2013年11月07日

P「ラクーンシティで映画撮影ですか?」

9月18日 昼 765プロダクション事務所

社長「アメリカに住んでる友人の映画監督からぜひ、と頼まれてね。
アイドルたちにとって貴重な経験を積めるいい機会だと思って了承したんだ。」


P「アメリカで・・・すごいですね。撮影はいつ頃始めるんですか?」

社長「今から六日後だから、明後日には国際便に乗ってもらうよ。
向こうの空港についたら、チャーターしたバスでラクーンシティまで移動だ。」

P「急ですね。それにしてもバスで移動ですか。」

社長「ラクーンシティへはハイウェイ一本しか通ってないからね。
交通費は経費で落とすから心配ないよ。」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362647665

・このssには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。
・このssはTHE iDOLM@STERシリーズとバイオハザードシリーズのクロスオーバー作品です。
・本作品はバイオハザード2、3を元にしています。
・本作品は著者によるいくつかの独自設定、オリジナルキャラクターが入ります。
・最後にこのssはライブセレクション(安価)で進む場面が随所に登場します。
 選択次第ではアイドルが命の危機にさらされるかもしれませんし、九死に一生を得るかもしれません。
 また、先へ進むためのキーアイテムや武器、回復アイテムも手に入れるための捜索も安価で決めます。

以上を踏まえつつ、本ssをお楽しみください。
P「なかなか不便な所ですね。ちなみに誰が行くんですか?」

社長「それは・・・


−CHARACTER SELECT−

下から四人まで、765プロ所属のアイドルを指名して下さい。
社長「それは・・・四条君に我那覇君、水瀬君、やよい君の四人だ。
  彼女たちにはすでに通達してあるよ。」

P「そうですか。やよい喜ぶでしょうね。」

社長「むしろ水瀬君が喜ぶかもしれないね。やよい君とはとても仲が良いから。」

P「ハハハ、きっとそうですよ。
貴音と響も海外は初めてかもしれませんし、楽しい撮影になるんじゃないですか。」

社長「そうしてもらえると嬉しいね。」

P「そうだ、せっかくだからお土産でも頼んでおきましょうか?」

社長「こらこらキミ。」

二人「ハハハハハ!」
9月23日 アメリカ合衆国 ラクーン行きのハイウェイを走るバス内

伊織「もうすぐラクーンに着くわね。」

やよい「すごいです!ちへーせんがどこまでも続いてます!」

貴音「夕焼けが綺麗ですね。ここなら月もとても見応えがあるでしょうね。」

響「う゛ぅ〜〜ぎもぢわるいぃ〜〜飛行機に乗ってから酔いがさめないぞ〜〜・・・。」

伊織「響まだ酔ってたの?ほら、酔い止め。」

響「あれ、もうなくなったんじゃ?」

伊織「乗り物酔いが止まらない誰かさんのせいでね。
空港で新しく買ったのよ。」

響「ありがと伊織・・・これでいくらか楽になるぞ。」

伊織「まったく、車内で吐かれたら洒落にならないわよ。」
やよい「あれ、そのお薬の箱どこかで見たような気がします・・・?」

伊織「世界一の製薬会社のアンブレラ社が販売してるやつよ。
日本でも支社が製造してるからやよいも風薬とか使ったことあるんじゃないかしら。」

やよい「あ、知ってます!
『傘のマークのアンブレラ♪ウイルス細菌、あらゆる病気から貴方を守り抜く♪』
っていう歌を千早さんが歌ってるのテレビで見ました!」

伊織「アンブレラのCMね。千早のナース姿が記憶に新しいわ。」

貴音「・・・」

伊織「ちなみに今行くラクーンシティは、元はどうってことない田舎町だったけど、
アンブレラの工場が郊外に建ってからは飛躍的に発展した企業城下町に成長したわ。
ライバル会社の自慢話はしゃくだけど、影響力は認めざるを得ないわ。」
貴音「・・・・・」

伊織「・・・どうしたの貴音?そんな険しい顔して。」

貴音「!・・・いえ、少し考え事を・・・。」

伊織「まさか、あんたまで酔ってないでしょうね?」

やよい「はわわ大丈夫ですか貴音さん?」

貴音「大丈夫ですよお二人とも。気分は優れています。」

伊織「そう。気分悪くなったらすぐ言いなさい。薬分けてあげるから。」

やよい「もし酔っちゃったら、私の席と交換してあげます!窓際なら風も気持ち良いです!」

貴音「お心遣い感謝します、伊織、やよい。」ニッコリ

伊織「ふん・・・。」プイッ
やよい「えへへ・・・。」テレテレ

貴音「(・・・あんぶれら、ですか。何事もなければよいのですが・・・。)」

響「ぇへへ、おっきな体だな・・・名前はヨン助にしてあげるぞ・・・zzz」

伊織「どんな夢見てんのよ響は。」
夜 ラクーンシティ 中心街 RC-MP ロビー

「やあ!君たちがMr.タカギの765エンジェルかい?
映画監督のダニエル・マッケンジーだ!よろしく!(英語)」

伊織「初めまして、水瀬伊織です。よろしくMr.ダニエル。(英語)」

やよい「えっと・・・まいねーむいずヤヨイ・タカツキ!
あいらいくMOYASHI!ないすとぅーみーとぅー!」

ダニエル「よろしくやよいちゃん!元気だね!ところでもやしってなんだい?」

伊織「日本の食べ物でやよいの大好物です。」

ダニエル「日本の食べ物か。俺も食べてみたいな!そこのワイルドそうな子は?」

響「あっ自分・・・じゃなくて、あいあむヒビキ・ガナハだぞっ!
えっとナイスミートユー!」

ダニエル「ナイスミート、俺はそんなに太って見えるかい?・・・最近ダイエットしてるんだけどな。」

伊織「ちょっと、響!あんた初対面の人になんてこと言うのよ!」

響「えぇ!?確か挨拶ってこう言うんじゃ・・・ごめんなさ、あいむそーりー!・・・だぞ。」

ダニエル「HAHAHA!大丈夫、太ってるのは生まれつきだからね!」

響「よかった・・・なんか許されたっぽいぞ。」
ダニエル「さて、そちらのクールビューティーさんは・・・」

貴音「Nice to meet you,I'm Takane Shijyo.
My best regards at this time though there is a shortcoming,too.
(初めまして、私は四条貴音と申します。
至らないところはありますが、この度はよろしくお願い致します。)」

