2014年06月19日

幸子「身長195cmのP」

注意!



・初ss



・地の文アリ





・キャラ崩壊



・一応書き溜めアリ



・Pは身長195cmのあるキャラクターをモチーフに。







そんなこんなでやっていきます。







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402746618



ボクはある日、買い物をするために町に出ていた。



そこで、ある人に名刺をいきなり渡されたのだ。



ベテランP「やぁ、こんにちは。突然だけど、君アイドルにならないか?」



幸子「えっ?いきなり何ですか?確かにボクはカワイイですけど!」フフーン!



ベテランP「一目見てこう……なんというか、ティンと来たんだ!さ、行くよ!」ズルズル



幸子「えぇ、ちょっと!?離して下ださいぃぃぃぃ」ジタバタ



こうして、半ば誘拐の如く連れて行かれたのが一週間前。



そして、今日。



ボクはアイドルとして初めて事務所に行く。



ボクはそこで奇妙な出会いをすることになるのを知らなかった……。



幸子「おじゃましま〜す……」ソロソロ



ゆっくりと扉を開けると、何人かのアイドルらしき人に囲まれた、私をスカウトした人が居た。



ベテランP「おぉ!来たか!ありがとう!それじゃあ、こっちの応接室に来てくれるかい?」



幸子「えぇ……わかりました」



その人の後をついていく。



応接室につくと、既に一人の男の人が居た。



幸子(おっきいですね……190cmはあるでしょうか)



きっとこの人が私のプロデューサーなのだろう。



いい人だといいな。



だがしかし、そんな理想は脆くも打ち砕かれる。



P「ハァ〜イ!君が幸子ちゃ〜ん?俺はプロデューサー。Pって呼んでくれ!」バァーzン!



幸子「は、はぁ……」



P「ハッピーうれピーよろピクねーーー」クイックイッ



幸子「え、ハ、ハピ、え?」アセアセ



P「ご機嫌いかが〜〜?」



幸子「げ、元気です……」



P「いやぁ〜カワイイねぇ〜〜!」



幸子「え、えぇ、まぁボクはカワイイですからね!」ドヤァ



ベテランP「いや、少し強烈かもしれないけど、この人が君のプロデューサーだ。仲良くしてくれよ。」



P「わかってますって!」ドヤァ

ベテランP「く れ ぐ れ も!変な真似はしないように!では、僕は別の仕事があるからこれで」タッタッタ……バタン



P「ふぅ〜い!あの目、養豚場の豚を見るような目だったぜ……。あ、そうそう。他のアイドルと挨拶してきな。」



幸子「そ、そうさせてもらいます」バタン

幸子「な、何なんでしょうかあのPさん……悪い人ではないんと思うんですけどね……」



まゆ「あらぁ……新人さんですかぁ……?」



幸子「あ、ど、どうもこんにちは!新しくアイドルになりました輿水幸子です!」カチンコチン



まゆ「ふふふ……そんなに緊張しなくてもいいんですよぉ……あなたの担当ってPさんなの?」



幸子「はい、そうです。……でも、少しノリについていけないかな〜、なんて……」



まゆ「あの人はとてもいいひとなのよぉ?まぁ、直にわかるわよぉ……」ニコォ



幸子「ッ!」ゾクッ



幸子(なんだろう、今一瞬背筋がぞくっと……)



まゆ「他の人にも挨拶してきたら?……みんな良い子よぉ?」



幸子「は、はい!行ってきます!」タッタッタ……



まゆ「いい子だけど、Pさんに変なことしたら……うふふ♪」ボソッ

幸子「挨拶……だれかいませんかね」



??「フヒヒ……」



幸子「だ、誰ですか…?」グニュッ



幸子「ん?グニュッ……?」



幸子「こ、これは、キノコ!?何で事務所にこんなものが…」クビカシゲ



??「ノォォォォォォォ!マイフレーンズ!」



幸子「す、すいません!」



??「フヒヒヒ……新人の人……?」



幸子「あ、輿水幸子といいます」



輝子「私は輝子………よろしく……フヒ」



幸子(変わった人だけど、同じくらいの年にに見えるし、仲良くなれそうですね)



