2013年11月06日
モバP「発表します」 高垣楓「……はい」
P「本日は」
P「山崎12年を用意しました」
P「山崎12年を用意しました」
高垣楓「…」パチパチパチパチ!
http://i.imgur.com/Xo3boBq.jpg
http://i.imgur.com/tkC41PZ.jpg
輿水幸子「なんの話です?」
http://i.imgur.com/flGxB2Z.jpg
http://i.imgur.com/aVby2wj.jpg
千川ちひろ(うぅ…私はまだお仕事終わってないのにぃ……!)グヌヌ…
http://i.imgur.com/LnSRPKT.gif
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375808215
ひょこ
幸子「事務所でお酒を飲むとは頂けませんね!」
P「夜モードってことで。まあ仕事は終わったんだし勘弁してくれ」
ちひろ(私はまだ終わってませんけどね!)カッタカタカタカタァ
P「子どもはもう帰る時間だ。送って行くよ」
幸子「ふふーんボクのカワイさに昼夜は関係ありませんよ! ボク=カワイイは全てを超越していますからね!」ドヤァ
P「スケールでかいな」
ちひろ「ありがとうございます。おつまみはまあ…プロデューサーさんにお任せで」
P「了解です」
ちひろ「戻って来られるまでにはなんとか! 頑張ります!」
P「分かりました」
ちひろ「あっでもちょっとくらい遠回りしてくれて来てくれると助かるかも!」
P「はい」クス
P「ではまたあとで」ズルズル
幸子「もがもが」(た、担当のアイドルを引き摺るのはどうかと思うんです!)
幸子「もががが」(あ、引き摺るとボクのカワイイが全面に出るとかそういう! そういう話ですかプロデューサーさん!)
P「あんまりもがもがするとよだれがつくからやめてくれ」ペイッ
幸子「ボクの扱いがぞんざいですね!」ポーイ
楓「ふふふ」
楓「ちひろさん、行って来ますね」
ちひろ「はい。お気をつけて」
パタン
ちひろ「……」
ちひろ(あれ? 楓さんはどうして一緒に行ったんだろう?)
ちひろ「…ま、まあいいや。仕事仕事っと」カタカタ…
ブロロロ…
P(ちひろさんもああ言ってくれたことだし、ちょっと遠回りしてみるか)
幸子「それにしても」
P「ん?」
幸子「大人はずるいですね。べつにお酒を飲みたいとは思いませんが。こっそりお楽しみですか」
P「そんな言い方ないだろ」
幸子「ふふーんだ」プイ
P(どやってるのか? 拗ねてるのか?)
P「…」
P「えっと」
P「楽しくないかもしれないけど大丈夫か?」
幸子「??」
楓「ふふっ。プロデューサーさん、すぐ酔っ払っちゃうから」クスクス
P(その分悪酔いするのは楓さんですけどね)
幸子「なるほど。ではなおさらボクの出番ですね!」
P「?」
幸子「カワイイボクに介抱されれば、酔いなんてあっという間に吹き飛びますよ! ボクのカワイイにはアルコールの分解作用もありますので!」
P「そうなのか。すごいな」ナデナデ
幸子「はい! すごいです!」フンス
P(今日はほどほどにしておこう)ナデナデ
幸子「♪」フフーン
楓(ふふ。お父さんの心配をする娘さんみたいねー)
一旦ここまで。次以降べつの子も出るかもしれません。
ノリは変わらないです。のんびりするだけ。
>>9 たとえば木樽で寝かせているかどうか、とかいう話をすると、
仮に「山崎27年」があったとして「山崎12年」の製品状態のものを+15年ご家庭で寝かせると「27年」と同じ味に! とはならないみたいですね
P「…」
P(そう言えば楓さんが大人しい)
P「…」チラ
ぺたぺた
楓「…」
P「…」
楓「…」ペター…
P「…」
P「窓に齧りつくほど面白いものでもありましたか」
楓「え?」
