2013年11月08日

未央「もっと抱きつきたい!」

このSSは
モバP「未央は抱きつきたがり」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373122975/
の関連作です。レス番号13と14の間の話になっています。


モバP「...」カタカタ

ガチャッ

モバP(...来たか)クルッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373377224

未央「おっはよ〜!」タッタッタッ

モバP「ああ、おはよう未央」

未央「あり、プロデューサーが背中向けてないや...隙が無くなってる...」

モバP「あれだけ何回も抱きつかれたら行動パターンはわかってくるからな」

モバP「これからはアイドルとしての自覚を持って、もう軽々しく抱きつくことはやめること」

未央「えぇ〜、そんな殺生なこと言わないでよぅ...プロデューサー成分が無いと1日やっていけないよ」

モバP「大げさすぎるわ、ほら今日もレッスンだから頑張ってくるんだ」ヒラヒラ

未央「ちぇ〜、プロデューサーのケチ...」


未央(これはゆゆしき事態だよ、どうにかしてプロデューサー成分を補給しないと...)

未央(...そうだ!いいこと思いついちゃった、早速連絡連絡♪)ポパピプペ

−−−−−−−−
Episode1


モバP「...」カタカタ ターン

凛「...」ペラッ

ガチャ

モバP(来たか)クルッ

未央「おっはよ〜!」

凛「おはよ」

モバP「おはよう未央、今日は雑誌の取材が入っているから準備しておくんだぞー」

未央「は〜い♪」

モバP(...よし、何もしてこなくなった。これでようやく俺にもあの悩ましい感触に
  悶々とする必要のない平穏な日々がやってくる...)

モバP(ついに、ついに俺はやったんだ...!)

凛「...プロデューサー」ツンツン

モバP「ん、どうした凛...」

凛「...しぶりんだにゃん」ネコミミ

モバP「!?!?!?」
未央「隙ありぃ!!」ダキィッ

モバP「ちょま、しまった!!!」

未央「ん〜、久し振りのプロデューサー成分補充だよ〜♪」スリスリ

モバP「すり付けてくるな!やばいって!いろいろとやばいから!」

モバP「大体さっきのは何なんだよ凛!」

未央「ナイスしぶりん!」グッ

凛「...」グッ

モバP「...ああ、俺この2人にハメられたんだな」グッタリ
ちひろ「あら、プロデューサーさん今日も未央ちゃんとのふれあいに精が出ますね!」

モバP「ちひろさん!冗談言ってないで何とか言ってくださいよ」

ちひろ「まあまあいいじゃないですか、アイドルとの意志疎通は大事なことですし」

モバP「もうそんなレベル超えてますよねこれ」

ちひろ「それにさっきの凛ちゃんの猫耳とっても可愛かったですよね!最初凛ちゃんから欲しいと言われたときは
  びっくりしましたけど、個人的にも見てみたかったので私財を投入して仕入れちゃいましたよ!」

