2017年02月01日

P「みなさん、文香がウミガメをしますよ」 文香「私がっ、しますぅっ……!!」

・モバマスSS



・鷺沢文香さんのファンの皆様申し訳ありません



・関係者各位の皆様申し訳ありません





・紛らわしくてすみません



・下品です



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事務所







文香「ふみぃっ」



文香「やっ、出てきちゃうっ/// はぁ、はぁっ。危ないっ……」



文香「あっ、ああああっ!!」



文香「ダメ……抑えないと、あ、ああんっ」



文香「み、皆さん……見えていますか? こうやって拡げてみると……卵が見えていますよね?」



文香「今から、ウミガメの卵の産卵をしたいと思います……どうか、見て、楽しんでいってください///」



文香「どうか、私の恥ずかしいところを……たんと、見ていってくださいねっ///」

文香「ふみっ、ふみぃっ……!」



文香「今、一つの生命が誕生します!!」



文香「ああ、地球の生物はこうして生まれていくのですねっ」



文香「は、恥ずかしさなんてとうに消えています!!」



文香「生命の誕生というのは、なんて尊いことでしょう///」



文香「見てください!! 私のココから、一つの生命が……!! んんっ、あああっ!!」



文香「ああああっ、出てきますぅっ……!!」











ぽこぽこぽこぽこ……ぽこん!





文香「あああっ……///」

文香「はぁはぁ……!」



P「ナイスウミガメ。文香」



文香「はぁ、少し……息が、切れてしまいました」



P「十分頑張ったぞ。ほい、スッポンスタミナドリンクだ」



文香「ん、く……ぷはぁ。生き返りますね」



P「いい飲みっぷりだ」



文香「……どうでしょう? Pさん。うまくできていましたか?」



P「ああ。かなり練習しただろ? 練習の成果がうまく出ていると思うぞ」



文香「ありがとう、ございます」



文香「Pさんの指示したセリフも活用させていただきました」



P「あぁ。もうちょっと臨場感があるセリフに変えなきゃいかんかもしれんな。そこは任せてくれ」



文香「はい……さながらドキュメントで見ているかのような、ウミガメの心情を汲み取ったセリフだったので感嘆しました」



P「特に表情が良かったな。あれはそそられ…いや、感動的だったぞ。ウミガメの産卵は命がけだからな」



文香「そして卵たちも海に旅立ってから必死で生きようともがく…そのような悲哀も込めました」

P「うん。本当に良かった。しかし、もう少し工夫を凝らした方がもっと良いかもしれんな」



文香「工夫……ですか。Pさんから頂いたピンポン玉と私の演技以外に何かまだ工夫できるところがあるでしょうか」



P「もちろん。まだまだあるぞ。まずバックミュージックはさざ波で海の情景を表現して、ウミガメの産卵という命の誕生という深いテーマを海という臨場感をもって扇情させる」



文香「それは…とてもいいと思います。音楽というのは、とても効果的ですからね」



P「そうだろう。そしてまた重要なのが、ウミガメの卵という生命体をリアルに表現するためにコレを使うんだ」



文香「コレは……なんでしょう」



P「特製搾りたての白濁液だ。この液を使うと産みたての卵が出てきたというのが見て分かるだろ?」



文香「はい。そして、すごく……ねばねばしていますね。これをかけると、卵が出てきたばかりというのが視覚的に理解できます」

P「そう。文香の尻からひり出された卵というのが見て分かるんだよ」



文香「もう///」



P「ははは。まあ、直接的には出すわけないんだけどな。そんなことしたら事務所から解雇されかねんというか」



文香「そう……コレはマジックの一環なんですよね」



P「よし! アイドルかくし芸大会に向けて、特訓を重ねるぞ。文香!」



文香「はい。ご指導の程、よろしくお願いします」



P「うむ。それではピンポン玉に白濁液をかけて……あ、そうそう。文香にもかけておいた方がいいな」



文香「ああっ! Pさん、いきなり激しいです」



P「うんうん。良い眺めだ」



文香「こんなとろりとしたのがかかったら……っ!!」



P「どうだ? 母の気持ちが分かるだろう?」



文香「は、はいっ。とても……」

文香「そうですね……こうすると産卵している情景もまた更に臨場感があるように思えます」



P「どうかな? これで演技がうまく行きそうか?」



文香「ええ。とても……」



P「こんなぬるぬるしてても文香は綺麗だな」



文香「そ、そんな……///」



P「あ。それにセリフの差し替えもしといたから、これを読み上げながら産卵してくれ」



文香「分かりました……」



P「じゃ、スタート」

文香「はぁ、はぁ……/// ぬるぬるしたモノが溢れかえってきていますっ///」



文香「産卵が、こんなに苦しいものだなんてっ……!! 母の痛みが今になって分かりますっ///」



文香「お母さん、産んでくれて、ありがとうっ!! 文香は、文香は今っ……!! 新しい生命を、お尻からひり出しますっ」



文香「んっ、やだぁ……!! こんなに皆さんが見ている中でっ、こんなはしたないことを///」



文香「はぁ、はぁっ! 恥ずかしいけどっ、この快感には抗えませんっ……!!」



文香「どうか、最後までっ……私の、産卵をっ!! 見ていってくださいぃぃっ……///」



文香「あぅ、ダメぇっ/// 出ちゃうぅぅ……!!」



文香「ああっ、んっ! やぁぁっ!!」



文香「んっ、ああああっ!!」







ぽこぽこぽこぽこぽこ……ぽこん!

