2014年05月31日

モバP「その髪ってくせっ毛?」




幸子「また藪から棒ですね」



P「ちょっと気になってな、いつも髪の毛ハネてるだろ?それとも寝癖か?」





幸子「そんな訳ないじゃないですか、コレはセットしてるんですよ」



P「へー」



幸子「全くそんな事も解らないんです?このカワイイボクが癖をそのまま放置する訳が無いでしょう」



P「わざわざそのハネ返りをセットするのも良く解らんがな」





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幸子「ソレ(Pヘッド)かぶってる人に言われたくないですよ」



P「これはプロデューサーの常識であり嗜みでもあるのだ」



幸子「意味が解りません」



P「お前もプロデューサーになれば解る」



幸子「いやなりませんし…夏とか熱くないんですか?」



P「冷暖房空調機能完備で抜かりなし」



幸子「無駄すぎます」

P「まあ俺の事などどうでもいい」



幸子「どうでもいいで流せるほど軽くも無い性能な様な…」



P「それよりその髪触ってみてもいいか?」



幸子「っ!!何ですか!!!幾らボクがカワイイからってそういうのは駄目ですよ!!」



P「そ、そんな大きな声だすなよ、驚くだろ」



幸子「セクハラは駄目です!!」



P「え…セクハラになるの?」



幸子「そうですよ!髪は女の命という言葉を知らないんですか!!」



P「そっかー」

P「じゃ仕方ないな他当たるよ」

スタスタ





幸子「で、ですけどここで断ってしまってはPさんのそんな浅ましい衝動の行き場が無くなってしまいます」



幸子「これではPさんの健康によろしくないですしちょっとだけ同情もしてしまいますよ」



幸子「…だから仕方ありませんね!これでもボクは空のように心が広く海の様に深いので特別に触らせてあげるのを許可してあげましょう!」



幸子「もし他の子に頼んだりしたら塀の中ですよ?心の広いボクだけだからですからね?」



幸子「あなたはボクの…?あれ?Pさん?」













………

……







P「……………」



輝子「……………」

P「……………」



輝子「……………」



P「……………」



輝子「……………」



P「……………」



輝子「……………フヒッ」



P「……………」



輝子「(さっきから…Pが見てる、私を見てるぜ…フフフ…)」



P「……………」



輝子「(…でも、何も言わない…何故見てるだけ…?)」



P「…………」



輝子「(あ…そうか、きっとこれは目と目で通じ合うって奴だな)」



輝子「(いいぜ、こういうのもトモダチらしいしな…バッチこいだ)」



P「なあ輝子、一つ聞いていいか」



輝子「フヒ?」



P「うん?どうした?」



輝子「違った…やっぱり私じゃPの気持ちは解らない…やっぱぼっち…フ、フフフ…ヒヒヒャッ」



P「いきなりライブモードにならないでくれ、髪の毛で聞きたい事があるだけだから落ち着け」



輝子「ッハー……髪?」



P「うん髪、輝子って髪の毛凄い量だなーって見てて思ったんだけど」



輝子「あ、ああ…そんな事だったのか…」



P「手入れとか大変じゃないか?」



輝子「いいや、そうでもない」



P「でもそんだけ長いと洗うのも大変だろ」



輝子「…なれた…小さな頃からこうだしな」



P「そっかー」





P「しかし乾かすのも一苦労しそうな感じだよなー」



輝子「平気だってば…それに伸ばしてる理由もあるんだぜ?」



P「ほう、理由まであるのか」



輝子「そう理由があるんだ…秘密だけど」



P「何だ教えてくれないのか」



輝子「いやPはトモダチだから教えてもいい…聞きたい?」