モバP「ああ、あなたも共犯でしたか。もういいです...確かに可愛かったですけど...」

ちひろ「あら♪プロデューサーさんのお墨付きまで貰いましたよ!よかったですね凛ちゃん!」

凛「...ふふっ」

未央「むっ、しぶりんばっかり褒められてずるいぞぅ!ちひろさん次は私にもちょうだい!」
−−−−−−−−
Episode2


モバP「悪いな卯月、買い物に付き合わせて」

卯月「いえいえ、このくらいどうってことないですよ!」

モバP「ありがとう、この埋め合わせはどこかでしないといけないな」

卯月「いいんですか!でしたら、今度みんなで一緒にスイ〇ラに行きましょう!」

モバP「ははは、スイーツか...最近食べてなかったし、久々に甘いものもいいかもしれないな」

卯月「はい、是非♪」


ガチャ

モバP「戻りましたー」

卯月「お疲れさまです!...あっ、プロデューサーさん、しーっ」

モバP「ん?」

卯月「ほら、ソファーに」

未央「くぅ...くぅ...」
モバP「ああ、未央が寝てるのか」

卯月「最近少しずつ忙しくなってきましたからね、未央ちゃんも疲れが溜まっていたのかもしれませんね」

モバP「そうだな、ちゃんと休みも入れられるようにスケジュール調整しておかないと」

卯月「あ、未央ちゃん何も被ってない...あのままだと風邪引いちゃいます」

モバP「んーと、何か近くに毛布か何かあればよかったんだが...」

卯月「...そうだ!プロデューサーさんのスーツを被せてあげればいいんですよ!」

モバP「へ、俺のスーツ?変な臭いとかすると思うしやめた方がいいんじゃ」

卯月「大丈夫ですって!だって、未央ちゃんいつもプロデューサーさんに抱きついてますし♪」

モバP「納得できるようなできないような...まあ他に被せられそうなのが無いし仕方ないか」
未央「くぅ...くぅ...」

モバP「...お疲れ」ファサッ

未央「...」ニヤリ

モバP「へ?」

未央「もらったぁ!」ガバァ

モバP「うおおおい!狸寝入りかよ!俺までソファーに巻き込むな!」

未央「えへへ〜、プロデューサーの抱き枕は気持ちがいいねぇ♪」スリスリ

モバP「やめろー!お前の身体は凶器なんだよ!卯月、なんとかしてく...」

卯月「...」ニコニコ

モバP「...この事務所に俺の味方はいないのか?」ゲッソリ
−−−−−−−−
Episode3


モバP(最近の未央の行動は目に余るものがある)

モバP(事務所の人をも味方につけての無遠慮な行動の数々...)

モバP(少しこっちからも反撃を仕掛けないといけないな...)

ガチャッ

未央「やっほー!」

モバP「待っていたぞ未央ぉ!!」ダダダ ガバァ

未央「え、えぇ!?ちょっと待っ」

モバP「ハハハ、捕まえたぞ」ムニー

未央「うにゅぅ」

モバP「今までやられっぱなしだったからな、そろそろ未央も痛い目を見ないとな」ムニムニ
未央「...」

未央「ご、強引なぷろでゅーさーも、悪くないね...えへへ」

モバP「...は?」

未央「...///」キュッ

モバP(えっ、なんでこの子目を瞑ってるの?えっ)


