2013年11月08日

モバP「菜々さんが年齢を偽っていた」

モバP「……」

菜々「……」


モバP「なんで……こんなこと……」

菜々「その……この方が人気がでるかなー、なんて……思っちゃったりして……」

モバP「……おかしいとは思ってたんですよ……身分証の類、頑なに見せようとしないから……」

菜々「え、えへへへ……」

モバP「笑い事じゃないですよ……今回、収録中に高熱出したってことで、
    菜々さんをこのかかりつけの病院に連れてきてようやく判明しましたからね……」

菜々「……うぅ……プロデューサーさん、嘘つきな菜々のこと嫌いになりましたぁ……?」

モバP「いや、嫌いっていうか……もうなにがなんだかよく分からなくて……」

看護士「菜々ちゃーん。安部奈々ちゃーん。診察室でお待ちくださーい」

モバP「ああ……とりあえず、ほら。診察を受けてきましょう。歩けますか? 付き添いますよ」

菜々「むぅ! プロデューサーさんのえっち! 菜々が服をめくって聴診器当てられるとこ、見る気ですね?」

モバP「ははは、何言ってんだこのウサミン――ああいや、こういう返しも本来は不味いのか……」

菜々「うう、プロデューサーさん、いけずです……」

小児科看護士「菜々ちゃーん。早く来ないと注射しちゃいますよー?」

菜々(8)「ひぃっ! ちゅ、ちゅうしゃはいやです! ぷ、ぷろでゅーさー、いってきます!」

モバP「……どうしてこうなったんだ、本当に」

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帰り道 車内


菜々「うぅ……ぺっぺ! こなぐすり、にがいぃ……」

モバP「……オレンジジュース、飲みますか?」

菜々「え、ほんとですか!? いつもだったら"そのまま苦いの飲みこめや"みたいなこと言うのに……」

モバP「いや、さすがにそれ言ったら犯罪かなって……」

菜々「前からそういうにんしきは持ってほしかったですけど……まあいいや。 もらっちゃいますね♪」

モバP(……そーいえば、前からたまーに舌ったらずなとこあったな……)