伊織「」ポカン
やよい「?」キョトン
響「」アゼン

ダニエル「こりゃ驚いたな。どうやってそんな流暢に喋れるようになったんだい?」

貴音「It's a top secret.(とっぷしーくれっとでございます。)」

ダニエル「HAHAHAHAHA!気に入ったよキミ!
さすがタカギのところのアイドルはひと味違うな!」

貴音「ふふふ・・・///」

伊織「貴音って英語話せたの!?」←密かにPに三人に英語の通訳を頼まれた

やよい「すごいです貴音さん!」

響「ますます貴音の謎が深まった気がするぞ・・・。」
ダニエル「詳しい話は明日ここでするよ。さて、今日は歓迎パーティーといこうじゃないか。」

伊織「本当ですか!ありがとうございます!(英語)
みんな、今日は歓迎パーティーを開いてくれるそうよ。」

やよい「パーティーですか!?」

貴音「食事は出るのでしょうか・・・。」

響「貴音はそこはぶれないんだな・・・。」

ダニエル「それじゃ、会場まで移動しようか!みんなついてきてくれ!」
アップタウン Grill13

ダニエル「みんな!765アイドルたちが来たぞ!」

アイドルs「こんにちは!」

スタッフ1「おお、かわいい子ばかりだねぇ!ほら、隣空いてるから座りなよ!」

スタッフ2「セクハラしたら監督に怒られるだけじゃすまないわよケイン。」

スタッフ3「・・・」ソワソワ

スタッフ?「よぉダニエル!その子たちかい?」

ダニエル「DJ!お前も来てたのか!」

DJ「あの日本じゃこっちのビッグEと同じぐらい有名な765プロのアイドルだろ!?
会わなきゃ損だぜ!」

ダニエル「まったく・・・。」

貴音「賑やかな方たちですね。(英語)」

ダニエル「俺の大切な仕事仲間さ。さ、そっちに座ってくれ。」
ダニエル「料理の前に自己紹介といこうか。じゃ、まずはケインから。」

スタッフ1「カメラマンのケイン・ラッセルだ。ケインって呼んでくれ。」

スタッフ2「クロエ・ジェスティンよ。あなたたちのメイクを担当するわ。」

スタッフ3「・・・ADのジョン・カイマンです。よろしく。」カリカリ

DJ「俺はラクーン1の人気DJのダン・ジャクソンだ!RC-radioって番組やってるからぜひ聞いてくれよ!
周波数はラッキーセブンだ!」

ダニエル「どいつも一癖あるけど、仲良くしてくれよ。」

アイドルs「はい!!」

ーアイドルの挨拶がすんだあと、豪華な肉料理が運ばれてくる。
やよい「うっうー!このお肉とってもおいしいですー!」

ダニエル「喜んでもらえて何よりだよ。ここの肉料理は評判がいいんだ。」

DJ「なあ、実は俺君たちのファンなんだ。そこでお願いなんだがもし音源があれば
来週の放送で君たちの歌を流したいんだ。CDとか持ってないかい?」

伊織「あ、それでしたら・・・これを!」

DJ「これは?」

伊織「私の入ってるグループの竜宮小町が歌う『SMOKY THRILL』という曲が入ってます!」

DJ「あ、知ってるよそれ!『知らぬが仏ほっとけない♪』って奴だろ?」

伊織「日本語お上手ですね!(ニヒヒっ、律子GJね)」←律子からシングルCDを渡された

ケイン「どれ・・・おぉ可愛いく写ってるね、このジャケット。
特に右側の背の高い女の子の胸元がグットだねぇ・・・。」

クロエ「ケイン・・・。」

ケイン「こりゃ失礼。」

響「うー、伊織ずるいぞ!」

貴音「では、私からはこれを。私の持ち歌で『風花』といいます。」

響「えっ」

やよい「私のは『おはよう!!朝ご飯』です!」

響「やよいも!?」
貴音「ふふ、こちらもぬかりはしませんよ。(あなた様、ぐっじょぶです)」

やよい「うっうー!いっしょーけんめー歌いました!」←PにCDを渡されていた

DJ「おお君たち、ありがとう!これでラクーンは大盛り上がり間違いなしだ!
・・・あれ、君のはないのかい?」

響「う・・・」


日本 東京都 765プロダクション本社 昼

P「あれ、何か忘れてるような・・・。」ガラリ

ー何気なく引き出しを引くと中から響ソロのshiny smileのCDが

P「あっ」

小鳥「どうしました?」カタカタピヨピヨ

P「(やっべー)」


ラクーンシティ アップタウン Grill13 夜

響「こんなのあんまりさぁぁぁぁぁ!!」
伊織「響そんなに落ち込むことないわよ。動画サイトで聞いてくれるって言ってたから。」

貴音「こういうこともありますよ。」

やよい「響さん、お肉わけてあげますから元気だして下さい・・・。」

響「ほっといてほしいぞ・・・どうせ自分なんか」ブツブツ

ジョン「ハフッハフハフッ」ガツガツムシャムシャ

ケイン「・・・よく食うなジョン。一言も喋らねぇとおもったら・・・フードバトラーにでもなる気か?」

クロエ「顔色悪いけど大丈夫?」

ジョン「・・・肉とライスおかわりしよう。」ムシャムシャぽりぽり

ダニエル「そんなに食べたら俺みたいになるぞ。あと身体をやたらと掻くのはやめてくれ。
可愛い女の子の前だぞ。」

ジョン「好きでやってるわけじゃない。我慢できないんだ。」パクパクぼりぼり

ケイン「よせよみっともない。」
DJ「そういえば最近またあれが起きたらしいぜ。」

ダニエル「・・・またあれか。」

ケイン「おいよせよDJ。食事中だぜ。」

DJ「ジョンしか食べてないしいいだろ。そうだ、君たちも聞いといたほうがいい。」

伊織「(DJの顔が今までとは打って変わって真剣ね。何かしら?)」

DJ「ここ最近ラクーンでおかしな事件がたて続きに起きてるんだ。
サツの奴等や市長はごまかしてるが全員薄々気づいてる。」

ー今から三ヶ月前の話だ。そうDJは語りだした。
六月に入りはじめて、新聞に奇妙な記事が頻繁に掲載されるようになった。
それは「犬の姿をした化け物を見た」というものだった。
七月に入ると、アークレイという山地で次々と遭難者が多発し始めた。
そして郊外に住む民家が徒党を組んだ集団に襲撃され、一家が惨殺されたのだ。
この猟奇的状況からR.P.D.(ラクーン市警)は「人食い事件」として捜査するも、息詰まってしまい、
すぐに同様の事件が発生してしまう。
そこでアークレイ全域を封鎖し、猟奇事件解決のためにR.P.D.有する特殊部隊S.T.A.R.S.が介入することになった。
しかし、投入された十二人のS.T.A.R.S. A・Bチームは五人だけの隊員が生存し、残りは殉職するという有り様だった。
彼らに何が起きたのかは様々な憶測が飛び交い、「動く死体やゴリラの化け物に襲われた」などという
荒唐無稽な噂もあった。
結局はうやむやになって終わってしまったが。
が、最初は単なるゴシップネタであった「動く死体」も徐々に現実味をおびはじめる。
八月になると今度は市内で奇怪な事件、「化け物」の目撃情報が相次いだ。
これに対してR.P.D.署長のブライアン・アイアンズは特にこれといった対策は立てずに、時間だけが過ぎていった。
そして今月に入り、ラクーン総合病院で謎の病気にかかった患者が急増し始め、
それとともにまた「人食い事件」が起こっている。


DJ「ちなみにサツは人食い事件を暴動として処理してる。
必死にごまかそうとする努力が涙ぐましいね、まったく。」
DJ「ま、何が言いたいかっていうと・・・君等みたいな可愛い子は狙われやすいから
気をつけなってことさ。ハハハ」

伊織「人食い事件って・・・何よそれカニバリストの仕業じゃないの?
それを暴動だなんてずさん過ぎるわよ。冗談じゃないわ。」

やよい「うー、怖いですぅ・・・。」ナミダメ

貴音「・・・面妖な。」

響「うぅ・・・なんだか一気に不安になってきたぞ。」

DJ「ありゃま、怖がらせすぎたか?」

ケイン「何やってんだよ・・・せっかくのパーティーがシラケちまったじゃねぇか。」

ダニエル「なあに、心配することはないよ。宿場から仕事場へは俺が直接送ってく。
そんな物騒な目にはあわせないよ。」

伊織「そういえば・・・今日私たちが泊まる場所ってどこですか?」

ダニエル「中心街にあるアップルインっていうホテルさ。宿泊費はタカギから貰ってるだろ?」
伊織「もちろん。」

ダニエル「あそこは一泊一人につき25ドルだから旅行者や学生には人気なんだ。
しかもコース料理も食べられるぞ。もちろん味も一流だ。」

伊織「あら、楽しみが一つ増えたわね。うちのとどちらが美味しいのかしら。」

貴音「こぉす料理・・・らぁめんはあるのでしょうか。」

響「コース料理にラーメンなんて聞いたことないぞ。」

やよい「出来ればお持ち帰りできるといいです!弟や妹たちにも食べさせてあげたいです!」

ダニエル「それじゃ、食休みも済んだし、ホテルに行こう!」

アイドルs「はい!」

ダニエル「ああ、君たちはどうする?」

ケイン「俺はしばらくジョンの食いっぷりを見てるよ。」

クロエ「あたしはしばらくしたら帰るわ。」

DJ「俺は少し食いすぎたな・・・もう少し休んでくよ。」

ダニエル「そうか。それじゃ、お先に!さ、おいで。」





ジョン「・・・痒い、うまい。」
ダニエルの車 車内

貴音「・・・(それにしても、『犬の化け物、動く死体、ゴリラの化け物』ですか)」



貴音「(人の道を外れてもなお、まだ物足りぬのですか。その先はこの世の地獄になろうとも。)」







ラクーンシティ 某所

???「くるな化け物!うぐああぁぁぁッ!!」パパパパパンッ!ドシュッ
???「撃て!撃て!げぁぁっ」タタタタタタタタ!バシャスッ
???「クソっ、まったく効いてなグアァァッ!」グシャッ!
???「Fukin' monster! diiiiiiiiie!!」トタタタタタタタタタカチッ

???「!?」カチッカチッ


ドスドス・・・

???「ハッ、ハッ、ハッ、、ハッ、や、やめ」
ブゥンッ!
nooooooooooooo!!



バキッグジャ、ブジュ・・・ペキペキ・・・

???「ヴオォォォォア”ァァアァァァァァァ!!」
チッチ、カチッカタカタカタカタッカチッジーカチカチッ

SAVE DATE
1. 序章「前夜祭、終わりマス」 / 伊織・やよい・貴音・響 / 01
2. no date
3. no date

・これで序章を終了します。
・各章が終わる際には自動的にセーブされます
・各章では各地に設置してある「タイプライター」で進行状況を「セーブ」できます。
・道中で「ゲームオーバー」になった場合、安価でコンティニューするかしないかを決定します。
・する場合には「LORD」したいデータを選び、そこから始まります。
・しないを選んだ場合「GAME OVER」となり、本ssは終了します。
(しないになった場合、本当にしないのか、確認安価が出ます。)
・ちなみにボス戦前、ライブセレクション時には一時的にSAVEするか安価が出現します。
 万が一その後にアイドルが死亡してもそこからやり直せます。
(インクリボンは消費しません。また、一時セーブは一度しか使用できません)
・この「information」はセーブ後の進行状況や、著者のお知らせ時に出現します。
・執筆活動は一旦終了します。次回は3月8日午後五時頃に開始予定です。

・ただ今から執筆活動を再開いたします。
・安価に答える準備はよろしいですか。
・それでは、始まりマス・・・。



                    BIOH@ZARD

                  第一章「M@DNESS」



9月24日 朝 アップルインホテル 202号室

Prrrrrrr! Prrrrrrrr!

伊織「・・・はい、何かしら。」ガチャッ

電話『Good morning! お客様、朝食の準備が整いましたので一階レストランまでお越しください。』

伊織「(さすがに時差は慣れないわね)ふぁぁ・・・ほらやよい、響、貴音、起きなさい。」

やよい「うー・・・。」オキヌケ
貴音「おぉ、何度食べても減らないらぁめん・・・まこと麺妖な・・・zzz」
響「ワニ子・・・今日はお友達連れてきたぞ・・・ちょっと大きいけど仲良くするんだぞ・・・zzz」
ーその後、慣れない時差から来る眠気を堪えつつ、身だしなみを整え、
アイドルたちはレストランへと移動した。


アップルインホテル 1F レストラン

ダニエル「HEY!おはようみんな!」

伊織「!? おはようございます!・・・ってなんでここに?」
やよい「あ、うっうー!!ぐっどもーにんぐダニエルさん!!」ガルーン
響「はいさい!って違う違う、ぐっもーにんミスタダニエル!」
貴音「Good morning, Mr. Daniel.(おはよう御座います、ダニエル殿)」

ダニエル「ハハッ、みんな元気だね!ここのランチは平日朝限定で半額だからね。
毎日ここで朝食をすませるんだ。」

伊織「そうだったんですか。」

ダニエル「それに昨日も言ったけど、俺は君たちの送迎担当でもあるからな!
ほら、早くしないとせっかくのトーストが冷めちゃうぞ!」
ー朝食をすませ、アイドルたちはダニエルの車に乗り、RC-MPのビルへと向かった。

中心街 RC-MP 1F ロビー

ダニエル「さて、今日はこの街をよく知ってもらうために街を観光してもらうよ。
と、いってもただ観光するだけじゃない。
実は市長が君たちに挨拶をしたいって言っててね。」

伊織「市長が?」

ダニエル「『はるばる日本から来て下さったアイドルさんたちに是非挨拶がしたい』ってね。」

響「貴音、何て言ってるんだ?」

貴音「市長殿が私たちに挨拶を申したいそうです。」

響「市長が!?」

やよい「すごいですー!」

ダニエル「それじゃ、早速行くとするか!」
ラクーン市庁 中庭

市長「ようこそ、ラクーンシティへ来て下さいました。ラクーン市長のマイケル・ウォーレンです。
はるばる日本からお越し下さってありがとうございます。」

伊織「こちらこそ、私たちを呼んでいただいてありがとうございます!」

市長「そういえば私には娘がいるんだが、君等のファンなんだ。
今は学校に行っていていないが、君たちにとても会いたがっていた。
明日、ここに来られたら娘に会ってもらえるかい?」

伊織「Mr.ダニエル、どうですか?」

ダニエル「これは断る理由がないよ。」

伊織「OKです!」

市長「ありがとう!娘も喜ぶよ!そうだ、これを皆さんにあげましょう!」

貴音「この本は・・・?」

市長「『ハーブ』というここだけでしか取れない植物について纏めた教本だよ。
育て方や調合薬の作り方、私の好物のハーブパイやハーブクリームの作り方が載っているよ。」


ー FILE ー
・『ハーブ大全』を手に入れました。
・ハーブ大全を手に入れました。
・アイドル全員がハーブの調合が可能になりました。
アイドルs「ありがとうございます!」

オッサン「市長さん、いますかね?」

響「わっ、警察!?」
やよい「ぽりすめんです!」

オッサン「ん、なんだこの子供たちは?」

市長「やあアイアンズ署長、早かったね!この子たちが今度映画撮影に参加する日本のアイドルたちだよ!」

署長「ほう、この子たちが・・・。」

ダニエル「どうも、映画監督兼この子たちの保護者のダニエルです。」

署長「ああ、どうも。やあ、私がラクーン市警(R.P.D.)署長のブライアン・アイアンズだ。」

伊織「はじめまして、水瀬伊織です!(こいつがあの脳なし警察のトップね)」

やよい「まいねーみーずヤヨイ・タカツキ!ないすとぅーみーとぅー!」

響「えっと、あいむヒビキ・ガナハ!なぃすとぅみーてぃうー!(今度はちゃんと言えたかな?)」

署長「元気な子たちだな・・・む?」チラッ

貴音「・・・はじめまして、四条貴音と申します。」

署長「・・・(ほう。なかなか『イイ』身体だな)」ジー

貴音「・・・何か?」

署長「ん、あぁ!すまん、つい見とれてしまったよ!ハハハ!」

貴音「そうですか・・・。」
市長「それじゃ、私は署長と話し合うことがあるからこれで失礼するよ。」

ダニエル「さ、次は街並みを見てまわろうか!」

ー市役所を後にしたアイドルたちはラクーンシティを隅々まで見てまわった。








そして、悪夢が始まろうとしていた。
昼 RC-MP 2F 小会議室

ダニエル「お疲れさま。これで市内観光は終了だ。はい、飲み物。」

やよい「うっうー!てんきゅーですー!」

響「ふぅ、歩き疲れたぞ・・・。」

貴音「日本料理店がありましたね。後でみなで行ってみたいものです。」

伊織「あら、貴音もう日本が恋しくなったのかしら?」

貴音「ち、違います。私はただ、あそこでらぁめんを」

ガチャッ

ケイン「おっ、お疲れさん。観光は楽しかったかい?」

伊織「お陰様で十分堪能できたわ。」

ケイン「まだ時間余ってるだろ?よかったら話してくれないか?」

ー映画について話し合うまでの間、アイドル達はダニエル、ケインと束の間の雑談を始めた。
2F 廊下 自動販売機設置室前

クロエ「〜♪」








チャグッ ハフハフッ クチャクチャ



クロエ「あら?何かしら?」

ガチャッ キィィィィ・・・
クロエ「誰かいるの?」ソロリ

ジョン「・・・」クチャクチャハフハフッ

クロエ「・・・ジョン?何、やってる・・・の?」


ブシュッ


クロエ「ひっ!?」

ジョン「ヴォオァアァァァ・・・」カハァ

スタッフ「」ピクピク

クロエ「ひぃっ・・・あぁ、ジョン・・・うそでしょ・・・?」
2F 小会議室

ケイン「ハハハ!響は動物と話せるのかい!」

ダニエル「それが本当ならすごいね。」

響「なんか信じてなさそうだぞ・・・。」

ケイン「それにしてもクロエたち遅いな・・・何やってんだ?」

ダニエル「そろそろミーティング開始五分前になるな。」




キャァァァァァァァァァァッッ!!


