2017年02月07日

凛「未央とまゆとパジャマパーティー」

凛「布団このぐらいでいい?」



まゆ「大丈夫だと思いますよ。ふふ、リビングがお布団でいっぱいになっちゃいましたね」



凛「48時間不眠耐久レースでもする?」





まゆ「凛ちゃんお1人でどうぞ」



凛「冷たいなぁ…。さて、あとは買い出し係待ちだね」



まゆ「未央ちゃん遅いですねぇ。どこまで行ったんでしょう?」



バタンッ



未央「あーーっ!!寒いよ!寒かったよ!!」バタバタ



凛「あ、お帰り飲み物とお菓子」



未央「未央ちゃんです!」



まゆ「お部屋暖房つけてますから。はい、手を洗って」



未央「うあー、ほんとだ部屋の中暖かいよぉ…」



まゆ「飲み物とりあえず冷蔵庫に入れておきますねぇ」



凛「随分遅かったね。そこのコンビニじゃなかったの?」



未央「もうちょっと歩けばスーパーあるからそっち行ったんだよー。コンビニよりずっと安いし……ふわぁー…お湯が凍えた指先に染み渡るぅ…」ジャバジャバ



まゆ「未央ちゃんも戻ってきましたし、早速始めますか?」



凛「だね。ほら未央。早く脱いで」



未央「ちょいちょーい!自分で着替えるから引っ張らないで!」



まゆ「あ、未央ちゃん今日は黒なんですね」



未央「あれ、味方がいない?」



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凛「着替え出来た?」



未央「うん、お待たせー。ってスカート返してよしぶりん」



まゆ「はい、グラスここに置きますね?零さない様に気を付けましょうねぇ」



凛「それじゃ、いつもアイドル活動と学業両立お疲れ様ってことで」



未央「かんぱーい♪」



まゆ「かんぱーい」



凛「それにしてもパジャマパーティーやりたいなんて、未央にしてはまともな提案だったね」



未央「私にしてはって何さ!いつもイカれてるのはしぶりんの方でしょ」



凛「何を言ってるの?私がいつおかしなことしたっていうの」ブンブン



未央「まず現在進行形で私のスカート振り回してるし!」



まゆ「凛ちゃん危ないですよ?グラスに注意してくださいね」



未央「まゆちゃん加勢してよ!」



まゆ「ごめんなさい、まゆ、今日はツッコミ放棄するって決めてきたので」



未央「私だってツッコミ担当って訳じゃないよ!」



凛「何さ。まるで私がボケ担当みたいに」



未央「本気で凶行に走る人をボケとは言わないよ」



まゆ「ニュージェネはサイコとストッパーとデストロイヤーの3人組ですものねぇ」



凛「ちょっと待って。それ誰がどれ?」



未央「自覚症状ないんかい」

未央「いやさ、偶然3人オフが重なったじゃん。どっかに遊びに行こうかと思ったけど、たまにはこういうのもいいかなぁーって」



まゆ「まゆは大歓迎ですよ?こうやってのんびりお喋りしているだけというのも」



凛「フーン、これがパジャマパーティー?まぁ、悪くないかな」



未央「それ自分からネタにしちゃうんだ?」



凛「ふふっ、未央のミツボシ野郎ってネタを見習ってみたよ」



未央「言われたことないんだけど。え、どこで言われてるのそれ。vip?」



まゆ「アイドルという職業柄仕方ないのかもしれませんけど、ネットとかでまゆ達結構色々変なイメージつけられちゃってますよね」



凛「ああ、風評被害ってやつだね」



未央「私なんて『同級生を勘違いさせていそうなアイドル』とか書かれてたよ。失礼しちゃうよねー」プンスカ



凛「お、おう」



まゆ「せ、せやね」



凛「まゆもデビュー当初は『ヤンデレアイドル』とか言われてたもんね。ぷぷっ、ほんとはただのへっぽこなのにね」



まゆ「まゆぱんちっ」ペシッ



凛「いたっ」



まゆ「それこそ風評被害ですよ?まゆ病んでなんかいませんし、へっぽこでもポンコツでもないじゃないですかぁ」プンプン



まゆ「そうですよねぇ?未央ちゃん」



未央「ソ、ソウダネ」



まゆ「どうしてそこで視線を逸らすんですかぁ?」



凛「風評って言ったら一番酷いの私じゃない?やれ『クンカー』だの『犬』だの『変態』だの『ハナコが本体』だの」



まゆ「まぁまぁ、そんなのいちいち気にしていたらアイドルなんて務まりませんよ?」



未央「そうそう、いずみんやまきのんみたいに片っ端からスレをクラッキングしたりありすちゃんみたいに匿名でこっそり参加して片っ端から論破したりって出来るならいいけどさ」