輝子「フヒヒ……これでボッチじゃない……」



幸子「」

そんなこんなで数か月が過ぎた。



スケジュール表も大分埋まってきた。



事務所の子とも仲良くやっていけてると思う……多分。



幸子(でも……)

視線の先には、Pがいた。



幸子(どうしても合わないんですよね……)



なんか、こう軽そうっていうか。



軽薄なダメ男といわれたら真っ先に思い浮かべるかのような。



とにかく、何故かギクシャクしてしまうのだ。



そんなある日のこと。



いつも通りレッスンを受け終える。



幸子「これでよしっ……と」



携帯をしまう。



ちひろさんに迎えを頼み、暫く立つと、Pさんが迎えに来てくれる。



それがいつものパターン。



だが、今日は少し違った。



不良A「ん?あの子カワイクねェ〜?」



不良B「おwwwwwwマジかwwwwww」



不良C「ヤベwwwwwwナンパしちゃいますwwwwwwwwww?」



不良D「いいなそれ!」



ワイワイガヤガヤ



幸子(もしかしてあの人たち、ボクのことを言ってるんでしょうか……。まぁ、確かに僕はカワイイですけど……)



不良A「ねぇねぇそこの女の子!」



幸子(無視無視……)



不良B「不良Awwwwwwシカトwwwwwwされてるwwwwwwwwwwwwwwww」



不良A「おい、お前聞いてんのか!?」ガシッ



幸子「キャッ!」



腕をつかまれる。



不良A「もうめんどくせぇ。コイツどっか人目のない所連れてってヤッちゃおうぜ」



不良C「不良Aさんwwwwwwwwwwwwwwいいっすねそれwwwwwwww」



不良D「よし、いくべいくべ」



幸子「やっ、ちょ、離してください!」パシィッ



やってしまった。



思わずビンタしてしまった。



それはどうやら不良を怒らせるのには十分すぎたようだ。



不良A「こんのクソアマッ!」ブンッ



拳が振り下ろされそうになる。



幸子「きゃああああ!」



P「させねぇんだよォーーーーッ!」パシィツ



不良A「あ?」



不良D「なんだよおっさん」



P「に、にゃにぃーーーーッ!おっさんだとォーーーッ!?あ、いやいや違う。君たち、やめたまえ」キリッ



不良B「誰だwwwwwwwwアンタwwwwwwww」



P「俺はP。この子のプロデューサーだ」



私は怖くてPさんの後ろに回る。



P「代わりに俺を痛めつけてもいいから、この子は見逃してやってくれないか」



幸子「え?」



何をいっているんだろうと思った。



いくらPとはいえ、他人の為に、自分が殴られてまで助けようとするなんて。



しかも、私はPさんを苦手に思っていたし、Pさんも分かっていたはずだ。



なのに、何故……。



不良A「ヒャッハーーーッ!こいつは傑作だ!」



不良D「おい、不良B!やっちまえ!」



不良B「あいよwwwwwwwwww」ハナクソホジホジ ピトッ



不良ズ「わひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」



P「…………」ピクピク



不良B「聖書にもあるぜwwwwwwww右の頬にハナクソつけたら、左の頬にもってなwwwwww」ハナクソホジホ……



P「図に乗るんじゃあないッ!」バキッ



不良B「ぐわああああwwwwwwwwいたいでござるwwwwwwwwww」ドサッ



不良A「」



不良C「」



不良D「」



幸子「」



P「あ、やべ!またやっちまった!ちひろさんに怒られる!」

不良D「て、てめぇ!よくも不良Bを!」チャキッ



不良Dがナイフを取り出す。



幸子「キャッ!」



P「クッソォ〜〜〜ッ!やるしかないみたいネ!」



不良D「[ピーーー]ぇ!」ブンッ



P「遅いぜッ!」スッ



P「そして……!」



P「『クラッカーヴォレイ』!」ブンブン



不良D「痛!ってあれ?プラスチック?」



P「オーッ!ノォーッ!間違えて練習用のを持ってきちまったァーーーッ!」



不良D「ふざけやがって!今度こそ[ピーーー]ぇッ!」ブォン



P「あたんねぇって言ってるのが解んねぇのかこのスカタン!」ヒョイッ



P「『波紋肘支疾走』ッ!」ゴスッ