全員「!?」

伊織「今の・・・悲鳴?」

ダニエル「今の、クロエじゃないか?」

ケイン「・・・ちょっと見てくる。」ガチャッ バタン

響「え?何なのさ一体?」オロオロ

ダニエル「・・・君たちはここにいてくれ。俺も行ってくる。」

やよい「はわわ・・・ダニエルさん・・・。」

ダニエル「大丈夫、すぐ戻るからな。」ニコッ

ガチャッ バタン

響「貴音、何があったんだろ?」

貴音「・・・どうやら良からぬことが起きているようです。
しかしここはダニエル殿やケイン殿を信じて待ちましょう。」
2F 廊下

ケイン「クロエーーー!どうしたんだー!?」

ケインは走っていた。
仕事においても、何よりプライベートにおいても大切なパートナーであるクロエの悲鳴を聞いた
ケインは気が気でなかった。
もし彼女の身に何かあったら。
そんな不安から逃げるようにケインは走った。
そして・・・。



グチッバリボリ

ケイン「なっ!?」

ー彼は見てしまった。
白を基調とした床や壁には赤黒い液体が飛び散っていて、尋常ならざる雰囲気を醸し出していた。
そして、その血だまりの中心には。
かつての同僚であり、恋人であったクロエの変わり果てた姿と。
その身体をハイエナのようにむさぼるもう一人の同僚、ジョンの姿があった。
ケイン「な、あぁ・・・!?」

ジョン「ウォオォヴゥゥゥ・・・」クチャクチャ
クロエ「」ヒクヒク

ケイン「ふ・・・ふざけるなぁぁぁあぁぁぁぁぁッ!!」

ジョン「ヴェッ」バキャッ!

ケインはクロエをむさぼっているジョンの顔面を蹴り飛ばした。
トレードマークであった眼鏡は鼻と一緒にひしゃげ、ジョンは床に倒れ伏した。

ケイン「クロエ!クロエ!しっかりしろ!」

クロエ「」ヒクヒク

ダニエル「ケイン!どうしたんだ・・・なっ何だこれは!?」

ケイン「ダニエルッ!救急車を!クロエが怪我を!」

ダニエルはケインに肩を抱きかかえられたクロエを見て、あまりの惨状に目を伏せた。
クロエは喉仏を食いちぎられ、右腕がなくなっていた。
誰が見ても彼女はすでに事切れていることは明白だった。
その時、ケインの後ろに起きあがったジョンが忍び寄っていた。

ダニエル「ケイン!後ろだッ!」

ケイン「はっ!?」

ジョン「グァァアァァァァァ!」ガシュッ!

ジョンは限界まで開ききった口でケインの肩にかぶりついた。

ケイン「うぐあぁぁッ!」

ダニエル「ケ、ケイーーーン!!」
2F 小会議室

響「また悲鳴が聞こえたぞ!あれってケインの声じゃ・・・?」

やよい「ケインさん危ない目に合ってるんじゃ・・・。」

伊織「警察に連絡しましょう。その方がいくらかマシよ。」ピップッペッ

響「警察・・・!それがいいと思うぞ伊織!」



ーしかし、このときラクーンシティではあの悪夢の序章ともいえる事態が起こっていた。





ラクーンシティ 某所 R.P.D.パトカー車内

ガガッ ザー
無線『各巡回中車両に通達。現在ラクーンスタジアムにてフットボールの試合中に観客の一人が暴徒化。
観客がパニックを起こして暴動となっている。観客は市外から来ている者も含めおよそ ザザッ 万人以上で、
被害が拡大するおそれがある。
現在暴動は激化している模様。この無線を聞いた警官は巡回をやめ、速やかにラクーンスタジアムへ向かい
現場の警備員とともに暴徒を鎮圧せよ。 ザーッ 繰り返す、ラクーンスタジアムにて暴動発生。
速やかに現場へ向かい、暴動を鎮圧せよ。』 ガガッピッ
・休憩します。しばらくお待ち下さい。
・お待たせしました。執筆を再開します。
・そろそろ安価が始まります。決断する準備を整えて下さい。
RC-MP 2F 小会議室

ケータイ『現在回線が大変混雑しており、つながりにくくなっております。しばらくお待ち』ブツッ

伊織「な、なんで警察につながらないのよ!」

響「えぇ!?どうしてだよ伊織!?」

伊織「私に聞かないでよ!」

やよい「い、伊織ちゃん響ちゃん、喧嘩しちゃダメですよ・・・。」

貴音「やよいの言うとおり、ここは落ち着いて対処しましょう。」

伊織「何かアイディアでもあるの貴音?」

貴音「・・・

ーLIVE SELECTIONー

1. このままダニエル殿が戻るまで待ちましょう。
2. 私が助けを呼んで参ります。

>>95まで多数決
貴音「・・・このままダニエル殿たちが戻ってくるまで待ちましょう。」

伊織「もし戻ってこなかったらどうすんのよ。」

響「あんまり考えたくないけど、そうだぞ!それだったら貴音一人じゃなくってみんなで行けば・・・。」

貴音「伊織、響、確かに集団で行動すればいくらか安全でしょう。
しかし、もし誰か一人でも傷を負った場合、あなたたちは冷静でいられますか。」

伊織「それは・・・。(目の前でやよいが傷ついたら・・・)」

響「多分、自分だったらパニックになってると思うぞ。」

貴音「人間は追い込まれたとき、何も出来ぬ者がほとんどです。
それに、昨日DJ殿が言っていた化け物がこの騒ぎを起こしているとすれば、
我々にはどうしようもありません。」

伊織「化け物って・・・貴音はあの話信じるの?」

貴音「・・・少なくともあのときのDJ殿は嘘をついているようには思えませんでした。」

貴音「(もし・・・化け物が『あれ』だとするならあまりにも危険過ぎます。
しかし、いざというときは私が皆を・・・。)」
響「・・・自分は、ここで待つぞ。何かあったら怖いし・・・。」

やよい「私もここでダニエルさんたちを待ちます。きっとすぐ戻ってきてくれます!」

伊織「・・・ふぅ、そうね。ここは貴音の言うことに従いましょ。」

貴音「伊織、響、やよい・・・ありがとうございます。ダニエル殿たちが無事戻ることを信じましょう。」


今から数分前 2F 廊下

ケイン「いってぇぇ!こいつっ、なんで!?」

ジョン「グヴヴヴヴ」グググギ

ダニエル「ジョン・・・。」

ケイン「ぐぅ、クッソっ、離せッ!」ガスッ!ガスッ!

ジョン「ウゥゥゥゥ」ギギギ・・・

ケインは肩に咬み付くジョンの顔を何度も殴るが、ビクともしない。
それどころかますます咬む力が強まっているようだ。


ーLIVE SELECTIONー

1. ジョンを羽交い締めにする。
2. ジョンを殴りつける。
3. 周りに何かないか見回す。

>>100まで多数決
・訂正 安価は下から5までとします。
・読者、並びに敏腕プロデューサーの皆様、大変お待たせいたしました。
 投稿を再開いたします。
・いよいよラクーンシティが生き地獄と化しますので、「デイライト」を忘れずに持参しましょう。
9月24日 昼 RC-MP 2F 小会議室

響「・・・いくら待っても来ないぞ。」

伊織「限界よ。一度部屋から出るわよ。」

貴音「伊織、気持ちはよくわかりますがもうしばらく」

伊織「貴音、ダニエルたちが出て行ってから、かれこれ一時間以上経ってるわよ。
相変わらず警察にはつながらないし、埒があかないわよ!」

やよい「い、伊織ちゃん・・・。」おろおろ

コンコン

アイドルs「!」

伊織「誰・・・?Mr.ダニエル?」

ガチャ キィィィ・・・
スタッフ「よかった、みなさん無事でしたか。」

伊織「あなたは?Mr.ダニエルはどうしたの?」

スタッフ「私はここのスタッフです。監督は今一階にいます。ついてきて下さい。」

響「びっくりしたぞ・・・。」

やよい「ダニエルさんたち大丈夫でしょうか・・・。」

貴音「ダニエル殿たちは一階におられるようです。この方と一緒に行きましょう。」
2F 廊下

伊織「結局何の騒ぎだったの?」

スタッフ「いや、なんと説明したらいいか・・・正直ありのまま起こった事は話しづらいです。」

貴音「ある程度で構いません。教えていただけませすか?」

スタッフ「・・・わかりました。ウチのADのジョンが急に暴れだしまして。
そばにいたスタッフやクロエさんはジョンに・・・『重傷』を負わされました。」

伊織「(ジョンって昨日のパーティーにいた、あの眼鏡かけた大食いの根暗男?
急に暴れ出すようには・・・まあ見えなくもなかったわね。)」

スタッフ「それで、止めようとしたケインさんも怪我をされて、後から駆けつけた監督のおかげで
なんとか騒ぎは収まったんですが・・・。」

響「貴音、自分とやよいに翻訳頼むぞ。」

貴音(響、やよいにスタッフの言葉を翻訳)

響「思ってたより大事になってたぞ・・・。」

やよい「ケインさん、クロエさん・・・。」ウツムキ
スタッフ「騒ぎが収まったあと、R.P.D.と消防署に救急要請しようとしたんですが
回線が混雑していまして・・・どうもラクーンスタジアムで大規模な暴動が起きてるようで、
そっちの対応に追われているようなんです。」

伊織「暴動って・・・そんなにひどいの?」

スタッフ「今日はフットボールの試合がおこなわれていましてね。
市外からの観戦者も含めて大勢いまして、テレビ中継の様子を見た限り
かなりひどい状況になってるようです。」

スタッフ「おっと。ここから先は窓ガラスが割れていて危険なので
こちらの非常階段から降りていきましょう。」

貴音「(すんすん・・・この匂いは血液ですね・・・それもおびただしい量です。
ここまで濃い匂いを放つには首の頸動脈を切るか引きちぎるかせねば・・・となるとこれは
死者が出ているのは確実でしょう。おそらくクロエ殿かすたっふかあるいはその両方。
しかしジョン殿の細身な体型を鑑みるに、それは困難なはず。そもそも殺害する動機が・・・はっ!)」