凛「その対応のどうかと思うけどね」



まゆ「あまりきついこと言いたくないんですけど、ほんとにろくな人いませんねこの事務所」

未央「まゆちゃんのパジャマ可愛いね〜。猫柄ってなんだかまゆちゃんっぽくないけど」



まゆ「うふっ…この前みくちゃんとお買い物した時に買ったんですよ?みくちゃんが選んでくれたんです」



未央「へぇー、仲いいよねぇ」



凛「ああ、この前みくが着てたリボンが巻かれた包丁柄のパジャマ、あれまゆのチョイスだったんだ?」



まゆ「そうですよ、2人でお互いのパジャマ選んだんです」



未央「なんちゅー柄選んだのさ。ってかよく売ってたね」



凛「どこで買ったの?そんな珍妙なの」



まゆ「ファッションセンターしま[ズキューン]ですよ?」



凛「ああ、ファッションセンターし[バキューン]らね。納得」



未央「しまむーのご実家という噂もあったあの有名店だね」



まゆ「そう言えば、未央ちゃんのパジャマも随分可愛らしいですねぇ。オレンジ色の星模様ってところが何とも未央ちゃんらしいですけど」



未央「えへへ。やっぱ未央ちゃんと言ったらこの色、このマークでしょ?」



凛「ふふ、流石だねミツボシ野郎」



未央「微笑ましそうな笑顔で野郎とか言いなさんな」



まゆ「それにしても…」ジィー



未央「およ?ど、どしたのまゆちゃん」



まゆ「未央ちゃんのパジャマ姿って、なんだかエッチだなぁ…、って思いまして」



未央「何で!?普通じゃん!普通のパジャマじゃん!?」



凛「あ、なんか分かる。体のラインが出てる訳でも露出がある訳でもないんだけどね。…何なんだろ、この謎の色香は」



未央「えー…全然身に覚えがないんだけど。まぁセクシー担当として隠し切れないオーラがあるのかな?」



まゆ「セクシーじゃなくていやらしい、ですよぉ?」



未央「『歩くゼクロス』ぐらい不本意だよそれ!」











美波「ぴちゅんっ」プシッ



美波「うーん…どこかで忍者ライダーにされたような気が…」

まゆ「未央ちゃんはあれですね。寝相が悪くて寝ているうちにパジャマがめくれてお腹とか出しちゃうタイプですね」



未央「いやいや、別にそんなこと無いんだけど」



凛「え?でもこの前卯月の家にお泊りした時は…」



未央「あの時は2人が夜中に脱がしただけでしょーが!ほんとあの時は貞操の危機を感じたよ!?」



凛「卯月が相手ならノーカンだよノー姦」



未央「ちょっと今の発言文字にしてみてよしぶりん」



まゆ「お茶のお代わり入れておきますねぇ。未央ちゃん喉が渇いてるでしょうし」



未央「今度は絶対みくにゃんも連れてこよう。私1人じゃツッコミ追い付かないよ」



凛「速さが足りないね」



未央「情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ何もかも足りないしぶりんに言われても」



凛「聞き捨てならないね。これでも一応3代目シンデレラガールなんだけど」



まゆ「ファンの方々には凛ちゃんの普段のイカレコンチぶりは伝わってませんもんねぇ」



凛「まゆのへっぽこぶりもね」



まゆ「まゆぱんちっ」シュッ



凛「凛カウンター」ペチッ



まゆ「あいたっ」



未央「はぁー、お茶美味しい」





凛「で、パジャマパーティーって具体的に何するの?」



