2014年07月12日

南条光「アナタノミカタ」

※注意事項

・モバマスSS

・キャラ崩壊するんだなぁ…これが

・汚してやる、太陽なんて





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404558158





〜事務所〜





南条光「おはようございます!P、おはよう!」



モバP「おう、おはよう!元気がいいな光、何かいいことでもあったのか?」



光「みんなを応援するアイドルだからねっ!元気がなくちゃ応援できないよ!」



P「そうか、元気いっぱいの光を見ているだけでやる気がでてきたよ。今日も頑張ろうな!」



光「うん!」





千川ちひろ「……」



〜一週間後〜





光「おはようございます!P、おはよう!」



P「おはよう。元気がいいな、光」



光「どうしたんだ、P?元気がないじゃないか」



P「あぁ、少し金欠でな。朝食抜いてきたんだよ」



光「だめじゃないか!朝ごはん食べないと元気に動くことができないし頭も働かないんだぞ!」



P「しかしなぁ……結構厳しい状況なんだよ」



光「アタシの相棒のPがそんな姿じゃみんなに元気を送ることはできないよ!アタシがおにぎり買ってきてあげるよ」



P「しかし、お金が……」



光「大丈夫!アタシのお金で買ってくるよ!相棒が困っているんだもの、支えあわないとねっ!」タタッ







P「光……」



ちひろ「いい年した大人が、子どもにおごってもらうって……」



P「うっ……」



ちひろ「自己管理ぐらい大人ならしっかりやってください」



P「はい……」



ちひろ「それで、どうするんですか?」



P「えっ?」



ちひろ「今ならまだ、第二弾ありますよ」



P「あっ……あぁ……」







ガチャガチャ







〜三日後〜





光「おはようございます!P、おはよう!」



P「おはよう、光。それで、今日の……」



光「うん、これが今日のお弁当だよ!これを食べて元気だして頑張ろう!」



P「あぁ……ありがてぇ」ムシャムシャ



光「お昼の分も持ってきてあげたから一緒に食べようね!」



P「あぁ……ぷは〜うまかった!ありがとう、光!元気でたよ!」



光「よし!それじゃ今日も一緒にみんなに元気を届けよう!」



P「おう!それじゃ、早速スタジオに行くから準備をしておいてくれ」



光「わかったよ、P!」タタッ







ちひろ「へぇ、お弁当ですか」



P「えぇ……」



ちひろ「ふーん……それで、どうします?今日までですよ?」



P「え?」



ちひろ「第三弾」



P「あっ……」





ガチャガチャ



ラウンド専用使い切ってなかったわ 離脱



〜一ヶ月後〜





光「おはようございます!あれっ?Pは?」



ちひろ「彼なら、休みですよ。今日の予定については聞いていますから安心してください」



光「Pが休み?珍しいこともあるんだね。帰りにアタシが応援しに行ってあげよう!」



ちひろ「……家、知っているんですか?」



光「うん!休みの日にご飯を作りに行ってあげるんだ!」



ちひろ「食材は?」



光「アタシが買って持って行っているよ」



ちひろ「そうですか……光ちゃんは、今のPさんをどう思っているんですか?」



光「今のPは……お金がなくて困っているだけなんだよ!辛い状態なんだ!だからこそ相棒であるアタシが応援してあげないとって思うんだ!」



ちひろ「応援……ねぇ……」





ーP宅ー





光「P!アタシだよ!」



P「おぉ……光か」



光「P、体は大丈夫?」



P「もう大丈夫だよ。すまないな、休んでしまって、今日の仕事はどうだった?」



光「ばっちり!みんなにアタシの歌と元気を届けたよ!」



P「そうか……さすが、光だ」



光「だから、Pにも元気を届けにきたんだ」ガサッ



P「ん?どうしたんだその食材は?今日は休みの日じゃ……」



光「Pが休んでるなら休みの日じゃないか!それに、Pは平日アタシの持ってきたお弁当以外食べていないんだろ?」



P「うっ……それは……」



光「みんなに元気を届けるのに自分が元気をなくして体を壊しちゃだめだよ!これからはアタシがPさんの晩御飯も作ってあげるからねっ!」



P「しかし……女子寮の門限もあるだろ?」



光「大丈夫!寮長にはPのためって言ってあるから!」



P「……すまねぇな、光」



光「いつまでもこんなんじゃダメだよ!早く元気を取り戻してみんなの笑顔を一緒に守ろう!」



P「あぁ!」







〜一ヶ月後〜





光「P、おはよう!」



P「おはよう、光」



光「すぐに朝ごはんをつくるね!」



P「……いつもありがとう」



光「大丈夫だよ!だからPは朝ごはん食べて元気だしてね!」



P「あぁ……」



光「お昼のお弁当も一緒に作っておくからね!」



P「なぁ……もう……いいよ」



光「え?」



P「こんなダメな俺のために、光がいろいろしなくてもいいんだよ……お金だって、全部光が……」



光「誰かに「ありがとう」って言ってもらうのに……ずっと憧れてたんだ。Pさんは、その夢をかなえてくれた恩人だから!だから、これは恩返しでもあるし、Pはアタシの相棒だからね!」



