2013年11月05日

真「雪歩の音声付きパソコンを予約した」

真「台詞はどうしようかなー。うーん…」

真「『真ちゃん、大好きだよ』と『真ちゃん、ずっと一緒だよ』うん! これで決まりだ!」カタカタ

真「送信ー!」ポチッ

真「えへへ、注文しちゃった」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383123506



 翌日

真「あれ? メールが来てる」ポチッ

『ご注文ありがとうございます。申し訳ありませんが、「大好き」や「一緒」等の言葉はお断りしています。再度台詞の設定をお願いします』

真「そんなぁ…」

真「どうしようかな…」

真「……」




真「……」

真「仕方ない、普通に『おはよう、真ちゃん。今日も頑張ってね』と『お疲れさま、真ちゃん。またね』でいっか」カタカタ

真「送信ー!」ポチッ

真「さて、後はお金を入金するだけ…。え? こんなにするの?」

真「考えれば今まで値段をよく見てなかったな」

真「これじゃあ今月の給料だけじゃ足りないよ。まいったな…」

真「…明日預金下ろしてこよう」






 数日後・事務所

真「はあ…、お金がない」

雪歩「あれ、真ちゃんお昼ご飯それだけ?」

真「うん。今あまりお金なくてさ」

雪歩「それじゃあ足りないよ。これも食べて」

真「え? あ、ありがとう!」


真「…えへへ、雪歩におむすびもらっちゃった!」





 数日後・事務所

雪歩「うーん…」カキカキ

真「あれ、雪歩何やってるの?」

雪歩「今度私がパソコンをデザインする仕事がきたから、それを考えてるんだ」

真「デザインってパソコンの天板?」

雪歩「うん、それに起動音とかもリクエストもらって私の声を収録するんだって」

真「そうなんだ。すごい仕事を持ってきたね」

雪歩「すごいけど、は、恥ずかしいよぅ…」


 
 
真「あはは、雪歩らしいや。それで、どんなデザインにするの?」

雪歩「まだ決まってないんだけど、何となくシンプルなものがいいかなって…」

真「そっか。頑張ってね」

雪歩「うん、ありがとう」


真(見てみたい気もするけど、せっかくだから後の楽しみにしておこう)



雪歩「……はぁ」

雪歩(…真ちゃんに見せてって言われなかったな)


 
 
 翌日・事務所

雪歩「……」

小鳥「雪歩ちゃん、大丈夫?」

雪歩「ちょっとだけ緊張します」

小鳥「ふふ、少しくらい緊張してるほうが上手くいくものよ。そろそろ時間じゃない?」

雪歩「ありがとうございます! じゃあ収録行ってきます」ガチャ

小鳥「行ってらっしゃい。頑張ってね」

 
 
 収録スタジオ

雪歩「おはようございます」

スタッフ「あら、雪歩ちゃんおはよう。今日はよろしくね」

雪歩「は、はい! お願いしますぅ」

雪歩(良かった。スタッフ女の人だった)

スタッフ「じゃあ収録を始めるわよ。これが台本ね」

雪歩「はい」


 
 
 収録中

雪歩「おはよう、ホクト君。今日も元気にいってみよ」

雪歩(色んな人が注文してくれたんだな。上手く出来てるか怖いけど、ちょっと嬉しい、かな)

雪歩(次は… マコトさんか。何だか真ちゃんみたい)ペラッ

雪歩(あれ、呼び方がちゃんになってる。まさか本人だったりして…。ううん、そんなわけないよね)

雪歩「おはよう、マコトちゃん。今日も頑張ってね」


 
 
 事務所

雪歩「お疲れさまですぅ」ガチャ

小鳥「雪歩ちゃんお疲れさま、どうだった?」

雪歩「はい、自分でもよく出来たかなって思います」

小鳥「そう、それは良かったわね。せっかくなら事務所のパソコンも雪歩ちゃんの音声にしたらいいのに…」

雪歩「そ、それは恥ずかしいですぅ…」

小鳥「ふふ、私は仕事が楽しくなりそうだわ」

雪歩「わ、私には罰ゲームですぅ!」
 

 
 
真「お疲れさまです!」

雪歩「あ、真ちゃん。お疲れさま」

真「お疲れさま雪歩」

雪歩「今日収録してたらね、注文してくれた人の中にマコトちゃんって人がいたんだ。なんか真ちゃんみたいだよね」

真「そ、そうなんだ。ま、まあマコトってよくある名前だし偶然、そう偶然だよ。あはは」

雪歩「?」

真(やっぱり「ちゃん」にしたのはまずかったかな…)
 

 
 
 数か月後

真「……」ソワソワ

真「……」ソワソワ

ピンポーン 

真「! はーい!」ダッ

 「宅配便です。受領サインお願いします」

真「はい、ご苦労さまです!」


 
 