未央「このままダラダラお喋りしてたりお菓子食べたり?」



凛「それ、ちょくちょくやってるじゃん」



まゆ「ニュージェネはお互いのお家によくお泊りしてますけど、まゆはあんまりこういう事する機会無かったので結構ワクワクしてますよ?」



未央「うちの事務所ってみんな仲良いから割とお泊り会やってる娘多いみたいだね。まゆちゃんも今度から私たちのとこに混ざる?」



まゆ「そうですねぇ。まゆ、まだ命が惜しいのでちょっと遠慮しますね」



凛「失礼な。まるで私たちを危険人物グループみたいに」



まゆ「寝ている隙に脱がせにかかるのは十分危険人物ですよ」



未央「えっ、私ただの被害者なんだけど同類扱いなの?」

凛「なんだか私も喉渇いちゃったな。そこのグラス取ってくれない?」



未央「ほいさ」



凛「ありがと。ツッコミ疲れかなぁ」



未央「終始ボケっ倒しとるがな」



凛「ブフォッ!」



まゆ「わっ、きちゃない」



未央「ど、どうしたのさ突然!器官に入った?」



凛「ゲホッ、ゴホッ…!み、未央……これ、何買ってきたの…」ゴホッ



未央「えっ?いやだってしぶりんが「何か蒼!って感じの飲み物よろしく」とか無茶振りするからさ」



未央「かき氷のブルーハワイシロップぐらいしか無かったんだよ」



凛「10000歩譲って、せめて、薄めて」



未央「ほんとは青ペプシ探してたんだけど見つからなくってさ。仕方ない、これでいっか、って」



まゆ「さっき自分は常識人ぶってましたけど未央ちゃんも密かにブッ飛んでますよねぇ」



凛「げほ……うん、それは同意するけどさ。それをグラスに躊躇無く注いで持ってきたのはまゆだよね」



まゆ「凛ちゃんのことだから青ければ何でも良いかと思ったんですけど、案外まともでしたねぇ」



凛「まゆ、青じゃない、蒼だよ」



まゆ「あまりきつい事言いたくないんですけどだからどうしたっていうんですか」



未央「あーもう、シーツが真っ青になっちゃうよー」フキフキ



まゆ「ああ、これはもうシミになっちゃいますねぇ。明日芳乃ちゃんに頼んでハイパークロックアップしてもらいましょうか」



凛「その前にさ、出来ればもうちょっとマトモな飲み物、くれない?」



まゆ「あ、そうですねぇ」



まゆ「じゃあ、シロップ温めてきますね?」



凛「温度の問題じゃなくてさ」



未央「あはは、しぶりんベロ真っ青〜♪」



凛「舐めるよ?」

凛「トランプでもする?」



まゆ「トランプって、健全な小学生ですか」



未央「自分が普段不健全な自覚あるの?アイドルだよ私たち」



凛「そうやってまゆが文句言うと思って、ほら。他にも持ってきたよ」



未央「花札って」



まゆ「ルールわかりませんよぉ?」



凛「私もぶっちゃけ知らないけどカードゲームなんて大体同じでしょ、きっと」シュッ、シュッ



未央「誰1人としてルール知らないのに配り始めたよこの娘ったら」



まゆ「ルールどころか札の絵柄も意味も何一つわからないんですけど」



凛「まぁ、やってるうちに何となく理解するよ。じゃあ早速」



凛「私のターン。手札を1枚守備表示で。ターンエンドだよ」



未央「どれがモンスターカードでどれが魔法カードなのさ!」



まゆ「まゆのターンですねぇ。手札を2枚墓地に、1枚ドロー。えっと…このブリッツェンみたいなのを攻撃表示で」