P「そりゃまあ…そう言ってくれるなら、知りたい」



輝子「……………」

ニヤニヤ



P「(嬉しそう)」







輝子「フ、フヒッ…二人だけの秘密…トモダチっぽい…フフフ…」



P「せやな、でどんな秘密なんだ?それと良かったらだけど髪の毛を触らしてくれたら」



輝子「苗床」



P「…えっ?」



輝子「私の髪はな…きのこの苗床だ…」



P「……………………」



輝子「フヒヒ…キノコ、いつも一緒だぜ」



P「………………」

ススススス



輝子「P?どうして離れるんだ?」

P「え?気のせいじゃないか?」

ススススス



輝子「…それと触りたい…か…フヒッ」



P「ははははは」



輝子「いいぜ、スキンシップも友情の証だ…ちょっと恥ずかしいけどPなら…」



P「じゃあ俺用があるから、またな!」

タタタタタタ



輝子「あっ」







輝子「…………………」



輝子「遠い………友達なのにPが遠い…」



輝子「ふひひ…ぼっち……また、ぼっち……」



輝子「冗談だったのに…な」



輝子「馬鹿…」







………

……







P「思わず逃げてしまった…悪い事しちゃったか?」



P「(でも苗床は流石になあ)」



小梅「…あの」



P「わっ」



小梅「あ、ご、ごめんなさい」



P「こ、小梅か…びっくりした」



小梅「…どうかしたの?」



P「いや何でも………ん」



小梅「…………」



P「……………」



小梅「…え、えっと?」



P「……………髪」



小梅「?」

P「(鬼太郎ヘアーなアシンメトリー且つショートカット)」



P「(一見ボーイッシュ、男の子に見えなくも無いかもしれん…小梅は勿論女の子だけど)」



P「(うん、この前髪も触ってみたい…かき上げて目を見たい…)」



小梅「あの……そんなに見ないで…はず、恥ずかしい…」



P「かわいい」



P「(幸子も輝子も上手くいかなかったが…小梅ならたぶんいける!)」



P「なあ小梅、ちょっといいか?」



小梅「は、はい」



P「その髪ってちゃんと前は見えてるのか?」



小梅「…見えてる、よ」



P「そうか、ならいいけどひょっとしたら見えてないて思ってさー」



P「(よしさり気なくここで髪にタッチだ)」

スッ



小梅「っ…」

ヒョイ



P「えっ」

スカッ









小梅「…………」



P「……………」





P「……………」

スッ



小梅「……っ」

ヒョイ





P「………………」



小梅「……………」





P「……………」

スッ



小梅「……っ」

ヒョイ









P「何で避けるの?」



小梅「な、何で触ろうとするの?」

P「何となく、じゃ駄目か?」



小梅「………………駄目」



P「そこを何とか」



小梅「…駄目」



P「……………」



小梅「……………」



P「そうか小梅は俺が嫌いか…それならしょうがないよな…」



小梅「あ…ち、違う…!そんな事無い…です」



P「本当か?じゃあ触らしてくれよなー頼むよー」



小梅「う、うぅ…でも…」



P「ほらほらほらほら」



小梅「…か、顔は……駄目なの……幾らPさんでも…見られちゃったら………」



P「いいじゃないか減るもんじゃないし」

小梅「駄目ぇ…」



P「へ、へへへへへ…もう後ろは壁だ、逃げ場は無いぜ」



P「(いかん、楽しい、小梅を泣かしたり困らす奴は地獄行きと思ってたが)」



小梅「ば、馬鹿…意地悪…!」

ポカポカ



P「効かんな、むしろ回復しそう」



P「(こうして小梅の困り顔を見てるのはその…ふ…ふ、ふひひ★)」



小梅「ううぅ…ばく、爆発…爆発しちゃ………?」



「………………」



P「…ん?どうし」

ガンッ!