楓「あ、ああ、いえその……」パタパタ
P(照れ隠しが可愛いな)
幸子「?」
幸子「プロデューサーさん、いまボクのことを呼びましたか!」
P「呼んでねえよ」
楓「私焼きとうもろこしが好きなんです」
P「はあ」
楓「あ、あと焼きそばも、もちろん」ハイ
P「そうですか」
楓「……あう……え、えと……」
楓「あ、あとですね、りんご飴なんかも!」ハイッ
P「なんのアピールですか」
楓「連れて行ってアピールです」
P「最初からそう言った方が早いですよ」
ぴょんっ
楓「ほっ」ストッ
楓「わー。人がたくさん……」
楓「?」
P「ここでこそ迷子になりそうだな」
幸子「そうですね」
P「手、握っとくか」
幸子「はい」ギュ
P「…」
P(楓さんはさすがに……。手を握るのも恥ずかしいし、というかそうそう迷子になるわけ…)チラ
P「……」
幸子「…」
P「…」
幸子「迷子ですか」
P「みたいだな」
ガヤガヤ
「……」
「あっPチャンだにゃ!」
「え?」
P「え?」
みく「ふにゃー。こんなところで会うなんて奇遇だにゃー」
P「おう。本当だな」
P「三人はレッスンの帰りに寄り道か?」
加蓮「そうそう。凛がわたがし食べたいなーって言うもんだからね」
凛「い、言ってないから。私が食べたかったのは林檎飴だよ」
P「ほう。凛がりんご飴をな。よしよしおじさんが一つ買ってやろう」
凛「……っ…あー…もう…。なにそれ……。でもありがと……」
加蓮「にひひ」
投下終了。
だれもアイドルのリクなんてとってないけど書いてみたら可愛かったのでみくにゃんのファン始めます
P(買って帰ればちひろさんも食べるかな)
P「すいませーん。焼きそば四つください」
「はーい。」ガシガシ
「――って、げぇ」
P「…げぇじゃねえよ」
P「なにしてんの?」
李衣菜「……」ガシガシ
李衣菜「や、焼きそば作ってます!」ガシガシ
P「見りゃ分かる」
李衣菜「いやー! 暑い中お客さんのために必死に焼きそば作る! これってロックに違いないかと――」ガシガシ
P「みんな焼きそばは向こうの店にしよう」
李衣菜「ああっ見捨てないでくださいプロデューサー!」
凛「ごちそうさま」
加蓮「また明日。楓さんにもよろしくね」
みく「Pチャンありがとにゃ!」
P「おう。そっちも李衣菜をよろしくな」
李衣菜「ちょっと、人のことを子どもみたいに言うのはやめてくださいよぅ」
凛「はいはい。どうせお祭り楽しむなら、私たちと一緒じゃないといけないんだから。大人しく付いて来る」
李衣菜「……は、はい。ごめんなさい…」
P「はは。じゃあな」
凛「うん」
P「とりあえずこのまま境内の方まで行ってみるか」
幸子「そうですね」
P「なにか食べたか? よかったら買って来るけど」
泰葉「あ、いえ…私はべつに」
P「そうか? じゃあ金魚すくいでも――」
泰葉「……」フルフル
泰葉「ここからこうして、出店の灯りと人の喧騒を眺めているだけで…なんだかお腹いっぱいで」
P「そっか」
泰葉「はい」
ペロペロ
P「ところでのあさんは?」
泰葉「あむ……。そこにいますよ」
P「あ、ホントだ」
のあ「?」グビ
のあ「あらP……奇遇ね」
P「こんばんは」
P「それと楓さんも」
楓「はい。むー。でもやっと見つけてくれましたね。待ってたのに」プクー
P「すいません」
P(これは微妙に悪酔いが始まってそうな…)ハハ…
P「楓さん。そろそろ事務所に戻りましょう」
楓「はーい」
P「えっと二人は」
泰葉「私はもう少し、ここでお祭りを楽しみます」
のあ「……私も、付き合うわ」
泰葉「はい」クス
P「…そっか。じゃあまた明日」
のあ「ええ」
泰葉「はい」
楓「またあしたー」フリフリ
幸子「お疲れさまでした」
楓「……うふふふ…ふふ……」フラ…
楓「星が綺麗ですねぇ……ふふっ。干し柿? ふふふ季節じゃないですよぉ、なに言ってるんですかぁプロデューサーさんたらもぉ」バシバシ