未央「それきっとトナカイじゃなくてシカだと思うよ?しかも遊戯王形式で3人対戦ってどういうルール?」



凛「滅びのバーストストリーム!」



未央「やかましいわ」







まゆ「結局無難にモンハンになりましたね」バシュバシュ



凛「未央がワガママばっかり言うからね。麻雀もダメ、チンチロリンもダメ、Eカードもダメってさ」カンカンカキン



未央「何で全部ギャンブルなのさ」ザシュザシュ



凛「別にお金賭ける訳じゃないんだしさ。卯月がいたら「お金の代わりに血液でも賭けますか!」とか言ってたかもしれないけど」カンカンカキン



未央「そんなざわざわしそうなゲームやりたくないよ…。んでしぶりん。私らモンスターと戦ってるんだけど何してんの?」



凛「うん、採掘」



未央「まゆちゃんやっちゃえ」



まゆ「まゆちょっぷ」ペチ



凛「あたっ」



凛「ああ、もう。ピッケル折れちゃったじゃない…ボロピッケルしか持ってきてなかったのに」



未央「いいから早くこっちのエリア来てよ」



凛「うん…あ、でも、ちょっと待って。こっちにも何かモンスターがいて…くっ強い…!」



まゆ「ファンゴ1匹にボコボコにされてますよこの娘」



未央「よし戦力外だ。頑張ろまゆちゃん」

まゆ「こんなこともあろうかと事前にTSUTAYAに行っておいて良かったですねぇ」



未央「そだね。ほらしぶりん。いつまでもいじけてないでこっちおいで?」



凛「…」グスン



まゆ「モンハンでもスマブラでもSD戦国伝でも凛ちゃんフルボッコでしたもんねぇ」



未央「桃鉄でとうとう泣きだしちゃったもんね。もう、良い歳なんだからゲームで負けたぐらいでベソかかないの。あいさんじゃないんだから」



凛「…ないてなんかないし」



まゆ「お目め真っ赤ですよ?お顔洗って来たほうがいいんじゃないですかぁ?」



凛「…ぐすっ、ないてないけど、ちょっと、洗面所いってくる…」トテトテ



まゆ「タオルは一番上の棚ですからねぇー」



未央「あ、ゴジラ出てきたよゴジラ!」



まゆ「凛ちゃーん。ゴジラ出てきましたよー、早く戻ってこないと見逃しちゃいますよー?」



未央「ドカポンやらなくて正解だったね」









未央「いやぁ、意外と面白いね!」



凛「そうだね。ゴジラが空を飛べるなんて初めて知ったよ」



まゆ「うふ、どうですか?まゆのこのグッドチョイス」



未央「ほんとはどうせ「あ、もうシン・ゴジラがレンタルしてるんですねぇ」とか勘違いして借りてきたんじゃないの?」



まゆ「…………未央ちゃん、どこかで見てたんですか?」



未央「図星かーい」



未央「あ、ほら出たよ放射熱線!随分昔の作品のはずなのに迫力凄いね!」



凛「滅びのバーストストリーム!」



まゆ「やかましいです」







クキュー クキュルルー クギュゥゥゥ!



凛「ん、そろそろお腹空いたね」



未央「お菓子ならいっぱいあるけど、ちゃんとご飯食べたほうがいいよねやっぱり」



まゆ「簡単なものでよければ、まゆ作りますよ?」



凛「手伝おうか?」



まゆ「いえいえ、まゆのお家ですし、この中で一番女子力高いのも花嫁スキル高いのもまゆですから」



凛「くっ…!」



未央「一番スタイル良いのは未央ちゃんだけどねぇ♪」



凛「くぅっ…!