凛「...大胆」

卯月「す、すごいなぁ...」

凛「まさかプロデューサーから手を出すなんてね...」

卯月「未央ちゃんのウエディングドレス姿も遠くない未来かな?」

モバP「待て、違う!誤解なんだ!!」
−−−−−−−−−−
Episode4


モバP(...はぁ、最近無駄に体力を消費することが多い)カタカタ

モバP(未央のあの抱きつき癖は早くどうにかしないと俺の身体が持たん...)カタカタ

モバP(...)カタカタ ターン

モバP(...今日はやけに遅いな)カタカタ

prrrr

ちひろ「はい、CGプロダクションでございます...あら、未央ちゃんが...?...そうですか、
  わかりました。どうかお大事に」

モバP「ちひろさん、未央がどうかしたんですか?」

ちひろ「39度の熱が出てしまったらしいです。ご両親から今日は休ませていただけませんか、とのことでした」
モバP「39度!?」ガタッ

ちひろ「お、落ち着いてください...幸い今日は重要なスケジュールは入ってないので大丈夫ですよ」

モバP「いや、そっちはどうにでもなるんです!そんな高熱で未央は大丈夫なんですか!?」

凛「少し大げさすぎると思うよプロデューサー」

モバP「いやしかし、最近の過密スケジュールのせいで抵抗力が落ちたんじゃないかと考えると...」

ちひろ「...プロデューサーさんは本当に未央ちゃんのことが心配なんですね」クスクス
凛「...過保護な親みたい」

卯月「未央ちゃんは幸せものですね〜」ニコニコ

モバP「頼むから冷やかさないでくれ...」

凛「ふふっ、じゃあ仕事が終わったら私たちでお見舞いに行こっか?」

モバP「ああ、頼む。2人に持たせるお見舞いの品も買っておかないとな」

凛「え、何言ってるの?」

凛「プロデューサーも行くんだよ」
−−−−−−−−


モバP「...あんまり年頃の女の子の部屋に男が上がり込むってのは良くない気がするんだが...」

卯月「大丈夫ですって!未央ちゃんのご両親も歓迎してくださいましたし」

モバP「しかしなぁ...」

凛「はいはい、今は未央のお見舞いが先だよ」

ガチャ

未央「あり...?しぶりんに、うづきんに、ぷろでゅーさー...?」ムクリ

モバP「...ああ、お見舞いに来たぞ」

凛「具合はどう?」

未央「朝よりは少し良くなったかな...けほけほ」

モバP「まだ寝ておくんだ、俺たちが来たからって無理しなくていいから」

未央「はーい...」
卯月「それにしても未央ちゃんが風邪をこじらせるなんて思わなかったなー」

凛「365日いつでも元気なイメージがあるからね」

未央「あはは...」

モバP「最近未央は仕事も軌道に乗ってきて、なかなか休みも取れてなかったな。それで体調を崩してしまって...
  申し訳ない」

未央「そんなことないよ...プロデューサーが頑張って沢山仕事を取ってきてくれるんだもん、すっごく嬉しかったんだよ」

モバP「未央は頑張り屋だからな...いつでも元気いっぱいだから、自分でも疲れてるのに気づいていなかったのかもな」

未央「えへへ...そうなのかな」

モバP「これからは疲れを察知する練習もしないといけないか」ムニムニ

未央「ほぇ...」


卯月「...これは私たちお邪魔虫かな...」ヒソヒソ

凛「...そうだね、いったんこの桃色空間から出ようか」ヒソヒソ
卯月「あ、そういえば未央ちゃんのお見舞い品買ってくるの忘れちゃいましたね!」

モバP「へ?...ああ、そういえばそうだった...」

凛「私たちが行ってくるね、プロデューサーは未央をお願い」

未央「え、そんなわざわざ行かなくても」

バタン

未央「...行っちゃった」

モバP「...はぁ、なんだか妙な気遣いをしてるみたいだなあの2人」

モバP「まあ、なにはともあれ未央...治るまではゆっくりしておくんだぞ」

未央「うぅ...やっと私たちの活動が軌道にけほけほ、乗り始めたのに」

モバP「また後で取り返せばいいんだ、何よりも大事なのは未央の健康だよ」
未央「...あはは、なんだかプロデューサー、親みたいなことを言うね」

モバP「やっぱりそう思われるんだな...今朝、凛から過保護な親みたいって言われたばかりだよ」

未央「うん、すっごくお父さんっぽいよ」

モバP「年齢的には父さんって言われるより兄さんって言われた方が嬉しかったんだけどな」

未央「では望み通りに、お兄ちゃん♪」

モバP「...こんな妹がいたら大変だったかもしれないなあ」

未央「あははは、過保護なシスコンプロデューサーだね」

モバP「ははは...」

未央「...けほけほ」

モバP「おいおい、無理して喋らなくていいから」

未央「えへへ...ごめんね」
モバP「安静にしておけばきっと熱は下がるから...また元気な姿の未央を見せてほしい」

未央「うん...しっかり治すよ」

モバP「約束だぞ...そうだ、未央」

未央「ん?なぁに?」

モバP「未央は今、俺にしてほしいことはあるか?」

未央「...してほしい、こと?」

モバP「ああ、最近忙しくてなかなか構ってやれなかったしな」

未央「そうだなあ...」

未央「...プロデューサーに、だ、抱きしめてもらいたい...かな、なーんて」

モバP「...」

未央「...いや、やっぱりこれ無しで。病気を移すといけないから...ひゃっ」

モバP「...」ギュッ
未央「ぷ、ぷろでゅーさー?」

モバP「苦しい時なんだから、何でも望みは聞いてやらないとな」

未央「...風邪、移っちゃうよ...?」

モバP「それで未央が楽になるならいくらでもしてやるさ」

未央「...えへへ...ぷろでゅーさーってば、かっこつけちゃって...」ギュ-

未央「でも...そんなやさしいぷろでゅーさーが...わた...し...」

モバP「...」

未央「...くぅ」
モバP「寝た...か」

モバP「...」チュッ

モバP「...今日だけだからな、こんなことするの」

モバP「おやすみ、未央」

未央「ぷろりゅーさー...むにゃ...」



凛「...胸焼けしそう」

卯月「あれで付き合ってないなんて信じられないなー」


おわり
ここまでお読みいただきありがとうございました。
いちゃいちゃ分が足りない気がしたので補充してみました。
もっとちゃんみおSSは増えればいいと思います。

17:44│本田未央 
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