2013年11月08日

P「俺はただ、響とイチャコラしたいだけさ!」

響「何なんだいきなり……」

P「いやね。ちょっと魂の叫びを」

響「それにしたって……どういうことさー!」


P「いやいや字面まんま。響と甘く濃厚にイチャつきたい」

響「気持ち悪いぞ……」

P「照れ隠し?」

響「何も隠してない!本音を言ったまでだぞ」

P「だよね!俺と響の間には隠し事なんて必要ないよね!」

P「本音と本音のぶつかり合い……。お互いをさらけ出す……!まさしくハダカの付き合いってヤツですね」プチンプチン

響「ぎゃー!おもむろにワイシャツのボタンを外していくなー!」


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P「ねぇねぇ響ー」

響「…………なぁに?」

P「俺と今晩夜景の見えるレストランで食事しない?」

響「しない」

P「今度の週末二人っきりで動物園に行かない?」

響「行かない」

P「ちょっと俺に後ろからハグされてくれない?」

響「くれない」

P「じゃあ……」

響「しつこい!すばらしくしつこいぞ!」

響「ふぅっ。今日のレッスンはちょっと疲れたぞ」

P「お疲れひびきーン!」

響「うわぁ。また出た」

P「疲れてるだろー?ほら、お飲み物をどうぞ!」

響「あ、ありがと……」

響「………………」ジトー

P「そんな疑いの目を向けるなってー!別に何も入れたりしてないから。
……おっと。でも安心してくれ。俺の溢れんばかりの愛は存分に込められている!」

響「一気に飲む気が失せたぞ」

P「そう遠慮するなってー」

響「……ねえプロデューサー。このアクエリアス、最高にぬるいんだけど。……ちょうど人肌位の温度」

P「そりゃそうだろう。俺が響の為にずっと懐で温めていたから!」

響「もっ……、もういらない!」
響「ねえプロデューサー」

P「なんだいマイスウィートハニー」

響「最近の自分の仕事、妙にグラビアの比率が増えてる気がするんだけど」

P「ん?言ってなかったけ?響のグラビアってめちゃめちゃ評判いいんだぜ」

響「え、本当か?」

P「うん。向こうの方から仕事がたくさん入ってきてるんだ。響のグラビアのオファーの数は、ウチじゃああずささんと並んでトップだね」

響「そ、そうだったのか……えへへ……」

P「うん。さすがは俺のマイラブリーエンジェル」

響「…………でも、なんで毎回グラビアの仕事にはプロデューサーがついて来るんだ?」

P「そりゃーもちろん響の弾ける水着姿を肉眼でバッチリ堪能するために決まってるだろ」

響「へ、ヘンタイ!やっぱり変態プロデューサーだったぞ!」

P「響ー!疲れてなーい?」

響「うーん。ちょっとだけ疲れたかもだぞ」

P「マッサージしてあげよう」

響「丁重にお断りするぞ」

P「遠慮するなってー!」

響「イヤだ!」

P「なんで!」

響「鼻息荒いもん!」

P「いやだなぁ。いつだって俺の鼻息はMAX全開噴射だったじゃないか」

響「生まれながらの変質者体質じゃないか!」

P「さぁお嬢さん。どこらへんがお疲れかな……?」ワニョワニョ

響「その指の動きおかしい!絶対にマッサージの動きじゃないぞ!」

P「響ー。おはようー」

響「おはようプロデューサー」

P「…………よしっ」カチッ

響「プロデューサー。手に持ってるのは……何だ?」

P「ん?これ」

ボイスレコーダー「ハァイ」

響「な、なんだよこれー!?」

P「ふっふっふ。こういう事だよ」カチッ

ボイスレコーダー「おはようプロデューサー」ヒビキボイス

P「これを目覚ましのアラームにセットしようかと思いまして」

響「自分の声を無断使用するなー!」

P「出来れば”早く起きて。プロデューサー!”っていう声も欲しいのですがっ……!」

響「ぜぇ〜ったい言わないからな!その期待顔はやめるさー!」

P「あいうえお作文って知ってる?」

響「馬鹿にしないでほしいぞ」

P「ってなワケで、俺も作ってみました!ジャジャン!」

響「そうなのかー」

P「お題は当然”がなはひびき”です」

響「そ、そうなのかー……」

P「んじゃあコールをよろしく」