P(なにを言っているんですか)イタイ
幸子「もうふらふらです。しっかりしてください」ユサユサ
楓「うぷ」ユラユラ
P(うぷて。おいアイドル)
幸子「そもそも干し柿に季節なんてあるんですか?」
P「あるよ。いやどうでもいいけど」
楓「干し柿楓? あらー。もうアイドルとしてやり残したことはなさそうだわぁ」
P「いやもうホントしっかりしてください」
智香「あ、プロデューサーさん! えへへ、こんばんは♪」
P「お、おう。こんばんは」
幸子「こんばんは」
智香「えへへ! なんだか盛り上がってるなぁーって! お祭りに出て来ちゃいました☆」
P「どおりではっぴなのか」
智香「はい! 似合ってますか?」くるっ
P「うん。普段着かと思うくらいには」
幸子「お上手ですね」
P(十四歳がお上手とか言うなよ)
智香「うわー! そんな風に言ってもらえると嬉しいです!」
P「そっか」
智香「はいっ☆」
楓「んふ、智香ちゃんに応援されて……私ちょっと元気になれたかも…」パアア…
智香「ホントですかっ☆」
P(本当ですか)
幸子「――!」
P「どうした?」
幸子「智香さんの応援=酔いが覚める=アルコール分解作用がある=カワイイ=ボク……!?」
P「ごめん全っ然意味が分からない」
バタンッ
楓「…♪」ウェヘヘヘヘ…
P(幸せそうな顔だ…)ハハ…
幸子「このまま事務所に?」
P「うん。本当は氷なんかも買って帰るつもりだったけど……」
P「さすがにな。一旦戻って今日はお開きでいいだろ」
幸子「そうですね。いろいろご馳走さまでした」
P「いえいえ」
智香「ゆっくり休んでくださいね…☆」ナデナデ
楓「…ん…ふふ…」
P「…」
P(まあこんな過ごし方もたまにはいいか。みんなに会えたし)
ちひろ「では私はこれで」
P「はい。幸子と智香をお願いします」
幸子「お疲れさまでした。プロデューサーさん」ペコ
智香「また明日っ☆ お元気で!」
P「おう」
ぱたん
P「……」
楓「…くぅ」
P「…」ナデナデ
楓「…ふふ…」ムニャ
P「…」
P「…」ナデナデ
P「…ん」カタカタ
P「…んー…」…カタカタ
楓「……」
P「…」モグモグ
楓「……」
楓「…」コロン
楓「……」パタパタ
楓「まだお仕事ですか?」
P「暇つぶしみたいなものですけどね」ハハ
P「あ、焼きそば。食べます?」
楓「あ…食べるなら」ゴソ
楓「とうもろこし。一緒に食べましょう?」
P「いまどこから出したんです?」
P「はい」
楓「はい」パシ
楓「あむ……むぐ。またお酒が欲しくなっちゃいますね」
P「楓さんが飲みたければ開けますよ」
楓「本当ですか?」
楓「…?」
楓「プロデューサーさんは飲まないんですか?」ハイ
P「ええ」ドウモ
P「飲んじゃうと楓さん送っていけないし。今日はやめときます」モグモグ
楓「…」モグ
楓「なるほど」
P「はい」
楓「…………」…ムグムグ
ごそ
楓「タイムカプセルみたいですね」
P「ですね。無事、事務所がもっと大きくなっているように」
楓「……」モットオオキク…
楓「それもいいですけれど、それに、それまでみんな一緒にいられるといいですね」
P「…そうですね」
楓「事務所はどんどん賑やかになるし…」
P「…はい」
楓「……」
楓「もっと人がたくさんになっても、時間が経ってもプロデューサーさん、私と仲良しでいて下さいね?」
P(仲良し…)
P「はい。分かりました。約束します」
楓「約束ですよ?」
P「はい」
P「それじゃあそんな感じで」
楓「はい」
P「今日も一日お疲れさまでした」
楓「プロデューサーさんこそ。いつもお疲れさまです。今日もお疲れさまでした」
・・・・おしまい
相変わらずやまなしですが書いていて楽しかったです
途中で出した子たちは書き慣れていない子が多かったので、むしろ口調性格に違和感があったらごめんなさい
