2014年05月30日

十時愛梨「私、あざとくない!」

のんびりと書いていきます



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愛梨「Pさーん!」





P「んっ、どうした?」



愛梨「ちょっと聞きたい事があるんですけど...」



P「ああ、俺が答えるれる事なら答えるけど」



愛梨「その...」







愛梨「私、あざといんですか?」







P「はっ?」



愛梨「どうなんでしょうかPさん!」ズイッ!



P「近い近い...まあちょっと離れてくれ...」

愛梨「今ですね、事務所のパソコンを借りて調べ物をしてたんですけど...」



P「ああ、さっきから隅っこでカチカチやってたな、調べ物は上手くいったのか?」



愛梨「はい、これで課題もバッチリです!」



P「そうかそうか、よかったな愛梨」ナデナデ



愛梨「えへへへ♪ありがとうござい...もう!じゃなくって!」



P「じゃなくて?」



愛梨「調べ物が終わった後に、なんとなく自分の名前を検索してみたんです」



P「ほうほう...」



愛梨「そうしたらですね、私の名前の後の候補に『あざとい』っていうのが出たんです!」



P「あー...」



愛梨「なんなのかなって思って調べてみたら...」







『とときんのあの振る舞いは狙ってやってるだろ』



『あれどう考えても計算』



『実は事前に色々考えてる』



『とときんのあざとさはムラムラする』







愛梨「みたいなのがいっぱい出てきたんです!」

P「なるほどなぁ...」



愛梨「私、周りからそんな風に思われてたなんて知らなくて...」



愛梨「狙ってるつもりも計算もしてないのに...」



愛梨「そういう声を聞いたらなんだかすごくショック受けちゃって...」



P「まあちょっと待て、少し落ち着け」



愛梨「でも...」



P「シュークリームだ、食べろ」



愛梨「はむっ...んんっ...」モグモグ



P「美味しいか?」



愛梨「んぐっ...はい、とっても美味しいですね♪」



P「ほら、口の周りがベトベトになってるぞ」フキフキ...



愛梨「んむっ...すみません...」



P「よし、綺麗になった」



愛梨「ありがとうございます、Pさん♪」



P「愛梨、ちょっといいか?」



愛梨「なんですか?」



P「ていっ、チョップ」ペシッ



愛梨「きゃあんっ!」

P「こいつめ、これでもか」ムニムニ...



愛梨「いひゃい、いひゃいでふ〜!」



P「よし、こんなもんかな」



愛梨「なにするんですかぁ?」



P「愛梨、約束したの忘れたのか?」



愛梨「約束?」



P「やっぱり忘れてるな...自分のことをネットで調べたりしないって約束しただろ?」



愛梨「あっ...」



P「いいか愛梨?お前は人気アイドルなんだ、世間の注目を集める身だ」



P「そうなると当然お前の事を良く思う人だけじゃない、悪く思う人も出てくるだろう」



P「特にネットだと愛梨の事をよく知らずに悪口やウソの情報を書き込まれる事だってある」



P「愛梨は優しいからきっとそういうのを見るとショックを受けてしまう、だから調べないようにって言ったんだよ」



愛梨「Pさん...」



P「わかったか?」



愛梨「...はい」

P「まあ自分の事を調べたくなる気持ちもわかるけど愛梨のためなんだ、我慢してくれ」



愛梨「ゴメンなさい...」



P「ああもう...そんなに落ち込む事はないだろ?次からは気を付けてくれればいいだけだ」



愛梨「でも...」



P「代わりに俺が愛梨のいいところをいっぱい教えてやるから、なっ?」ナデナデ



愛梨「...本当ですか?」



P「本当だよ、俺がウソをついた事あったか?」



愛梨「...ありません」



P「だろ?だから元気出せ」



愛梨「えへへ...はい!」



P「ほら、シュークリームもう一個食べるか?」



愛梨「食べます!」



P「それじゃ、あーんしろ」



愛梨「あーん♪」パクッ



P「どうだ?」



愛梨「んふふふ、美味しいです♪」

P「こら、また口についてるぞ」フキフキ...



愛梨「えへへ...ゴメンなさい♪」



P「まったくお前はいつまでたっても...」



愛梨「Pさーん♪」ギュッ



P「なんだ?」



愛梨「いつも私の事を見ててくれて、ありがとうございます!」



P「そうだなぁ、愛梨は危なっかしいからいつも見てないと心配だからな」



愛梨「そんなことありませんよー、私しっかりしてます!」



P「でもこの間だって、ライブの後にスタッフさんたちの前で衣装を脱ごうとするし...」



愛梨「あ、あれは...ライブで暑かったから...」



P「今だって口にクリーム付けてるしなぁ...」



愛梨「た、たまたまですよ〜!」

P「それに他にもいろいろとあるぞ、先週も...」



愛梨「もう!Pさんひどいです!」プンプン!



