2014年07月10日

塩見周子「クールになりたい?」喜多見柚「うん……」

モバマスSSです。



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ジワー……







喜多見柚「だって、暑すぎるんだもん……」グデー





塩見周子「確かにー……これじゃクールじゃなくてホットだよねー……」グニャー





柚「どうしてエアコン、壊れてるのカナー……」





周子「明日までの辛抱だってさ……いや、無理、溶ける……」







柚「これじゃホットゆずだよー……」





周子「……ゆず湯になっちゃうの?」





柚「ゆず湯……いいかも……でも暑いのはいやー」





周子「……じゃあ今日もクールになっちゃおうかー」





柚「おおっ!何か思いついたのカナ?」





周子「うんうん。柚も手伝ってねー」







――屋上





周子「さーて、始めるよー」





柚「はーいっ♪」





周子「柚はビニールプールをお願い。あたしはパラソル立てるね」





柚「オッケー、任せて周子サン!」









柚「はぁっ……はぁっ……周子サーン、終わんないよー!」ゼーハー





柚「あれ?周子サン?」





周子「んっ……ぷはー、やっぱりキンキンに冷やした麦茶は……あ、柚終わったー?」ダラー





柚「なんでくつろいでるのかなー、周子サン?」ジトー





周子「いやー、プールだから水が必要だと思って、ホースといっしょにね?」





柚「一人だけ日陰でずるーい!ほら、交代交代っ!」







周子「はぁっ……これ、結構疲れるんだね……!」ゼェゼェ





柚「おおっ、ふくらんだね!」





周子「おっかしいなー、茜ちゃんはあんなに簡単にやってたのに」





柚「茜チャンはいつも全力だからねっ」





周子「まあ、膨らんだしいいか。放水だーっ!」





柚「いえーっ!」







ダバー……





周子(水が溜まるまでは暇だなー……)





周子「……!」ピコーン





周子「柚ー、こっち向いてー」





柚「?」







周子「ていっ」





バシャァァァァッ!





柚「わわっ!?冷たっ!!」





周子「へへへー、まだまだ行くよー」ニヤニヤ





柚「うわーっ、柚ピンチかも!!」アワワッ





周子「ほらほらっ、涼しくなれーっ!」







ジョロロロ……





ピタッ





周子「あれ?」





柚「止まっちゃった?」







岡崎泰葉「もう……周子さん、柚ちゃんいじめちゃ駄目ですよ?」





周子「あ、泰葉に乃々ちゃんだ。おかえりー」





森久保乃々「ただいまですけど……ビニールプール、ですか?」





柚「そうだよっ!暑くて溶けちゃいそうだったからね」





周子「だから、二人でクールになろうとしてたん♪」





泰葉「なるほど……確かに暑いですよね」





乃々「もりくぼ達、アイスを買ってきたので……ふふ、皆さんで涼みましょう」





周子「やったーっ!泰葉も乃々ちゃんも大好きっ!」ギュウッ





乃々「あ、あぅ、その……むーりぃー……」ポワー





泰葉「乃々ちゃん困ってますよー。ほら、アイス食べましょう?」ピトッ





乃々「ひゃぁっ!?つ、冷たいのもむーりぃー……!」アワワワ





柚「泰葉チャン、じつはすごく楽しんでないカナ」





泰葉「……ここじゃ日差しが強いので、事務所に戻りましょうか」







――事務所





泰葉「えー、こほん。それじゃアイスを食べましょう」





周子「へへー、あたしはどれにしようかなー」ガサガサ





泰葉「クールになりたい柚ちゃんにはこれです。クーリッシュです」





柚「おおっ!クールになれそう!」





泰葉「これで今日から柚ちゃんもクールの仲間入りですよっ!」ドヤ





柚「おおーっ、すごい……!柚もクールになるーっ♪」





乃々「ゆ、柚さん……?」





周子「乃々ちゃん乃々ちゃん、気にしなーい。はい、あーん」ヒョイッ





乃々「あむ……ひゅめたいでふ……」





周子「はーっ、やっぱり暑い日にアイスは最高ー♪」





乃々「ん……ちゅーちゅーちゅぶりらちゅぶりららー……ふふ」







泰葉「そういえば周子さん……ビニールプールはどうするんですか?」





周子「んー?」





泰葉「四人では流石に狭いですよね……」





乃々「……どうして四人で入るのが前提なんでしょうか」





柚「確かに……というか二人でも狭いんじゃないカナ」





乃々「もりくぼとしてはお二人が入ってるのも……いえ、なんでもないですけど」





泰葉「ところで、どうしてビニールプールなんですか?」





周子「そりゃあたしが……あっ」





柚「?」





泰葉「周子さん?」





周子(あちゃー……今更あたし一人で涼むためとは言えないなー……ん、そういえば)