P「光……」



光「Pの夢は、アタシの夢だから。一緒にかなえようよ!そのためにも今の状況を一緒に乗り越えよう!」



P「ありがとう、光」







〜一ヶ月後〜





光「P、おはよう」



P「おはよう、光」



光「さてと…それじゃアタシはお仕事に行ってくるよ」



P「あぁ……」



光「ご飯は冷蔵庫の中にあるからね。いってきます」



P「いってらっしゃい……」





バタン





P(金を使い果たし、アパート追い出されそうになった時に光が現れて自分の変わりに家賃を払ってくれた。それから、光は女子寮を出て俺と一緒に暮らし始めた。大家や寮長、両親とどんな話し合いをしたかわからない)



P(俺は一向に体調が良くならず、病院いっても原因はわからないままであった。入院するほどのものでもないとのことでこの部屋で光に看病してもらっている。仕事は病気休暇をとらせてもらっている。アイドル達から電話がかかってくることはある。どうやらアイドルのみんなが俺を辞めさせないように頼んでくれているみたいだった)



P「俺は……クズだ……どうしようもないクズじゃないか……」



P(光も最近様子がおかしくなってきている。このままでは光をダメにしてしまう。そうわかっているはずなのに……光の元を離れることができないでいる)



P「いっそ……逝くことができればなぁ……」







光「P!死んじゃダメだ!」





P「光!?仕事に行ったんじゃ……」



光「Pの様子がおかしかったから引き返して様子をみていたんだ。ダメじゃないか!死のうとするなんて!」



P「でも……俺がいたら光が……」



光「弱気になるな!Pがいるからアタシはみんなに声を届けることができるんだ!アタシはPのこと信じているから!だから頑張ろう!」



P「光……俺は……」



光「大丈夫、アタシは頑張るよ。だからも一緒に頑張ろう。Pにはアタシがついているよ」



P「でも……俺は何を頑張れば……」



光「Pは、アタシを応援してくれればいいんだよ」



P「え?」



光「Pはアタシを応援してくれるだけでいいんだ。家から出るときに頑張れって、家に帰った時に頑張ったねって声をかけてくれるだけでいいんだ。ずっとアタシのことを応援してくれればいいんだ」



P「ひか……る?」









光「……アタシは、アナタノミカタだよ」

>>16

僕はカジキやで(マグロスマイル)