凛「…あ、でもこの中で一番髪長いのは私だよ?」フフン



未央「だからどうしたの」

まゆ「出来ましたぉ。テーブル用意してもらっていいですか?」



未央「がってんだー」



凛「良い匂いだね。なに?」



未央「子羊の背肉リンゴソース掛けとか?」



凛「腸ブチ撒けた後にお腹の調子が治りそうな料理だね」



まゆ「簡単なものって言いましたよねぇ?」コトッ



未央「わっ、焼きうどんだ!」



まゆ「冷蔵庫の余りものですけどね」



凛「女子力高いねまゆ。普通の女の子みたい」



まゆ「まゆのどこが普通じゃないって言うんですか。変人代表3代目さん」



凛「ちょっと、シンデレラガールの称号は346プロ今年度最優秀変人賞じゃあないよ?」



未央(どちらも否定出来ないなぁ)



まゆ「ま、いいです。冷めないうちに食べましょう?」



凛「そうだね、ほら食べるよ未央。これ焼きうどんって言うんだけど、知ってる?」



未央「私つい十数秒前に「焼きうどんだ」って言ったよ!?」



まゆ「はぁい。それではこの世の全ての食材に感謝を込めて」





蒼三星紅「「「いただきまーす」」」





凛「はふふっ、あふ、あふひっ」ホフホフ



未央「湯気でユラユラ踊る鰹節が、もうそれだけで「あ、コレは絶対美味しい」って感じだよね。…はふっ、やっぱりおいひぃ」モキュモキュ



まゆ「豚バラとキャベツしか具になりそうなものが無くて、こんなシンプルになっちゃいましたけどね…はふふっ」



凛「うん、お醤油の焼けた匂いが胃と舌にすっごく響くよ…何でこんな醤油の焼ける匂いってクるんだろうね」



まゆ「きっとあれですよ。日本人のドナに刻み込まれているんじゃないですか?」



未央「…」カキカキ



未央「まゆちゃんまゆちゃん、これ読んでみて?」



『DNA』



まゆ「ドナ」



凛「プッ、何言ってるのまゆったら。ほら、マグロの目玉とかによく含まれてるって言うじゃない」



未央「それはDHAだからね?ねぇ…2人とも学校の成績大丈夫?」



凛「何言ってるの。これでも結構優等生な方だよ?毎回ちゃんと補修クリアしてるし」



まゆ「『Pさん』って科目があったらまゆ、全国模試でも1位撮れる自信がるんですけどねぇ」



凛「ふふ、そんなのあったらきっと1位は私だよ」



まゆ「はいぃ?」



凛「あん?」



未央「はいはい、お箸構えないのおバカさん達。ご飯食べたら勉強会だね」

凛「ふぅ、ご馳走様」



未央「美味しかったね〜。ありがとまゆちゃん」



まゆ「どういたしまして」



まゆ「お皿洗ってきますねぇ」



未央「あ、それぐらいやるよー?」



まゆ「すぐに終わりますから大丈夫ですよぉ」



凛「ご飯作って貰ったんだし、後片付けぐらいはこっちでやるよ」



まゆ「じゃあお願いしますね」モゾモゾ



凛「え、何で私には容赦ないの?」



まゆ「洗い物が済んだら冷蔵庫の中に柿が剥いてるんで持ってきたくださいね」



未央「やった!デザートだね」



凛「まったくもぅ…うわっ台所寒っ!」



凛「えっと、スポンジ、スポンジ…この際アッキーでもいいんだけど」



未央「いい訳あるかぁ」



まゆ「三角コーナーの上に置いてますよ」



凛「ん、あったあった」ジャー ザバザバザバパリンッ



まゆ「ちょ、今不吉な音がしたんですけど」



未央「しぶりーん、あとお茶のおかわりもお願ーい」



凛「マッテローヨ」ジャブジャブジャブパリンッ





未央「ん〜♪この柿甘っ」



凛「ほんとだ、何の努力もせずにそのうち就職できると思ってるニートの考え方ぐらい甘いね」モキュモキュ



まゆ「凛ちゃんは食レポ絶対やらない方がいいですねぇ」ハグハグ



まゆ「あ、そこの段ボール、中身蜜柑なんでご自由にどうぞ?」



未央「わーい。やっぱ冬は蜜柑だよねぇ」



凛「つい食べ過ぎて蜜柑でお腹いっぱいになったりするよね」