ありがとうございました。お疲れさまでした
http://i.imgur.com/Xo3boBq.jpg
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輿水幸子「なんの話です?」
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千川ちひろ(うぅ…私はまだお仕事終わってないのにぃ……!)グヌヌ…
http://i.imgur.com/LnSRPKT.gif
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375808215
ひょこ
幸子「事務所でお酒を飲むとは頂けませんね!」
P「夜モードってことで。まあ仕事は終わったんだし勘弁してくれ」
ちひろ(私はまだ終わってませんけどね!)カッタカタカタカタァ
P「子どもはもう帰る時間だ。送って行くよ」
幸子「ふふーんボクのカワイさに昼夜は関係ありませんよ! ボク=カワイイは全てを超越していますからね!」ドヤァ
P「スケールでかいな」
ちひろ「ありがとうございます。おつまみはまあ…プロデューサーさんにお任せで」
P「了解です」
ちひろ「戻って来られるまでにはなんとか! 頑張ります!」
P「分かりました」
ちひろ「あっでもちょっとくらい遠回りしてくれて来てくれると助かるかも!」
P「はい」クス
P「ではまたあとで」ズルズル
幸子「もがもが」(た、担当のアイドルを引き摺るのはどうかと思うんです!)
幸子「もががが」(あ、引き摺るとボクのカワイイが全面に出るとかそういう! そういう話ですかプロデューサーさん!)
P「あんまりもがもがするとよだれがつくからやめてくれ」ペイッ
幸子「ボクの扱いがぞんざいですね!」ポーイ
楓「ふふふ」
楓「ちひろさん、行って来ますね」
ちひろ「はい。お気をつけて」
パタン
ちひろ「……」
ちひろ(あれ? 楓さんはどうして一緒に行ったんだろう?)
ちひろ「…ま、まあいいや。仕事仕事っと」カタカタ…
ブロロロ…
P(ちひろさんもああ言ってくれたことだし、ちょっと遠回りしてみるか)
幸子「それにしても」
P「ん?」
幸子「大人はずるいですね。べつにお酒を飲みたいとは思いませんが。こっそりお楽しみですか」
P「そんな言い方ないだろ」
幸子「ふふーんだ」プイ
P(どやってるのか? 拗ねてるのか?)
P「…」
P「えっと」
P「楽しくないかもしれないけど大丈夫か?」
幸子「??」
楓「ふふっ。プロデューサーさん、すぐ酔っ払っちゃうから」クスクス
P(その分悪酔いするのは楓さんですけどね)
幸子「なるほど。ではなおさらボクの出番ですね!」
P「?」
幸子「カワイイボクに介抱されれば、酔いなんてあっという間に吹き飛びますよ! ボクのカワイイにはアルコールの分解作用もありますので!」
P「そうなのか。すごいな」ナデナデ
幸子「はい! すごいです!」フンス
P(今日はほどほどにしておこう)ナデナデ
幸子「♪」フフーン
楓(ふふ。お父さんの心配をする娘さんみたいねー)
一旦ここまで。次以降べつの子も出るかもしれません。
ノリは変わらないです。のんびりするだけ。
>>9 たとえば木樽で寝かせているかどうか、とかいう話をすると、
仮に「山崎27年」があったとして「山崎12年」の製品状態のものを+15年ご家庭で寝かせると「27年」と同じ味に! とはならないみたいですね
P「…」
P(そう言えば楓さんが大人しい)
P「…」チラ
ぺたぺた
楓「…」
P「…」
楓「…」ペター…
P「…」
P「窓に齧りつくほど面白いものでもありましたか」
楓「え?」
楓「あ、ああ、いえその……」パタパタ
P(照れ隠しが可愛いな)
幸子「?」