※追加注意事項

・上田しゃんの言葉はもんじろう先生による翻訳もあります。間違っている可能性もあるので注意してください 



ー事務所ー





岡崎泰葉「Pさん、まだ体調が良くならないみたいですね……」



上田鈴帆「Pしゃん、電話の声も元気のなかったやね」



小関麗奈「ふん、サボっているだけよっ!」



池袋晶葉「もう一ヶ月経つぞ……」



泰葉「重い病気ではないから入院はしていないらしいんですが、せめてお見舞いに行くことができれば……」



麗奈「なんでアイドルだからってPの家を教えてもらえないのよ!?」



鈴帆「スキャンダルになりよったらえらいだっちちひろしゃんの言うておった」



晶葉「何にせよ、詳しいことがわからないまま一ヶ月もたったんだ。こうなったら私達で行動を起こすしかない」



泰葉「でも、どうするんですか?」





麗奈「Pの家を探すのね!」



鈴帆「どげんやっち探しゅんやか?」



麗奈「ちひろの持っている資料は……無理ね」



泰葉「手がかりがないですね、どうすれば」



晶葉「ただ一ヶ月待っていただけではないのだ、調査は進んでいるよ」



麗奈「なに?何か手がかりがみつかったの!?」



鈴帆「なしけんしゅかそいは?」



晶葉「それは……」



泰葉「晶葉ちゃん?」



晶葉「……落ち着いて聞いてほしい」



麗奈「いいから早く言いなさいよ!」



晶葉「Pの家を知っているかも知れない人物が見つかったんだよ」



鈴帆「誰やか?」







晶葉「……光だ」





泰葉「えっ!?光ちゃんが!?」



麗奈「ありえないわ!あのヒーロー馬鹿の光がなんでPの家知っているのよ!」



晶葉「最近、どうも光の様子がおかしくてな。ウサミンロボに後をつけさせたんだ。そうしたら、光は実家でも女子寮でもないところから通っていることがわかったんだ」



泰葉「ご兄弟や親戚の家ということは……?」



晶葉「その可能性もあるかも知れない。しかし、この事務所のメンバーの中で光が一番怪しいんだ」



麗奈「なによそれ。光が怪しいってどういうことなのよ!」



鈴帆「光だけ、事務所に来なかこつの多か」



泰葉「あっ!確かに、仕事場で会うことはありますが事務所ではあまりみませんね」



麗奈「あいつが仕事を頑張っているからでしょ!」



晶葉「それにしても、事務所にくる回数が極端に少ないんだ。私たちはちひろさんや社長から指示をもらう必要もあるから事務所にこなければいけないことが多いはずなのに」



泰葉「ちひろさん達以外に指示を出せるのは……Pさん!?」



麗奈「Pは病気なんだから指示を出せるわけないじゃない!」



晶葉「Pが、本当に病気ならな」





麗奈「……どういう意味よ」



晶葉「なんにせよ、実家でもない場所が何なのか調べればわかることだ」



麗奈「あんた、光は事務所の仲間でしょ!なんで疑うことができんのよ!」



晶葉「……むしろ、麗奈が一番光のことを疑っていると思っていたんだがな」



麗奈「それは……今は関係ないでしょ!」



晶葉「私だって、疑いたくはないさ。しかし、今は何か手がかりが必要なのだ!」



鈴帆「喧嘩はやめんしゃい」



泰葉「少し、落ち着きましょう」





ビー!ビー!







麗奈「……晶葉のパソコン、鳴っているわよ」



晶葉「この音は、ウサミンロボの緊急信号!」ガタッ



鈴帆「なんかあったん?」



晶葉「光の家の近くに配置していたはずのウサミンロボが、壊された」



泰葉「こ、壊されたって、何にですか!?」



晶葉「最後のカメラ映像にあるのは……蹴りを放つ、光の姿だ」



鈴帆「なっ……!?」



泰葉「そんな……なんでウサミンロボを光ちゃんが」



麗奈「なにやってんのよ……光……」



晶葉「普段の光なら、ウサミンロボに蹴りを放つなんてありえない。これは、光の身にもなにかあるのかもしれん……すぐに向かうぞ!」











ーP宅付近ー





晶葉「場所はここであっているはずだ」



麗奈「ボロっちいアパートね。それで、鈴帆はどこに行ったのよ?」



泰葉「鈴帆ちゃんは何か持っていくものがあるから先に行って、と言ってましたよ」



晶葉「さて、どうしたものか……」



麗奈「こそこそする必要なんてないわ!正面から堂々と行って聞いてやればいいのよ」ダッ



泰葉「あっ、麗奈ちゃん!」



晶葉「えぇい、私たちも行くぞ!」







ーP宅ー





P「光……?どうしたんだ?光はみんなの味方じゃなかったのか?」



光「P、アタシ、気づいたんだ。今のままじゃダメなんだって。アタシがこうしないと、Pのことだけを応援しないといけないって」



P「みんなに、声を届けるんじゃ……」



光「届けるよ、Pを応援するために」



P「光……どうしてしまったんだよっ、光っ!!」



光「……Pさん、ご飯食べようよ。そうしたら落ち着くよ」



P「光……俺は……」





「中にいるのはわかっているわ!!開けなさい、光っ!!」ドンドン





P「この声……麗奈!?」



光「…………」



P「光、扉を開けてあげてくれ、きっと光のことを心配して……」



光「悪が、きたね」



P「えっ……?」



光「アタシからPさんを奪うために悪がきたんだ……やっつけないと」



P「おい、光!?何を言っているんだ?麗奈だぞ!?仲間じゃないか!!」



光「敵だよ。アタシを応援してくれるPを、アタシが応援するPを奪おうとする奴はみんな敵だッ!!」ダッ



P「待てっ!……畜生、なんでこんな時に体が動かないんだ!扉から離れろ!!!麗奈っ!!!」









ーP宅前ー





「扉から離れろ!!!麗奈っ!!!」





麗奈「この声……Pっ!!」



晶葉「麗奈、早く扉から離れるんだ!」



麗奈「どうせ光が何かしようとしてんでしょ!だったらこっちだって!!」



晶葉「何をするつもりだ!?」



麗奈「こっちから扉を蹴ってやるのよっ!」



ガッ



麗奈「今よっ!!」





ドゴォ!!