文香「あああああっ……///」



文香「命の誕生とは、かくも素晴らしいのですね……!!」



文香「はぁっ、粘つきが余韻を残して……私のソコから伸びています」



文香「皆さん、ちゃんと見ていただけたでしょうか……私の恥ずかしいところまで///」



文香「何故か、カタルシスを感じてしまいます……!」



文香「これがウミガメの、命がけの産卵なのですねっ……」



文香「あああああん……」





文香「皆さん、卵は感謝していただきましょうね!」

P「完璧。文香は演技が上手いなぁ」



文香「お褒めにあずかり、光栄です……」



P「よし。後は本番に向けて練習を重ねていくのみだな。優勝目指して頑張ろう」



文香「はい……! 闘志に、燃えています」



P「お? 茜の影響か?」



P「確かに他のチームも気合入ってるからなぁ。ヘレンさんの世界のダンスとか、楓さんのダジャレ100連発とか、幸子の腹踊りとか、みくのくさや一気食いとか」



文香「私は……負けません。皆さんよりも精いっぱいにウミガメの卵を産卵してみせます」



P「おう。その意気だ! 頑張るぞ」



文香「はい……!!」

ありす「……」



P「〜〜♪」



ありす「ちょっとPさん」



P「どうしたありす」



ありす「今度のかくし芸大会ですけど…文香さんの芸は一体何なんですか!?」



P「は? ウミガメの産卵だけど」



ありす「あなたは何を考えてるんですか!? 変態なんですか!?」



P「ナニかな?」



ありす「はぁっ?」



P「わしはお前が何を言っとるのか分からんぞい」



ありす「何トチ狂った振りしてごまかそうとしてるんですか!! 腹立たしい!!」

P「うみゅ??」



ありす「とぼけても無駄ですよ。どうせあなたのことですから文香さんを介して何か良からぬことをさせようとしてるんでしょう!」



P「ほぇぇ……困るにぃ」



ありす「一々危ない人っぽいですよ」



P「危なくなんてないゆ? 正常極まってるにぃ!!」



ありす「そういうところなんですけど……」



P「うゆぅ」



ありす「とにかく私が言いたいのは文香さんにウミガメの産卵なんて真似を今すぐ取りやめてほしいということです! それくらい分かるでしょう」



P「ふん。論破した気になりやがって。小坊のくせに生意気なんだよ」



ありす「なっ! 今の発言は聞き捨てなりませんよ!!」

P「そんなこと言っても俺の耳には念仏だ」



ありす「は? 意味が分かりません。バカな振りをしても無駄ですよ」



P「無駄ではないでごぜーます!」



ありす「頭おかしいんですね」



ありす「とにかく、ウミガメの産卵なんてくだらないですよ。文香さんのイメージに沿うようなもっと知的な出し物を」







P「何だと!?!?!?」



ありす「!?」ビクッ



P「お前はウミガメの産卵という一つの生命の誕生を何だと思ってるんだ!? バカにしているのか!?」



ありす「なっ…! そんなことはないですけど。ただ、文香さんのイメージにそぐわないというか」



P「イメージ? そんなもん、文香は気にしてすらいないんだよ! あれを見てみろ!」



ありす「?」

文香「はぁぁぁん……/// どんどん溢れ出してきちゃうぅぅっ!」



文香「もう止められませんっ……!! こんなに、出てきちゃうんですからっ」



文香「どろどろしちゃいますぅっ……///」



文香「ああああんっ!!」











ありす「……!」



P「見たろ? あれが鷺沢文香だ」



ありす「文香さんが、あんなになってまで、必死になって……」



P「このかくし芸は鷺沢文香という1人のアイドルの真骨頂を見出すための、いわば彼女のステージだ。だからああやって必死にウミガメになって産卵を再現しようとしているんだ」



ありす「……」



P「あれが、お前の尊敬している文香ではないと言えるのか? 俺はいつもの頑張っている文香に見えるがな」



ありす「……すみません。私が間違っていました」



P「そうか。分かりゃいいんだ」

文香「ああっ!! 赤ちゃんがあっ/// 出てきちゃいますぅ……!!」









ありす「文香さんはああやって、自分のステージをモノにしようとがむしゃらに……少しでもおかしいと思っていた自分が情けないです」



P「そう。あいつはいつも全力なんだ。その姿が恥ずかしいなんて思うのか? 俺は思わないね。ただ美しいと思う」



ありす「……私っ、文香さんのために、あの人と同じステージに立つために!! ウミガメのスープを作ります! いえ、作らせてくださいっ!」



P「……お前にその覚悟はあるのか? 並大抵の覚悟では乗り切ることはできんぞ」



ありす「お願いします!!」



P「……よし。やってこい」



ありす「Pさん……!!」

こうして、文香はウミガメの卵の産卵を、ありすはウミガメのスープをひり出し、見事かくし芸大会においてダブル優勝を勝ち取った。



文香は変態の監督に見初められ映画の濡れ場を獲得し、ありすはロリコンとDに目を付けられストロベリークッキングアイドルとして番組を獲得した。



2人にウミガメのかくし芸を施したらしいPは片桐早苗に逮捕されかけたが、「いい加減にしろ! お前のような元警官おっぱいに捕まってたまるか! バカにするのもいい加減にしろよな!(大事なことなので2回)」と言いながら逃亡。現在はヘレンと共に世界レベルのアイドル、そして世界レベルのPになるためブラジルへ飛んでいるらしい。









文香「Pさん……私はいつまでも待ってますから」



文香「ううっ……///」



文香「Pさんから言われた1日1回の産卵は忘れませんよ……///」







めでたし!



08:30│鷺沢文香 
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