幸子「プロデューサーさん、いまボクのことを呼びましたか!」
P「呼んでねえよ」
楓「私焼きとうもろこしが好きなんです」
P「はあ」
楓「あ、あと焼きそばも、もちろん」ハイ
P「そうですか」
楓「……あう……え、えと……」
楓「あ、あとですね、りんご飴なんかも!」ハイッ
P「なんのアピールですか」
楓「連れて行ってアピールです」
P「最初からそう言った方が早いですよ」
ぴょんっ
楓「ほっ」ストッ
楓「わー。人がたくさん……」
楓「?」
P「ここでこそ迷子になりそうだな」
幸子「そうですね」
P「手、握っとくか」
幸子「はい」ギュ
P「…」
P(楓さんはさすがに……。手を握るのも恥ずかしいし、というかそうそう迷子になるわけ…)チラ
P「……」
幸子「…」
P「…」
幸子「迷子ですか」
P「みたいだな」
ガヤガヤ
「……」
「あっPチャンだにゃ!」
「え?」
P「え?」
みく「ふにゃー。こんなところで会うなんて奇遇だにゃー」
P「おう。本当だな」
P「三人はレッスンの帰りに寄り道か?」
加蓮「そうそう。凛がわたがし食べたいなーって言うもんだからね」
凛「い、言ってないから。私が食べたかったのは林檎飴だよ」
P「ほう。凛がりんご飴をな。よしよしおじさんが一つ買ってやろう」
凛「……っ…あー…もう…。なにそれ……。でもありがと……」
加蓮「にひひ」
投下終了。
だれもアイドルのリクなんてとってないけど書いてみたら可愛かったのでみくにゃんのファン始めます
P(買って帰ればちひろさんも食べるかな)
P「すいませーん。焼きそば四つください」
「はーい。」ガシガシ
「――って、げぇ」
P「…げぇじゃねえよ」
P「なにしてんの?」
李衣菜「……」ガシガシ
李衣菜「や、焼きそば作ってます!」ガシガシ
P「見りゃ分かる」
李衣菜「いやー! 暑い中お客さんのために必死に焼きそば作る! これってロックに違いないかと――」ガシガシ
P「みんな焼きそばは向こうの店にしよう」
李衣菜「ああっ見捨てないでくださいプロデューサー!」
凛「ごちそうさま」
加蓮「また明日。楓さんにもよろしくね」
みく「Pチャンありがとにゃ!」
P「おう。そっちも李衣菜をよろしくな」
李衣菜「ちょっと、人のことを子どもみたいに言うのはやめてくださいよぅ」
凛「はいはい。どうせお祭り楽しむなら、私たちと一緒じゃないといけないんだから。大人しく付いて来る」
李衣菜「……は、はい。ごめんなさい…」
P「はは。じゃあな」
凛「うん」
P「とりあえずこのまま境内の方まで行ってみるか」
幸子「そうですね」
P「なにか食べたか? よかったら買って来るけど」
泰葉「あ、いえ…私はべつに」
P「そうか? じゃあ金魚すくいでも――」
泰葉「……」フルフル
泰葉「ここからこうして、出店の灯りと人の喧騒を眺めているだけで…なんだかお腹いっぱいで」
P「そっか」
泰葉「はい」
ペロペロ
P「ところでのあさんは?」
泰葉「あむ……。そこにいますよ」
P「あ、ホントだ」
のあ「?」グビ
のあ「あらP……奇遇ね」
P「こんばんは」
P「それと楓さんも」
楓「はい。むー。でもやっと見つけてくれましたね。待ってたのに」プクー
P「すいません」
P(これは微妙に悪酔いが始まってそうな…)ハハ…
P「楓さん。そろそろ事務所に戻りましょう」
楓「はーい」
P「えっと二人は」
泰葉「私はもう少し、ここでお祭りを楽しみます」
のあ「……私も、付き合うわ」
泰葉「はい」クス
P「…そっか。じゃあまた明日」
のあ「ええ」
泰葉「はい」
楓「またあしたー」フリフリ
幸子「お疲れさまでした」
楓「……うふふふ…ふふ……」フラ…
楓「星が綺麗ですねぇ……ふふっ。干し柿? ふふふ季節じゃないですよぉ、なに言ってるんですかぁプロデューサーさんたらもぉ」バシバシ
P(なにを言っているんですか)イタイ