麗奈「いったーい!!」



晶葉「馬鹿!大丈夫か!?」



泰葉「あっ、扉が!?」





光「いてて……誰だ……扉を蹴ったバカは……」





晶葉「馬鹿がでてきたようだな……」



泰葉「光ちゃん、Pさんはどうしたんですか!?」





光「Pは……」



麗奈「このバカ!!」ボカッ



光「痛っ!なにするんだ!」ボカッ



麗奈「やったわね!」ドカッ



光「このっ!」ドカッ



 ドカバキッ



晶葉「まったく、こいつらは……」



泰葉「早く止めないと!」



晶葉「いや、泰葉はいまのうちにPの様子を確認を頼む、ここは私に任せて行くんだ!」



泰葉「は、はい」タッ





晶葉「さて、ここは特製煙幕で……」





鈴帆?「まちんしゃい!!」





晶葉「ん?鈴帆ぉ!?」











ーP宅ー





泰葉「Pさん!!」



P「おぉ、泰葉!光と麗奈はっ!?」



泰葉「それが、取っ組み合いを始めてしまって……今、晶葉ちゃんが二人を止めようとしてくれています。Pさん、体は大丈夫なんですか!?」



P「あぁ、それが、体に上手く力が入らないんだ……前まではここまで酷くはなかったはずなのに……」



泰葉「そんな……救急車を呼びますね!」



P「いや、やめてくれ」



泰葉「でも!」



P「いいんだ……それよりも、二人の様子を見てきてくれ」



泰葉「でも、Pさんが……」



P「俺は大丈夫、だから頼む」



泰葉「はい……それではぁっ!?す、鈴帆ちゃん!?」



P「鈴帆か……そ、それはっ!!」







鈴帆in太陽の着ぐるみ「おまたしぇしたね、Pしゃん!!」





P「え、え、うん」



泰葉「あ、えっと…光ちゃんたちは!?」



太陽鈴帆「よかよか、二人ともこっちに来んしゃい」



光「……」



麗奈「……」



P「二人とも……怪我をしているじゃないか!?早く手当をしないと!」



晶葉「まぁ、それはこちらに任せてくれ。その間に話を聞こうじゃないか、なぁ、P」



P「晶葉も来てくれていたのか……それにしても、何から話せばいいのか」





麗奈「なんで光とPが一緒にいるのよ!」



光「アタシがPの看病をしていたからだ!」



麗奈「なんで光がここに住みながらなのよ!」



光「アタシはPの相棒だからだ!」



太陽鈴帆「落ち着きんしゃい」



「……」



泰葉「えっと……Pさん、説明してもらえますか?」



P「あ、あぁ……実は……」





[お金を使い切り光に養ってもらっていたことを話す]





麗奈「うわぁ……P、あんた……」



晶葉「それは、酷すぎるんじゃないか?P」



P「俺も、ダメだと思っていたんだが…」



光「Pはダメじゃない!!」



晶葉「だいたい、光がPを甘やかしたのも原因だろ……どうしてここまで……」



光「それは……」



麗奈「なんでよ……アタシたちに相談してくれてもよかったじゃない!!なんで一人でそんなことしたのよ!!」



光「それじゃ、ダメなんだ!!アタシが……アタシの力でPを助けないと……意味がないんだ」



泰葉「どういうことですか?」



光「普段、あまり助けを求めないPさんが、やっとアタシに助けを求めてくれたんだ……だから……だから……」



太陽鈴帆「光、深呼吸せんね」



光「うぅ……」スーハー



晶葉「まぁ、Pは月末以外はあまり弱音をはかないからな……光からしたら、Pに頼ってもらえたことが嬉しくて暴走してしまったのか」



泰葉「もう一つ、いいですか?なんで、Pさんの体が動かなくなったんですか?」



光「それは……「病気が悪化してな」…えっ?」





P「ずっと部屋にいたからな、どうも悪化してしまったみたいだ」



泰葉「本当ですか?」



P「本当だよ」



晶葉「……それで、病気は治りそうなのか?」



P「多分、もうしばらくしたら治るよ」



光「P……」



P「光、ごめんな。俺が間違っていたんだよ。俺は、ダメだって思いながらも光にずっと甘えてさ。やっぱりさ、こんなのいけないんだよ……光が俺だけを応援するなんて、光は……」



光「い、嫌だ!アタシは、アタシはPさんがいないと!!」







麗奈「この、バカっ!!」パシィ





光「れい……な?」



麗奈「甘えてんじゃないわよ!みんなのためだとか、Pのためだとか言っておいて、結局は自分のためにやってるだけじゃない!!何がアイドルよ!何がヒーローよ、ばかぁ!!」