回想 Grill13

DJ『動く死体やゴリラの化け物が出たって・・・』



貴音「(・・・まさか、ジョン殿はあの『てぃーういるす』に!?)」
貴音「(今思うとそれらしき兆候はありましたね。私としたことが・・・。)」

響「貴音、どうしたんだ?具合悪いのか?」

貴音「!いえ、体調は至って優れておりますよ、響。」

響「貴音は怖がりだからな、無理しちゃだめだぞ。」

貴音「なっ、なにをいうのですか響///」

やよい「大丈夫ですよ貴音さん!みんなと一緒なら平気です!怖くありません!」

貴音「あうぅ、やよい違います怖がってはおりません・・・。うぅ、響のいけず・・・///」ウルッ

響「うえっ!?貴音ごめん!だから泣かないでほしいぞ!」

伊織「なにやってんのよアンタたち・・・。」





貴音「(ぞんびはともかく、おばけは恐ろしいものです。異論はありません。)」
1F ロビー

ダニエル「やあ、みんな。心配をかけてすまない。」

やよい「ダニエルさん、服に血がたくさん・・・!」

ダニエル「ああ、すまない怖かったかい?心配しなくてもこれは俺のじゃないよ。」

貴音(翻訳)
やよい「ほっ」

ケイン「くそっ、まだダメなのか!消防署は何してるんだ!?」

響「ケインはどうしたんだ?あんなに怒鳴って・・・それに肩怪我してるぞ。」

ダニエル「ケイン!気持ちはわかるが怒鳴るのはよせ。この子たちが怖がる。」

ケイン「これが落ち着いていられるか!?ジョンの野郎にクロエが食い殺されたんだぞ!?」

ダニエル「ケインッ!!」

伊織「く、食い殺されたって・・・今、嘘でしょ?ホントに化け物が・・・?」

貴音「なんという・・・!(やはりジョン殿がぞんびに・・・。そしてクロエ殿が・・・。)」

響「化け物に、食い殺されたって言ってたのか伊織?」顔真っ青

やよい「怖いです・・・。」ブルブル

ケイン「おまけにいくら連絡してもR.P.D.はおろか救急車一台すらよこしやしない・・・こっちは肩を
思い切り咬み付かれたってのに・・・。」
ダニエル「ケイン、冷静になるんだ。今はラクーンスタジアムの暴動のせいで
警察やレスキューは手いっぱいだ。直接病院に行くしかない。車は運転出来るか?
肩の傷も診てもらうんだ。」

ケイン「・・・わかった、車ぐらいはどうにか運転できる。あんたはどうするんだ?」

ダニエル「俺はアイドルたちをホテルに送り届けてくるよ。」

ケイン「そうか。じゃ、俺は他のスタッフたちにクロエを俺の車に運んでもらうよ・・・。」

ダニエル「OK。・・・あ、待たせたね。その、今日のミーティングは中止だ。
ホテルへ送ってくから車までついてきてくれるかい?」

伊織「ミスター、クロエさんがジョンさんに食い殺されたってどういうことなの?」

ダニエル「っ!それは・・・すまない、俺は説明出来ないよ。」

伊織「・・・そう。」
初めて感じる不安と得体の知れない恐怖を胸に、アイドルたちはアップルインホテルへと戻っていった。

アップルインホテル 202号室

アイドルs「・・・。」ズーン

伊織「・・・ああもう!こういう空気は苦手よ!そうだわ、なんか暴動が起きたとか言ってたわね。
どうなったのかしら!?」ピッ

テレビ『・・・未だラクーンスタジアムでは暴動が続いており、鎮圧にあたった警官の
一人は暴徒に咬み付かれたなど、暴動は激化する一方で収まる気配はありません・・・』

伊織「っ!」ブツン

響「・・・自分もう日本に帰りたいぞ。最初はみんな明るくて良い人たちばかりだと思ったのに・・・。」

やよい「私も・・・なんだかここにいるのが怖くなっちゃいました。」

伊織「しかたないわよ。映画撮影が終わる三週間までの辛抱よ。それまで耐えましょ。」

響「・・・伊織はまだそんなこと気にしてるのか?」

伊織「・・・どういう意味よ。」ピクッ
響「人が、死んだんだぞ!?それなのに今更映画の撮影しろだなんておかしいぞ!」

伊織「じゃあこのまま帰ったとして社長や律子やプロデューサーになんて説明すんのよ!?
人の形した化け物が怖くて帰ってきましたって説明するの!?そんなの誰も信じやしないわよ!」

やよい「伊織ちゃん、響ちゃん落ち着いて・・・」オロオロ
貴音「・・・。」

響「じゃあこのまま仕事だからって、ここに残って化け物に食われたいのか伊織は!?」

伊織「んなわけないでしょバカ!!そもそも本当に化け物だなんていると思ってんの!?」

響「バカって言ったほうがバカだこの凸ヒロシ!化け物に襲われても知らないからな!」うがー!

伊織「誰の凸が広いですって!?あんたこそ襲われちゃえばいいんだわ!!」きぃーッ!


やよい「いいかげんにしてくださいふたりともッ!!」


伊織・響「ビクッ」

やよい「二人とも言い過ぎですっ!今は・・・けんかなんてしちゃダメですよっ!」

伊織「言われなくてもそんなのわかってるわよ!!」

やよい「ひうっ」ビクリ

伊織「あっ・・・」

やよい「うぅ・・・」グスン
響「・・・最低だぞ伊織。」

伊織「ッ!!」バッ!

ダッダッダッ ガチャッ バタン!

やよい「ぐすっ、あっ伊織ちゃん!」

響「・・・やよい大丈夫か?」

やよい「追いかけなきゃ!」タタタッ ガチャッ バタン!

響「やよい!?」

貴音「・・・。」

響「・・・行っちゃった。」

貴音「(・・・皆の心が、離れていく。)」

響「・・・ふんだ。そういえば貴音、さっきからなにも喋らないな。」

貴音「(最初は、このようなことになるはずではありませんでしたのに。
いつも通り、お互い切磋琢磨しつつも楽しい仕事に、なるはずでしたのに・・・なぜ。)」

響「なあ、貴音・・・。自分って間違ってるのか?」

貴音「(・・・こんなとき、あなた様がいてくだされば・・・。)」

響「正直、言い過ぎたかも知れないけど・・・でも、ここには居たくないぞ。
自分、どうしたらいいのかな?」

貴音「(こんなとき、どうすればよいのでしょう・・・。あなた様・・・。)」
ラクーンシティ アップルイン前通り

タッタッタッタッ
伊織「はぁ、はぁ、はぁ、(何やってんのよ私!響だけじゃなくやよいにまで当たり散らして!)」

タッタッタッタッ
伊織「(そりゃ私だって怖いわよ!昨日あったばかりの人が死んだのよ!?)」

タッタッタッタッ
伊織「(・・・謝らなきゃとは思ってる。でも・・・)」

ピタッ
伊織「今更、どの面下げて戻れってのよ・・・。」



やよい「はぁ、はぁ、あっ、やっと止まってくれたね・・・走るの速いよ、伊織ちゃん。」


伊織「えっ、って、やよい!?」
やよい「いてもたってもいられなくって、ついてきちゃいました!」

伊織「やよい・・・。」

やよい「さ、伊織ちゃん。一緒にホテルにもどろ?」

伊織「・・・無理よ。」

やよい「どうして?」

伊織「だって、響にあんな怒鳴っちゃって・・・おまけにやよいにまで・・・。」

やよい「・・・伊織ちゃんは、怖かったんだよね。」

伊織「え?」

やよい「私も怖いよ、すっごく。昨日あんなに楽しく一緒にパーティした人たちが突然死んじゃって」

伊織「やよい・・・。」

やよい「人が死ぬのはとっても怖いことだよね。でもね、伊織ちゃん・・・」



やよい「私はそれ以上に、みんなとバラバラになっちゃうのが怖い。」



伊織「っ!!」
やよい「もう、このまま二度と会えないんじゃないかって、思っちゃうの。」

伊織「・・・。」

やよい「私、そんなのぜったいに、ぜぇーーーったいにいやですっ!!」

やよい「それにね、仲直りって今すぐなら出来るけど、後に延ばすほどその分亀裂が出来て
戻らなくなっちゃうってぷろでゅーさーが言ってました。」

伊織「プロデューサーが・・・。」

やよい「帰ろ、伊織ちゃん。・・・伊織ちゃんならすぐに仲直りできます。」

伊織「でも・・・」

やよい「大丈夫、私もいっしょに手伝います!」

伊織「・・・ふふっ。ほんと、やよいにはかなわないわね。」

やよい「やっと笑ってくれたね、伊織ちゃん!」

伊織「わかったわ、戻りましょやよい。なるべく早くね!」

やよい「うん!」

伊織「・・・ねぇ、やよい。」

やよい「なんですか?」

伊織「・・・手、繋いでもらえる?」

やよい「はいっ!これでいいかな?」ギュッ

伊織「・・・あったかいわね。」

やよい「えへへ。それじゃ、れっつごー!」

伊織「(さっきまでの恐怖が嘘みたいに消えてる。・・・ありがとう、やよい。
やよいと一緒なら、何も怖くないわ。)」
・入浴してきます。しばらくやよいおりについて話しつつお待ちください。
・お待たせしました。執筆を再開いたします。
・そろそろ安価を始めたいと思います。場合によっては『死にます』ので覚悟してください。
やよいの説得に応じ、伊織は響と仲直りするべくホテルへと足を急がせている一方、
ラクーンシティの各地で異変が発生していた。


RC-MP 1F ロビー

ダニエル「ただいま、彼女たちは無事ホテルへ帰してきたよ。」

スタッフ「お疲れさまです、監督。」

ダニエル「監督か・・・今はもう悠長に映画を作っている場合じゃないかもな。」

スタッフ「監督・・・。」

ダニエル「タカギに連絡して、明日にでも彼女たちを日本に帰そうと思う。」

スタッフ「いいんですか?」

ダニエル「HAHAHA!なあに、脚本と資金と優秀なスタッフたちさえあれば、
映画なんていつでも撮れるさ!」

ドガッグァシャアァァァァァァンッッ!!

ダニエル「なんだ今の音は!?」

スタッフ「事故でしょうか?かなり近いですね。」


ラクーンシティ RC-MPビル前

ざわ、ざわ・・・

市民1「車が壁に突っ込んだぞ!」

市民2「なあ、激突した車ってあのビルにいつも止まってるやつじゃないか?」

市民3「救急車呼べ!っておい!この車ガソリン漏れてるぞ!」

ダニエル「何事だ・・・ってあの車は!」

スタッフ「ケインさんの車じゃ・・・!」

シュバッ ボオォォォォォンッ!

市民1「うわあっ」

市民2「ガソリンが引火した!」

市民3「今度は火災だ!消防車呼べ消防車!」

スタッフ「そ、そんな・・・」

ダニエル「ケイン・・・そんなバカな。うそだろ・・・」
バンッ! ガラン

市民1「ドアが吹っ飛んだ!?」

市民2「あれ、運転手じゃないか?」


ケイン「う、ううぅぅぅぅぅ・・・」ノソリ、ノソリ・・・

市民3「生きてる・・・ていうか様子がおかしくないか?なんであんな燃えてんのに普通に歩いてんだ?」

スタッフ「ま、まさか・・・」

ダニエル「・・・ハハハ。悪い冗談だろ・・・。」

市民1「言ってる場合か!?火ィ消せ!」上着バサァ

ケイン「アァァァァ・・・」

市民1「おいっアンタ!大丈夫」ガシッ

市民1「か・・・え?」

ケイン「ヴぁあぁぁぁぁぁい」ガパァッ


ガジュッ!