菜々「んくっ、んくっ、んくっ……ぷはー」


モバP「……さて、落ち着いたみたいだから聞きますけど、なんで年齢を誤魔化してたんですか?」

菜々「だってほら、おとなっぽい方がかっこいいじゃないですか!」

モバP「ウサミンで売ってた人がそういうこといいますか……」

菜々「ちょっとはちゃめちゃなキャラクターなら"少しくらい子供っぽくたって大丈夫よ”ってママ……お母さんが」

モバP「ああ、ご家族公認で……でも、たまーに俺とか早苗さんの会話に出てくる
    古いネタにもついてきてましたよね? あれは……」

菜々「いっぱいべんきょうしたんです! 昔のはやりとか、あにめとか!」

モバP「設定年齢と、一世代くらいずれてますよ」

菜々「やっぱりよくわからなくて……てへへ」

モバP「この前の制服イベで、美波より自分のほうがイケナイって言ってたのも……」

菜々「としのさが美波さんより広いなーって……」

モバP「いつぞやの初詣の時、周子達につっこまれてたのは……」

菜々「大人の色気って聞いたから、つい張り合いたくなっちゃって……」

モバP「あんた八歳児でしょうが……周子に若いって言ってたこともありませんでした?」

菜々「たまにせってーしたねんれーが17歳だってことわすれちゃって……」

モバP「よくやってこれましたね、それで……っていうか、その歳でそのスタイルって……」

菜々「ふぇっ!? な、菜々の体どこかへんですか? や、やっぱり子供っぽいんでしょうか……」

モバP「しかも無頓着ときてやがる」

モバP「しっかしあれですね。いままでグラビアの仕事とか普通に取ってきちゃってましたけど、
    これからは控えた方がいいかもしれませんね。」

菜々「えー! グラビアってすごいおとなって感じするから好きなんですけど……」

モバP「もしカメラマンさんがきわどいポーズを要求したりしたら、俺は冷静でいられる自信がありません」

菜々「水着も、自分のは学校のスクール水着しか持ってませんし……かわいい水着、着たいです」

モバP「スク水!? さすがに犯罪じゃ――ああいや、小学生ですもんね。どうも癖が抜けないなぁ……」

菜々「……プロデューサーさん、出来れば、前と同じように接してもらいたいんですけど……」

モバP「いや、さすがにそれは……だって前と同じようにって……」


回想

菜々『プーロデューサ―さーん♪』ダキッ

モバP『ちょ、仕事してんですから抱きつかないでくださいよ。邪魔です』

菜々『えー、仁奈ちゃんとかが抱き着いた時はもっと優しく対応するのにー……』

モバP『9歳の子を引き合いに出して何言ってんですか。何歳のつもりですか安部さん』

菜々『ここでサプライズ・ニュース! ウサミン星での17歳は、地球での8歳に相当するのです!』

モバP『おいウサミン。今日もだらしない体してんな。戯言は鏡見て言えよ』モミッ

菜々『ひゃうっ!? お、おなかさわったぁ……! 早苗さーん! 出番ですよー!』

早苗『あのね、安部さん。あんまりいちゃつくようなら外でやってくれませんか?』

菜々『な、なんで敬語を……! 千枝ちゃんとかの時はすぐに飛んできて〆るのに!』

早苗『成人したら、その辺は自己責任でということでウサミン』

モバP『そうだぞ。分かったかウサミン』


モバP(やっべえ。この事実が発覚したら早苗さん一個大隊派遣されるレベル)ブルッ

菜々「……プロデューサーさん?」

モバP「あ、ああ……でもほら、やっぱり年齢相応の対応っていうのがありますし。
     千枝と早苗さんじゃ俺だって言葉づかいとか変えるでしょ?」

菜々「むー……」

モバP「ふくれっ面しても駄目です……ほら、家に着きましたよ。
    っていうか、やっぱり実家住まいだったんですね。毎日通ってるんですか?」

菜々「えへへ。もうしっかり電車の乗り方はマスターしたんですよ。ぶいっ!」

菜々「菜々さんはしっかりしてるなぁ……」

モバP(昔なら年齢考えろって言うところだが……そうか、逆なんだよな。
     無理してると思ってたのが自然体で、年相応に見えた動作が大人ぶってた動きなんだ……)

菜々「……あ、そうだ。プロデューサー、それじゃあ菜々、思ったんですけど……」

モバP「うん?」

菜々「プロデューサーって、基本年下の子は呼び捨てだし、敬語使わないじゃないですか。
    年相応に対応するって言うんだったら……」

モバP「……はいはい。分かったよ。それじゃあお大事にな、菜々」

菜々「はい♪ それじゃあまた明日!」

翌日 プロダクション


ちひろ「ええ、私は知ってましたよ。さすがに身元確認くらいはしますから」

モバP「なら俺にも教えておいてくださいよ……プロデューサーですよ、俺」

ちひろ「本人たっての希望でしたし……どうせ17歳としてプロデュースするなら、いっかなって」

モバP「でも、バレたらファンに叩かれるんじゃ――」

ちひろ「ほんとにそう思います?」

モバP「……いや、ないですね。ぶっちゃけ菜々のこと17歳だって信じてるファンいないでしょうし」

ちひろ「だからプロフィールに"永遠の17歳"って書いたんです。あと十年くらいは17歳でいられますよ」

モバP「いつか石仮面被ったとか言われ出しかねませんよ」

ちひろ「そうなったらウサミン星人は吸血生物だった、ってことでいいじゃないですか」

モバP「いいのかなぁ……」

ちひろ「……それに、見てると面白いんですよ」

モバP「は? ちひろさん何言って――」

ちひろ「しっ! きました!」


ガチャッ


菜々「おっはようございまーす!」

川島「あら、菜々さん。もう具合は大丈夫なの?」

菜々「はいっ! 昨日は心配かけました。おかげさまで、菜々は元気いっぱいですよー!」

瑞樹「本当に? 私、風邪ひいちゃうとすぐには治らなくて……歳かしらね、やっぱり」

菜々「……っ! け、けほっ、けほっ。あー、や、やっぱりちょっとだるいですかね?」

瑞樹(28)「ああやっぱり。もう、無理しないで……若くないんだからね、お互い」

菜々(8)「は、はい! 菜々ももういいおとなですから!」フンス


ちひろ「ぷーくすくす! 見てくださいよプロデューサー! 歳が三倍以上も離れてるのに!」

モバP「地獄に落ちるぞ貴様」


菜々「あ、プロデューサー! おはようございます。昨日はありがとうございました!」

モバP「おう、菜々。もう具合は……あー、まあおいとくとして。とりあえず、今日は様子見な」

菜々「え? でも今日ってレッスンとか入ってたような……」

モバP「レッスンとかは別の日に回したから。今日はスケジュールもスカスカだし、その仕事だけこなしてくれ」

菜々「もうっ! そんなに菜々のことが心配なんですかぁ? もしかして、愛しちゃってます!? きゃはっ」

モバP「というか昨日、色々あったしなぁ……あ、ほら。仕事いかなきゃ」

菜々「おっと、もうそんな時間ですか。それじゃ今日もウサミン☆がんばっちゃいます!」

モバP「おー頑張れよー……よし、俺も仕事するかな……」

留美「……ねえ、今のやり取り、どういうことかしら?」


モバP「あ、留美さん。おはようございます。菜々とのやり取りがなにか……?」

留美「それよ、その呼び方。昨日まで、さん付けだったじゃない」

モバP「あー、これですか。これは……別に何があったというわけでも」

留美「……嘘ね。話し方も砕けた感じになってたし、
    何よりさっき"昨日、色々あった"って自分で言ってたじゃない」

モバP「いや、だからそれは。というか、何か下世話な想像してません?」

留美「……そう。あくまでシラを切るというわけね。いいわ、菜々さんに直接聞いてくるから!」ダッ

モバP「あ、ちょっと留美さ……行っちゃたよ。というか、菜々はもう収録場所に向かったんだけど……
     ……まあいいか。俺も営業行こう」


収録場所


スタッフ「……おっけーです! 休憩入りまーす」

菜々「ふう疲れたー……あ、お菓子だ! もらっちゃおー♪」モグモグ

留美「はぁ……はぁ……菜々さん!」

菜々「ぶはっ!? ええ、なんで留美さんがここに!? 仕事一緒じゃなかったですよね?」

留美「些細なことだわ。それより、もっと大事な用があるの」

菜々「え、留美さんが、菜々にですか?」

留美「ええ。正直に答えて頂戴……同じ年長組の仲だし、ね?」

菜々「え、ええ! どんとこいです!」

留美「……単刀直入に聞くわ。昨日、貴女はPと年相応の関係になった。そういうことでしょう?」

菜々「年相応の関係……?」

菜々(もしかして、呼び方とかを変えて貰ったことかな? それなら……)

菜々「はい! 菜々とプロデューサーさんは、きちんとしたかんけーになりました!」

留美「そう、やっぱりね……でも、ということは熱で弱ってる菜々さんを、無理やり……?」

菜々「そ、そんな酷いことされてないですよ! プロデューサーさんは優しかったです!」

菜々(オレンジジュースくれたし……えへへ)

留美「や、優しくされたのね……!」

菜々「はい! (粉薬が)苦かったので!」

留美(に、苦いアレを飲ませるプレイをしたから、そのお詫びに優しくシたということ……!?)

留美「ふ、ふふ」

菜々「? あの、どうしまし――」

留美「――もう、いいわ」

菜々「あ、あの、留美さん? なんだかすっごく遠い目をして……」

留美「良いのよ。悔しくない、といったら嘘になるけど……私たち年長組の中から、
    幸せを掴み取った子がでてもいいわよね……」

菜々「え、えーと……」

留美「さあ、菜々さん、帰りましょう」

菜々「え、ええ! ちょっとまだ仕事が……」

留美「こんな日に仕事なんてしてる場合じゃないわ!。
    それに、きちんと報告するのが大人のレディーとしての義務ってものよ」

菜々「お、おとなのぎむ……! わかりました! スタッフさんに日程ずらせないか聞いてきます!」

夕方 プロダクション


モバP「戻りましたーっと……うん? なんかにぎやかだな」

ちひろ「ぷーくすくす! ぷーくすくす!」

モバP「……ちひろさんが腹かかえて笑ってる。不吉な予感しかしねぇ」

ちひろ「あ、お帰りなさいプロデューサーさん。ぷーくすくす!」

モバP「なんですか……なにをそんなに笑ってるんですか?」

ちひろ「あ、あれ、あれを見てくださいよ! ぷーくすくす!」

モバP「うん、あれって……」チラッ



瑞樹「それにしても、菜々さんが一抜けするなんてねぇ……分からないわぁ」グビッ

留美「ふふ、全く、彼も罪な男だわ……だけど、涙は杯と一緒に乾すとしましょう」クイッ

早苗「やー確かに自己責任っていいましたけどねー。P君、意外と手が早いんだから♪
    あ、ほらほら。菜々さん、もっと飲んで! 主役なんですから!」トクトク

菜々「ふにゃー……♡ もっろ飲めまふ。なな、おとにゃれふかりゃぁ……♡」

早苗「それじゃあこの辺で、P君と菜々さんの、ちょっと大人な暴露タイムをー!
    菜々さん菜々さん! P君とのアレってどんな感じでした!?」

菜々「ふふ……もう気持ちよくって、わけわかりゃないですぅ〜」

早苗「きゃーっ! もう、P君ったら案外技巧派!? 技巧派なの!?」

瑞樹「わ、分からないわ……! これが経験の差ということなの……?」

留美「……ブフッ(鼻血)」



ちひろ「ぷーくすくす! 幼女に先を越されたって! ぷーくすくす!」

モバP「なんで止めないんだあんたは! 故郷の地獄に帰れ!」ダッ


モバP「うおーい! 菜々になんてもん飲ませてんだあんたら!」

早苗「あ、菜々さんの旦那さんだ〜」ケラケラ

瑞樹「このくらいいいでしょう? それとも、さっそく亭主関白のつもりかしら? ふふ」

菜々「ああーぷろりゅ〜さ〜……昨日は、美味しいのありがとうございました〜」

留美「お、美味しいの……!? さっきは苦いって……」

菜々「さいしょは(粉薬が)苦かったれすけど〜、だんだん(オレンジジュース)でおいしくにゃったんですよぉ♪」

早苗「うっわー、そんなんになるまで飲ませたの? 初プレイで? さすがにお姉さんも引くわぁ……」

モバP「引くのはこっちですよ! いいですか、菜々は本当は……!」

早苗「本当は、なに?」

モバP「……はっ」

モバP(不味い! ここには早苗さんがいる! ここで菜々が8歳だってことをばらしたら……
     最悪、8歳の子とヤったっていう誤解に発展して、俺の人生〆られる!)

モバP「と、とにかく! 菜々はこっちで引き取ります! ほら、こっちこい菜々!」グイッ

菜々「あんっ♡ ……もう、強引なんでふからプロデューサーさんは……♪
    そういうことしゅるなら、菜々もしちゃいますよ〜」

モバP「は? 何を言って……」

菜々「えいっ♪」チュッ

モバP「」

菜々「んっ……ふぅ……くちゅっ……」

モバP「んー! んー!」

早苗「うわぁ……」

留美「し、舌が……入って……」

瑞樹「理解不能理解不能理解……不能っ!」

モバP「っ……ぷはぁ! な、ななななな、菜々! お前なんてこと……!」

菜々「プロデューサーさんがわるいんじゃないですかぁ……ほぉら、二回目……♡」

モバP「ちょっと待っ――んむっ、んんんん!?」

留美「……どうやら私達はお邪魔虫のようね……」

瑞樹「……そうね。そろそろ退散しましょうか」

早苗「どっかで二次会しましょーね。はい撤収撤収」

モバP「ちょっと! あんたら酔わせるだけ酔わして放置とか……んむぅ!?」

菜々「えへへ、プロデューサーさん……大好きですよっ」

モバP(や、やばい。さすがに理性が……)


ちひろ「ぷーくすくす! 幼女に発情とか! ぷーくすくす!」

翌日


モバP「はあ……昨日は酷い目にあった……」

菜々「お、おはようございます、プロデューサーさん……」モジモジ

モバP「あ、ああ。おはよう……菜々」

菜々「そ、そのう……すみません、昨日は泊めてもらっちゃって……」

モバP「ま、まあ、さすがに酒漬けの菜々を家に帰すわけにもいかなかったし、な……」

菜々「……」

モバP「……」

菜々「あ、あのっ!」

モバP「あ、ああ! なんだ!?」



菜々「ぷ、プロデューサーさんは、ナナが大人になるまで結婚しちゃ駄目ですよ!」


おわり
おわり。ぶっちゃけ最初だけ思いついて終わらせ方まで考えてなかったので、強行着陸。
以下使えなかったネタ。



モバP「はぁ……俺はとんでもないことを……8歳の子供とキスだなんて……」

モバP「はあ、明日どんな顔して菜々と顔合わせりゃいいんだろう……気が重いなぁ……」

モバP「……って、うおっ!?」


どんがらがっしゃーん!


モバP「あたた……ロッカーにぶつかっちゃったよ……ちひろさんのロッカーだな、これ。
     あーあー、凹んじゃって扉が閉まらなく……ん、なんだこれ……」




モバP「……スモック……?」





ちひろ(5)「……みましたね、プロデューサーさん」

P.S画像を張ってくれた方、レスをしてくれた方、本当にありがとうございました。

23:08│安部菜々 
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