2013年11月07日

杏「休日」

杏「お布団ゴロゴロー」

杏「ゴロゴロー」

杏「ゴロゴロ…」


杏「ゴロ…ふぅ」

杏「…」

杏「…」

杏「…」

杏「暇だなあ…」

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杏「…」

杏「…」

杏「なんか面白い事ないかなあ…」

杏「…」

杏「…」

杏「…」

prrr prrr

杏「…」

prrr prrr

杏「…」


prr

杏「もしもし」

杏「…なんだあべさんじゅうななさいか」

杏「え?だからあべさんじゅうななさいでしょ?」

杏「なにが?杏間違ってないよね?」

杏「あべさんじゅうななさいはあべさんじゅうななさいじゃん」

杏「いやだからさ…」

杏「ごめんごめん、冗談だよ。それで何のよう?」

杏「…うん」

杏「…うん、うん」

杏「ああ、今日仕事だったんだ」

杏「それで愚痴る為にわざわざ電話したんだ…十七歳の乙女に」


杏「いや暇じゃないよ、杏超忙しかったよ」

杏「いやいや、本当だって」

杏「十七歳の乙女が暇な訳ないでしょ?菜々ちゃんも同い年なんだし分かるでしょ?」

杏「えっ?まさか菜々ちゃん同い年じゃ無かったり…?」

杏「そうだよねー、だから杏の忙しさも分かるよねー十七歳だもんねー」

杏「それじゃあもう切るね、また今度お話聞いてあげるから」

杏「うん、じゃあねあべさんじゅうななさい」プツッ ツーツーツー



杏「…はあ」

杏「実際早苗さんと菜々さんって年齢わかんないよね」

杏「早苗さんは制服着てるからまだしも菜々さんはなぁ…」

杏「あの人アイドルの前なにやってたんだろ…?」

杏「…まあどうでもいいか」

杏「…」

杏「…」


杏「…」

杏「ゲームでもやろうかな…」

杏「…あ、電池切れてる」

杏「充電器…どこだろ」

杏「…まあいいか、お布団ごろごろー」

杏「…」

杏「…」

杏「…」


杏「シッブシッブリーン★」

杏「えっへへ〜、みんなのアイドル渋谷凛ちゃんなりよ〜★」

杏「…」

杏「…」

杏「無いな」

杏「…」

杏「ウッサウッサミーン★」

杏「…むしろマシになっちゃうな」

杏「…」


杏「…」

杏「豆乳を投入…」

杏「豆腐とうふふ」

杏「大豆だいずき」

杏「…」

杏「…」

杏「なにが面白いんだろう…」


杏「しりとり、り」

杏「リンパ腺」

杏「…」

杏「…」

杏「ンジャメナ」

杏「…」

杏「那須高原」

杏「…」

杏「…」



杏「…」

杏「…」

prrr prrr

杏「…」

prrr prrr

杏「…」

prrr prrr

杏「…」


prrr prrr

杏「…はい」

杏「ん、どうしたの?」

杏「はいはい、はぴはぴ」

杏「うん、うん」

杏「そりゃお疲れ様、楽しかった?」

杏「ふーん、今度ゆっくり話聞かせてよ」

杏「今はちょっと疲れてるからさ」

杏「ちょっと寝すぎちゃってさ、頭回ってないんだ」

杏「ん?ああ気にしないでよ、杏が悪いんだし」

杏「うん、うん、それじゃバイバイ」

杏「うん、はぴはぴー」プツッ ツーツーツー


杏「…」

杏「気使わせちゃったかな」

杏「…」

杏「まあ嘘ついたわけじゃないし、いいかな」

杏「…」

杏「聞く、聞くが…今回 まだその時と場所の指定まではしていない」

杏「つまり私がその気になれば話を聞くのは十年、二十年後ということも可能だ…」

杏「…」

杏「…」

杏「まあ次あった時に聞くんだけどさ」


杏「…そういや麻雀した事ないな…」

杏「アカギみたいに勝てるんだったらそっちの道もありかな…」

杏「…」

杏「あ、さっきの利根川だからカイジか」

杏「…」