響「”がなはひびき”の、がー」

P「ガバッとしたい!」

響「……”がなはひびき”の、なー」

P「なでなでしたい!」

響「…………”がなはひびき”のはー」

P「ハグしたい!」

響「も、もういい!聞きたくないぞ!」

P「別パターンをお望みかな」

響「パターンがあるのか!」
律子「プロデューサー殿。ちょっといいですか?ここなんですけど……」

P「ん?どれどれ、見してみ。……ああ、ここはな……」

小鳥「プロデューサーさん。ちょっと頼まれちゃってくれませんか……?」

P「ははは。なんですか小鳥さん。いいですよ。遠慮なくどうぞ」

千早「あの……。プロデューサー?次のシングル曲について、相談があるんですけど……」

P「ん?どした千早。いいぞ。言ってみ」

響「…………………」

響(仕事してる時はすごくマジメなんだけどな……」

P「ふぅっ、一息入れようかな。……ンひーびきーン!」

響「うわっ、来たぞ……」

今日はこれで

また来ます
亜美「ひびきんひびきん」

響「ん?なんだー亜美?」

亜美「ひびきんと兄ちゃんって、実際のところ、どーなの?」

響「どーなの?って……どういうことさー?」

亜美「兄ちゃんのこと、好きなの?」

響「うぇっ!?……い、いきなり何言うんだー!?」

伊織「あら。でも、私が見てた感じだと、二人結構仲良く見えるけれど」

響「い、伊織までそんなコト言うのか!?」

伊織「にひひっ。思ったことを言ったまでよ」

亜美「で?実際どうなのー?YOU!言っちゃいなYOU!」

響「うっ、うるさいぞ二人とも!」

響「自分、あんな馬鹿で変態な……」

P「ただい……」ガチャリ

響「プロデューサーなんか、大っ嫌いだぞ!!」

P「ま…………?」
伊織「あっ……」

亜美「兄ちゃん……」

響「えっ!?」

P「……はははは」

響「え、えと……」

P「おう。三人とも。今日はもうオフ……だったっけな。冷蔵庫に人数分のプリン入れといたから、食べていいぞ」

響「あ、あの……」

P「おっと、もう時間がないんだった!またすぐに出ないと行けないんだ。……くぅ〜っ。社畜は辛いぜ!」

響「プロデュー……!」

P「そ、それじゃな!」ガチャ バタン

響「さ……ぁ……」

亜美「ごめんひびきん!まさか兄ちゃんがあんなタイミングで帰ってくるなんて!本当にごめん!」

伊織「ごめんなさい。私たちが響をからかったから……」

響「ぜ、全然気にしなくていいぞー!」

亜美「亜美たちも一緒に兄ちゃんに謝るよ」

響「だ、だから……大丈夫だって……!」

伊織「…………」チラリ

亜美「…………」チラリ

伊織「……響。そもそもの原因である私たちが、強くは言えないけれど、やっぱりちょっとまずかったわよ」

亜美「兄ちゃんに一言謝ろうよー!」

響「ホントに大丈夫だぞ!あのプロデューサーが、あれしきで凹むハズないさー!……それに」

伊織「……それに?」

響「それに……自分別に……ホントのコト……言ったまで……だし」

亜美「ひびきん……?」

響「じっ、自分、もう今日は帰るぞー!皆にご飯作ってあげなきゃだからなー!それじゃなー!」タタタッ ガチャ バタン

伊織「…………はぁ」

亜美「どうしよう、いおりん」

伊織「まさかこんな事になっちゃうなんて……。数分前の自分を引っぱたいてやりたいわ」

亜美「ひびきんの言う通り、兄ちゃんが特に気にしてないってカノーセーもあるけど」

伊織「…………それは……無いと思うわ……多分」

亜美「どして?」

伊織「うーん……。なんと……なく?」

伊織(響って、いつもいっつもプロデューサーに色々変なことされて、ほとほと迷惑してる……なんて言ってたけど)

伊織(プロデューサー自体の事を嫌ってるような言葉は、一度も聞いたことが無いのよね)

伊織「亜美」

亜美「何?いおりん」

伊織「もしあの二人の間に何か起きたら、私たちでなんとかしましょう」

亜美「うん……。元々は亜美達のせいだしね……」

P「………………」

P「大っ嫌い……か……」

P「ははは……」
響(大丈夫。大丈夫。なんくるないさー)

響(どうせあのプロデューサーの事だから、気にせず今日も自分にヘンな事してくるハズさー!)

響(って、なんで自分朝っぱらからプロデューサーの事なんか心配してるんだ!?)

響(でも、今日はちょっとだけだけど優しくしてあげないと……だな)

P「おはようございまーす」

響(来たぞ……)

P「ん?」

響「ぷっ……」

P「響か。おはよう。今日も可愛いぞ」

響「あ……うん……。ありがとうだぞー……」

P「さぁて、今日のスケジュールは……っと」スタスタ

響「………………っ」ダッ

P「響?」

響(全然大丈夫じゃなかった!)

響(やっぱりプロデューサー、自分の言葉に傷つけられてたんだ……!)

響(自分……自分……)

響(悪いこと……。しちゃったぞ……)

P(なぁにやってんだ。俺)

P(…………俺のせいか?俺のせいだよな?だって俺しか響に話しかけてねーもんな!?)

P(アレだよな?可愛いがまずかったんだよな?)

P(そりゃそーだよな!嫌いな男に可愛いなんて言われて女の子がどう感じるかなんて、考えるまでもないよな!)

P(嫌われてる人間が親しくなんかできないから、ちょっと距離をおいてみたんだけど……)

P(これでもダメ……か。そっか。そうだよな)

というわけで、今日はここまでです。

また少し話が真面目モードになります。

果たして需要はあるのだろうか。
P「ああ。警察にもう身柄を引き渡したよ。もう大丈夫だ。社長にも礼を言っといてくれな。騒ぎにならずに済んだ。……ん。色々悪いな。それじゃ」ピッ

P「……さて、響ン。事務所に帰ろうか。皆心配してるってさ。律子が言ってたよ」

響「うん。……皆にも、迷惑かけちゃったな……」

P「気にするな響。無事に帰って来れたんだから、それで良しなんだよ。765プロは家族みたいなもんだからな」

響「…………うん」

響「…………あ、そういえばプロデューサー」

P「なに?」

響「どうして、自分の居場所が分かったんだ?」

P「前にも言ったろ。俺には響レーダーがあるって」

響「そんなこと言ってたっけ……?って、そんな冗談じゃなくって!」

P「冗談じゃないよ。ほら」

レーダー「ピコーンピコーン」

響「」

P「いやぁ、実はさ」

(回想)

P(………………ん?)

P「ああっ!思い出した!!」

律子「……な、何をですか!?」

P「確か……俺の引き出しの中に……!どこだ……?どこにある……?」ゴソゴソ ガサガサ

真美「兄ちゃん、何探してるのー?」

P「……あっ!あった!やった!!」

P「動け……動けよ…………!よし!!」

P「響……待ってろよ。すぐに助けに行くからな……!」

社長「まっ、待ちたまえ!どこへ行くんだ!?」

P「響を助けに行ってきます!」

小鳥「でも、場所が……」

P「分かるんです!分かったんですよ!早く助けに行かないと!響ぃぃぃ!!」ダッ

春香「ぷっ、プロデューサーさぁん!!」


P「…………と、言うわけで」

P「ほら。これこれ。ここが現在地」

響「ぷっ……プロデューサー!なんてもの作ってるんだー!?」ウガーッ

P「響のためなら、俺はなんだって出来るんだぜ……!」フッ

響「……それ、どういう仕組みになってるんだー……?」

P「えーっとね。単純に発信機を付けて、それを追いかけるだけだよ」

響「発信機なんてどこに……」

P「ハム蔵。響のポケットからそろそろ出てこい」

ハム蔵「ヂュ……!ヂュヂュヂュ……!」(な……なんだよ?終わったのか?終わったんだな?)ガクガク ブルブル

P「ホラ響。ハム蔵のお腹に」

響「んー……?」

発信機「ピコーンピコーン」

響「」

P「な!」

響「な!じゃないぞ!」
響「まったく……。それはそうと、そんな便利なものがあるんだったら、最初っから使っててくれれば良かったのに……!」ジトー

P「うっ。すまん響。製作したはいいんだけど、さすがにずっと響の動きを監視してるのは、倫理的にどうかと思ってさ」

響「そこまでやっといて躊躇するのか!?」

P「ああ。俺は響を愛する者として、響が不快に思うことは絶対にしたくないんだ」

響「そのレーダー作られた時点で、中々に不快だぞ……」

P「そんなこんでこの機械は封印してて。ハム蔵に発信機つけてた事も忘れてたってわけ」

響「もう!それは没収するからなー!」

響「……それにしても。プロデューサー、すっごく強かったなー!ちょっと意外だぞ」

P「ああ。古今東西あらゆる武術を学び習得したからな」

響「なんでまたそんな事……?」

P「荒ぶる暴漢達から、響ンを颯爽と救い出すために決まってるじゃないかぁ!」

響「うがーっ!目的を達成させてしまったぞ!」

P「俺の目が黒い内は、絶対に響を守ると誓うよ」

響「…………まぁ、心強い……かな」

響「…………よろしくね」

P「お任せあれ!」
ここで一息。
これが響発見の真実でした。

>>276 
ニアピンおめでとう。
君のせいで俺は今からでも内容変更するかどうか真剣に悩んだよ。

では、本当に最後。
エピローグです。
響「……プロデューサー」

P「ん?どうした響ン」

響「この前のお礼。……何か自分にして欲しいことないか?何でもいいぞー!」

P「本当ですか!?んじゃあ……」

響「あっ……!えっ……エッチなのは絶対に却下だからなー!」

P「……………………!!!」

響「そんな絶望に暮れた表情するなー!」ウガーッ

P「んー。じゃあ、ここに座って」

響「ん」

P「………………………」ピンピンピン

響「………………………」

P「………………………」ピンピンピン

響「…………あの」

P「…………なあに?」ピンピンピン

響「何……してるんだ?」

P「ん?響のアホ毛をいじくってる」

響「すっごく地味!」

P「長年の夢が……今……叶っているよ……!」

響「もっと壮大な夢を持とうよ!」


P「しかし、このアホ毛二人凄いよね。いついかなる時にも変わらずに立っているんだもん」ピンピンピン

響「確かに……そこだけは濡れても寝ないんだよなー」ウーン

P「……雨にも負けず。風にも負けず」

響「……有名な詩だな」

P「よし。今日から右の毛はミヤザワ。左の毛はケンジだな」

響「勝手に命名するなぁ!」ウガーッ

P「はぁ〜ん。満足満足ぅ!」テカテカ

響「まったく……プロデューサーは一体何がしたいんだー……?」

P「俺がしたいこと?んなこと決まってるじゃん!」

P「俺はただ、響とイチャコラしたいだけさ!」

響「だっ、だから、そういう恥ずかしい事を大声で言わないで欲しいぞ!」

P「俺はただ、響とイチャコラしたいだけさ!」ボソボソ

響「小声でもダメー!」

P「そんな!……ははぁん、なるほど」

P「さては響ぃん。恥ずかしがってるなー。このこのー」

響「勝手な妄想はやめるさー!」

P「はっはっは!いやー。まったく。響は可愛いなぁ!」

響「もぉぉぉ〜っ!」

響「プロデューサーのっ、ヘンタイ!」

終わりです!


一ヶ月程、ですか。
お付き合いいただき、本当にありがとうございました!
投下する度に皆さんがコメントをくれるから、最後までモチベーションを下げずに書ききれました。
また調子に乗って何か書きにくるかもしれないので、その時はまたよろしくお願いします。


響ン可愛い!!


>>310
まさか俺の所にも来てくださるとは……。
感激です!保存します!響可愛い!ありがとうございました!


>>313 >>315
次書くとしたら、また響か、亜美真美かな。
真はうっすらと案はあるんですけど、美希はどうにも上手く書けない。可愛く書けない。

13:32│我那覇響 
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