市民1「ガうっあっ」ゴボォ
ケイン「ムシャムシャ」

市民2「・・・う」


ウワァァァァァァァァァ!!
キャー! ヒィィ!

市民3「ば、化け物だァ!R.P.D.を呼べぇ!」
ーそして、運命の時が近づく。

アップルイン前通り 市内バス 車内

乗客1「なんかだんだん加速してね?」

乗客2「おい運ちゃん!制限速度は守るべきだろ常識的に考えて!」



運転手「ヴうぅぅぅぅぅ・・・」アクセル全開



やよい「もうすぐだね伊織ちゃん!」

伊織「こらこらそんなに引っ張らないでよ・・・?」

やよい「う?伊織ちゃんどうしたの?」

伊織「(前から走ってくるあのバス・・・なんか変だわ。)」


ブロロロロロロロ!
市民4「おい、あのバスあのままだと歩道に乗り上げるぞ。」

エー チョットヤバクネ? ダカラシャドウヲアルクオ!

ブロロロロロロロ!

市内バス 車内

乗客1「これマジで洒落にならない気ガス。」

乗客2「おい運ちゃん!いい加減スピード落とせ!さすがの俺も切れるぞ堪忍袋的に考えて!」

運転手「アァアァァァァ」ハンドルを右に切る

アップルイン前通り

ガシャアァァァァン!ガガガガガ!

市民4「おいおい嘘だろ路駐してる車に避けもせず・・・ってこっち来るゥ!」

ウァァァニゲロー! コッチクルナァァァァ! ダカラハンタイシャセンニワタルオギャッ!

伊織「こっちに来る・・・!」
ブロロロロロロ!

やよい「い、伊織ちゃんっ!」

伊織「ッ!!」


ーLIVE SELECTIONー

1. このまま横へ飛ぶ
2. 後ろへ逃げる
・訂正 安価5レスまで
・失念していましたが一時セーブは自己申告に変更します。(なお、使用回数は変わりません)
・>>170のレスにより一時セーブします。
伊織「(ダメ!間にあわない!)」

伊織「やよい!」
やよい「ふぇ?」

伊織はやよいを抱き寄せると真横の車道側に飛び出した。
暴走するバスはそのまま真っ直ぐ歩道を進む・・・はずだった。


ガタゴン!ブロロォォォォォォガシャンッ!ギィィィィィィィ!

バスは段差にとられて横転し、横倒しになった。
そしてあろうことか、車道に大きくはみ出しながらそのまま横滑りしてきたのだ。

伊織「えっ」やよい「あっ」

結果、二人は・・・



グジャジャッ!

永久に響と仲直りできないまま、バスにひかれて仲良く一緒にミンチにされてしまった・・・。





YOU DEAD





CONTINUEしますか?

YES
NO

(YESの場合2を選んだルートに、NOはそのまま続きます)

安価5レスまで
伊織「(こうなったら一か八かね!)」

伊織「やよい!走るわよ!」
やよい「う、うん!」

伊織とやよいはすぐさま後ろへと走り出した。
むろんこのままでは歩道を直進するバスにひかれる・・・と思われた。

伊織「(路地裏!)やよい、こっちよ!」

やよい「うわわわっ!」

ガタゴン!ブロロォォォォォォガシャンッ!ギィィィィィィィ!

伊織は運良く路地裏へ入る通路を発見し、やよいとともに滑り込んだ。
その直後、横転し車道をはみ出しつつ滑っていくバスが通過していった。

ドンガラガシャン! ドォォォォォォォォォンッ!

バスは中型トラックにぶつかり、爆音とともに停車した。

伊織「か、間一髪だったわね・・・。」へなへな

やよい「こ、怖かった・・・。」ぺたん

二人は安心感からか、その場にへたりこんだ。


伊織「(そういえば、一瞬真横に飛ぼうかって思ったけど・・・あのバスも真横になってたわよね。
もし・・・もし横に飛び出していたら今ごろ私とやよいは・・・!)」ぞわわッ

伊織は己の判断にやよいとの生死がかかっていたことに戦慄した。
・執筆はここまでとさせていただきます。
・アイドルは必ずしも死なないとは限りません。人間だもの。
・次回から一時セーブを心がけましょう。(なお、後々登場しますがアイテムや部屋を捜索する
 「行動安価」には一時セーブはありませんのでご注意ください。
 一時セーブはライセレ、ボス戦前のみです。)
・次回の投稿は3月11日午後八時頃を予定しています。
・そろそろ投稿を始めます。
・>>191様 それはまだ教えられません。
9月24日 夕方 ラクーンシティ アップルインホテル 2F 202号室

響「伊織とやよい、遅いな・・・。」

貴音「・・・響、心配せずともいつか必ず二人は戻ってきますよ。」

響「・・・でも、伊織たち絶対に怒ってるぞ。」ガタッ

貴音「響、どこへ行くのですか?」

響「ちょっと、トイレに行ってくる。」とたとたガチャッ バタン

貴音「・・・ふぅ。」


貴音の回想

???『貴様のような役たたずなど我々には必要ない。』
???『もっともお前のような『化け物』などどこに行こうと誰にも相手にされんだろうがな。』


貴音「ッ!!」ざわっ

パリーンッ!

貴音「はっ!?花瓶が・・・また、やってしまいましたか。」すっ

貴音「(・・・『故郷』にいた頃の、思い出。)」ひょい

貴音「(何度忘れ去ろうと思ったことでしょう。しかし、この身に刻まれたものは永遠に
消えることはありません。)」ひょいひょい

貴音「(むしろ、ここに来てからは・・・)」ひょいひょい


ブロロロロロロ!
貴音「・・・この駆動音はバスでしょうか?」



ガタゴン!ブロロロロロロガシャンッ!キィィィィィィィ!

ドンガラガシャン!ドォォォォォォォン!



貴音「!?」

キャー ウワァァァ オーマイガー!

貴音「今のは・・・一体何が?」


アップルイン前通り

ようやく立てるようになった伊織とやよいは、路地裏から表へ出る。

伊織「・・・やよい、怪我はない?」

やよい「うん。伊織ちゃんは?」

伊織「私は平気よ。・・・本当、なんなのかしら今日は?」

貴音「伊織!やよい!」タッタッタッタッ

伊織「貴音!」
やよい「貴音さん!」
貴音「お二人とも無事で何よりです。・・・あれは?」

伊織「見ての通り、バスが暴走して事故ったのよ。危うく私とやよいはひかれかけたわ。」

やよい「かんいっぱつでした!」

貴音「そうですか・・・(運転手がぞんび化したのでしょうね。)」

伊織「とりあえず、あっちは消防や警察にまかせて私たちはホテルに行きましょ。」

やよい「そうでした!実は伊織ちゃんが響さんと仲直りするんです!」

貴音「・・・なんと」

伊織「あっやよいっ!」

やよい「だから貴音さんも協力してください!」

貴音「・・・ふふ、そうですか。いいですよ、私にできることがあれば。」

伊織「うう・・・ちゃんと協力しなさいよ///」

貴音「無論です」シジョッ
アップルインホテル 2F 女性トイレ

響「ふぅ、そういえばハム蔵元気かな?小鳥に世話頼んだけど・・・」



日本 朝 某マンション 102号室

小鳥「ハム蔵ちゃーん?どこにいったのかしら?」

ハム蔵「がじがじ」

小鳥「いた!って、あああああ!?その『お宝本』はかじっちゃダメぇぇぇぇぇ!」

ハム蔵「ぢゅっ!?」びくっ たたっ

小鳥「嗚呼、夏コミ限定のひびたか本が・・・ハム蔵ちゃーん、でてらっしゃーい。
お姉さん素直な子には怒ラナイカラネー?」ゴゴゴゴゴ

ハム蔵「(めっさ怒っとるやんけ・・・)」ガタガタ



響「・・・大丈夫、じゃなさそうな気がするぞ」
・休憩します。しばらくお待ちください。
・お待たせしました。再開します。
ヒタヒタヒタ・・・

響「ん・・・?」

トイレを出ようと何気なく窓のほうを向いたそのとき、何かが横切った。

響「なんだ?今の・・・」


ーLIVE SELECTIONー

1. 窓を開けてみる
2. 開けずにスルー
・変更 安価は以降の5レスまでのを反映していきます。(一時セーブのレスは入れません)
・一時セーブしました。
・安価は>>209から>>214を反映します。
・たびたび脱字を繰り返し大変申し訳ありません。以降もお楽しみください。
響「・・・なんかいたような気もするけど気のせいかな?」

そのとき、どこからともなく激しい衝突音と大爆音が鳴り響く。

響「うわっ!なんだ!?」

響は女子トイレから出ると、急いで駆けだした。



ヒタ、ヒタ・・・
???「シャアァァァァ・・・」
一方、窓のすぐ上には壁に張り付く異形の化け物がいた。
202号室

ガチャッ
響「貴音!今すごい音が、ってあれ?いない」パリ

響「ん?これって破片?あっ花瓶が割れてるぞ!」

響「・・・貴音、もしかして」

ガチャ

響「ひうっ!?」

貴音「響?今の声は・・・」

響「貴音!・・・さっきのはその」あわあわ

貴音「それはそうと響。あなたにお話ししたいことがあるのです」

響「話したいこと?」

貴音「響、あなたは伊織と喧嘩してしまい、後悔していますか?」

響「えっ」
・とりあえず今日はここまでにします。中途半端で申し訳ありません。
・次回の投稿は3月20日午後四時頃予定です。
・あと訂正です。安価は>>318の方にします。
・お待たせしました。投稿を再開します。
・これから先、安価の機会が増えていきますので、いつでも応じられる準備を・・・。
運転手「ヴォォゥゥ」ふらっ

貴音「(好機!)」スッ
貴音「はぁッ!」ヒュドッ!

一瞬ゾンビがふらついた隙に、貴音は右足でゾンビの顔面を蹴り上げた。

運転手「ヴェアッ」ぐらり

貴音「ふッ!」ガツッ!