P「だけど本当の事で...」



愛梨「ふんっ!」プイッ



P「あれ?怒ったのか?」



愛梨「ふーんだ!」



P「愛梨、おーい愛梨?」



愛梨「んっ!」プイッ



P「なんてこった...愛梨に嫌われてしまったのか...」



愛梨「....」チラッ



P「愛梨が口を聞いてくれないなんて...グスッ...さみしいなぁ...」



愛梨「Pさん...」



P「うっ...うぅぅ...」



愛梨(な、泣いてる!?)



愛梨「だ、大丈夫です!嫌いになんてなりません!」



P「本当か?」



愛梨「はい!だから泣かないで...」



P「それならよかった」スクッ



愛梨「あ、あれ?あっ!騙しましたね!?」



P「すぐひっかかるな愛梨は」



愛梨「ひどーい!」ポカポカ...

P「ほらな、愛梨は純粋で優しいからこんな感じですぐに人の言う事を信じちゃうんだ」



愛梨「むぅぅ...」



P「下手したらウソの情報を信じて、ひどい目に遭うかもしれないんだぞ?」



愛梨「うーん、言われてみればそうかも...」



P「だけど、それでも自分の評判が気になるんだったらまずは俺に相談しなさい、いっしょに見てあげるからな」



愛梨「えへへ、Pさんといっしょなら安心ですね♪」



P「ちなみに、他にどんな事が書いてあったんだ?」



愛梨「えっと...『とときんのおっぱいって本物?』とか...」



P「そんな事が書いてあったのか?ひどいな...」



愛梨「『実はすごく垂れてる』っていうのも...」



P「ひどいデタラメだな、気にすることないぞ」



愛梨「私のおっぱい、なにもいじってないし垂れてもないのに...」



P「その通りさ、愛梨のおっぱいはすごく綺麗じゃないか」



愛梨「本当にそう思いますか?」



P「ああ、とっても柔らかいし素敵だよ」



愛梨「ありがとうございます♪」



P「ブラジャーを外したときだって形が整ってたしそれに綺麗なピンク色の...」



愛梨「もう!恥ずかしいですよ♪」

P「他には?」



愛梨「うーんと...『腹黒い』っていうのも...」



P「腹?昨日見た時は黒くはなかったな、スベスベはしてたけど」



愛梨「それに...『実は男をとっかえひっかえしてる』とか...」



P「へぇ、知らなかったよ、愛梨にそんなことができたなんて」



愛梨「違います!私、男の人と付き合ったことなんてないですっ!」



P「そうだったのか?」



愛梨「そうですよぉ!信じてくれないんですか?」



P「いや信じるよ、愛梨はそんな子じゃないもんな」



愛梨「えへへ、はいっ♪」



P「これでわかっただろ?そんな書き込みなんてみんなウソだ、気にする事はないんだよ」



愛梨「ふふっ、そうですね」



P「もう大丈夫だな?」



愛梨「はい!Pさんが私のいいところを全部言ってくれましたから♪」



P「当たり前だろ、俺はお前のプロデューサーだぞ?」



愛梨「Pさん♪」チュッ

P「こら、愛梨...」



愛梨「Pさん、Pさん♪」チュッ チュッ チュッ...



P「まったくお前は...」ナデナデ



愛梨「今日はいっしょにお風呂入りましょうね♪」



P「ああ、いいぞ」



愛梨「えへへ、愛梨がいーっぱいご奉仕します!」



P「....」



愛梨「なんですか?」



P「いや、今のセリフはちょっとあざとかったなと思ってさ...」



愛梨「えぇーっ!?ひどいですよー!」



P「いやいや冗談だよ、愛梨は本心から言ってるんだもんな」



愛梨「そうですよ、Pさんの事をキレイにしてあげたいんです♪」



P「優しいなぁ愛梨は...」ギュッ



愛梨「んっ...」











ちひろ「.....」カタカタ...



飛鳥「...ちひろさん、あれは...」



ちひろ「えっ?ああ、気にしないでください、気にしたら負けです」

愛梨「Pさん♪」ギュウウウウウ



P「愛梨...」







飛鳥「いや、だがあれはその...情熱的というかなんというか...」



ちひろ「私には何も見えません、気にしない気にしない」カタカタ...







P「また愛梨の作ったケーキが食べたいな」



愛梨「いいですよ、Pさんが食べたいのならいくらでも作っちゃいます♪」



P「おっ、ありがとう」



愛梨「ついでに...愛梨の事も召しあがっちゃいます?なんて...い、言っちゃったよ〜...」カアァァァァ



P「愛梨はエッチだなぁ」



愛梨「そんな事ないですー!あっ、でもなんだか身体が熱くなってきたかも...」



P「こーら、ここで脱いじゃダメだ、脱ぐなら帰ってからだ」



愛梨「はーい♪」









飛鳥「ああ、ボクにもなんとなくわかったよ...」



ちひろ「でしょう?突っ込むだけ無駄です」



飛鳥「そのようだね、だがとりあえず言える事は...」











ちひろ・飛鳥「とときんマジあざとい」









おわり



17:30│十時愛梨 
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