「イエスロリコンノータッチ」



P「」

バタッ



小梅「…あ、ありがと」



「………………」



小梅「でも…ちょっとやりすぎ…Pさん大丈夫かな…?」



P「」



あの子「イタクナケレバオボエマセヌ」



P「…………うっここは一体?」



???「……………」



P「…ん?お前は」





幸子「気がつきましたか」



P「幸子?」



幸子「ええカワイイボクです」



P「俺はどうしてたんだ?記憶が曖昧なんだ」



幸子「いいから今は動かないで下さい」



P「しかしだな…」



P「(ここは事務所で…ソファーだな、そして幸子を見上げている、だから俺は横になってて…幸子が俺に…)」



P「膝枕?」



幸子「…やれやれ、今頃気付くんですか?」



P「えっいやその」



幸子「このボクの膝枕なんですから、気付いたのならもっと味わってください」

P「ええっと…まだ状況が掴めないんだが」



幸子「廊下で倒れてるPさんをここまで小梅さんと輝子さんと運んできたんです」



幸子「全く、体調管理くらいしっかりして下さい」



P「そうだったか…じゃなくて、そうじゃない、俺は何故お前に膝枕をされてるんだ」



幸子「…ボクにこうされてるのが不満ですか?」



P「そういう訳じゃない、何故こうなってるのかと」



幸子「不満ですか?」



P「………………」



幸子「………………」



P「いや、嬉しいな」



幸子「ふふっ」

幸子「嬉しいのなら何よりですね、こうして介抱してあげてるんですから…感謝して下さい」



P「つまりお前が倒れた後の様子を見ていてくれてたのか…ありがとうな」



幸子「…っく!ふ、ふふん、いい返事ですね!褒めてあげます!!」

ナデナデ



P「撫でるのは止めてくれ、で、解った事だしそろそろ動いて」



幸子「駄目です」

グイッ



P「おわっ」



幸子「こうされて嬉しいんですよね?ならこのままでいいじゃないですか?」



P「………………」



幸子「さっきも言いましたがこのボクの膝枕ですよ?むしろそれ以外の事を考えるのが無礼なんです」



P「………………」



幸子「今は、ボクの事だけを、考えていればいいんです」

P「(普段は流してるがこうして受け止めざるを得ない状況だと)」



幸子「髪の毛の事も聞きましたよ皆に聞いて回ってたたそうですね」



P「(自信の裏返しなのか、自信があるからこそなのか)」



幸子「確かに一度ボクは断りましたけど…だからと言ってすぐに諦めて他に走るってどうなんですか、もっとすがって下さい!」



P「(依存性が高いな幸子は…髪の毛とか言うんじゃなかったかも)」



幸子「節操が無いです、もう…ボクのプロデューサーなのに…聞いてますか?」



P「(でも悪気がある訳も出ないしこれも俺を心配してくれてるんだけだ…なら、今くらいは)」



P「幸子の事だけを考えるべきだよな」



幸子「え…?」



P「言葉の通りだよ、しばらくはこのままで頼む」



幸子「…そうですか!やっと自分の立場が解ったようですね!」



P「今は幸子しか見えんしな(物理的に)その間くらいは」



幸子「あ………ぅ………きゅ、急に調子のいい事を…で、でも受け取ってあげます!Pさんの精一杯の口説き文句ですからね!!」



P「それは違うぞ」



幸子「ふふっ照れなくても結構です」

ナデナデナデナデ



P「だから頭をなでるなって、俺が撫でるならまだしもお前に撫でられても絵にならん」



幸子「絵とかはいいんです、ボクがやりたいからいいんですから!」



P「しかし─」



幸子「もう聞きませんよ?こんな事言われたからには…もう離しませんからね、フフーン♪」



















おしまい

おまけ







後日





P「結局誰の髪も触れなかったな」



P「幸子はご機嫌だったが俺が触られただけだし」



P「上手くいかないもんだ…」



ガチャ



P「ん?」



愛海「おはようプロデューサー!今日も事務所は最高だねーうひひ」



P「愛海か…おはよう、いい挨拶だな」



愛海「ありゃ?ロデューサーは元気無い感じ?」



P「ちょっとな」







愛海「なんかあったの?大丈夫?」



P「たいした事じゃない」



愛海「でもそんな顔されてるとな……あ、そーだ、なら今日は一緒に山めぐりでもする?元気もりもりでちゃうよ!」



P「そうしたいのは山々だけど俺がすると捕まっちゃうなー」



愛海「そりゃそうだよね〜」

ケラケラ



P「はははははは」



P「(こいつに癒される日が来るとはな)」



P「『黙ってれば美少女』『手の動きが怖い』『真奈美さんに処刑されてもめげない姿に感動しましたみくにゃんのファンやめます』『師匠』等々評判を持つ愛海」



