2013年11月05日

モバP「三者面談」

ちひろ「また唐突ですね」

P「娘の近況が気になるらしく、是非やってくれと保護者から言われまして」

ちひろ「分からなくもないですね。寮住まいの中には中学生や小学生もいますし、親としては心配でしょうから」


P「俺もそう思ったからOKを出したんですよ。そしたらお盆に集中しちゃって」

ちひろ「世間的にはお休みですから、仕方ないといえば仕方ないですけど。何人来られるんですか?」

P「4人の予定です。時間もずらせてますからその都度お茶を出してもらってもいいですか?」

ちひろ「事務員の仕事のひとつですからお気になさらず」

P「助かります」

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ちひろ「でも今日事務所にアイドル達いないけど大丈夫なんですか?」

P「ああ、さっき連絡入れたんでそろそろ来るはずですよ」


ガチャ


巴「P」

P「お、来たか」

巴「用事っちゅーんは何じゃ?」

P「まあまあ。とりあえず会議室行こっか。もう来るはずだから」

巴「誰か来るんか?」

P「うん。たぶん巴の一番のファン」

巴「お、それは嬉しいのぉ。じゃがファンサービスならそう言ってくれんと、こんな普段着じゃシメシつかんじゃろ」

P「いいんだよありのままで」

巴「そうか? まあPがそう言うんならええんじゃが……」
5分後


ちひろ「来られましたよ。お通ししてもいいですか?」

P「もちろん。じゃあお茶お願いしますね」

ちひろ「はーい」

巴「う、ううむ。緊張するのぉ。一番のファンなんじゃろ?」

P「ははは。そんなに気を使わなくたって大丈夫だって」


バタン


巴父「その通りじゃ!」

巴「」ブハッ

P「よくお越し下さいました」

巴父「気にするこたぁない。たちまち座らせてもらうぞ」

P「どうぞどうぞ」

巴「お、親父!?」

巴父「服装にも気を使うようになるたぁ、おなごっぽさが増しとるのぉ!」

P「じゃあ三者面談を始めましょうか」

巴「はああっ!?」
巴「P! ワレ、うちを騙したんか!?」

P「騙したつもりはないさ。一番のファンじゃないか」

巴父「そうじゃ。巴の出とるテレビもライブも全部見とるんじゃからの!」

巴「ならハナからそう言えばええじゃろ!」

P「いや、なんかこっちの方が楽しそうだったからつい」

巴「ついやない!」

巴父「喚くな。ええ度胸しとる兄ちゃんやないか。さすがワシが見込んだだけはある」

P「恐縮です」

巴「覚えとれよ……」

P「まあまあ。じゃあ近況の報告をさせてもらいますね」

巴父「おう」
P「この前のライブはハワイでの公演だったんですが、堂々と歌っていましたよ」

巴父「ワシの娘じゃからの。度胸は他のアイドルに負けん」

P「そうですね。他には――」

巴父「ほうほう」

P「ですから今後の方針としては――」

巴父「うむ」

巴(は、ハズい……)





P「こんなところですかね」

巴父「よう分かった。今後ともよろしく頼むわ」

P「こちらこそ」

巴「終わったんか……?」

P「ああ。さっき言ったような方針でいくつもりだけど、問題があるなら早めに言ってくれ。ちゃんと対処するから」

巴「お、おう……」
P「お父様も御足労ありがとうございました。私生活の事は娘さんから聞いてあげて下さい」

巴父「待て。肝心な事が聞けとらん」

P「え?」

巴「ん?」

巴父「ワシがわざわざ出向いたんじゃ。ちゃんと聞かせてもらわな帰るに帰れん」

P「で、ですが他にお話する事は特にないのですが……」

巴父「何を言うとんじゃ」





巴父「いつになったら巴と杯を交わすんか言っとらんじゃろ」

巴「」ブハッ

P「さ、杯ですか?」

巴「親父! ワレヤクにでも手ぇ出したんか!?」

巴父「うちの組がヤクは御法度なのは知っとるじゃろ」
P「お言葉を返すようですが、まだ娘さんは13歳ですよ?」

巴父「考えてみい。まだ13歳でこの魅力、そして度量じゃ。青田買いしといて損はない」

P「た、確かに魅力的な娘さんだとは思っていますが、歳も一回り近く離れてますし……」

巴父「今の世の中、その程度の歳の差なら問題ない。それにワシもこんな家業しよるきん、いつ鉛をぶち込まれるか分からんきんの。早いうちに安心したいんじゃ」

巴「な、何を勝手に決めよんじゃ!」

P「そ、そうですよ! 娘さんの気持ちも考えてあげて下さい!」

巴父「考えとるわ」

P「え……?」
巴父「巴、えらくおなごっぽくなったの」

巴「そ、そうか?」

巴父「おう。昔の母さんを見とるようじゃ」

P「お母様と?」

巴父「あれも昔は男勝りやったんやがな、ワシに惚れてからはおなごっぽくなったもんじゃ。巴も今惚れとる男がおるやろ」

巴「う、うちはアイドルじゃきん恋愛なんぞしとらん!」

巴父「それなんよのぉ。可愛い娘の晴れ姿が見とおてアイドルにさせたが、夫が見つかったからといきなり辞めるのは筋が通らんからな……」

巴「だ、だからそんなんやないと言っとるじゃろ!」

巴父「相変わらず強情じゃの」

巴「どっちがじゃ!」
巴父「まあこんな娘じゃが、器量の良さはワシが保証したる。じゃけぇはよ杯交わせ」

P「え、えっと……」

巴父「無理に組を継げとは言わん。の? の?」

P「あ、あははは……」

巴父「なんなら下に若い衆連れて来とるきん、今すぐ用意させるぞ?」

P「と、巴」

巴「ま、まあうちはPがどうしてもと言うんなら交わしてやってもいいが……」

P(あかん、味方がいない)

巴父「ほれ、男ならはよぉ答え出さんかい。まあ答えによっちゃあ何をするか分からんがな」チャカッ

P「」
 
 ………
  …


ちひろ「よくぞ御無事で」

P「こんなに土下座しまくったのは人生初です」

ちひろ「という事は断ったんですか?」

P「断ったらここにいません」

ちひろ「……つまりお受けしたと?」

P「してません。ひたすら謝って答え出すのを待ってもらっただけです」

ちひろ「待たせれば待たすだけ悪化しますよ間違いなく」

P「分かってます。でもまだ逝きたくない」

ちひろ「いつか逝きますね」

P「巴に好きな人が出来たら問題ありません。でもアイドルだから恋愛禁止だしどうしよう」

ちひろ(四面楚歌とはこの事か)
本日ここまで。
今週使ってのんびり書いていきます。

おやすみなさい。

22:16│モバマス 
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