運転手「ゴブッ」ドサッ

すかさず上げた右足をゾンビの頭に降り下ろした。
強烈な二連撃を食らったゾンビはたまらず仰向けに倒れた。


運転手ゾンビ 体力3/10 残り歩数1 転倒中(転倒したゾンビは1ターン動けません)

貴音 体力10/10 状態 正常
装備 なし ねりちゃぎ 歩数1のみ攻撃3 転倒効果 とどめ
(歩数1以内に転倒したゾンビがいる場合、一撃で死にいたらしめる『とどめ攻撃』
が出来ます。なお、後に出てくる這うゾンビにダメージを受けると自動的に発動します)
持ち物 緑ハーブ×1

貴音>>324
運転手「ウゥウ・・・」

貴音「・・・」ツカツカ スッ

貴音は倒れたゾンビの頭上に歩み寄ると、ゾンビの頭が丁度重なる位置に右足を上げる。

貴音「・・・安らかに眠りなさい」ドゲシッ

運転手「っ」グシャァッ

勢いをつけて右足でゾンビの頭を踏みつぶした。

運転手「」ひくひく

貴音「響、終わりましたよ」ズルリ

響「あ、うん・・・」

一部始終を見ていた響は、ゾンビの胸に刺さった短刀を抜く親友の姿を見て、
どう声をかけて良いかわからなかった。
何もためらいもなく、短刀を投げつけ、頭を踏みつぶすという行動をやってのけた。
自分を守ってくれたことに関してはありがたい反面、どこか『人間』とは違う、得体のしれない
不気味さを感じていた。
響「えっと、どうする貴音?自分は正直早くホテルに戻りたいぞ・・・」

貴音「響の気持ちはよくわかります。しかしこのまま帰ったのでは、このぞんびに襲われるという
   危険を冒し、ここへ来た意味がなくなってしまいます・・・」


行動安価
1. 店に戻る
2. このまま帰る

>>333まで
響「だけど・・・」

貴音「響・・・」ぎゅっ

不安そうな表情をみせる響に貴音はそっと響の身体を抱きしめる。

響「ひゃあっ、た、貴音っ? ///」

貴音「可愛そうに・・・こんなに震えてしまって・・・」

響「えっと・・・///」

貴音「響を守ろうという一心の行動でしたが、かえって怖がらせてしまいましたね・・・」

響「え・・・」

貴音「ですが、こうするほか、あれに対抗する手段がなかったのです」すっ

響から離れると、貴音は悲しげな表情をしていた。
先ほどの不気味さは消えていた。

貴音「わたくしはこの身を汚しても響を守りたいのです・・・」

響「・・・貴音」
貴音「・・・時間はかけません。店の中に入りましょう。
   あまり伊織たちを待たせては怒られてしまいますからね」

響「・・・そうだな!やっぱり手ぶらはいくらなんでもまずいよな・・・」

貴音「(響。あなたをあんぶれらの作りものなどに殺らせはしません。
    あなたはわたくしの、生まれて初めて出来た親友なのですから・・・)」



ガラガラガラン ガチャッ カランカラン

AKADIH Food Shop 店内

貴音「では、どういたしましょうか・・・」


行動安価
1. レジを調べる
2. 商品棚を調べる
3. その他
>>340まで
貴音「まずはレジを調べてみましょう」

響「何もないことを祈るぞ・・・」


レジ付近

店員「」死ーん

貴音「喉を食いちぎられてますね。表情を見る限り、叫びたくとも声を発せられなかったのでしょう」

響「うっ・・・血が、いっぱい・・・」

貴音「おや?この手に持っているものは・・・」

苦悶の表情で生き絶えている店員の手には、黒光りする拳銃が握られていた。

貴音「ふむ、こると・しんぐるあくしょんですか・・・弾は三発入っていますね」

・コルトSAAカスタム
1873年に作られた、シングルアクションリボルバー。
銃身が短いシビリアンモデルで、早撃ちに適しているがリロードに時間がかかる。
9mmパラベラム弾が発射出来るように改造されている。
性能は、射程5 攻撃4 装弾数6 連発3 リロード2
・ここで銃器系武器の説明をします。
・装弾数は銃に入る弾丸の数を表します。
・連発は一回の攻撃で発射できる弾丸の最大値です。安価では発射する弾の数をこの範囲で決められます。
・リロードは弾を撃ち尽くしたときに、弾を込める際にかかるターン数を表します。
 弾を込めている間は行動できず、無防備になります。
・ちなみに、先ほど手に入れたSAAカスタムの詳細はこんな感じです。

SAAC 弾数3/6 射程5 攻撃4 連発3 リロード2
貴音「しかも弾丸が9みりぱらですか、至極珍しい改造を施されています」

響「貴音?(何言ってるのかよくわからないぞ)」

貴音「おっと、ついつい夢中になってしまいました。ところで響・・・」

響「?」

貴音「この銃、響に差し上げましょうか?」

響「えぇ!?自分には無理だぞ!?」

貴音「大丈夫です、構造は単純で簡単ですし、使い方はわたくしが教えます」


行動安価
1. 響にSAAを渡す
2. 貴音が使う
>>350まで
響「うーん・・・そうだな、自分の身は自分で守らなきゃな!」

貴音「おや、レジの下から弾薬も見つかりましたね。これも響に渡しましょう」


・響はコルトSAACとハンドガンの弾(30発入り)を手に入れました。


響「とりあえず使い方はわかったけど、当たるかな?」

貴音「それは響次第ですね。さて、次は・・・」


行動安価
1. 商品棚を調べる
2. その他

>>355まで
貴音「では、お待ちかねの食料確保に移りましょう」

響「たくさんあるな・・・って貴音、どうしたんだそんなに落ち込んで」

貴音「らぁめんがありません・・・」どんより

響「貴音って本当にラーメン好きだよね」

貴音「えぇ、らぁめんは人類の生み出した最高の料理です。
   ここぞというときの相棒(ぱぁとなぁ)といえる、さばいばるの必需品です。
   実際らぁめんに助けられたという人は古来より数しれません」

響「えっ、あぁそうなのか?」

貴音「勿論です。らぁめんをいかに食すかが人の生死を左右するといっても過言ではありません」

響「(貴音にへんなスイッチが入っちゃったぞ)」

貴音「ただし、いかにらぁめんといえど素材は小麦です。手荒く扱えばすぐに延びてしまいます。
   らぁめんは大事に食しましょう。すぅぷまで丁寧に食せばらぁめんはきっと応えてくれます。
   真心をこめて食しましょう。必要なのはらぁめんに対する愛情です。
   いくら響といえど、粗末な扱いをしたならば許しません。良いですね?」

響「わ、わかったぞ・・・(貴音の前でラーメンの話は控えよう)」


・キーアイテム「食料」×4を手に入れました
・キーアイテムは仕掛けを動かしたり、鍵のかかったドアを開けたりと、先へ進むために
 必要な重要なアイテムです。
・また、ライブセレクション時に使用できる場合があり、そのときは生存率が大きく上がります。

ーアイテム紹介ー

・食料
缶詰やサラミなどといった、日持ちする4人分の食べ物。全体的に肉が多い。食いつなげば二日分はある。
アップルイン前通り

貴音「食料も確保いたしましたし、ほてるへ戻りましょうか」

響「よし、やっとホテルに帰れるぞ!」

ガシャーーーン!

響「わひっ!?今度はなんだ!?」

貴音「あれは・・・!」


店から出た矢先、またもやガラスが割れた音が鳴り響く。
直後、バスから無数の人影が現れる。
それは身体中を血塗れにした、乗客の成れの果てだった。

クリムゾンヘッドs「ヴオォォォ・・・!!」

響「出たな化け物!やってやるさー!」チャキッ

貴音「いけません響!数が多い上、あれは先ほどのとは何か違います!」

クリムゾンs「カァァァァッ!」ダダッ!

響「うぎゃー!こっちに向かって走ってきたぞ!」

貴音「くっ、気づかれましたか。響、逃げましょう!」タタッ

響「えっ、そっちはホテルと逆・・・って待ってほしいさー!!」

貴音「(まさか『二次汚染体』も現れるとは!この街はもう手遅れなのでは・・・!?)」

クリムゾンs「ウゥッウゥゥゥゥゥゥ!!」ドドドドッ
・本日の投稿はここまでにします。
・次回からはやよい&伊織のターンとなります。
・次回は3月22日午後四時頃予定です。
・ちなみにやよいと響はズボン、貴音と伊織はスカートです。
 その他詳しい服装は読者の想像におまかせします。
・大変お待たせいたしました。投稿を再開します。
アップルインホテル 2F 202号室

伊織「・・・暇ね」カチカチ

やよい「みんなニュース番組か砂嵐だね・・・」

伊織「かれこれ20分以上経つわ。貴音と響は何してんのよ・・・」

やよい「・・・大丈夫かな、貴音さんと響さん」

伊織「まあ、貴音がいるから大丈夫でしょ」



テレビ『住民の皆さんは自宅にいる場合は戸締まりを十分に確認し、
    外出中の方は最寄りの避難所か警察署へ避難してください。
    つねに冷静な判断と行動を心がけてください』
伊織「はぁ、なんだか喉渇いてきちゃったわ。プロデュー・・・ってあいつはいないのよね。
   まったく、こんなことならせめてあいつか新堂も一緒に連れてくるべきだったわ」

やよい「飲み物ならさっきもらったお水があるけど・・・」

伊織「それは今飲んじゃダメよ。・・・仕方ないわ、何かジュースでも買ってくるわ」

やよい「伊織ちゃん、今外に出たら危ないよ・・・」

伊織「一階の自販機コーナーに行くだけよ。すぐに戻るからやよいは部屋で待ってなさい」

やよい「でも・・・そうだ!私も伊織ちゃんと一緒に行きます!」

伊織「えっと、気持ちはとっても嬉しいけど、もしやよいに何かあったら・・・」

やよい「でも、そしたら伊織ちゃんが・・・」シュン

伊織「うっ・・・」タジ・・


行動安価
1. やよいを連れていく
2. 一人で行く

>>373
伊織「・・・大丈夫、自分の身の安全ぐらい守れるわ。
   パパッと買ってここに戻ってくるからやよいはここで待ってなさい」

やよい「うぅ・・・本当にすぐ戻ってきてくれる?」

伊織「私がやよいとの約束を破るわけないでしょ?」

やよい「・・・わかった、伊織ちゃん、絶対ここに戻ってきてねっ!」

伊織「ふふっ、ジュース買いに行くだけなのに、大げさね。ちゃんとここに戻ってくるわよ」ガチャッ

伊織「やよい、私か貴音と響が戻ってくるまで絶対ドアを開けちゃダメよ?」

やよい「わかった・・・いってらっしゃい伊織ちゃん!」

伊織「にひひっ行ってくるわ、やよい」バタンッ





やよい「・・・絶対戻ってきてね、伊織ちゃん・・・」
・ここで、やよいと伊織のデータを載せておきます。


伊織 体力10/10 状態 正常
装備 なし かがみタックル 歩数1のみ攻撃1転倒効果
持ち物 うさちゃん人形

やよい 体力8/8 状態 正常
装備 なし 突き飛ばし 歩数1のみ攻撃1転倒効果
持ち物 十円玉


・うさちゃん人形
いつでもどこでも、伊織と一緒にいる大切な人形。
(伊織の体力が0になると、伊織の体力を2まで戻す。そのかわり壊れて効果はなくなる)

・十円玉
高槻家の食卓をささえる、やよいにとっては生命線の銅貨。コイントスすることで、やよいの運命も
救う・・・かもしれない。
(無限に使えるアイテム。行動安価でトスして、コンマ偶数が出れば緑ハーブ、
 奇数ならハンドガンの弾(15発)が一つ手に入ります。戦闘時は、偶数なら自分の体力が二倍に、
 奇数なら自分の武器の威力が三倍になります。なお、戦闘が終わると効果はなくなります。
 行動安価でトスできるのは二回まで、戦闘では一回までです)
2F 廊下

伊織「(さすがにやよいを連れてくるのは気が引けるわ・・・やよいにもしものことが
    あったら、考えるだけでぞっとするわ)」



カシャーーーン! Nooooooooooo!!