P「(まあそういうのがギリギリ許されてるのも根が明るくいい奴なんだからだよな…しかし)」



愛海「…うん?あたしの顔に何かついてる?」



P「(お団子頭…そういや見た目より相当の髪の毛が必要なんだよなコレ)」



P「(あのお団子は触ったらどんな感じなんだろう)」



P「……………髪」



愛海「???」







愛海「ねえねえホントにへーき?いきなり黙りこくっちゃって」



P「おうよ、ところで愛海に頼みがあるんだ」



愛海「あたし?」



P「そうお前に、いいか?」



愛海「またいきなりだね…でもいいよ悩んでるみたいだし、あたしに出来る事ならやってあげる!」



P「ありがとう」



愛海「プロデューサーにはお世話になってるからねーサービスしちゃうよ!」



P「おう、じゃ早速頼む…ちょっと愛海のを触らせて欲しいんだけどいいか(そのお団子)」



愛海「そんな事?いいよいいよおっけー………え?」

P「お前の(髪の毛のお団子)を触らせて欲しいんだ」



愛海「わ、わーお(あ、あたしの胸の事!?)」



P「やっぱ駄目か」



愛海「えーと…また直球だねーあはは」



P「昨日もこんな感じに他の皆にも聞いて回ってたんだが中々上手くいかなくてな」



愛海「あーそうだったんだ、だから凹んでたの…そりゃ普通はそうだよ」



P「みたいだな…そりゃ女子にとって大事なところだもんな(髪は)」



愛海「うん一番大事だね(胸は)」







P「女の命とも言われたしな…そうだな、もう諦めるか」



愛海「…………」



P「お前を見てまたそういう衝動が沸いたんだが、これ以上は駄目だな」



愛海「え…あ…そうなの…あたしで…」



P「よし、切り替えていこう、今日も頑張るか」



愛海「…待った」



P「俺には女心は解らない…ん?」



愛海「まあちょっとだけなら、その、ね?」



P「愛海?」



愛海「あたしがこうして桃源郷にいられるのもプロデューサーのおかげだし…ええっと…」



P「すまんよく聞こえないぞ、何だって?」



愛海「ええい!!察してよもう!!」



P「のわっ」



愛海「あたしだったらいいよって言ってるの!!!」



P「い、いいのか?!」



愛海「お世話になってるし普段のお礼だしさっきもその…ま、特別にね」



P「ありがとうっ!本当ありがとうっ!!」



愛海「か、かしこまらないでよ、もっと軽いノリでいいってばアタシだって普段やってるんだし」



P「今まではふざけてたからな…それに愛海がそんな覚悟したからには俺も真剣に考えないと駄目だろ」



愛海「う………だ、だから構えられると恥ずかしいんだって!やるならやっちゃって!!」



P「じゃ遠慮なく」

ズイッ



愛海「…え…あ今ここで…?やっぱもう少し…こ、心の準を…」



P「駄目だなもう止まらん」



愛海「………あっ」















モッフモッフ



P「ふ…ふふふ…」



愛海「……………?」



P「くっくく…ついに掴んだ、掴んだぞ!!」

モッフモッフ



愛海「…………あれ?」





モフモフ モフモフ モフモフ



P「……………」



愛海「……………」



P「……………」



愛海「……………」



P「ふぅ…いいな…このモフモフ感」



愛海「………………」



P「お団子頭っていい…このまとまって掴める感じが…」



愛海「…ふ」



P「ん?」



愛海「ふ…ふふふふふ!!!あはははははは!!!」



P「ど、どうした?」



愛海「乙女の純情を弄ぶような輩は!」



P「え、何の話で」



愛海「こうだー!!」

ガバッ



P「うわあああ!?」



愛海「アタシが揉んでやる!!!ひん剥いてやる!!!」



P「ス、ストップ!正気に戻ってくれ!!!」



愛海「うっさい!!!もう知らない!!!!」



P「ちょ、洒落になら…というか何でお前こんな脱がすの上手いんだ!?」

スッポン スッポン



愛海「あははははは数多の女の子を脱がせて揉んできたテクを舐めないでよね!!!!」



P「イカン、このままじゃ最後の一枚まで…」



愛海「知らないっ!お婿にいけないようになっちゃえ!!!」



P「や、やめ」



愛海「こらっ暴れるなっ!パンツが脱がせにくいだろうが!!」」



P「いやああああああ!?だ、誰か助け」





ガチャ



幸子「おはようございます!カワイイボクの登場で…!?」



小梅「…な、な、何、してるの?!」



輝子「フヒッ…!?ト、トモダチ…Pの貞操の危機…アアアアヒャハハッハー!?」

この後3人に救助されたが、愛海はしばらく顔も合わせてくれなかった…





おしまい





20:30│モバマス 
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