幸子「もうふらふらです。しっかりしてください」ユサユサ
楓「うぷ」ユラユラ
P(うぷて。おいアイドル)
幸子「そもそも干し柿に季節なんてあるんですか?」
P「あるよ。いやどうでもいいけど」
楓「干し柿楓? あらー。もうアイドルとしてやり残したことはなさそうだわぁ」
P「いやもうホントしっかりしてください」
智香「あ、プロデューサーさん! えへへ、こんばんは♪」
P「お、おう。こんばんは」
幸子「こんばんは」
智香「えへへ! なんだか盛り上がってるなぁーって! お祭りに出て来ちゃいました☆」
P「どおりではっぴなのか」
智香「はい! 似合ってますか?」くるっ
P「うん。普段着かと思うくらいには」
幸子「お上手ですね」
P(十四歳がお上手とか言うなよ)
智香「うわー! そんな風に言ってもらえると嬉しいです!」
P「そっか」
智香「はいっ☆」
楓「んふ、智香ちゃんに応援されて……私ちょっと元気になれたかも…」パアア…
智香「ホントですかっ☆」
P(本当ですか)
幸子「――!」
P「どうした?」
幸子「智香さんの応援=酔いが覚める=アルコール分解作用がある=カワイイ=ボク……!?」
P「ごめん全っ然意味が分からない」
バタンッ
楓「…♪」ウェヘヘヘヘ…
P(幸せそうな顔だ…)ハハ…
幸子「このまま事務所に?」
P「うん。本当は氷なんかも買って帰るつもりだったけど……」
P「さすがにな。一旦戻って今日はお開きでいいだろ」
幸子「そうですね。いろいろご馳走さまでした」
P「いえいえ」
智香「ゆっくり休んでくださいね…☆」ナデナデ
楓「…ん…ふふ…」
P「…」
P(まあこんな過ごし方もたまにはいいか。みんなに会えたし)
ちひろ「では私はこれで」
P「はい。幸子と智香をお願いします」
幸子「お疲れさまでした。プロデューサーさん」ペコ
智香「また明日っ☆ お元気で!」
P「おう」
ぱたん
P「……」
楓「…くぅ」
P「…」ナデナデ
楓「…ふふ…」ムニャ
P「…」
P「…」ナデナデ
P「…ん」カタカタ
P「…んー…」…カタカタ
楓「……」
P「…」モグモグ
楓「……」
楓「…」コロン
楓「……」パタパタ
楓「まだお仕事ですか?」
P「暇つぶしみたいなものですけどね」ハハ
P「あ、焼きそば。食べます?」
楓「あ…食べるなら」ゴソ
楓「とうもろこし。一緒に食べましょう?」
P「いまどこから出したんです?」
P「はい」
楓「はい」パシ
楓「あむ……むぐ。またお酒が欲しくなっちゃいますね」
P「楓さんが飲みたければ開けますよ」
楓「本当ですか?」
楓「…?」
楓「プロデューサーさんは飲まないんですか?」ハイ
P「ええ」ドウモ
P「飲んじゃうと楓さん送っていけないし。今日はやめときます」モグモグ
楓「…」モグ
楓「なるほど」
P「はい」
楓「…………」…ムグムグ
ごそ
楓「タイムカプセルみたいですね」
P「ですね。無事、事務所がもっと大きくなっているように」
楓「……」モットオオキク…
楓「それもいいですけれど、それに、それまでみんな一緒にいられるといいですね」
P「…そうですね」
楓「事務所はどんどん賑やかになるし…」
P「…はい」
楓「……」
楓「もっと人がたくさんになっても、時間が経ってもプロデューサーさん、私と仲良しでいて下さいね?」
P(仲良し…)
P「はい。分かりました。約束します」
楓「約束ですよ?」
P「はい」
P「それじゃあそんな感じで」
楓「はい」
P「今日も一日お疲れさまでした」
楓「プロデューサーさんこそ。いつもお疲れさまです。今日もお疲れさまでした」
・・・・おしまい
相変わらずやまなしですが書いていて楽しかったです
途中で出した子たちは書き慣れていない子が多かったので、むしろ口調性格に違和感があったらごめんなさい
ありがとうございました。お疲れさまでした
20:07│高垣楓