光「麗奈…アタシは…」



麗奈「アタシのライバルが結局はただの自己チューだったなんて、聞いて呆れるわっ!!あんた何か正義でも、悪ですらないただの我侭っ子よ!!」



光「うっ……うぅ……」



麗奈「〜ッ!!なんで言い返さないのよっ!!正義の味方は挫けないんでしょ!!最後まで戦いなさいよぉ…ぐすっ……ばかぁ……」



光「麗奈……」



P「……光、目の前に泣いている子がいるよ。助けを求めている子がいるよ」



光「P……」



P「俺はもう大丈夫だよ、十分すぎるぐらい光に助けてもらったから。だから、俺はまた頑張れるから」



光「…………」



麗奈「うぅ……ひぐっ……ぐすっ」



光(そうだ……アタシは……アタシはっ!!)



光「……待たせたなっ!アタシが正義!みんなの味方だ!」



麗奈「光……?」



光「くじけちゃダメだ!つらい時こそアタシの歌を聴いて、勇気を出すんだ!アイドルのアタシはいつだって、君のそばにいる。忘れないでくれっ!!」



麗奈「ばか……アタシはワルよ、レイナサマなのよ。正義が応援してどうすんのよ……」



光「ピンチには必ず現れる!麗奈がピンチなら、アタシは応援するよ!」



麗奈「そもそも、あんたが暴走してたのが原因でしょ!何上からもの言ってんのよっ!!」ポコッ



光「いたっ。よくもやったなー」ポカッ



 ポカパキッ   ハハハハッ



晶葉「はぁ……まったく、こいつらは」



泰葉「……もう、大丈夫ですか?」



P「大丈夫さ、光はミンナノミカタなんだから」







晶葉「さて、二度とこんなことにならないようにPの財布の管理は私がするとしよう」



泰葉「いえ、私がやりましょう」



P「え?」



晶葉「そうだな、ひとりがやってしまっては今回のようになってしまうかもしれないからアイドルみんなで管理しよう」



P「……え?」



太陽鈴帆「ねぇ、なして誰もうちにつっこんでくれんと?」





こうして、それ以降Pがガチャに溺れることはなくなったとさ

なお、P宅付近に太陽のような不審者が現れたと報道されることになるが、それは別の話



〜おわり〜



おまけ





〜数日後〜



光「おはようございます!P、おはよう!」



P「おう!おはよう、光!元気いいな!」



光「Pだって、すっかり元気になったじゃないか!ご飯はちゃんと食べてる?」



P「もちろんよ!みんなに、献立まで考えてもらってからお金渡されるからな……」



光「なぁ……どうして、お弁当に薬を混ぜていたことを黙っていてくれたんだ?やっぱりアタシが……」



P「もういいんだよ。俺だって、あれがエナドリを作る時に生まれるエナドリとは反対の元気を奪う薬だとわかって飲んでいたからな」



光「P……ごめん」



P「謝らなくてもいいさ、光が本当は俺を休ませてくれようとしてたのはわかっていたから。けどま、もう使っちゃだめだぞ」



光「うん!」





P「それにしても、こんなモノどこで手に入れたんだ……まぁ、想像はつくがな」



光「始めて見たときはすでにお弁当にかかっていたんだ。近くに袋が落ちていて、エナドリの成分なら大丈夫かなって思って渡したらPが休んじゃって。それから袋をよく見て違う成分だって気がついたんだ。でも、それからは……」



P「使えると思ってしまったのか。ちひろさんの机にでもおいてあった奴だろうな。あの人、アイドルに害をなす人には容赦ないから。あと俺にも」



光「P……アタシ、もう間違えない!アタシはまだまだ弱い……でも、この胸には熱いハートがあるから!」



P「俺も、頑張るよ!今度こそお互い間違えず、支えあっていこう!」



光「でもね、P……」



P「どうした?」



光「アタシはミンナノミカタだけど、アナタノミカタでもあるんだよっ!!」



P「ん?どういうことだ?」



光「へへっ!Pに見せるからっ!活躍するアイドル光の姿をさっ!正義の心で、今日も走り抜けるんだーっ!」タタッ





P「俺も……頑張るかっ!!」





ー物陰ー



麗奈(やばっ、あの薬が原因だったのね……で、でもアタシのおかげでPも真人間になれたんだし感謝してもらわないとねっ!あれっ?ということはアタシ良いことしちゃったってこと!?まぁ……今回はいっか)





ーこんどこそおわりー



17:30│南条光 
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