杏「指切られたり強制労働はやだな…」

杏「…」


杏「…」

杏「…」

杏「てーのひらをーたいようにーかざしてみーれーばー」

杏「まーっかーにほにゃーららーぼくのちーしーおー」

杏「ほにゃにゃだーって、ふにゃにゃだーって」

杏「みじんこだーってー」

杏「みんなみんな、いきているんだともだちなーんーだー」

杏「…」

杏「…」

杏「みじんこと友達かぁ…」

杏「できれば哺乳類がいいなあ」


杏「…」

杏「…」

杏「あ、でも菌類よりは意思疎通が量れるのかな」

杏「…いや、どっちもどっちか」

杏「…」

杏「ポンズーフタバアンズーボッチーズー♪」

杏「…」

杏「…まあぼっちじゃないけどさ」

杏「ポン酢にも関心ないし…」

杏「…」


杏「…」

杏「杏、この仕事が終わったら働かないんだ…」

杏「…」

杏「いや、この仕事もしたくないって言うな杏なら」

杏「…」

杏「…」

杏「何言ってんだろ…」


杏「…」

杏「…」グゥー

杏「…」

杏「寝てるだけなのにお腹が減るのはおかしいよね、気のせい気のせい」グゥー

杏「…」

杏「…」グゥー

杏「…」

杏「…」グゥー

杏「なんか無かったっけ…」


杏「…」

杏「めんつゆとパンツしかない…」

杏「…」

杏「買い物…」

杏「いや、出前でいいか」

杏「ケータイケータイっと」

杏「…」prrr prrr

杏「あ、もしもプツッ ツーツーツー

杏「…え?職務放棄?」

杏「なんだよー、こっちはお得意さんだぞー」

杏「もう頼んでやらないぞー」

杏「…あ、電池切れてた」

杏「…」


杏「充電器充電器…」

杏「…」

杏「また後でいいか…」

杏「…」

杏「…」グゥー

杏「…」

杏「植物人間って光合成できるのかな…」

杏「…」

杏「…」

杏「むぅーりぃー」

杏「…」

杏「乃々さんってちょっと杏とキャラ被ってる…?」

杏「…」


杏「…」

杏「…あ、そしたら杏の仕事を乃々さんが持ってくれるからいいのか」

杏「…」

杏「…」

杏「…それだとお金入んないか…」

杏「…」

杏「…」


杏「…」

杏「プロデューサーぁ…」

杏「なんで…なんでぇ…」

杏「杏の事真人間にするって、印税だけで食って行けるようにしてやるって…」

杏「言ってたじゃん、それなのに…」

杏「どうして一人で先に…うぇぇぇ…」

杏「…」

杏「…」

杏「まあ生きてるんですけどね」



杏「杏ちゃんが悲恋が似合うという風潮」

杏「大切な人を失ってから真面目に働き出すという」

杏「なんだろう、杏はアホの子だと思われているのだろうか」

杏「ならさっさと働いとけっちゅうに」

杏「…」


杏「そもそも私は(プロデューサーが)死んでも働かないって言ってるのに」

杏「っていうか今でも十分働いてるし」

杏「最近ではアへ顔サービスまでしたっていうのに」

杏「むしろ一部の娘達の倍以上働いてると思う」

杏「…」

杏「…」

杏「…まあここで言っても仕方ないんだけどさ」

杏「…」

杏「…」

杏「…」zzz







……




杏「…」グゥー

杏「あ…」

杏「寝ちゃってたのか…」

杏「…もう天辺回ってるし」

杏「…出前終わっちゃった」

杏「あ゛ぁ、頭重い…」

杏「…」

杏「結局何も食べてないな…」

杏「…」

杏「…」

杏「…」zzz








……




杏「ふぁ…」

杏「…」

杏「九時とな」

杏「…」グゥー

杏「…」

杏「…」

杏「…もう一回寝よ…」

杏「…」

杏「…」zzz



おわり

23:59│双葉杏 
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