伊織「!?」

伊織「ちょっと、出て来て早々何なのよ・・・!?」

シーーーーーン

伊織「これ、戻ったほうがいいかしら・・・?」


行動安価
1. 引き返す
2. しばらく立ち止まって様子見
3. 一階に降りる

>>381
伊織「(ガラスの割れる音にさっきの悲鳴・・・間違いなく良くないことが起きてる。
    武器もない以上、下手に動くのは危険ね・・・)」

伊織はその場に立ち止まり、しばらく周りの様子を見ることにした。


ヒタン・・・ヒタン・・・


伊織「(何、この音?まるで裸足で床を歩いているような・・・?)」


そのとき、伊織の前方の廊下の曲がり角から『それ』は現れた。

伊織「・・・ッ!?」

赤い、何か。
やがて伊織の視覚がそれの形状を認識したとき、伊織はとっさに叫びそうになった口を手で押さえた。
それは人間に近い姿であった。
しかし、身体中の皮膚は剥げて、むき出しの赤色の筋肉で覆われている。
手には鋭利な長い鈎爪が生え、姿勢を地ベタすれすれまで低くし歩く様は猛獣のよう。
そして、何より目を引くのはその頭。
歯を剥き、時節細長い舌をテラテラ光らせている。
目は頭蓋骨を突き破るほど膨張した脳に隠れていた。
まるで人体模型が動き出したような姿。
後に「リッカー」と呼ばれることになる、正真正銘の化け物の姿である。
リッカー「シャアァァァァァ・・・!」ヒタ、ヒタ

伊織「(何よアレ・・・何なのよ!?)」

リッカーはそのまま壁に登りはじめ、天井に張り付くと、周りをキョロキョロし始めた。

伊織「(こっちには気づいてないのかしら・・・?なら、今が逃げるチャンス・・・?)」


ーLIVE SELECTIONー

1. そのまま様子を見る
2. ゆっくりと後ずさって逃げる

>>393まで多数決
・風呂に入ってきます。しばらくお待ちください。
・十円玉があまりにもチートすぎるので、コンマ2、9で失敗(何も起こらない)とします。
・安価しだいでこのあと残酷表現が入ります。ご注意ください。
・訂正 コンマ0、2、9は失敗
・一時セーブしました。ちなみに一時セーブは>>52にある通りに一度しか使えません。

伊織「(あの化け物・・・おそらく目が見えてないわね。私のほうを向いたのに無反応だし・・・。
    ここは化け物がどこか遠くにいくまで待つのが吉ね)」

リッカー「ハァァァァァ・・・」ヒタ、ヒタ

伊織の目論見通り、リッカーは伊織に気づかず反対方向へと歩いていった。




ガチャンッ
客1「うぃーっす、WAWAWA忘れ物〜っと」

伊織「!?」

リッカー「くっ!」ピタッ


伊織のすぐ隣のドアが開かなければ。
客1「のうわっ!?な、何だよ女の子か・・・」

伊織「あ、あぁ・・・」

伊織の顔から急速に血の気がなくなっていく。
呼吸も荒くなっていく。
なぜなら、リッカーは獲物に気づいてしまったから。


リッカー「シャアァァアァァァァァ!!」タタタタタッ!

リッカーは伊織と客に向かって、猛スピードで走り始めた。

客1「ひぃ!?なんだアレ!?」

伊織「・・・あっ!」

我にかえった伊織は客の部屋に入れてもらおうと駆け寄った。

客1「化け物だぁ!」バタンッ! カチャ

伊織「え!?ちょっと!私も入れなさいよ!!」ドンドン!

あろうことか先に逃げられ、鍵をかけられてしまった。
リッカー「シィィィィィィィィ!!」

リッカーはもうすぐ近くまで迫っていた。

伊織「(に、逃げなきゃ殺されるっ!)」タタタッ

伊織は弾かれたように走り出した。
しかし、リッカーは伊織の発する音を感知していた。

リッカー「シッ!」ぴたんっ!

リッカーは伊織のすぐ後ろに着地すると

リッカー「ヒュッ」ビローン

伊織「きゃあっ!?」シュルルッ ドタッ!

異様に長い舌で伊織の左足を捕らえた。
伊織はたまらず転倒してしまう。
伊織「いやぁっ!離してッ!」ぐいぐい

いくら引き剥がそうとしても、巻き付いた舌はびくともしない。
そして・・・

リッカー「シャアァァァァァァァッ!」ビュンッ!
伊織「やぁぁぁぁぁ!」

リッカーはカエルのごとき跳躍をして、伊織にのしかかった。

伊織「やだぁ、来ないでよぉ!」ブンッ
伊織はリッカーを振り落とそうと手を振り回すが・・・

リッカー「はぐっ」がきっ
伊織「あっ・・・」

バキッボリバリャメキョッ
伊織「ぃぎっあァァぁあぁぁぁァァァいだい”ぃいだいいだアァァァァっっ!」

ぶちっ
伊織「あ”っ」
リッカーは器用にも伊織の右手をくわえると、骨ごと噛み砕き、引きちぎった。

リッカー「くちゃクチャハフッホッフ」
伊織「わだじのっわだしのうでがぁぁぁぁっ!?いあぁぁあ"ぁぁぁぁぁぁ!!」ぶしゅぅぅぅぅぅっ!!

伊織の食いちぎられた部分から、止めどなく血が辺り一面を真っ赤に染めていく。

伊織「助けてェェェェェェ!誰かぁっ!!」

誰も来ない。来るはずもない。リッカーの凄惨な狩り場に武器も持たず飛び込んだ
ところで、自分も餌にされかねないとわかっているからだ。
伊織「いやあぁ、死にたくないっ死にたくない!」ズリズリ

リッカーが腕に夢中になっている隙に伊織は這い擦りながら、リッカーから逃れようとした。

リッカー「シャアッ!」ズバッ
伊織「あぎぃィっ!!」デロリ

しかし、逃げようとしたのを感知したのか、リッカーは伊織の腹を切った。
中から赤黒い、ピンク色の消化器官が流れ出た。

伊織「あぐっうっ、ごほっ、ごボッ、〜〜〜〜ッッ!!ッ!」ビシャッ ビクッビクッ
リッカー「シィィィィィィ・・・!」ヒュウワ・・・

伊織の口から大量の血液が吐き出される。
目はもう霞んできている。
激痛が絶え間なく襲い来るが、血が呼吸器官に入ったせいか叫ぶことすらできない。
リッカーはとどめを刺そうと右手を降りかぶった。

伊織「(いや、だ、しにたくっない、、たす、けて、しんど、ぷろでゅ、さー、りつこっ、)」

リッカー「シュッ!」ぶぅん!

伊織「や、ょ            ドズッ!!
・投稿開始!
・ちなみに今後安価を実施する機会が激増しますのであしからず。
響「うわ、玄関はソファとかテーブルがごちゃごちゃ置かれてて、通れそうにないぞ」

貴音「バリケード代わりに設置したのでしょう。おや?」

響「また何か見つけたのか?」

貴音「これは『たいぷらいたあ』ですね。随分古い型ですがまだまだ使えそうです。
   『いんくりぼん』も置いてありますね」

響「それ見たことあるぞ!これで紙に文字を打てるんだよな!」

貴音「その通りです。これはわたくしたちの行動を記録するのに使いましょう。
   む、この『大きな箱』は・・・?」

響「結構色々入りそうだぞ」

貴音「気になりますね・・・」


行動安価
>>652が決定
貴音「開けてみましょう」チャキッ

響「ごくり」


グオォン


???「あらー!(また会いましたね!)」

貴音「ひゅいっ!?」びくん!

響「ん?あれ、今さっき・・・」

???「あらあら・・・(怖がらなくても大丈夫ですよ)」

貴音「めめめめ面よよよよななななな」

響「ちょ、貴音が大分やばい感じに!?落ち着くさー!」

???「あらあら(どうしましょう)」

響「君も手伝って!」あたふた

???「あらー!(わかりました!)」

貴音「おお、これぞらあめんの千年帝国・・・」ぶつぶつ

数分後

響「落ち着いたか貴音」

貴音「お見苦しいところを見せてしまいましたね・・・」

響「(なんとか貴音を宥めることができたぞ・・・)」

貴音「して、この面妖な生き物は一体?」
???「あらあらー(初めまして、わたしはみうらさんと言います)」

響「みうらさん・・・っていうのか?」

貴音「響、この生物の言葉がわかるのですか?」

響「うん。自分の飼ってる動物みたいにはいかないけど・・・。
  それで、君はなんでまた自分たちのところに現れたんだ?」

みうらさん「あらあらあら(先ほどはこの白髪の方に驚いてついテレポートしてしまって、
      大切なことを言いそびれてしまいまして)」

響「テレポートってすごいな君。大切なことって何だ?」

みうらさん「あらあら(雪歩さんという方に貴方たちをサポートするように頼まれまして)」

響「えっ、雪歩が自分たちに?」

貴音「雪歩が?(なるほど、こちら側の状況を察知しましたか。相変わらず優秀ですね)」

みうらさん「あらあら(日本でもこちらの事で、各種メディアで話題は持ちきりです。
      もっともこの惨状については触れていませんけど)」

響「そうだったのか・・・きっとみんな心配してるぞ」

みうらさん「あらあら・・・(はい、事務所の皆さんはとても心配してますよ・・・)」
響「そっか・・・」

貴音「ところでみうらさんといいましたか?貴方は雪歩から何か言づてを
   もらっておりませんでしょうか?」

みうらさん「あらー(そういえば貴音さんという方宛に手紙を預かっていました)」カサッ

貴音「わたくし宛に?見せていただけますか?」

・FILE3 貴音さんへ
時間も惜しい状況だと思われるので手短に、この生物「ぷちどる」について説明します。
ぷちどるはアンブレラがS計画を進めている際、偶発的に誕生した生物です。
偶然の産物とはいえ、B.O.W.化されたら厄介極まりないので、あのときに貴音さんと
一緒に奪取してデータもすべて削除しておきましたけど(笑)
・・・そんなことはどうでもいいですよね、すみません。

このぷちどるは、みうらさんを含め、計14匹いて、それぞれが各自に特化した能力を持っています。
例えば「みうらさん」はテレポート能力を所有していて、
地球上どこであろうと「触れている物と一緒に」出現させることが出来ます。
私は急ごしらえに調教を施して、ラクーンシティで一番使われているこの箱の中と私の穴掘りルームの一部を
任意に行き来させることに成功しました。
2/1 →
この特徴を生かして、この箱にかさばった持ち物を入れて、みうらさんとともに
日本に届けるという使い方ができます。
ちなみに貴音さんの位置情報を随時追尾するとともに、箱の配置データもサーチ済みなので
いつでもこの箱からみうらさんと入れ物が出てきます。
ちなみにみうらさんは大きな物音が苦手らしく、律子さんレベルの声量で勝手にワープしてしまいます。
そうなると必然的にワープの精度が落ちてしまいますので、一緒に行動するのはやめたほうがいいです。

みうらさんを使って脱出させようとも考えましたが、万が一もあるので却下しました。

他のぷちどるたちは調整中で、今のところみうらさんのみ運用できます。
調整が済み次第、そちらに送り届けます。

貴音さん、どうか皆さんをお願いします。こんなこと言うのは無茶だとわかっていますが・・・。
絶対に、生きて帰ってきてください。

萩原雪歩

2/2 ← END
貴音「なるほど・・・(雪歩には後でお礼をしなければなりませんね)」

響「一体なんて書いてあったんだ?」

貴音「この子の扱い方についてです」

説明中・・・

響「すごいなみうらさん!」

みうらさん「うふふ(ありがとうございます)」

貴音「(ちなみにアンブレラの節は省きました。まだ響が知るべきときではありませんから)」

響「そうだ、貴音。せっかくだし使ってみようよ!」

貴音「ふむ・・・」


アイテムボックスwithみうらさんを使いますか?