周子「みんな、いいこと思いついたからちょっと手伝って!」





柚「うん……でも、どうするの周子サン?」





周子「ふふふー、しゅーこちゃんにお任せー」







――屋上





周子「さあみんなー!武器は持ったかー!」





泰葉「おーっ!」ビシッ





柚「いえーっ!」ビシィッ





乃々「……水鉄砲なんて、事務所にあったんですね」





周子「うんうん。去年の夏にPさんが遊んでたのを思い出したのだー」





乃々「も、もりくぼはちょっと……いえ、涼しくなりたいですけど」





泰葉「私、こういう風に遊んだことなくて……えっと、こうですか?」ビシュッ





乃々「はぅっ?!」バシャッ





泰葉「あっ、ご、ごめん乃々ちゃ……きゃぁっ!?」バシャァッ





柚「へへー、隙ありだよ!」





周子「おお、いいねぇ柚。やる気まんまんだ」





乃々「つ、冷たいんですけど……」







周子「てことで。えいっ」ビシュッ





柚「わわっ?!やったな周子サンッ!」バシュッ





周子「へへー、おいでおいでー!」ヒョイッ





柚「むーっ……!こうなったら!泰葉チャン!」





泰葉「えっ、私ですか?」





柚「……ハーゲンダッツでどうカナ」





泰葉「周子さん、覚悟っ!」ビシュッ





周子「わっ!?二人がかりはずるいんじゃない!?」





柚「へへー、作戦だよっ!」ビシュッ





泰葉「そういう事です!えいっ!」バシュッバシュッ





周子「うぐ……こうなったら!」





乃々「?」







ヒョイッ





乃々「!?」





周子「乃々ちゃんバリアー!」





柚「あっ!」





泰葉「ああ……!!」





乃々「し、周子さん……!?」





周子「ふっふっふ……乃々ちゃんがどうなってもいいのかなー?」ドヤァ





柚「撃ったら乃々ちゃんに当たっちゃう……!!」アワワ





泰葉「ど、どうしましょう……?!」オロオロ





乃々「……」





乃々「……えいっ」バシャッ





周子「ひゃぁっ!?冷たっ?!」







乃々「ふふ、ふふふ……自分の身は自分で守らないと、ですけど……」ニヤ





柚「おおーっ!乃々チャンすごーいっ!」





泰葉「乃々ちゃん流石ですねっ!」





周子「うぅ……不覚だー」





泰葉「これで3対1ですね。正義は勝つんです」ドヤァァァ





乃々「……えい」ビシュッ





泰葉「きゃっ!の、乃々ちゃん?!」バシャッ





柚「い、いつもの乃々チャンじゃない……!」





周子「乃々ちゃんどうしちゃったん……!?」





乃々「ふふふ……さっきのお返しですけど……」





泰葉「し、集合ーっ!柚ちゃん!周子さんっ!!」







泰葉「どうしましょう」ヒソヒソ





周子「どうにかしないとあたし達ずぶ濡れかもよ」ヒソヒソ





柚「柚達も撃てばいいんじゃないカナ」





泰葉「え……撃つの?」ヒソヒソ





周子「乃々ちゃん撃つん?」ヒソヒソ





柚「えっ」





泰葉「説得を試みましょう」ヒソヒソ





周子「話せば分かる、だね」ヒソヒソ





乃々「あの、もりくぼはもう満足したので、できればお手柔らかに……」ヒソヒソ





柚「乃々チャンしれーっと混ざってるよ?」





乃々「えっと、この事は内密にお願いしたいんですけど……」ヒソヒソ





柚「もうばれちゃってると思うんだけどなー」







乃々「あ、そろそろもりくぼは定位置に戻りますので……」





泰葉「では説得で行きましょう」





周子「うん。任せた」





柚「大丈夫カナー?」







泰葉「こほん……乃々ちゃん、ここは平和的に解決しましょう」





乃々「そ、そうですか……」





泰葉「もう撃たないので」





乃々「本当ですか……?」





泰葉「……ハーゲンダッツ」





乃々「れ、歴史的和解ですけど……」ギュッ





泰葉「乃々ちゃんっ!」ギュッ







泰葉「やりました」ドヤ





乃々「買収されちゃいましたけど……ふふ」





柚「これでいいのかな」





周子「いいんじゃないー?」





泰葉「ということでもう少し平和に涼みましょう」





柚「そうだねー……もう少し平和に水遊びしよう!」





乃々「あまり変わってない気がするんですけど……」





周子「気にしない気にしない。やったやられたとかナシだよー」





周子「ってことで、えい」バシュッバシュッ





柚「わっ!?周子サーンっ!」





泰葉「敵味方関係なし、ですよ!」バシャッ





乃々「……も、もりくぼもやるときは……やります、けど」







――――





P「お疲れ様ですー……あれ?誰もいない……いや、鞄があるな」





P「……ホースが伸びてる……また周子か?」







P「周子ー、またプール出してるのかー?」ガチャッ







泰葉「周子さん、覚悟ーっ!」ビシュッ





周子「甘い甘いっ!」ヒョイッ





バシャッ





泰葉「……!!」





周子「ん、どしたん泰葉……あっ」





P「……」





周子「あはは、お帰りPさん……ご、ごめんね?あたしが避けたばっかりに……」





P「……」







周子「ご、ごめんってばPさん……ほら、笑って笑って?」





P「ははは……あれだろ、水も滴るいい男って言いたいんだな?」





泰葉「そ、そういうわけじゃ……」





乃々「あの、プロデューサーさん……使いますか?」





P「大丈夫だ。こんな時のために持ってる」チャキッ





乃々「えっ」





P「さて、水鉄砲なんて一年ぶりだが……二人とも、何か言い残すことはあるか?」パシッパシッ





周子「えーっと……に、逃げろーっ!」





泰葉「わーっ!」





P「待てっ、周子っ!泰葉っ!!」







ワーワーワー……





柚「……ねぇねぇ乃々チャン」





柚「今日も平和だねー」





乃々「そうですね……ふふ」





柚「よーし……待てー、Pサーンっ!柚もまぜてーっ!」





乃々「じゃあもりくぼも……あ、これは……そう、涼むため、ですけど」



おわり

訂正



>>12

誤 柚「撃ったら乃々ちゃんに当たっちゃう……!!」アワワ

正 柚「撃ったら乃々チャンに当たっちゃう……!!」アワワ



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