真「とうとうきたぞー! 早速開封だ!」ガサゴソ

真「さ、雪歩はどんなデザインにしたのかな」ガサゴソ


真「…白で雪の模様をつけたのか。雪歩らしいな」

真「シンプルで部屋に置いても違和感ないし、いいかな」


真「じゃあセットアップしてと…」カタカタ


 
 
真「さあ、雪歩はどんな音声でやってくれたのかな」ポチッ

雪歩『おはよう、真ちゃん。今日も頑張ってね』

真「……もう一回」ポチッ

雪歩『おはよう、真ちゃん。今日も頑張ってね』

真「…えへへ」
 

 
 
 翌日・事務所

真「おっはようございまーす!」ガチャ

小鳥「おはよう、真ちゃん。今日はご機嫌ね」

真「へっへーん。今日はハイテンションですよ!」

雪歩「真ちゃんおはよう」

真「あ、雪歩おはよう。昨日はありがとね」

雪歩「?」


 
 
 数日後・菊地家

雪歩「お邪魔します」

真「いらっしゃい、ゆっくりしていってよ」

雪歩「うん。あれ、この箱… 真ちゃんパソコン買ったの?」

真「うん、高かったんだ。だから一時期お金がなくてさ…」
 
 
 
雪歩「そういえばお金ないって言ってたね。どんなパソコン買ったの?」

真「え? えーっと… ふ、普通のだよ」アタフタ

雪歩「普通ので高かったの?」

真「う、うん! 何だかよくわからないけどいい機能がついてたんだ」

雪歩「そうなんだ。…あれ? これ私がデザインしたやつと似て… 真「ないよ!! ね、ねえ台所行かない? ぼ、僕雪歩のお茶が飲みたくなったな」ガタッ

雪歩「う、うん(ビックリした…)」
 
 
 
 台所

真「雪歩のお茶はおいしいな」

雪歩「えへへ、ありがとう」

真「そ、そうだ。確かあっちに羊羹があるんだった。ちょっと取ってくるよ。雪歩も食べよ?」トテトテ

雪歩「……」

真「あれ? どこだっけ?」トタトタ

真「こっちだっけ?」トタトタ

真「…僕の部屋だったっけ?」トタトタ

真(この隙にパソコンを隠して…)ガサゴソ

 
 
真「あ、あったあった」

トタトタ

真「はい、コンビニで買ってきたやつだけど、どうかな?」

雪歩「…ふふ」

真「雪歩?」

 
 
雪歩「何だか今日の真ちゃん、そわそわしてて可愛い」

真「そ、そうかな? あはは」

雪歩「ふふ、じゃあ羊羹もらうね」

真「うん! まだあるから好きなだけ食べてよ」

雪歩「はむ… うん、おいしいね」

真「へへっ、それは良かった」



 
 
 真の部屋

真「やっぱり雪歩のお茶おいしかったなー」

雪歩「ねえ、真ちゃん」

真「ん? 何?」

雪歩「…何か隠してない?」

真「え? そ、そんなことないってば…」ギクッ


 
 
雪歩「本当に?」ズイッ

真「ゆ、雪歩、怖いよ」

雪歩「……」ジー

真「怖いってば…」

雪歩「……」ジー

真「……」

雪歩「……」ジー

 
 
真「…ねえ、雪歩。何を見ても怒らない?」

雪歩「うん」

真「……」

ガサゴソ

真「……」スッ

雪歩「これ… 私がデザインしたパソコン?」

真「……」

 
 
雪歩「じゃあやっぱり、あの申し込みにあった『マコトちゃん』って…」

真「…うん」

雪歩「なんで…」

真「……」

雪歩「なんで言ってくれなかったの?」

真「…ごめん」

 
 
雪歩「言ってくれればそれくらい収録するのに」

真「…え?」

雪歩「真ちゃんがほしいって言ったら、私、録るよ?」

真「え? えーっと…」

雪歩「もし、何かほしい音声があったら… ね?」

真「あ、あのさ。雪歩、…怒ってない?」


 
 
雪歩「怒ってはないけど… 真ちゃんが隠してたのはちょっとだけショックだったかな…」

真「ごめん!」

雪歩「……」

真「僕、なんでもするよ!!」

雪歩「…じゃあ」








雪歩「真ちゃんの音声録らせてくれたらいいよ♪」

 終わり。
自分の予想以上にゆきまこになってしまいました。
元ネタは声優が天板をデザインしたPCです。
事の発端は、自分が現在雪歩の声優をやっている浅倉杏美さんデザインのPCを買いました。
そのことをツイッターで話してたら、ゆきまこ派の人からこんな感じのネタを提供いただいたので書いてみました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

12:00│菊地真 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: