう)





P(この部屋に一個しかないベッドは静香に占拠されてしまってるわけだけど…仕方ない、そこの椅子で寝るか)





P(その後、横のベッドから何度も『プロデューサー…』と寝言を話す静香に悶々とさせられ続けた俺なのであった。)







22:30│最上静香 
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