・はい
・いいえ

>>665が決定(はいの場合、入れるものも記載してください)
貴音 持ち物4/6
・SIG228 ・緑ハーブ ・インクリボン×3 ・リロードツール

響 持ち物2/6
・コルトSAAC ・マスターキー

ボックス内
・ナイフ×1 ・救急スプレー×1

>>673(どれを預けて、どれを引き出すかを決定してください)
貴音「それではこのりろおどつうるを預けましょう」

みうらさん「あらー(わかりました。ちなみに雪歩さんからいくつかアイテムを貰ってきましたよ)」

響「ナイフにスプレー缶?これだけか?」

みうらさん「あらあら(何分急だったものでして)」

響「じゃあナイフを貰うぞ!正直銃だけじゃ不安だし・・・」

みうらさん「あらあら(ナイフですね。どうぞ、気をつけて扱ってくださいね)」

響「ありがとみうらさん!」

みうらさん「うふふ♪」

貴音「ひとまず用事はこれぐらいでしょうか」

みうらさん「あらー(わかりました。箱を開ければいつでもここにいますので)」

貴音「ではまた会いましょう」ギィィ

響「元気でな!雪歩やみんなに自分たちは大丈夫って伝えて欲しいぞ!」

みうらさん「あらあらうふふ(わかりました、ちゃんと伝えておきます。ではまた会いましょう)」

バタム フヒュッ

貴音「さて、小用も済んだことですし、そろそろ探索に戻りましょう」

響「そうだな!」


行動安価
>>680が決定
・行動安価は637からお選びください。(それを元にアイテムなどを見つけますので)
・とりあえず>>684までのは劇中で描写するかもしれません。
・>>689が決定
貴音「それでは、上へ参りましょうか。響、武器はつねに手元に置いておくように」チャキ

響「よし、捜索開始だぞ!」チャカッ

2F 共有フロア

貴音「テーブル近くに倒れているのは・・・」

響「うげっ、死体だぞ・・・」


行動安価
1. 死体を調べる
2. テーブルを調べる
3. 廊下を進む
4. その他

>>695が決定
貴音「あの死体、念のために調べておきましょう」スラッ

響「短刀?どうするつもりなんだ?」

貴音「ふっ!」ストッ!
響「うわっ」びくっ

死体「」ぶすり

貴音「・・・どうやらぞんびではないようですね」ズルッ

響「調べ方がえげつないぞ」

貴音「こうでもしなければ生き残るのは難しいことです。それに、こうして死体があるのは
   この中にぞんびがいる何よりの証拠です」

響「ゾンビが・・・」ぞくっ

貴音「気を引き締めてかからなければ・・・む、これははんどがんの弾ですね」


・貴音 → ハンドガンの弾×30発を手に入れました

行動安価
>>701が決定
・ひとまず、本日の投稿はここまでにします。
・次回は4月3日午後四時頃予定です。
・ひとまず、本日の投稿はここまでにします。
・次回は4月3日午後四時頃予定です。
2F 廊下

ガチャッ バタン

貴音「ぞんびはいませんね・・・」

響「次はどうする?」


行動安価
1. 奥の部屋(106号室)へ行く
2. その他の部屋を調べる
3. その他

>>799が決定
貴音「奥の部屋へ行ってみましょう」

響「緊張するぞ・・・」

106号室 室内

響「ううっ、床一面血塗れだぞ・・・」

貴音「倒れたあとにきっちんへ引きずられていったみたいですね」

響「(なんであそこの窓割れてるんだろ・・・)」


行動安価
1. キッチンを調べる
2. 金庫を調べる
3. 部屋から出る
4. その他

>>804が決定
貴音「きっちんを見てみましょうか」

響「・・・自分はここで見張っておくぞ」

貴音「わかりました(さすがに堪えていますね・・・)」コツコツビチャッニチャッ

キッチン

貴音「むっ・・・(なんと惨い)」

キッチンの奥には、初老の男性が血の海の中に横たえていた。

貴音「(頸動脈を一撃で切りつけられていますね。傷を見る限りぞんびにやられたものではありません。
    一体何者が・・・)」

リビング

響「はあ・・・(貴音はよく死体見てて平気だな・・・)」

ヒタ・・・ピタ・・・

響「(早く日本に帰りたいぞ・・・ん?)」

ヒタ、ピタ


リッカー「シャァァァァァ・・・」

響「っ!?」

響がドアから窓のほうへ振り返ると、そこには窓枠に手をかけ侵入しているリッカーの姿があった。
響「うあ、あ・・・(何、アレ)」

リッカー「ハアァァァァ」ヒタ、ヒタ

リッカーは壁をよじ登り、天井に張り付いて歩き始めた。
そして、響のちょうど真上にくると、止まってあたりを見回し始めた。

リッカー「シャアァァァァ・・・」

響「(どうしよう・・・)」ぶるぶる


ーLIVE SELECTIONー

1. じっと止まっている
2. 貴音の元まで逃げる

>>815まで多数決
訂正 >>821まで多数決
・一時セーブしました。

響「(動いちゃだめだ・・・)」ギュッ

響は息を殺し、その場にとどまった。
恐怖で震える身体を抱きしめながら、歯が鳴るのを必死に抑えた。
しかし・・・。


リッカー「シィィィ・・・」ヌラアァァ・・・

響「ひあんっ!?」ベタァ

リッカーの垂らした涎が響の首筋に当たる。予期せぬ刺激に響は声をあげてしまう。

リッカー「シッ!?シャアアァ!」びゅん!
響「うああ!?」

響の声に気づいたリッカーが飛びかかる。
貴音「響!?な、これは!?」ダダッ

響「いやああっ!たす、けて貴音ぇ!!」

リッカー「キィヤァァァァァ!!」ブンッ



グジュッ

遅かった。貴音が気づいて駆けつけたとき、響は・・・。
貴音の目の前で喉を一突きにされた。

響「ごぶっう、だが、ねェ・・・」ブシャアァァァ

貴音「え・・・」びしゃっ

貴音の顔に生温かいモノが降り懸かる。
手でなぞるとそれは・・・他ならぬ親友の血潮だった。

貴音「ひび、き」がくがく

響「くっ」ぐじゅっ、びくんっ!

リッカー「シャアアアアァァァァァァ!!」



このあとの結末はどうなったのか・・・それは





YOU DEAD





CONTINUEしますか?

YES
NO

(YESの場合は生存ルートに、NOはそのまま続きます)

以下7レスまで多数決
響「(貴音のとこまで、ゆっくり歩いていこう・・・)」

響はゆっくりとリッカーの元から貴音のいるキッチンへと忍び歩きをし始めた。

響「(あと少しでっ・・・)」そろりそろり

貴音「響、どうしたのですか?」

響「〜〜〜ッ!!」

リッカー「シッ!?キィェアァァァ!」ヒタヒタヒタ! ヒュバッ!

折り悪く異変を感じた貴音が響を呼びかけてしまった。貴音に猛スピードで走るリッカー。
そしてリッカーが貴音に飛びかかる!

貴音「フッ!」ばっ!

リッカー「シッ!」

貴音は素早く前転し、リッカーの爪は空を切った。

貴音「何奴ッ!」チャキッ バンッバンッ

リッカー「ギィ!?」バスバスッ!

リッカーが着地した直後、貴音は腰からSIG228を抜いて引き金を二回引きしぼった。
貴音「響!大事はありませんか!?」

響「だ、大丈夫だぞ・・・」

リッカー「シィィィ・・・」ヒタ、ピチャリ・・・

貴音「響は援護をよろしくお願いします・・・!」チャキ

響「わかったぞ!」スッ

リッカー「キュエェェェェェッッ!!」
・今日の投稿は以上です。
・次回は4月6日午後四時頃予定です。
・皆さんこんにちは、>>1です。
・とりあえず今、ちょこっとだけ書いたら次スレに行きます。
・ちなみに手持ち増量は後々イベント形式でやりますので。
貴音「では、こちらのはあぶは響が持っていてください」

響「いいのか?ありがと貴音!ところでさっきの音を出すやつだけど、それって目覚まし時計とか
  そういう時間を予め設定しておいて音を鳴らすものがいいと思うぞ」

貴音「一理ありますね。そのような代物があればわざわざ火薬を使わずにすみます」

響「ちょっと時間はかかるかも知れないけど探してみよう!」

・響 → ハーブ緑(中)を手に入れました

コンマ >>972まで
偶数が多かったら目覚まし時計発見
奇数が多かったら何も見つからない
.72が一度でも出たら律ッカー大量発生
数分後・・・

貴音「目覚まし時計をみつけました」しじょっ
響「案外すぐに見つかってよかったぞ」

貴音「では、これからの行動についてまとめてみましょう」

・2Fの104号室のゾンビ×4を目覚まし時計を使って一カ所に集める。
・目覚まし時計はなるべく自分たちから離れた場所にセットする。
・時計に集まってきたところをショットガンで強襲。
・ゾンビを掃滅後、部屋の中の縄梯子を使い、安全を確認次第窓から脱出する。

貴音「・・・と、いったところでしょうか」

響「ちなみに目覚まし時計のセットは自分がやるぞ」

みうらさん「あらあら・・・?(大丈夫なんですか・・・?)」

響「今一信用されてないぞ・・・」

貴音「みうらさん、いざというときはわたくしが助けますから、ご心配なく」

みうらさん「あらー(貴音さんは頼もしいですね)」

貴音「(響にはわたくしがおらずとも生き残って欲しいですから・・・
    そのためには経験値を稼いでもらわねば・・・)」
貴音「そうでした、これでかんしゃく玉を作る必要もなくなりましたから弾薬を作っておきましょう」

・貴音 → ハンドガンの弾×15を手に入れました

貴音「響、弾薬を半分渡しておきます。大切に使ってくださいね」

響「ありがと貴音」

・響 → ハンドガンの弾×13を手に入れました

貴音「では、引き続きりろおどつうるを預けておきます」

みうらさん「あらあら〜うふふ♪(はい、わかりました。それではまた♪)」

バタン フヒュッ

貴音「さて・・・」
響「自分たちの脱出劇はこれからだぞ!」
貴音「響?」
アルソック「ご愛読ありがとうございました」
貴音「面妖なッ!?」
・というわけで今日をもちまして、このスレでの更新は終了します。
・なお、決して打ち切りではありません。
・最後にちょこっとおまけ投下します。
おまけ 「もう書くな?いいや書くねッ!」

レオソ「さて、とうとうこのスレでの活動は終了するが・・・」
ハソク「・・・」
レオソ「ありゃ一体どういうことだ?」
ハソク「すまん、出ても違和感ないと言われたからつい」
レオソ「ついじゃねぇよ。違和感しかないわ。おかげでもう書くな言われたぞどうしてくれんだお前」
ハソク「後悔はしていない」
レオソ「きら・・・オホン、ネメシスさーん」
ネメシス「Nyowaaaaaaa☆」
アルソック「なっ!?」
レオソ「こいつをハピハピしてやって構わんぞ」
アルソック「オイこらやめっ」
ネメシス「Hapi hapiiiiiiiiii!!」
アルソック「Nuwaaaaaaa!?」
おまけ2 「全国的に黄砂のちミサイルの雨が降り、ウロボロスが発生するでせう」

雪歩「私がいるというのにミサイル打ち込むなんていい度胸してますね」にこにこ
>>1「まったくだ」
雪歩「ムスリムだかうどんだか知らないですけどね・・・とりあえずウロボロスでも撃ち込んで」
>>1「それだけはやめてくださいお願いします」
律ッカー「シャァァァァ(ゴハンノウエニノッテルアレモデテクルカモシレナイデスヨ)」
>>1「それは天丼」
律ッカー「シュー(天丼カ、デスヨ)」
・以上です。以下、バイオ&アイマス雑談スレ
・次スレ立てました。
 P「ラクーンシティで」貴音「BIO H@ZARDです」【安価・コンマ】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4sship/1365586529/
・引き続きお楽しみください。
・>>986ありがとう!あれ、雪歩が呼んでる・・・何だろ? あっなにするやめ

21:08│アイマス 
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