まゆ「ありますねぇ」



凛「剥きすぎて指が蜜柑色になっちゃったり」



未央「あるある」



凛「そのうち剥くのが面倒臭くなっちゃってハナコに剥いてもらったりしてさ」



未央「そんなん渋谷家だけだよ」

まゆ「さて、そろそろ寝ましょうか」



凛「え、もう?」



未央「まだ夜3時だよ?」



まゆ「いや、もうそんな時間なんですから寝ましょうよ」



まゆ「電気消しますね」パチッ



未央「うひゃっ、真っ暗になっちゃったよー」



凛「何も見えない…枕、枕どこだっけ」フニョッ



まゆ「ひゃ!ちょっ、それはまゆですよぉ?」



凛「あ、ゴメン。じゃあこっちかな?」ワシャワシャ



未央「こっちは未央ちゃんだよ!ちょちょっ!未央ちゃんだってば!パジャマめくるなぁ!ブラに手ぇかけんなぁ!」



凛「いや、枕見えないからもう未央を抱えて寝ようかと」



未央「ごめんまゆちゃん一回電気つけて?この凶犬縛っておかないと安眠出来そうにない」



まゆ「リボンと手錠、どっちにします?」パチッ



凛「またまた、2人して冗談ばっかり」



未央「めんどくさいからお布団の上からグルグル巻きにしよっと」ゴロゴロ ギュッギュッ



凛「あれ、本気だ」



まゆ「太巻き寿司みたいになっちゃいましたね」



凛「あの、微動だに出来ないんだけど。この状態でもし催したらどうすればいいの?」



まゆ「朝まで我慢してくださいねぇ」パチッ



未央「んじゃ、おやすみー」



凛「お願いします。何も悪戯しないから解いてください」



まゆ「最初からそうやって素直に言ってくれればいいんですよ?」シュルシュル



凛「ごめんごめん、卯月がいないからさ、てっきり刺激が足りないかと」



未央「普段から別に刺激は求めて無いんだからね?」



まゆ「明日、というかもう今日ですけど、今日もお仕事なんですから。ちゃんと寝ましょうねぇ」



凛「うん、おやすみ」



未央「おやすみー」



まゆ「おやすみなさい」



凛「…」



凛「ねぇ」



まゆ「はい?」



凛「またやろうね、こういうの」



まゆ「うふ、いいですよ?何だかんだで楽しかったですし」



未央「しぶりんがもうちょい自重してくれるならねー」



凛「うん、それじゃあまた」







凛「週5ぐらいでいいかな」



まゆ未央「「多い」」



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凛「てな感じでね。楽しかったよ」



みく「にゃあ」



未央「目が覚めたらしぶりんこっちの布団の中に入ってきてるんだもん。さみしんぼなの?」



凛「そんなことないよ。きっと未央は脂肪が多くて暖かかったんだよ」



未央「なんだとぉー」



みく「にゃあ」



まゆ「またやりましょうねぇ」



未央「今度はしぶりんか私の家でやる?」



みく「にゃあ」



まゆ「…どうしたんですかみくちゃん。さっきからハイライトさん休業してますけど」



みく「にゃあ」



未央「あ、白髪あるよみくにゃん」ブチッ



みく「んにゃ」



凛「何か凄く疲れてるみたいだね…はい、カツオブシ食べる?」ズボッ



未央「せめて削ってあげようよ」



みく「ふゃふぁ」



まゆ「あ、ここにも白髪」プチッ











卯月「パジャマパーティー楽しかったです!」



ちひろ「へぇ、凛ちゃん達とは別に卯月ちゃんもしたんですね。どうでした?親睦は深められました?」



卯月「ネコドルはベッドの上でもネコだっていうのがわかりました!」



ちひろ「何やらかしたんですか」











芳乃「おーわーりーでしてー」



モバP(以降P表記。つまり世界よ)「え、出番これだけ?」



22:30│渋谷凛 
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