2017年02月14日

佐藤心「飛鳥ちゃんって絶対授業真面目に受けてないでしょー♪」

心「数学のノートとか絶対まっさらでしょー☆」



心「いや、わかるよ♪ 学校の授業ってぶっちゃけつまんないもんね☆ 先生の声が催眠音波に聞こえるもんね☆」



飛鳥「………フッ」





飛鳥「それはどうかな」ニヤリ



心「なにっ!?」



飛鳥「これがボクの数学のノートさ」バーン!



心「こ、これは……かなり丁寧だとぉ!?」



飛鳥「そう……確かに授業は退屈なときも多いけれど、だからこそ板書の内容をいかにノートに落とし込むかはいい暇つぶしになるのさ」



心「まさか貴様、トラップカード『一見不真面目そうに見えて実はちゃっかり授業を聞いてるいい子ちゃん』を発動させていたのか!? ギャップ萌えか!」



飛鳥「なんとでも言うがいい。この勝負、ボクを見切れなかったアナタの敗北だ」



飛鳥「数学のノートで、ダイレクトアタック!」



心「ば、バカなーーー!!」







LP4000→0







梨沙「………なにやってんの? アンタたち」



飛鳥「決闘の真似事、かな。正直ボクも心さんのノリに付き合っただけだ」



心「梨沙ちゃんも混ざる? 乱入ペナルティはライフ2000ポイントだぞ☆」



梨沙「なんで遊戯王なのよ」



心「ド ン ☆」



梨沙「理由になってないし! 説明する気ないでしょ!」



飛鳥「まあ、理由のない思いつきから生まれたものだろうしね」









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心「けど、飛鳥ちゃんがノート真面目にとってる事実には本気で驚いたわ……てっきり授業中は屋上で昼寝しているものかと」



飛鳥「そんな堂々としたサボりが認められるわけないだろう。ただでさえ、アイドルだということで目立ちがちなのに」



梨沙「飛鳥は結構勉強できるわよね。アタシもたまに宿題教えてもらうし」



心「あー。そういえば、冬休みの宿題とか手伝ってあげてたような気がする♪ 偉いぞ飛鳥お姉ちゃん☆」



心「いやー、はぁともタイミングがよければ教えてあげてたんだけどなー♪」



梨沙「その時横でプロデューサーとちひろと一緒に人生ゲームやってたのは誰だったかしら」



飛鳥「3人とも、童心に帰ったかのように盛り上がっていたね」



心「あ、あれ? そうだったっけ? 細かいことは忘れてけ?」



梨沙「まったく……どっちがオトナなんだかわからないわ!」



心「しょぼーてぃー」



梨沙「やっぱりこの中ならアタシが一番オトナよね〜♪」



飛鳥「フッ、それはどうかな」



梨沙「アンタそれ気に入ったの?」







心「というか、今思い出したけど。梨沙ちゃんも普通に学校の成績いいんだっけ」



梨沙「トーゼン! だってテストができたらパパが喜ぶもん!」



梨沙「それにアタシ、頭いいし!」



心「ぐぬぬ……まさかキミ達、学校ではいい子ちゃんだったのか!」



飛鳥「それはどうかな」



梨沙「飛鳥、さっきからそれしか言ってなくない?」



飛鳥「今のは狙ったわけじゃないんだけどな……事実、『いい子ちゃん』とは言い難いよ。ボクは」



心「そんなこと言っても、別に悪さしてるわけじゃないんでしょ? 屋上で授業フケたりとか、クラスメイトと取っ組み合いの喧嘩したりとか」



飛鳥「それは経験談なのかい」



心「んっふふ〜♪ 乙女の秘密だぞ☆」



梨沙「乙女ねえ……今さらツッコむ気もしないけど」



心「とにかく、飛鳥ちゃんも梨沙ちゃんもそれなり以上に勉強してるわけでしょ? はぁととしては肩身が狭いから、誰か仲間が欲しいなぁ♪」



心「誰か来ないかなぁ♪」





ガチャ





ありす「おはようございます」



心「うわ、真面目の権化みたいな子が来た! 浄化されちゃう☆」



ありす「……なんなんですか? いったい」





晴「うーっす。なんか朝から騒がしいな」



心「おっ、仲間っぽい子来た! はるちーん☆ はぁと達仲良くしような☆」スリスリ



晴「うわっ!? いきなりなんだよ気持ち悪い!」



梨沙「あー、でも晴は確かにそっち側かも」



飛鳥「あぁ」



晴「よくわかんねえけど、お前らなんかオレをバカにしてないかっ!」



心「晴ちん、ユニット名は『サン☆サン☆スウィーティー☆』でいい?」



晴「なんでユニット名まで考えてるんだよっ!」



ありす「……話についていけません」



梨沙「アタシたちもユニット名考えてみる? ありすと飛鳥とアタシだから……」



飛鳥「リヴァイアサン」



ありす「すごく強そうですけど『イ』と『ン』はどこからでてきたんですか」



飛鳥「NINOMIYAのNとIを使えば作れなくもない」



ありす「あ、なるほど……『リ』と『ヴァ』と『サ』は梨沙さんの名前を使えばいいですし、ということは『ア』が私の」



飛鳥「『ア』は飛鳥のアだね」



ありす「私いらないじゃないですか!」



飛鳥「さすがに冗談だ」クス



ありす「もうっ」



梨沙「飛鳥ってたまに冗談言うわよね」







心「てな感じで、みんなが案外ちゃんと勉強してたってわけよ☆」



P「なんだかんだ、そのあたりはきっちりしている子が多いですからね」



心「学生時代に不真面目やってた身からしたら、まぶしいわあ、ホントに♪ はぁとのオトナとしての威厳がピンチだぞ☆」



P「ははは。確かに、心さんじゃ子供たちに勉強教えるのは難しそうですね」



心「むう〜。そんなこと言われると、それはそれでイラッとくる♪」



P「じゃあ、何か教えられるんですか?」



心「ほら! 恋の授業とか☆」



P「ええ?」



心「なんだよその反応! シュガーハートなんだから恋のレッスンできるに決まってるでしょ!」



P「本当かなあ」



心「じゃあ実践してあげる♪ いいですか、まずは静かにじっと互いの目線を絡ませるところから始めます」



P「はあ」



心「ほら、いいからこっち見ろ☆ 目そむけんなー☆」



P「わかりましたよ」



P「………」



心「………」



P「………」



心「………」





心「な、なんだかこっぱずかしいね……あはは……」テレテレ



P「そうですね……」テレ











梨沙「なーんか、うまくダシに使われた感じがする」ジーー



飛鳥「学校の勉強はともかくとして。確かに賢いね、心さんは」



ありす「あ、あれが大人の攻め方……」



晴「いや、言うほど大人か? お互いめっちゃ照れてるぞ……」



梨沙「こうなったら、アタシたちも恋のレッスンするわよ!」



晴「ええー?」



ありす「悪くないですね。私も賛成します」



飛鳥「おや。ありすも乗り気のようだね。ふふっ」



晴「……その顔。実は飛鳥も乗り気なんじゃねーの?」



飛鳥「………」



飛鳥「フッ。それはどうかな?」



梨沙「アンタやっぱり気に入ってるでしょソレ」







おしまい



22:30│佐藤心 
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