不良D「」ゲロロロロ



P「うわっきたねぇ」ナイフポイッ



不良A「不良Dッ!クソッ!」クルクルピシッ



不良C「敵わねぇwwwwwwwwせ、戦略的撤退wwwwwwww」ダダダダダダ



不良A「え、ちょっ、不良C!てめぇ!」



P「おおっと、お前の相手はこの俺だぜッ!」



不良A「こ、こうなったら!」ガシッ



幸子「うわッ!離してください!」ジタバタ



不良A「こいつを殺されたくなかったら大人しくここを立ち去るんだなッ!」



P「不良A!てめーの根性はッ!畑にすてられ カビがはえて ハエもたからねーカボチャみてえにくさりきってやがるぜーーッ!!」



不良A「どんな手をつかおうが…………最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」バァーzン!



P「クソッ!」



不良A「さぁ、早くそこをどけ!」



P「……」



不良A「聞こえねぇのかッ!?どけと言ってるだろうが!」イライラ



P「俺がどくのは道にウンコが落ちている時だけだぜ」



不良A「」



幸子「」



P「わかんな〜〜い?俺はどく気なんてさらさらねぇっていってるんだよ!このタコッ!」



幸子「わーッ わかんねーことを!! き・・・・・・君はくるってしまったんだー!」



不良A「てめぇッ!」



P「そしてお前が次にいうセリフは……」



P&不良A『俺をおちょくるとどうなるか思い知らせてやるぜ!』



P「だ!」



不良A「ハッ!?」



不良A「わ、分かったからどうだっていうんだッ!」



不良A「この女がどうなってもいいのかぁッ!?」



幸子「ひッ!」ガタガタブルブル



P「そういえば言い忘れてたけど……よっとォッ!」ズザァッ



すると、いつの間にか不良Aの足に絡みつけられていた糸が締まり、不良Aは仰向けに倒れる。



P「俺、好きなのよねェ〜〜〜」スタスタ



不良A「ひ、ひぃ!」ワタワタ



P「『だましの手品』がッ!」バァーzン!



幸子「い、一体いつの間に糸を……」ムクッ



P「さっきナイフ投げたろ?」



幸子「あっ!あのクルクルピシッの時に!」



不良A「た、頼む!ほんの出来心だったんだ!許してくれ!」



P「だが断る」



不良A「そ、それは違うキャラ……」



P「うるさいッ!」ゲシッ



不良A「タコス!」ドシャッ

幸子「あ、ありがとうございます!」



P「いいって。あんまし気にすんな」



幸子「で、でもどうして、どうしてボクを助けてくれたんですか……?その……は、ハナクソを付けられてまで……」



P「……」



幸子「それに、そんなに仲良くもありませんし……」



P「ていっ」デコピンッ



幸子「痛!何するんですかッ!」



P「そんなことわかりきってるだろ?」

P「俺が幸子のプロデューサーだからだ」バァーzン!



あれから、ボクはトップアイドルとしての階段をのぼりはじめ、そしてついに頂点に立った。



ステージに立つと、眩いステージライトに目がくらむ。



地を揺るがすかのような感性を聞きながら、ボクは話す。



幸子「皆さんのおかげでここまで来れました!ボクを応援してくれてありがとうございます!」



ファン ワァァァァァァ! カワイイー! イッショウツイテイクゼ!

こんなにたくさんのファンに囲まれてライズが出来るのも、すべてPさんのおかげ。



だから、ボクはあの人に敬意を表するために言おう。



Pさんの言葉を。



すべてを動かすきっかけになった、あの魔法の言葉を。



幸子「では、アレ行きますよ!せーの!」



幸子「ハッピー!」



ファン うれピー!



幸子&ファン「よろピクねーーー!」



テレビ ハッピー!うれピー!よろピクねェーーー!



ちひろ「Pさん……」ゴゴゴゴゴゴ



P「ま、またまたやらせていただきましたァン!」



ちひろ「幸子ちゃんに何を教えてるんですかぁッ!!」



P「に、逃げるんだよォォォォーーーーッ!」ダッダッダッダッダッダッダッ



幸子(ありがとう、Pさん)









ーfinー





08:30│輿水幸子 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: