2013年11月08日

P「フリーゲームで遊ぼう」

注意
書き溜めあり。
アイマスキャラがフリゲで遊ぶだけの懐古系俺得SSです。
名作ゲームの人に影響されましたが、関係はありません。
二番煎じと思って気楽に読んで頂けると幸いです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371468587

P「……」カタカタ

亜美「……」ピコピコ

真美「……」ピコピコ

P「……」カタカタ

亜美「うー……」ピコピ

真美「むー……」ピコ

P「……」カタカタ

亜美「うあああ! 飽きたー!」

真美「もー限界だよー!」

P「うおっ!? 何だ、急に」
亜美「に→ちゃん助けてよー」

真美「真美たち暇すぎて死にそうだよー」

P「いや、ゲームしてたろ」

亜美「だから飽きたんだってば!」

P「じゃ、何で朝から事務所きたんだ。お前ら今日午後からだろ」

真美「別に今だけの話じゃないんだよー!」

亜美「最近みんな忙しくてさ」

真美「一緒にいる時間、前よりすっごく減ったじゃん」

亜美「だから早めに来たら誰かいるかなって思ったのにさ」

真美「誰もいないし、に→ちゃんはずっとパソコンとにらめっこだし」
P「む……そう言われると、な」

P「……分かった。ちょっと休憩にするか」

亜美「やたっ! さっすがにーちゃん、話が分かるね!」

P「で、何をするんだ?」

真美「うーん……そーいえばさ、にーちゃんってゲームとかするの?」

P「ゲームに飽きたってのに、ゲームの話か。……やるよ。たまにお前らに付き合うだろ」

亜美「それは亜美たちが誘うからでしょ。そーじゃなくてさ」

真美「普段はどんなゲームしてんのかって話」

P「あー、そういう。だとしたら、今はしてないな。昔は結構色々やってたが」
P「…………」

亜美「ん? にーちゃん?」

P「ちょっと待ってろ」タタタッ

真美「外に出てっちゃった」



五分後

P「お待たせ」

亜美「遅いよにーちゃん……何持ってんの?」

真美「それってノートパソコンだよね」
P「あぁ。いざって時のためにマイパソ用意してたんだ」

亜美「えーと」

真美「それで?」

P「ん?」

亜美「いや、さっきの話とどう繋がるのかなーと」

P「ああ、せっかくだから俺の青春のゲームを二人に体験してもらおうかと思ってな」

真美「パソコンで?」

P「俺が小学生の頃はな、家に家庭用ゲーム機がなかったんだ。だけど、家族共有のパソコンはあった」

P「そして、インターネットとベクターという夢のようなサイトがあった」

P「そこには個人が作った数多のゲームが山ほど存在したんだ。しかも無料で」
P「俗に言うフリーゲームってやつだな」

亜美「ふーん? でもさ、個人ってつまり、シロートって事でしょ。面白いの?」

P「」カチン

亜美「うぇ?」

真美「うあうあ〜! なんかヤバい事言っちゃったぽいよー!?」

P「……確かに、メーカー製のゲームに比べたら完成度が低いと言われるのは仕方ないだろう」

P「だが、メーカー製だろうとクソゲーは存在するように、フリーゲームにだって名作は存在する!」

P「それに、フリーだからこそ出来るゲームってのもあるんだ。やってもみないで批判する事は俺が許さん!」

真美「にーちゃんが燃えている……」

亜美「本質的にゲーマーなんだね……」
響「はいさーい! ……って、三人固まって何してるんだ?」

P「おう、響。おはよう」

亜美「ひびきん、おっはー」

真美「にーちゃんとゲームするところだよー。ひびきんもやる?」

響「え、ゲーム? パ、パソコンの?」

P「四人プレイできるのもあるし、響も時間あるだろ。参加しないか?」

響「う、うん。けど、い、いいのか? パソコンでゲームって……」

P「響? 何緊張しているんだ?」

亜美「ひびきん、顔まっかだよー」

響「だ、だって……自分まだ高校生……亜美たちだって中がk……」モゴモゴ
亜美真美「??」

P「……」ピコーン

P「あー……響、お前が考えてるのとは多分違うから。普通のゲームだから。安心しろ」

響「うぇっ!? な、ななな何の事!?」

P「スマホのゲームアプリみたいなもんだ。やってみりゃわかるさ。だから落ち着け」

響「う、うん」

亜美「??? よくわかんないけど、早くやろーよ→」

P「よし、やるか。まずは何と言ってもこれだ。『BalloonDeFight'2000』!!」

P「その前に四人だとゲームパッドが要るな。……セットしてっと」
真美「どんなゲームなの?」

P「昔ファミコンでバルーンファイトってのがあってな……っとあまり長い話は良くないな」

P「操作方法教えるから、やってみた方が早い」

亜美「ふーん。あ、使用キャラ選ぶんだ。格ゲーっぽいの?」

P「どっちかといえばスマブラに近いな」

真美「ムキムキな人だけ色違いあるんだね」

P「大森喜一か。普通肌の方は使いやすいぞ。青肌の殺意の波動バージョンは攻撃特化で癖があるな」

亜美「誰にしようかなっと」

真美「に→ちゃんのオススメはー?」

P「取り敢えず使ってみればいいさ。俺はこのリオーズを使う」
亜美「このオタクっぽ……に→ちゃんっぽいヤツ?」

P「お前らが普段俺をどう思ってるのか気になるな」

真美「んー、真美はこのムキムキにするー」

亜美「それじゃ亜美は星型のコイツにするー」

P「大森喜一とツッコミか……真美のは正統派だが、亜美のは癖が強いから気をつけろよ」

響「えっと自分は」

P「響は文(アヤ)以外認めん」

響「!? なんで自分だけ決まってるんだ!?」
P「使えば分かる。別にイロモノキャラじゃないから大丈夫だ」

響「う、うぅ……まぁいいけど」

P「んじゃやるぞー」レディ…ゴー!

…………

亜美「なるほど」

真美「浮いて」

亜美「踏んづけて」

真美「風船割って」

亜美「全部なくなったら残機が減るんだ」

真美「残機が0になったらゲームオーバーだよね」
P「その通り。風船が減ったら地上に降りて風船の補充もできる」

響「……でもさプロデューサー、これって言うほど面白いか?」

響「ただ相手を踏みつけるだけって、幾らなんでも地味すぎるぞ!」

亜美「っていうか亜美的にはスマブラに近いって言ってた事が気になるんだけど」

真美「真美的には上のゲージが気になるんだけど」

P「ははは、悪い。基本中の基本だけ教えてた」

亜美「やっぱり!」

真美「何でそー言うことするのさー!」

P「雰囲気だけでもBDF2000の元ネタを知ってもらいたかったんだが、失敗だったかな」

P「すまん。というわけで、悶絶コンボ(必殺技)の出し方を教える」
P「別に格ゲーのコマンド見たいのはないから安心してくれ。必要なのはゲージだけだ。やり方は――」

亜美「じゃ、さっそく使ってみるYO!」ベトナムセンソウウウウ!

真美「亜美のは突撃技かな? 真美のは……あれ、何も出ないよ!?」

P「亜美のはツッコミの技A『ツッコミナパーム弾』だな。左右キーで進行方向を変えられる体当たり技だ」

P「真美の使ってる大森喜一は、技Bの『大森業火烈風閃光脚』以外は地上専用だから使えないんだ」

真美「そーなんだ。えっと、これなら出せるのかな」オオモリゴウカレップウセンコウキャク!

響「それじゃ自分も使ってみるぞ!」ホウセイクン!コークスクリューブロー!

響「……ってあれれ? 声がしたのに何も起きないぞ!? な、なんで!?」

P「落ち着け響。さっきから画面に漂ってるのがいるだろう」
見てくれる人いた!
2000ゲーは一応一つやる予定だよ。まだ書き溜めてないけど。
響「う? それって海から出てくるでっかい星のお邪魔キャラの事か?」

響「それとも不規則に画面を転がってる白いちっちゃなお邪魔キャラの事?」

P「あー海のはツッコミ大先生っていう純然たるお邪魔キャラだがな、白いのは敵じゃない」

響「え。で、でもさっきからうろちょろしてるし、急にパンチやキックしてきたりしてるじゃないか!」

亜美「そのパンチでさっき亜美の風船二つも持ってかれたよ→」

P「そいつは邦生君といって、文のサポートキャラだ。文は本人が戦えない分、邦生君が攻撃するんだよ」

真美「でもさ、さっきまでひびきん必殺技の出し方知らなかったよ?」

P「邦生君はオートで動くからな。たまにゲージ消費なしで勝手に必殺技使ってくれるんだよ」

響「あれ? という事は、文って凄く強いキャラクターなのか?」

P「使いこなせればな。というわけで俺も技を使ってくぞー」ムセンノセンガミツカンネェェ!
五分後

響「ううぅ……結局自分ボロ負けだったぞ」

P「ハッハッハ」

亜美「にーちゃん大人げないよー」

真美「亜美もね。酷すぎだよー」

P「まぁ、仕方ないさ。響の使った文は、邦生君頼みのキャラだからな。本体の防御力がない」

P「その上、邦生君が勝手に動き回るから必殺技が当てにくい。慣れてないと難しいからな」

P「それに亜美の使ったツッコミはハメ殺しが出来るからなぁ」

亜美「そだよね。『ツッコミナパーム弾』強すぎだよー」
真美「にーちゃんが使ってたキャラは面白かったね。色んな声が飛び道具になるやつ」

響「ドラ○もんで似たようなのがあった気がするぞ」

P「コエカ○マリンだろ。ちなみに、台詞は全く違うマンガからの引用だ」

P「……緑のイケメンはいいとして、もう一戦やるか? 今度はチーム戦で」

響「チーム戦もあるのか。そっちの方が良かったぞ」

P「こーいうのは段階踏んで教えたいんだよ。で、やるだろ?」

亜美「もち。あ、それならキャラも違うのにしよーよ」

真美「それじゃ真美はこの熱血っぽいのにする」

亜美「亜美はファミコンっぽいのにしよーっと」

真美「チームはと→ぜん亜美と真美だよね」
P「いいだろう。俺はデックンにしよう」

響「どれにしようかな……うん、この可愛いのにするぞ!」

P「ふむ……亜美はBDF少年、真美はリエスか。それで響はミッシェルと」

P「さて。始める前に一つ今まで言わなかった事がある」

亜美「ん? なになに?」

P「第四の必殺技。友情技の出し方だ」

真美「友情技? ……あ〜、チーム戦だから?」

P「ああ。ぶっちゃけ、一人でも使えるんだけどな。せっかくだから隠してたんだ」

響「一人友情……なんだか寂しいな」

P「というわけで二戦目行くぞー。次も手加減しないからなー」




亜美「ほほう、真美のは地上と空中で発動する技が違うんですなー」

真美「亜美のは遠近防揃って超強力ですなー」

響「うぅ……二人とも強すぎだぞ。体当たりしてもこっちが逆にやられちゃうし」

P「BDF少年は無敵状態、リエスにはカウンター技があるからな」

亜美「まだまだいくYO!」

真美「友情技だ〜!」アオジルッチャーンス!

亜美「いっくぜー」ユウジョウダ!
響「うぎゃ〜!? ま、またやられ……もう残機がないぞ!」

亜美「んっふっふ〜。これはもう勝敗決定ですかな?」

真美「所詮に→ちゃんなど真美たちの敵ではないという事ですな」

P「しょうがない、こっちもそろそろ友情技使うか。響!」ニンポウセップク!

響「わ、分かったぞ!」ワカリマシタァ!

亜美「ん? な、なにこれー!?」

真美「うあうあ〜!? ミサイルが大量に降ってきたYO〜!?」
P「響はそのまま技Cで泣いてコイン降らせまくれ」

響「う、うん。分かったぞ」ウワァァァァン!

亜美「ぎゃー! ミサイルが、ミサイルがぁぁ! 真美隊員助けてぇぇぇ」

真美「コインに当たって真っ逆さま中だよー! 亜美隊員助けてぇぇぇ」

亜美「ミサイル収まったと思ったらコインだらけだぁぁぁ!?」

真美「復活地点に地雷埋められてるぅぅぅ!?」

亜美「やめてぇぇぇ!!」

真美「酷いやぁぁぁ!!」


…………

P「……そろそろ響は時間じゃないか?」

響「あ、ホントだ。つい熱中してたぞ」

亜美「え〜ひびきん行っちゃうの?」

真美「真美たちを置いて……行っちゃうの?」

響「な、何でそう後ろ髪引かれる言い方するんだ!?」

P「ちょうどいい。一区切りにしよう。せっかくだから感想聞かせてくれないか」

亜美「結構面白かったよー。動きもコミカルだし、技もチョー個性的だったし!」

真美「真美的にはデックンの技はずるいと思うなー。バランスブレイカー過ぎない?」
P「まぁ、バランス悪い部分があるのは否定しない。そういうのもフリーゲームの醍醐味だ」

響「自分、全然まともに戦えなかったぞ。文使った時は一方的にやられたし、ミッシェルは泣いてばかりだし」

P「ミッシェルは泣くだけでハメれるチートキャラだからな。まぁ、そういう戦い方もあるって事だ」

P「それで、響はお気に召さなかったか?」

響「そうでもないぞ。さっきも言ったけど、熱中してたし。もうちょっと普通に戦いたかったとも思ったけど」

P「そうか。それじゃ次はスカイ辺りの王道キャラを使ってみたらいい」

響「うん! また誘ってね。絶対だぞ!」タタタッ

P「……さて、響も行った事だし」
亜美「次は何のゲームやるー?」

真美「にーちゃんの事だから、まだまだたくさんあるっしょー?」

P「もちろんだ。質を問わなきゃ300はある。……だがな」

亜美「だが?」

P「俺の休憩も終わりだ」

真美「ええー!?」

亜美「そりゃないよー!」

P「……そう言うなよ。また休憩時間作るからさ」

P「それまでこれで遊んで待っててくれよ」

亜美「なになに……『チャンバラバンバー』?」
真美「面白いの?」

P「……まぁ、人によっては」

亜美「にーちゃんの歯切れが悪い」

真美「絶対何かあるね」

P「……ソンナコトナイヨ。30分くらいで戻ってくるから」

P「それまでは『チャンバラバンバー』で大いに盛り上がってくれ!」

亜美「ちかたないなー」

真美「なるべく早くしてよね! 待ってるからねー!」
次弾装填間に合わなかったんで一時間ほど休憩します。
もし誰か見てたらフリゲの思い出語って欲しいな。
コメ増えてる! やった。
シルフェイドは幻想譚も見聞録も面白いよね。
残念ながらツクール2003が出た頃にはフリゲから離れてしまったので、B.B.ライダーは知らないんだ。すまぬ。
あと、チャンバラバンバーマジオススメ。一度やってみて欲しいです。

と、雑談を交えつつ装填完了したので続き書きます。
P「……あの後、何だかんだで休憩は取れず、亜美と真美はレッスンに行った」

P「二人には申し訳ないことをしたな」

P「しかし、去り際のふくれっ面が必要以上に怖く感じたのは何故だろう」

P「『チャンバラバンバー』一時間以上プレイは厳しかったか」

伊織「何さっきから独り言喋ってんのよ」

貴音「何か悩み事でもあるのでしょうか」

P「伊織、それに貴音も。実はさ、午前中、亜美たちとゲームしてたんだよ」

やよい「ゲームですかー。私も一緒に遊びたかったです」
伊織「そういえば、亜美はともかく真美とは最近すれ違う事が多かったわね」

やよい「お仕事忙しいのは嬉しいですけど、ちょっと寂しいかなーって」

P「……そうか。まぁ、今が一番大変な時だからな、理解して欲しいところだが……」

貴音「大丈夫ですよ、貴方様。皆、分かっております」

P「貴音……」

P「そういえば、お前らもう今日は何もないよな」

伊織「そうね。もう少しやよいや貴音とお喋りしたら帰るつもりだけど」

やよい「私もタイムセールの前には帰りますー」

P「……なら、それまで時間あるよな」
貴音「はて? 何か用でも?」

P「いや、せっかくだからさ……ゲームしないか?」

伊織「アンタ、仕事はいいの?」

P「急ぎの仕事はないし、たまにはいいだろ?」

やよい「うっうー! 賛成ですー! 伊織ちゃんもいいよね?」

伊織「やよいが言うなら……別に、構わないけど」

貴音「あの、てれびげぇむは経験がないのですが大丈夫でしょうか」

伊織「それを言うなら私もだけど」

やよい「そういえば、私もです。うぅ、すみませんプロデューサー」

P「別に問題ないぞ。初心者でもすぐに楽しめるゲームは山ほどある」
P「……でも、そうだな。今回はアクション系はやめて、ボードゲームにするか」

伊織「ボードゲームって、人生ゲームみたいなの?」

P「いや、オセロ(リバーシ)だ。すぐに用意するから待ってろ」タタタッ

やよい「オセロですかー! 伊織ちゃん、楽しみだね!」

伊織「……オセロって、二人用じゃないの?」



P「というわけで、パソコンの準備オッケー」

伊織「パソコンだったの。てっきり、携帯ゲームやってたのかと思ったわ」
P「あー言ってなかったな。実はかくかくしかじかで」

貴音「なるほど。貴方様の思い出のげぇむというわけですね」

P「さ、じゃゲームの紹介といくぞ」

P「タイトルは『Bubble Utilize(ばぶる ゆーてぃらいず)』だ」

伊織「ねぇ、さっきオセロって言ってたけど四人でやれるの?」

P「ああ。このゲームは四人対戦オセロ風ゲームなんだ」

やよい「四人でやれるんですか! 凄いです!」

P「順番はどうする?」

伊織「ジャンケンでいいでしょ」

ジャンケンポン!
やよい「うっうー! 勝ちましたー!」

貴音「私が二番ですね」

伊織「三番目……やよいと離れちゃった」

P「俺が最後だな」

伊織「ねぇ、コントローラーとか要らないの?」

P「マウスオンリーだから要らないよ。俺が全部操作する」

P「皆はマス目を選んでくれればいいさ。これなら、難しくないだろ」

伊織「そういう事ね。ま、取り合えずやってみましょ」

P「じゃ、プレイヤーキャラを選ぶぞ」
伊織「え? キャラクターセレクト? ……これオセロよね?」

P「あ、別に好きなのでいいぞ。声がつくだけだから。やよいはどれがいい?」

やよい「え〜っと、このファンデちゃんにします」オネガイシマース

貴音「なんと! 喋りました貴方様!」

P「だからボイス付きだって。貴音は誰にする?」

貴音「では、私はじいやに似ているこの方で」

P(え? 似てる? マジで?)

貴音「貴方様?」

P「いや、何でもないぞ。TH☆爺か。渋いの選ぶんだな」トコロジャ
伊織「私はこのルージュにするわ」オーケーハジメマショ

P「俺は無難にランツァにしよう」ブッタギッチャルケェノ!

P「うーん、初回だから練習的な意味でステージ1、10ターンにしとくか」

貴音「はて? 貴方様、すてぇじとは何でしょう」

やよい「う? ターンってなんですか?」

P「……それはな」スタート

伊織「何これ……これがオセロ?」

P「普通のオセロじゃないからな。じゃ、説明するぞ」
P「まず中央にある星マークが、オールマイティコマ。どの色の代用にもなる。困ったときはコイツを頼れ」

P「次に、ステージ。最初のコマの配置と地形が変わる。全部で31ステージあるぞ」

P「あと、ターンだな。このゲームはターン性で、全員の行動が終わると一ターン経過する」

P「そしてターンが0になったら場が埋まっていなくともゲーム終了だ」

貴音「つまり、その時に一番自分のこまが多いものが勝ちというわけですね」

P「そういう事だ。じゃ、まずはやよいだな。どこに置く?」
やよい「えぇっと……ここにします」

P「ほほぅ、やよいは俺を狙うか」

貴音「では、私はここに」

P「……貴音も俺のを」

伊織「にひひっ……じゃ、私はここに置くわ」

P「皆して俺を……くそぅ、覚悟しろよ!」

やよい「あれ? この透明のコマは誰ですかー?」

P「……おっと、忘れてた。ソイツは五番目の敵・バブルだ」
P「言うなればお邪魔キャラだな。ちなみに、バブルのコマを裏返すとコマはひっくり返らず消える」

伊織「消えるって……自分のコマにならないって事?」

P「イエス。だから消してもおいしくない。でも消さないと増えて邪魔になる」

貴音「だからお邪魔虫というわけですね」

P「このバブルにどう対処していくかが勝負のカギだな」

やよい「あ、私の番ですね! プロデューサー、ここに置いてくださーい」オコラナイデネ

やよい「はわっ! ファンデちゃんが喋りました!」

P「ああ、一度に大量にひっくり返したり、角を取ると必殺ボイスを言ってくれるんだ」
貴音「なるほど。では、私は角を頂きます」タマランノォ

やよい「あっ! 取られちゃいましたぁ」

P「…………」

伊織「角……ん、もしかして」

やよい「どうかしたの、伊織ちゃん?」

伊織「ううん、何でもない。私はここを攻めようかしら」

…………

P「何だかんだで10ターン。結構早めに終わったな」
やよい「うう……負けちゃいました」

伊織「私が二位で貴音が三位、か。ま、当然の結果ね」

貴音「少し戦略を誤りました」

P「伊織はかなり早くから気付いていたみたいだな」

やよい「う? 何をですか?」

貴音「このげぇむにおいて、角はそれほど重要ではないという事です」

やよい「そうだったんですか!?」

伊織「元々のオセロもある程度はそうだけど、ターン性だから尚更なのよね」
P「角を取るより、限られたターンでいかに自分のコマを増やすか考えるべきだからな」

P「と、考察はこの程度にしておいて。次は20ターンくらいでやってみるか?」

やよい「はい! 今度は負けませんよー」

伊織「大体の感覚は掴んだからね。次は勝つわ」

貴音「ふふっ、では貴方様、準備をお願いします」

…………

やよい「うっうー! プロデューサーに勝ちましたー!」

P「ば、バカな……」

伊織「にひひっ……悪いわね」

貴音「貴方様、たまにはこういうのも悪くありませんね」
P(やよいに気付かれない程度に二人がかりでボコボコにされたでござる)

P「ところで、ゲームはどうだった。楽しんでもらえたかな?」

やよい「はい! とーっても楽しかったです!」

伊織「まぁまぁね。オセロとは随分勝手が違ったけど、そういうものって思えば楽しめたわ」

貴音「とても興味深くやらせて頂きました。げぇむとは面白いものですね」

P「ふむ……楽しんでもらったようで何よりだ」

P「しかし、欲を言えば自分で操作する楽しみも知ってほしかったな」

P「……まだ少しなら時間あるよな?」

伊織「?? まぁ、大丈夫だけど」
貴音「私も構いません」

やよい「他にも何かあるんですか?」

P「ああ、一人プレイだけど、簡単操作で楽しめるゲームがある」

P「それをちょっとプレイしてもらって、締めとしようか」

P「マウス一つで操作できるお手軽アクション『まうすDEらんちゃん』だ」

やよい「わぁ、かわいいねこさんですね!」

P「じゃ、俺は車用意してくるから、順番に楽しんでてくれ」

P(ふぅ……皆、楽しんでくれたようで何よりだった。明日は誰とゲームしよっかなー)
一応、終わります。

16で書いたツクール2000作品や他のフリゲは明日辺り投下出来たらなーと思う。
少なくともまだ出てないアイドル出すまでは続編書くよ。

そして、こんな誰得SSに乙くれた皆様、ありがとうございます。
良かったらまた次回作も見てください。
後、引き続きフリゲの思い出語ってくれると嬉しいなっと。
>>51
人に勧めておいてなんだけど、取り上げたBDF2000……
間違いなく名作でやって損無しなんだがwin7で動かなかったよorz
VMwareとかあったら動くんだけど……。もしXP使ってるならDLしてすぐ動くよ!
そしてついでにチャンバラバンバーもやって欲しい。むしろチャンバラバンバーだけでもいい。

Bubble Utilizeはwin7で普通に動いたから興味持ってくれたらDLしてみて欲しい。

23:09│アイマス 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: